栗林公園はミシュラン三つ星をとった大名庭園。一歩一景を誇る美しさ

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栗林公園へおいでまい!ピッピで腹もおこしていた!

四季折々の景色が楽しめる栗林公園(りつりんこうえん)。高松松平家が5代100年掛けて造園した大名庭園は、自然を壊さずその美しさを際立たせたもの。計算された湖面に映る樹々、歴史を感じさせる建造物に讃岐名物のグルメも楽しめるスケールの大きな観光スポット。そんな特別名勝栗林公園を紹介します。

四季折々の魅力で世界も認める 国の特別名勝

ミシュランガイドで最高の三つ星に輝く大名庭園

栗林公園は江戸時代初期の回遊庭園の雰囲気を今に伝える代表的な大名庭園。平庭部分だけでも東京ドーム3.5個分にもなる日本一の広さ。その中に、6つの池と13の築山が人工的に配されています。高松市南西部にそびえる紫雲山を含めた景観の美しさは、ミュシュラン・グリーンガイド、ジャポンで三つ星の評価を得ています。

400年の歴史を持つ日本最大の文化財庭園

造園は徳川御三家のひとつ水戸家の支藩である高松藩主松平家初代藩主頼重(よりしげ・徳川光圀の兄)入部以降といわれ、5代藩主頼恭(よりたか)の時完成。以降明治維新まで228年間高松松平家が下屋敷として使用していました。完成時、頼恭が命名した名所60景のうち、南庭に46景、北庭に4景の50景が現存しています。

その庭園が醸し出す雰囲気は、日本三大庭園である水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園よりも、木や石に風雅があるといわれ、1953年に特別名勝の指定を受けました。りつりんという珍しい呼び方の由来は諸説ありますが、高松松平家の前にこの地を納めていた生駒氏の分限帳で、名称は確認されています。

一歩一景、様々な顔を持つ

栗林公園では、栗林公園と二蝶が行っている和装の結婚式や池での舟遊びなどを通じて、和の美しさを至るところで感じることができます。

結婚式も出来る。出会えたらラッキー

日本古来の婚礼式をオリジナルで再現している讃岐の老舗料亭 二蝶が栗林公園とコラボ。美しい庭園をバックにした掬月亭神前結婚式は、愛を誓うにふさわしい静けさ。そして披露宴は二蝶でと、60名まで列席可能なコースがあります。

江戸時代にタイムスリップ。千秋丸で船遊び

一歩一景と呼ばれる栗林公園を、別の角度から楽しむなら和船による周遊がおすすめです。歴代藩主も楽しんだといわれる四季折々の景色を今も愛でることができます。とくに船上から見上げる掬月亭や偃月橋(えんげつきょう)は格別。乗船は有料です。

藩主も愛した掬月邸でお茶を一服

庭園の南奥、池のほとりにある掬月亭(きくげつてい)は、歴代藩主も愛したという景観を楽しめる和空間。ゆったりと流れる時間の中で、お茶と和菓子を頂きながら、散策の疲れを癒しましょう。

将軍家拝領の鉢植えが育った五葉松

掬月亭の傍らにそびえる五葉松高さ8メートル、幹の太さ3.5メートルの巨木で、11代将軍徳川家斉から9代藩主松平頼恕(よりひろ)が拝領された鉢植えを庭に植え、それが成長したものと伝えられています。千本あるといわれる栗林公園の松ですが、五葉松が見られるのはここだけです。

武者小路千家とのゆかりに思いを馳せる

旧日暮亭は、茶道三千家のひとつで高松松平家の茶道指南でもあった武者小路千家が誕生した頃の建物。江戸時代初期の大名茶室の様式を今に伝えています。

四季折々の自然に癒やされる

美しい自然がある栗林公園は、四季によってその表情を変えます。春は一面の桜、夏はハナショウブ、秋は燃えるような紅葉、冬は野鳥の姿などを楽しむことができます。

春は桜の下で花見宴会

園内至る所で見られる桜並木。約300本といわれるソメイヨシノ、昼間はもちろん、趣ある夜桜も見どころのひとつ。計算された設計が生んだ、湖面に映る桜と松の色彩の妙はため息が出るほどです。

夏はハナショウブで目を涼む

初夏、6月に北側で咲き誇るのが菖蒲。紫や白の鮮やかな色の花が見ごろを迎えます。周辺に訪れる水鳥を眺めながら、夏の涼を取りましょう。

湖畔に映る秋の紅葉

四季折々の自然が楽しめるといわれる栗林公園ですが、とくに美しいのが秋。南湖の紅葉はその中でももっとも映えると評判です。夜にはライトアップされ、また違った雰囲気を味わえるでしょう。周遊和船から見る景色は、思わず息をのむほどの鮮やかさです。

冬にはハクセキレイも訪れる

冬の栗林公園は、野鳥の訪問を楽しむスポット。数十種類訪れる野鳥は可愛らしい小鳥がほとんどですが、珍しいハクセキレイが見られることもあります。

ちょっと一服、立ち寄りどころ

栗林公園では、朝ごはんを食べることができます。早朝の新鮮な空気を吸いながら公園内を散策し、美味しくて体に優しい朝ごはんを食べてはいかがでしょうか。

花園亭の朝がゆ

早朝7時から開園している栗林公園。早朝散歩を楽しんだ後、朝粥を頂けるのが、北湖のほとりにある花園亭。喧噪から離れた空間で40分煮込んだ粥と多彩なおかずは胃にやさしく染みわたります。予約して立ち寄りましょう。

皐月亭で錦鯉鑑賞

園内には1,000匹もの鯉が泳いでいますが、その中でも、北湖の梅林橋のそばにある茶店が皐月亭の鯉はひときわ美しいです。錦鯉を愛でながら、ほっと一息、休憩に適したスポット。抹茶ソフトクリームはさっぱりとしていると老若男女が夏場には並んで食べている姿が見受けられます。お土産充実です。

日暮亭で白味噌仕立てのあん餅雑煮

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餡餅雑煮#栗林公園

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1898年に築造された茅葺きの草庵 日暮亭では、讃岐の郷土料理である白味噌仕立てのあん餅雑煮が食せます。抹茶を頂きながらのあん餅雑煮は、独特ではあるもののかなりの美味。あん餅雑煮付き弁当もメニューに加わっています。

折角なので讃岐うどんも満喫

栗林公園の所在地である讃岐の名物といえば讃岐うどん。竹清やさか枝は栗林公園周辺にあるおすすめの讃岐うどん屋さんです。

名物夫婦の竹清に並ぶ

香川といえばうどん。栗林公園から徒歩10分ほどにあるのが、素朴な味が売りの讃岐うどんの名物店 武清卵とちくわのトッピングがおすすめです。お昼時の場合、行列に並ぶのは覚悟しましょう。

住所|香川県高松市亀岡町2-23
営業時間|11:00am – 2:30pm
定休日|月曜日力
電話|087-862-1095
公式サイトはこちら

ちょっと足を伸ばしてさか枝へ

少し足を伸ばすことが可能なら、地元のサラリーマンに人気のさか枝も行っておきたいところです。県庁のそばということで、こちらもお昼時には長蛇の列ですが、並んでも食べる価値のある本場の讃岐うどんです。

住所|香川県高松市番町5-2-23
営業時間|5:30am – 3:00pm
定休日|日曜、祝日
電話|087-834-6291
公式サイト|なし

栗林公園へのアクセス

ことでんでの行き方

風情を味わうには地元のローカル線で向かうのもいいでしょう。高松駅近くの高松築港駅から出ていることでん琴平線、栗林公園駅下車徒歩10分です。

バスでの行き方

市内を縦横に走ることでんバスも地元の空気を味わえます。栗山公園前バス停下車徒歩2、3分。ショッピング・レインボー循環バスがお勧めです。

地元の交通系ICカードがIruCa(イルカ)。イルカのイラストが可愛いカードです。ことでん、バスの両方で使えるうえ、商店街のショッピングにも使えます。

JRでの行き方

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高松駅は 顔 になってる #takamastu#japan#高松駅#顔

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可愛いお顔が特徴の高松駅。タクシー利用で7分。高徳線に乗り、栗林駅下車で街の散策を兼ね徒歩20分。歩くのがつらい場合は栗林公園北口駅下車なら徒歩3分です。

車での行き方

高松空港から30分。高松西ICから20分、高松中央ICなら15分ほどです。観光シーズンは大型バスで公園駐車場の混雑必至。近隣の民間駐車場では地元の人が案内をしてくれます。

住所|香川県高松市栗林町1-20-16
営業時間|ほぼ日の出から日没まで(季節によって開園・閉園時間が変わります)
定休日|年中無休
電話|087-833-7411
公式サイトはこちら

まとめ

歴史的な大名庭園として美しい景色を堪能することができる栗林公園。野鳥の声や四季折々に咲く花など、一度訪れれば心をわしづかみにされてしまうのではないでしょうか。