宿根木で船大工の里に流れる穏やかな時間を味わおう

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スポットを訪れるべきベストシーズンや、地元の人しか知らない穴場情報など、お出かけ前にぜひ参考にしてください。

佐渡の誇り宿根木の魅力を知るっちゃ!

佐渡島の人気の観光スポット宿根木の魅力をたっぷりとご紹介します。とても狭い谷に多くの包み板で作られた住宅が立ち並び、その美しく趣のある町並みを一目見ようと訪れる観光客が後を絶ちません。簡素な外壁とは裏腹に驚かされるのがその内観です。廻船業が盛んだった時代に建てられた邸宅はまるでお城のような美しさを放っています。

時間をさかのぼったかのような美しい町並み

町全体が歴史を感じることができるそんな素敵な町が宿根木です。タイムスリップしたかのような町並みを歩けば、ホッとするひと時を過ごすことができます。

美しい宿根木の町並み

宿根木(しゅくねぎ)は日本海に浮かぶ佐渡島の最南端に位置する集落です。千石船や船大工の里と呼ばれ江戸時代からの歴史を感じることができる町並みが今もそのまま保存されています。美しく趣のある町並みは観光スポットとして人気を誇っています。

宿根木の集落には船大工などの造船技術者が主に住んでいたこともあり、大型船産業の基地として栄え、千石船と村全体が名付けられていました。江戸時代の中頃から明治に掛けては日本海を廻船している船の基地としても栄えていました。

特徴的な宿根木の町並みと民家

宿根木の町並みには、古い民家が連なっています。日本海近くにある町ならではの宿根木の特徴について紹介します。

民家が密集する集落

宿根木と呼ばれている地区はとても敷地が狭く建物が密集しています。1ヘクタールほどに110棟もの建物が建っていますが、そのほとんどが2階建てなのが特徴です。現在も180名ほどの人がのんびりと昔の風情を守りながら静かに暮らしています。

趣のある宿根木の民家

日本海から受ける潮風を直に受けると建物の劣化が激しくなります。建物を守る知恵として、昔から外壁は、包み板と呼ばれる縦板張りで作られてきました。中には外壁に千石船で使用されていた船板や船釘を使用した建物も見受けられます。建物のほとんどが同じ作りをしていて、簡素に感じるかも知れませんが家の中は対象的に漆をたっぷりと使った豪華な造りになっています。

瓦屋根はよく耳にしますが、瓦が使われる前まで主流だったのが石置木羽葺き屋根(いしおきこばぶきやね)です。薄い板を隙間が無いように重ねた木羽葺きの上に石を置くのが特徴で現在も40軒ほどの屋根が綺麗に保存されているところを見ることができます。

人々の暮らしの息吹を感じる小路を歩こう

宿根木の小路を歩けば、そこで暮らしている人々の穏やかな生活を感じることができます。古びた小路はノスタルジックで魅力的です。

潮風から家を守る風垣

集落を日本海の潮風から守ってくれているのが、竹で出来ている風垣です。海側の集落入口に大きくそびえ立っており、台風やどんな嵐が来ても風垣があるため、集落の住人も安心して暮らすことができます。駐車スペースには周辺地図もありガイドの人も常駐しているので、分からないことがあれば尋ねることもできます。

ノスタルジックな小路

ノスタルジックな雰囲気が漂い、歴史を感じることのできる集落内の小路は観光客にもとても人気です。現在も180人ほどが暮らしているので、大きな声を出したりゴミをポイ捨てするなどマナーをしっかりと守るようにしましょう。マナーが今まで守られているから現在も素敵な集落を散策することができるのです。

メインストリート世捨小路

人々の生活感を感じる小路を見つけたら、それは集落内のメインストリートである世捨小路(よすてこうじ)です。名前の由来は不明ですが、長い間人が歩いて擦り削られた石畳や石段や人が歩かないところには苔が生えており、今でもその小路が生きてることを感じることができます。

集落を流れる称光寺川

集落内には一本の小川が流れています。その川の名は称光寺川といい、昔は洗濯や洗い物などを行う住人で賑わっていました。

主な施設と見どころ

歴史ある宿根木の主な見どころとしては、旧宿根木郵便局や古い民家の三角家、船主の邸宅であった清九郎があります。

旧宿根木郵便局

宿根木の集落の中で最も目を引く建物が旧宿根木郵便局です。大正10年に建てられた洋風建築物で、集落内の茶色い建物の中にポツリと鮮やかな緑色の建物が現れます。内部は公開しておらず、謎に包まれているのも魅力のひとつです。

住所|新潟県佐渡市宿根木416
営業時間|24時間
定休日|なし
電話|090-4725-3717(宿根木を愛する会代表)
公式サイトはこちら

公開民家の三角家

一風変わった形をした建物も見ることができます。狭い集落で家を建てるために路地の形に合わせた民家も作られてきました。それが三角家です。建物が船の形に似ていることから、舟形の家と呼ばれています。

平成18年まで人が暮らしていた三角家は現在公開民家として、家屋の見学が可能です。現在は昔使われていた生活道具や、どの様な暮らしをしていたか分かる資料を展示しています。現在の住宅では少ない畳ですが、さらに珍しい三角の形をした畳を見ることもできます。

住所|新潟県佐渡市宿根木448
営業時間|9:00~16:00
定休日|平日(8月は無休)、冬期(11月下旬~3月末)
電話|090-4725-3717(宿根木を愛する会代表)
公式サイトはこちら

公開民家の清九郎

集落内を散策していると一際目立つ立派な建物は、19世紀の中頃に建築されたと言われている公開民家の清九郎です。江戸時代の終わり頃から明治の千石船と呼ばれている時期に、最も財をなした船主の邸宅です。

外壁は簡素な作りですが、一歩家の中へ足を踏み入れると別世界のような光景が広がっています。柱や梁、天井や生活備品などすべてが漆塗りになっていています。この眩しいほどの内部をみると、当時の廻船業がどれだけ繁栄していたか感じることができるでしょう。

住所|新潟県佐渡市宿根木400
営業時間|9:00~16:00
定休日|冬期(11月下旬~3月末)
電話|090-4725-3717(宿根木を愛する会代表)
公式サイトはこちら

宿根木へのアクセス

船でのアクセス

佐渡島へのアクセスは船舶のみ(3航路)になります。

  • 両津航路(新潟)
  • 赤泊航路(寺泊)
  • 小木航路(直江津)

宿根木に一番近いのは小木航路なので直江津より出向している船に乗るとスムーズです。小木港から宿根木までは約4kmです。

バス・車・自転車でのアクセス

船舶で佐渡島に到着したら、各港から路線バス(宿根木線)で宿根木集落まで行くことができます。最寄りのバス停は宿根木です。その他、島内での移動手段は以下のような方法もございます。

  • 自家用車の場合 カーフェリーで佐渡島へ持ち込めます
  • レンタカーの場合 両津港または小木港周辺で借りられます
  • レンタサイクルの場合 小木にある南佐渡観光案内所で自転車を借りられます

バスの時間など気にすることなく島内を散策したいという方は、自家用車かレンタカーがおすすめです。

住所|新潟県佐渡市宿根木
営業時間|24時間
定休日|なし
電話|090-4725-3717(宿根木を愛する会代表)
公式サイトはこちら

まとめ

宿根木は繁栄していた江戸時代中期から明治の雰囲気を今でも感じることができる町並みです。ノスタルジックな一面もあり、一度訪れるとその魅力に驚かされます。日本海に浮かぶ千石船と呼ばれるほど廻船業で栄えた町を一度訪れてみてはいかがでしょうか。