彦根城は国宝五城の一つに数えられる美しいお城。400年もの時を超えて現存する天守は必見

この記事の情報提供者

トラベルパートナー: Sugar

出身地は大阪。得意なエリアは関西。 歴史的建築物や美術館巡りが好き。観光地に一緒に行くのは主に家族や友達。 美術館には一人で行くことが多いです。 旅行前に頭に入れておくとよりそのスポットが好きになれるような情報を発信していければと思います。

天守閣からの眺め見ていっておくれやす

築城から400年余。彦根城は彦根山(金亀山)を利用して築かれた彦根藩の平山城(ひらやまじろ)です。明治の廃城令、太平洋戦争の空襲も奇跡的に免れ、現存する城の中でも極めて保存状態がよいといわれる美しい城です。国宝五城に数えられる天守と特徴的な櫓や破風など、興味深い造りをもつ彦根城の魅力を紹介します。

国宝五城に数えられた名城!美しく複雑な櫓に注目

彦根城は国宝五城に数えられる名城。名城といわれるに所以の、その見どころをご紹介します。

現存する天守は訪れるべし

彦根城は江戸時代初期、井伊直継(なおつぐ)・直孝(なおたか)によって約20年の歳月をかけて建設され、元和8年(1622)に完成した井伊家の居城です。

彦根城は現存する天守12城に数えられ、姫路城、彦根城、犬山城、松本城、 松江城とともに国宝五城(天守が国宝に指定されている5つの城)に指定されています。明治の廃城令により全国の城が次々と取り壊されましたが、彦根に立ち寄った明治天皇の勅命で破壊を免れたといわれています。全国的に見てもきわめて保存状態のよい美しい城です。

彦根城のみどころ

彦根城の象徴でもある国宝の天守をはじめ、戦のための建造物でありながら美しさも備えた天秤櫓、総漆喰作りの西の丸三重櫓、二重の堀など、注目したい点を混じえながら紹介します。

風格のある天守

彦根城天守は、附櫓(つけやぐら)と破風(はふ)と呼ばれる屋根の装飾が特徴的といわれています。天守は3階建て3重の屋根で構成され、屋根は切妻破風、入母屋破風、唐破風を組み合わせた多様な造形。2階と3階にはアーチ型をした花頭窓、3階に高欄(欄干)と変化に富んだ美しい姿は、まさに城の象徴、小ぶりながらも風格があります。

天守の最上階からは琵琶湖を望むことができます。月明かりに浮かぶ彦根城は月明(げつめい) 彦根の古城として、琵琶湖八景のひとつに数えられています。

めずらしい建築形式の天秤櫓

まるで天秤のような形をしているところから天秤櫓(やぐら)と呼ばれています。天秤櫓は、大手門と表門からの道が合流する要の位置にあります。日本の城郭でこの形式のものは彦根城だけ。天秤櫓は長い歳月の間、何度か修理されていますが、1854年(嘉永7年)の大規模な修理では建物および石垣も積み替えられました。

廊下橋を境に左手と右手で石垣の積み方が違っています。右手の高石垣は、越前の石工たちが築いたと伝わる築城当初のもの。そして左手が、幕末の嘉永年間に積み替えたものです。天秤櫓は時代劇でもよく使われています。

西の丸三重櫓

西の丸三重櫓は、本丸に隣接する西の丸の西北隅に位置しています。さらに西に張り出した出曲輪(でぐわ)と呼ばれる城郭との間、山の尾根を切断して造った大堀切に面して築かれています。大堀切の底から見上げると三重櫓はまるで絶壁のよう。その高さはなんと10m以上。

西の丸三重櫓の役目は裏手方面から攻めてきた敵の守りの要でした。壁は防火や防弾のために厚く作られ、敵が攻め寄せる外側は約30センチの厚さがあります。天守のように華やかではありませんが、総漆喰塗りの櫓はどことなく気高い雰囲気。三重櫓は浅井長政の居城であった長浜の小谷城天守を移してきたとも伝えられています。

日本の音風景百選に選ばれた時報鐘

彦根市民にお山の鐘として親しまれ、現在も朝から6時、9時、12時、15時、18時と1日に5回、鐘がつかれて時を知らせています。日本の音風景百選にも選ばれています。茶屋として利用されている聴鐘庵がそばにあります。

二重の堀は現存

彦根城の堀は二重。二重の堀が現存している城は珍しく、現在はこの堀を屋形船でめぐる、堀めぐりが楽しめます。また、彦根城まで続く橋は風情も十分。夕暮れ時に眺める彦根城の姿は、城好きからするとたまらないのではないでしょうか?

彦根城は春の桜で有名

花見客で賑わう城の内堀沿い

春になると彦根城を中心に約1,100本の桜が咲きます。 満開の時期は例年4月8日前後。その前後でさくら祭りが開催され、内堀沿いは多くのお花見をしている人で賑わいます。夜桜見物もできます。車は大渋滞となるので、可能な限り電車がおすすめです。

ひこにゃんに会えるかも?

ゆるきゃらブームの火付け役となったひこにゃん。ひこにゃんに出会える場所やお土産にも最適な関連グッズ紹介。

彦根城のゆるキャラ、ひこにゃん

ゆるきゃらブームの火付け役ともなった彦根市のゆるきゃら、ひこにゃん。彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招きして雷雨から救ったと伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボル、赤備えの兜(かぶと)を合体させて生まれました。ひこにゃんの趣味は 彦根城周辺の散歩。彦根城や彦根城博物館に行けば会える可能性大です。

あまりの人気で、彦根市のマンホールはひこにゃん仕様に。ひこにゃん誕生10周年を記念して作られました。

お土産にはひこにゃんグッズや、ひこにゃんにちなんだお土産も人気。どら焼き、クッキー、ミニケーキ、キャンディや携帯ストラップ、Tシャツ、ぬいぐるみ、ハンカチなどいろいろあります。

住所|滋賀県彦根市元町4番2号
営業時間|なし
定休日|不定休
電話(彦根市産業部観光企画課ひこにゃんブランド推進室)|0749-30-6120
公式サイトはこちら

玄宮園から彦根城を眺める

玄宮園は江戸時代の贅を尽くした大名庭園。桜と紅葉の季節にはライトアップされて幻想的に。園内の客殿で庭を愛でながら、薄茶とお菓子もいただけます。

回遊式庭園の玄宮園

玄宮園は、城の北東にある大名庭園。近江八景を模してつくられた回遊式庭園です。広大な池を中心に、池の中の島や入江に架かる9つの橋などが配置されています。4代藩主直興により1677年(延宝5年)に造営されました。

夜の玄宮園

毎年9月には、観月の夕べが催され、趣ある庭で月を観賞できます。春の桜の時期と秋の紅葉の時期にはライトアップされます。お城をバックに夜桜や夜の紅葉を眺めるのはなかなか乙なもの。ぜひ一度はご覧いただきたい人工の絶景です。

鳳翔台からの眺め

玄宮園内の築山に建つある客殿で、玄宮園を眺めるには最高の場所。古き良き日本の伝統的な庭園を鑑賞しながら薄茶とお菓子をいただけます。玄宮園をじっくり鑑賞したい人はもちろん、城内の散策に疲れたときにお立ち寄りになるのもよいでしょう。

彦根城博物館では貴重な美術工芸品を観賞

彦根藩主や家臣の甲冑、旗、能に関する展示品などを見ることができます。

彦根城博物館は、1987年2月、彦根市の市制50周年を記念して、彦根城表御殿跡地に建てられた博物館です。代々彦根藩主を勤めた井伊家に伝わる美術工芸品や古文書が展示されています。主な展示品は朱色の軍団として戦場を彩った歴代藩主や家臣の甲冑、旗、能面・能装束など。他にも復元された表御殿、江戸時代の能舞台なども見られます。

住所|滋賀県彦根市金亀町1番1号
営業時間|8:30- 17:00
定休日|不定
電話|0749-22-6100
公式サイトはこちら

彦根城屋形船めぐりで水面からの景色を楽しむ

再現されたお殿様専用の屋形船で内堀を巡るツアー。

彦根城屋形船めぐりは、江戸時代の絵図面や古写真をもとに、お殿様専用の屋形船を忠実に再現したものです。その屋形船で内堀を巡ります。所要時間約45分。石垣や米蔵水門、季節の桜や紅葉、柳などを風流に船から眺めます。

住所|滋賀県彦根市金亀町 玄宮園前船着場
営業時間|9:30- 17:00(ライトアップ期間は19:30まで)
定休日|不定休
電話|080-1461-4123
公式サイトはこちら

彦根城へのアクセス

電車での行き方

JR彦根駅西口から駅前の大通りを直進で徒歩約15分。ひこね芹川駅出口から徒歩約29分。

車での行き方

名神高速道路彦根ICから国道306号線を彦根市内方面へ右折。外町交差点を直進して約10分。天守閣近くに3ヵ所の有料駐車場有り。

住所|滋賀県彦根市金亀町1-1
営業時間|8:30 -17:00
定休日|無休
電話|0749-22-2742
公式サイトはこちら

天守から眺める景色やひこにゃんとの記念撮影も楽しみたい

天守とたくさんの櫓が見どころの彦根城は国宝五城にも指定される名城。天守からの眺めは絶景です。美しいお堀や庭園を鑑賞できるほか、ひこにゃんに会えるチャンスもあるのでご家族で足を運ぶのもよいでしょう。また、彦根城博物館では美術工芸品が展示されているので合わせてお立ち寄りください。