諏訪大社は全国25000社ある諏訪神社の総本社。時間をかけて4つのお宮をお参りしよう

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出身地は長野県。得意なエリアは長野県の中南信です。趣味はショッピングをしたり、美味しいグルメを堪能したり、絶景を観に行く事。愛車に乗り、カメラを片手によくお出かけしています。旅行も好きなので、たまに県外に出没する事も。

四社めぐり、ずく出して行ってみてね!あいさに観光するのもオススメ

信州の一之宮である諏訪大社。全国25000社ある諏訪神社の総本社であり、国内の神社で最も歴史を持つ神社のひとつといわれています。風、水の守護神であると同時に武勇の神として、古くから信仰を集めてきました。現代では、伊勢神宮、鹿島神宮と並ぶとされるパワースポットとしても有名です。水豊かな諏訪湖の周囲に建つ四社二宮、それぞれ魅力を持つ神社。そんな諏訪大社を紹介します。

諏訪神社の総本社

諏訪の名前は日本における神話 古事記にも刻まれています。また諏訪神社が自分の住んでいる地域にもあるという人もいるでしょう。諏訪大社はその大本にあたるのです。

古事記の中にも登場する

諏訪大社は、全国に25000社ある諏訪神社の総本社。信濃の国でもっとも格式が高い信濃国一之宮として長く信仰されています。上社の御祭神は、建御名方神(たけみなかたのかみ)とその妃 八坂刀売神(やさかとめのかみ)。建御名方神は、鹿島、香取の神様と並ぶ東の軍神といわれ、勝負事の神様です。強い意志を持ってやり遂げたい目標があるときなどに訪れるといいでしょう。

二社四宮が鎮座している

諏訪湖を挟んで南側に上社の本宮(諏訪市)、前宮(茅野市)、北側に下社の秋宮と春宮(下諏訪町)と4つのお宮が鎮座しています。4つのお宮は同格であるため、どこからお参りしても構いません。ただ場所が離れているため、1日ですべて巡るのは車なら可能とはいえ、かなり厳しいでしょう。上社の本宮、前宮と下社の秋宮、春宮をわけて巡った方が良さそうです。

中央構造線上にある最強のパワースポット

日本最大級の断層である中央構造線上にあり、日本三大霊山の富士山と館山を結ぶレイライン(パワースポット同士を直線状でつないだもの)上に位置する諏訪大社。また富士山からの大龍脈の溜まる龍穴にもなっていることから、強力なパワースポットともいわれています。

迫力満点の御柱祭

7年に1度の周期で行われるお祭りがあります。扱う対象の大きさから迫力は言うまでもなく、多くの人を惹きつけてやまない奇祭です。

建て御柱

満6年間隔、数え年の7年目、寅と申の年に行われる御柱祭。諏訪大社最大の行事で、正式名称は式年造営御柱大祭といいます。長野県指定無形民俗文化財にも指定されている、日本三大奇祭のひとつです。

式年造営御柱大祭

諏訪大社の宝殿を造営し建て替える祭事。社殿の四隅にあるモミの大木を人力のみで山から神社まで曳航(えいこう)していきます。

V字型のめどでこ

上社山出しの木落しが行われるのは木落し公園。傾斜30度、段差30メートルの急坂をV字方の柱である目処梃子(めどでこ)に氏子が乗って下って行きます。本宮一之御柱は長さ17メートル、重さ9トンのモミの大木。それを人力だけで支えている姿、高台から空に向かって伸びるV字型の柱は圧巻です。

上社本宮を参拝する際は表参道からがオススメ

どんな神社もそうですが、本来の順路というものが存在します。諏訪大社も例にもれずあるのですが、多くの人が見落としがちになっているのです。

表参道

諏訪大社上社本宮の正門は、大鳥居から見て左奥の表参道に位置しています。大鳥居から拝殿に向かう人たちが多く見られますが、表参道の鳥居をくぐり、布橋から拝殿へと向かうのが本来の順路です。

表参道正門

表参道の正門は、御柱の進入路となっています。より強いパワーを授かるには、諏訪大社参拝前に表参道から入って左手にある出早社(いづはやしゃ)からお参りするのがおすすめです。出早社は、諏訪大神の御子神(諏訪大社の守り神)。悪いイボを取ってくれる神様として信仰されています。小石を捧げてイボの全快を祈る風習があります。

上社本宮 二之御柱

正門から入って布橋門の手前にあるのが二之御柱。表参道から本宮で御柱が引き入れられる際、目処梃子をつけたまま、鳥居ぎりぎりをくぐります。

布橋を渡って拝殿へと歩こう

布橋門近くには、樹齢1000年の大ケヤキがそびえ立ち、パワーを受ける準備が整っているかを確認しているようです。布橋門の中の道(重要文化財の布橋)は、屋根付きの67メートルの長い通路。1829年造営で、龍神様の彫刻と梶の紋が目に入ってくるでしょう。御柱祭の遷座のときには、神様が通る神聖な道筋として、白い布が敷かれます。

北参道にある立派な大鳥居

大鳥居というのは、そこにたたずむだけで目を引きます。多くの人がくぐる大鳥居の先には珍しい手水舎やパワースポットが待っているのです。

大鳥居

上の写真は、上社本宮の北参道にある大鳥居です。手前の北参道には、お土産屋さんが並んでいます。

明神湯

大鳥居をくぐり、すぐ左手にある手水舎の明神湯(みょうじんゆ)。諏訪地区ならではの珍しい温泉の手水舎です。八坂刀売神が化粧水に使ったとも伝えられています。

上社本宮 一之御柱

大鳥居を進むと左手に一之御柱、社殿へ続く階段を上がった奥には幣拝殿。社殿の四隅にそびえる御柱は、境内でも最も強いパワーを放っています。御柱の裏側を見てみると平らになっているのがわかるでしょう。これは、切ったばかりの生の木を使っているためです。

森のいぶきを感じる上社本宮の拝殿

諏訪造りという独特の構造の代表ともいうべき建造物です。かの天下人徳川家康にも関係の深い歴史ある場所になっています。

拝殿

上社本宮は、本殿を持たず、幣拝殿と両側に方拝殿を従える諏訪造りです。

四脚門と拝殿

1608年(慶長13年)、徳川家康公が寄進したと言われる四脚門(よつあしもん)。左手の茅葺の建物は、本宮で最も大切な御殿とされる宝殿。四脚門の奥には硯石もあります。御神体である神体山から、神様が降りてくるといわれる神聖な場所です。

拝殿以外にも見どころが沢山

周りには神様へ奉納するための建物も並んでいます。神楽は聞いたことがあるかもしれませんが、相撲も踊りとして奉納されています。

神楽殿

神楽殿では、直径約1.8メートルと大きな江戸時代の太鼓を見ることができます。かつては色々な神楽が行われていた場所です。現在は年に一度、元旦の朝のみ太古の音を聴くことができます。

土俵

毎年9月の催しでは、土俵で相撲踊りが披露されます。南北朝時代に成立した全12巻の「諏訪大明神絵詞(すわだいみょうじんえことば)」には、上社の神事として相撲がつきものと記されています。

御朱印帳と御朱印

神社といえば御朱印を集めているという人もいるでしょう。御朱印帳も特徴的で、鮮やかな色合いになっています。あわせてお守りも見て行ってみてください。

御朱印帳

諏訪大社オリジナルの御朱印帖は、通常サイズが縦16センチ横11センチ、朱色と藍色の2種類。大きいサイズは縦18センチ横12センチ、黒字に金色の豪華な作りとなっています。最初の4ページは、諏訪大社の各社の御朱印のスペースとして指定されています。

御朱印

御朱印を頂けるのは、大鳥居から入り境内右手にある社務所。拝殿のそばの授与所は、お守り、絵馬専用なので注意してください。

御守

御柱の木で作られているお守りは、御柱祭の前年から翌年までの期間だけの限定品。諏訪大社限定のお守り 薙鎌守(なぎがままもり)は、父神の大國主神(おおくぬぬしのかみ)の象徴である福俵、母神の高志沼河比売神(こしのぬなかわひめのかみ)の翡翠、諏訪特産の黒曜石を組み合わせた特別なもの。翡翠の勾玉は、神器の薙鎌(なぎがま)を模して、奉製されています。

諏訪大社へのアクセス

電車での移動

新宿駅から特急スーパーあずさで2時間15分。名古屋方面からは特急ワイドビューしなので塩尻駅乗り換え、JR中央線上諏訪駅下車。2時間30分です。

自動車での移動

東京から約2時間30分、名古屋方面から約2時間40分ともに中央自動車道で諏訪インターから上社本宮まで約5分。駐車場は上社本宮、表参道近く、県道沿いにそれぞれあります。上社前宮の駐車場も県道沿いや拝殿近くです。

住所|諏訪市中洲宮山1
営業時間|9:00 am – 5:00 pm
定休日|なし
電話|0266-52-1919
公式サイトはこちら

まとめ

上社本宮、前宮ともに歴史が伝わる荘厳な雰囲気。自分の気持ち、季節が変わるごとに見え方も違ってきます。前宮の御朱印は16時までで受付終了なので注意しましょう。すべて巡ろうと焦るのではなく、ゆっくりと噛みしめながら訪れたい社です。