高野山は弘法大師が開いた密教の聖地。一山全てが境内という壮大さに感動

公開日:2018/11/12 更新日:2019/10/23

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出身地は大阪。得意なエリアは関西。 歴史的建築物や美術館巡りが好き。観光地に一緒に行くのは主に家族や友達。 美術館には一人で行くことが多いです。 旅行前に頭に入れておくとよりそのスポットが好きになれるような情報を発信していければと思います。
高野さんは街全体が見どころのどてらい宗教都市やっしょ

世界遺産にも登録されている日本三大霊場を代表する高野山一山すべてが金剛峯寺の境内というスケールの大きさ、神秘的なムードに四季折々で変わる景色。行くたびに魅力が深まる、そんな真言密教の聖地高野山をご紹介します。

なんと山まるごとがお寺の境内

1200年以上の歴史を持つ高野山は、世界遺産にも登録されている弘法大師が開創した真言密教の聖地であり、日本三大霊場のひとつ。山内はすべて一山(いっさん)境内地といわれる真言密教の総本山金剛峯寺の境内となっています。そんな高野山の見どころとして有名なのは、壇上伽藍と奥の院ですが、他にも高野山真言宗の金剛峯寺を始めとした大小様々な寺が密集してあり、街全体から独特な空気が伝わってくる宗教都市です。

大門では迫力の金剛力士像がお出迎え

高野山の入り口となる五間二階の大門は、左右に金剛力士像が睨みを利かす一山の総門。俗世間と聖地の結界を示す場所であり、高野山のシンボルのひとつです。好天の日には、四国や淡路島までが見渡せる、展望スポットとしての魅力も持っています。

奥の院は最も神聖な場所

神聖な高野山の中でも、奥の院はさらに神秘的な場所になります。静寂に包まれた中、その独特な雰囲気を肌で感じれば体がシャキッとするような気持ちになるでしょう。

信仰の中心である奥の院

奥の院は、弘法大師御廟がある高野山で最も神聖な場所とされる信仰の中心。観光客の少ない早朝に行くと、静寂の中で神秘的な雰囲気を味わうことができます。

戦国大名のお墓が並ぶ奥之院参道

参道には樹齢約700年の高さのある杉木立がそびえ、織田信長や武田信玄、勝頼父子、明智光秀、石田三成、豊臣家、徳川家などの戦国大名の墓が敵味方問わず並んでいます。他にも皇族、大名、文人だけでなく庶民まで、俗世間の身分を問わない20万基以上の墓石や祈念碑には圧倒されるだけでなく、歴史の深さと宗教観が伝わってくるようです。

御廟橋を渡ると聖域

弘法大師御廟に最も近い御廟橋(ごびょうばし)は、36枚の橋板と橋全体の1を加え、金剛界37尊を表現。奥の廟では未だ御大師様である空海が入定していると信じられていることから、橋の先は聖域とされています。ペット同伴禁止、写真撮影もできないため、記憶の中に美しさを残し、脱帽、服装を整え、一礼して渡りましょう。

住所|和歌山県伊都郡高野町高野山奥の院
営業時間|灯籠堂8:30-16:30
定休日|なし
電話(金剛峯寺)|0736-56-2011
公式サイトはこちら(金剛峯寺)

壇上伽藍は見どころが集中

聖地高野山には、奥の院の他にも訪れるべきスポットがあります。見事な色合いの壇上伽藍は、観光におすすめです。

もうひとつの高野山の聖地 壇上伽藍

壇上伽藍(だんじょうがらん)は、奥の院と並ぶ高野山の聖地。弘法大師が最初に整備を始めた場所で根本大塔、御影堂など19の建物が集中している見どころの多いエリアです。阿字観体験(瞑想)、写経体験、授戒などの体験も出来ます。

鮮やかな色彩の根本大塔

根本大塔は、日本最古の多宝塔。鮮やかな朱色をメインにした配色が特徴の真言密教根本道場のシンボルであり、高さは48.5メートル。大塔内陣は、胎蔵界と金剛界を融合した空海独自の立体曼荼羅で、宇宙を感じさせるほどの壮大なイメージが広がる空間として評判を呼んでいます。

金堂は総本堂

壇上伽藍の中央に位置する金堂は、高野山の総本堂。重要な行事の多くは、ここで執り行われています。梅の間には狩野探幽斎守信の梅月流水、柳の間には、山本探斉の柳鷺図があり、見学も可能です。



静かにたたずむ御影堂

弘法大師の御影が祀られている御影堂(みえどう)。弘法大師の住まいになっていたと伝わるお堂です。旧暦の3月21日の前日にある御逮夜法会の後のみ、一般内拝が許されています。

高野山の守り神 御社

弘法大師が高野山を開創した際、天野社から地主神を要請したのが始まりで、壇上伽藍の中でも早い時期に完成したといわれています。本殿右から丹生明神(一の宮)、高野明神(二の宮)、十二王子百二十番神を祀る総社(三の宮)と並ぶ社。高野山が神仏習合の地であることを象徴する場所といえるでしょう。現在の社は1520年代に焼失、再建された建物ですが、山王院本殿の名称で重要文化財に指定されています。

360度回転する六角経蔵

小ぢんまりとした質素な感じのする建物ですが、基礎の少し上の部分の把手により、時計廻りに回転させることができます。一回りすれば、一切経を一通り読誦した功徳が得られるといわれていますが、その重さはなかなかのもので、徳を得るのはそれだけ大変だということ。協力して挑戦してみましょう。

風光明媚な蛇腹道

壇上伽藍の入り口金剛峯寺から東塔へ向かう小道。蛇腹道(じゃばらみち)という名前をつけたのは、弘法大師自身だと伝わっています。景観明媚な場所として有名です。

蟠龍庭は国内最大級の石庭

蟠龍(ばんりゅう)とは、天に昇らずに地上でとぐろを巻き、潜んでいる龍のこと。2340平方メートルの石庭の中で、雌雄一対の龍が奥殿を護るように位置しています。龍に使われている石の数は140個と言われているので、実際に確認してみましょう。

住所|和歌山県伊都郡高野町高野山132
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0736-56-2011
公式サイトはこちら(金剛峯寺)

高野山へのアクセス

電車・バスでの行き方

JR和歌山線橋本駅で南海高野線に乗り換え、極楽橋から南海鋼索線(ケーブルカー)で高野山駅下車。南海りんかんバスかタクシーで目的地へ向かいましょう。



車での行き方

車を利用する場合、阪和自動車道から京奈和自動車道、紀北かつらぎインターチェンジで降り、国道24号を和歌山方面へ進み、国道480号(西高野街道)へ入ります。そのまま山を上がって高野山の大門へ向かうのがおすすめです。

住所|和歌山県伊都郡高野町高野山132
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0736-56-2011
公式サイトはこちら(金剛峯寺)

まとめ

高野山といえば金剛峰寺ですが、一山すべてが境内というスケールの大きさには驚かされます。見どころもたくさんあるので、じっくりと時間をかけてめぐってみましょう。