眉山からの景色は万葉集に謳われたほどの美しさ。春の桜や夏の花火、秋には紅葉を見に行こう

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徳島県出身。徳島県を中心に、四国と住んだことがある大阪府、愛知県の記事を書いています。旅行は夫か母、友人などとの二人旅がメインです。神社仏閣や歴史が好きなので、そのスポットにまつわる豆知識をふまえて見どころをご紹介します。

眉山は徳島のシンボル!山頂からの眺めがいいんじょ

どこから見ても眉のように見えることから、その名がついた眉山(びざん)。その美しさは万葉集に謳われたほど。今でも市内の多くの高校の校歌の歌詞に登場する、まさに徳島市のシンボルとなっている山です。高さは290メートルとそれほどではありませんが、遮るものはなく昼間は市内や吉野川を一望、夜は夜景と景観を楽しめるスポットです。そんな徳島市民に今でも愛されている眉山を紹介していきます。

徳島のシンボル

徳島と言えば眉山というほどその存在感は大きなものです。古くは万葉集にも詠まれたことがある眉山は徳島駅からすぐの場所にあります。

「川は吉野川、山は眉山(びざん)」といわれる徳島市を代表する眉山。徳島市中心部にある標高290メートルの山で、大滝山を中心に、西の佐古山、東の勢見山からなっている山。麓には、八万温泉、とくしま水紀行50選になっている眉山湧き水群もあります。

山頂は実際の290メートル地点ではなく、市の中心部に近い東部277メートルの広い峰をさし、展望台を擁した眉山公園となっています。頂上にはNHKやNTTの電波塔などのアンテナが複数立っており、遠くからでもすぐわかる県民から親しまれている山です。

眉山は万葉集にも詠まれた

どこから見ても眉のように見えると評判になったのは、昔からのようです。その美しさに惹かれる人が多かったのでしょう。「眉のごと 雲居に見ゆる 阿波の山 かけてこぐ舟 泊しらずも」と船王(ふなのおおきみ)が詠われ、山頂に記念碑があります。江戸時代には、富田山と呼ばれていることもありましたが、明治へ入った頃には眉山の名称が定着。その由来は万葉集の歌からといわれています。

眉山は徳島駅からすぐ近く!

徳島駅を降りてすぐ目の前に見えるのが眉山。歩いて10分ほどで着く市街地にあることから、観光であれば最初に訪れるのがいいでしょう。徳島周辺からならどこからでも見える山。この地を故郷にしている人たちにとって、大切なシンボルにもなっている山ですから、是非行っておきたいところです。

眉山からは徳島の街並みを一望できる!

眉山から見える穏やかな徳島の街並みは、気持ちを開放的にしてくれます。展望台があり、夜景も美しいためデート地としてもおすすめです。

ただ単にシンボルとなっているから行った方がいいわけではありません。眉山は高さこそそれほどではありませんが、周囲に遮るものがなく、山頂の展望台からは徳島市内が一望できます。市内を俯瞰で見られる唯一の場所。ポツンと見える徳島城址など、歴史を感じられる場所でもあります。

眉山山頂には展望台も

その展望台がある一帯は、眉山公園として整備されています。晴れていれば鳴門海峡大橋、淡路島や対岸の大阪や和歌山まで見渡すことができます。真上から見下ろすことで雄大な吉野川の流れと意外に開けている都会的な近代の姿の両方を感じることができるでしょう。

眉山は夜景スポット!

夜の展望台から見えるのは、四国一といわれる徳島の夜景。海を越えた大阪や和歌山の灯りまで視ることができます。吉野川に架かる四国で最も長い橋(河川に架かる橋のみ対象)、河口近くの阿波しらさぎ大橋のライトアップと、車のライトがより徳島市内を美しく彩っているのがわかることでしょう。

ロープウェイで眉山に登ろう

眉山に向かうロープウェイからも徳島の街並みを眺めることができます。徐々に街を離れ山の上に登っていく様子は大人も子どももとてもわくわくするでしょう。

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今日は徳島出張。用務後、少し時間があったので急ぎ足でしたがロープウェイで眉山を往復。今日は雲ひとつない快晴で市内&紀伊水道を綺麗に見渡すことができました(^^) なお、今日は用務地が点在してたので、レンタサイクルで市内をまわってきました~吉野川下流にかかる大橋もチャリで爆走(笑)徳島は水が豊富でいいまちですね。地元も(田舎ですが)海と川に挟まれたところで、東京在住時も長く隅田川沿いに住んでたので親近感がわきます☆ #徳島県 #徳島市 #眉山 #眉山公園 #眉山ロープウェイ #眉山山頂 #ロープウェイ #紀伊水道 #山頂 #展望台 #阿波おどり #阿波おどり会館 #tokushima #bizan #awaodori

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登山道や車道も整備された眉山ですが、観光ならロープウェイがおすすめ。市街地から約6分で山頂へ着きます。ただ楽なだけでなく、赤く丸いゴンドラの2両編成のロープウェイは全国的に珍しい乗り物だけに、乗っておいて損はありません。

ロープウェイは阿波おどり会館から

そのロープウェイの乗り場となっているのが、阿波おどり会館の5階。チケットは乗り場の横だけでなく、1階インフォメーション横の券売機でも購入できます。ロープウェイの営業時間は季節ごとに変更があるので注意しておきましょう。4月から10月は9時から21時、11月から3月は9時から11時30分までです。

通常は15分間隔。ただし阿波踊りの時期には7分間隔と本数が増え、22時までと運行時間も延長となりますから、祭の時期は夜景を見にいくのもおすすめです。山頂まで阿波踊りの太鼓や鉦の音、歓声が聞こえて祭りの盛り上がりもよくわかります。

住所|〒770-0904 徳島市新町橋2丁目20番地
営業時間|9:00 am/pm – 21:00 am/pm(11月~3月は17:30まで)
定休日|なし
電話|088-611-1611
公式サイトはこちら

眉山で楽しめる四季

移ろいゆく景色を楽しむことができるのも眉山の魅力。春に咲く桜や夏の花火、秋に山を赤く染める紅葉など、一年を通して眉山の自然を堪能してください。

春は桜の名所、秋は紅葉を楽しめる眉山。お花見や紅葉狩りで観光客だけでなく、地元の人も多く訪れる人気スポットです。眉山公園には花のカスケードという花壇や遊歩道があり、季節の花を楽しむことができます。春には、眉山のところどころがピンク色に染まり、市民に春の訪れを告げています。

花火も見れる!

夏の吉野川の花火大会を見るのにも、眉山の山頂はおすすめスポット。夜景と花火の両方が楽しめます。11月にもイベントで花火が上がるので、昼間は紅葉、夜は夜景花に花火と色々な景色を見ることができるでしょう。

眉山からの景色を楽しんだ後は・・・

眉山の周りには眉山ならではのスイーツがあるお店や、本場の阿波踊りを実際に見ることができる阿波おどり会館があります。また、パワースポットの神社もあるため、周辺観光もおすすめです。

眉山を観光した後は、阿波おどり会館で本場の阿波踊りを見物しましょう。午前中に1回、午後3回と20時からの計5回の公演があります。ロープウェイと阿波おどり会館の共通チケットは、初めて徳島を訪れる人におすすめです。

阿波おどり会館1階には、徳島周辺で最も大きいお土産屋さん、物産館の「あるでよ徳島」があります。名産品が揃っていますから、ここでお土産を選ぶのがいいでしょう。配送の手配もその場でできます。

伝統の眉山スイーツ「滝の焼餅」はいかが?

徳島の名物スイーツ「滝の焼餅」は、徳島藩初代藩主蜂須賀家政が徳島城を築いた際に、和田乃屋が祝いとして献上したのが始まりです。それ以来藩主の御用菓子となり、約400年経った今でも昔と変わらない製法で手作りされています。

和田乃屋本店は、眉山のふもとにある春日神社の隣にあり、昔はお見合いの席にも利用されたお店。その成り立ちから滝の焼餅には縁結びの御利益があるといわれています。皮はパリッとしていて餡は甘さ控えめのこし餡。

阿波おどり会館1階の「あるでよ徳島」にある和田乃屋の喫茶スペースで最もおいしい焼きたてを味わいましょう。お土産用もありますが、賞味期限が短く日持ちしませんので注意してください。

住所|〒770-0908 徳島市眉山町大滝山5-3
営業時間|10:00 am/pm – 17:00 am/pm
定休日|木曜日(本店のみ)
電話|088-652-8414
公式サイトはこちら

眉山周辺の神社もチェック!

江戸時代、眉山周辺は寺町だったことから、神社やお寺が多く建ち並んでいます。御朱印を集めている人は、眉山天神社、春日神社、勢見山方面の金刀比羅神社や忌部神社などで書いてもらえます。

また、山頂には徳島県最高峰1995メートルの剣山(つるぎさん)の遥拝所(ようはいじょ)があります。剣山にある大剣神社は「天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ」と伝えられているパワースポット。恋や人間関係で悩みはあるけれど、剣山へ行くことができない、そんな人は眉山の山頂でパワーを頂きましょう。

眉山天神社の御朱印が人気

眉山周辺の御朱印でもっとも人気があるのが、眉山天神社のもの。天神社と姫宮の見開き御朱印は、珍しいデザインなだけでなく、毎月替わります。「かわいい」と評判の御朱印、集めている人は忘れずに書いていただきましょう。

住所|〒770-0908 徳島市新町橋2丁目21
営業時間|9:30 am/pm – 16:00 am/pm(社務所受付時間)
定休日|なし
電話|088-622-9962
公式サイトはこちら

眉山へのアクセス

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#眉山ロープウェイ

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眉山ロープウェイの乗り場のある阿波おどり会館までは、徳島駅から徒歩約10分。登山道は複数のルートがありますが、もっとも利用者の多い眉山天神社ルートは900メートルほどで、約1時間。ただし400の石段やゴツゴツした岩肌がむき出しの道なため、距離以上の疲れを感じてしまうでしょう。

車の場合は国道438号線、192号線のどちらからでも眉山ドライブウェイへ入ることができます。

住所|〒770-0908  徳島県徳島市眉山町
営業時間|なし
定休日|なし
電話|088-621-5232(徳島市観光課)
公式サイトはこちら

まとめ

それほど高さのある山ではありませんが、徳島の中心地からアクセスの良い眉山。昔から景勝地として名高く、桜や紅葉といった四季折々の景色に、徳島市を一望できる展望台など、観光の出発地としては最適な場所です。阿波踊りだけでなく、景観も楽しんでみてはいかがでしょう。