名作の舞台となった山居倉庫に広がる美しい日本の景色を見に行こう

公開日:2018/12/26 更新日:2019/10/28

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Ai
東北出身。北海道、東北、関東、関西地方にはほとんど行ったことがあります。海外に留学経験もありヨーロッパ・中東・アジアに詳しいです。基本一人旅が大好きで海外も一人で旅行します。特技は自分で格安旅行プランを作ることです。
山形の山居倉庫(さんきょそうこ)さ来て~

山居倉庫(さんきょそうこ)と聞いて、最初におしんの舞台を思い浮かべる人も多いと思います。山形県酒田市にあるこの場所は、米を保管する倉庫であり、米の生産・流通の重要な拠点。山居倉庫は現在、歴史を伝える施設でありながら今もなお現役で使用されている倉庫です。そして、倉庫街でありながら、その美しさに心を奪われる不思議な場所。この記事では、実務を備えながらも多くの人々か観光に訪れるこの場所の魅力をご紹介したいと思います。

山居倉庫には多くの魅力が詰まっている

有名なドラマや映画の舞台となったことで有名ですが、昔からの姿も残しています。紅葉の季節には多くの観光客が訪れます。

山居倉庫ってこんなところ

山形県酒田市にある山居倉庫は、1893年に作られた米を保管するための倉庫です。現在も倉庫は1号棟から12号棟までが使用されており、農業倉庫として使用される一方で、観光スポットとしても有名です。例年、10月下旬から11月上旬頃には紅葉のベストシーズンとして観光客でいっぱい。

過去には、NHK連続テレビ小説の名作ドラマおしんのロケーション場所になり、知名度を上げました。その後、2009年にはアカデミー賞で外国語映画賞を受賞したおくりびとの舞台にもなるなど、その情緒あふれる景色は多くの人たちから愛されています。

美しいケヤキ並木

山居倉庫で特に有名なのが、美しいケヤキ並木です。ズラリと並ぶ36本のケヤキの木はなんとどれも樹齢150年以上。美しいケヤキ並木は、その景観だけでなく眩しい日差しを遮る役目と、日本海からの冬場の強く冷たい季節風が直撃するのを防ぐ役目を果たすなど大活躍。

山居倉庫とこのケヤキ並木のコントラストがみられるのは、山居倉庫の裏側と呼ばれる西側方面です。新緑の季節や紅葉の季節は特に美しいため、季節ごとに違った顔が楽しめます。写真映えのする場所なので、旅行パンフレットなどにも多く掲載されており、その魅力が広く伝えられています。とはいえ、実際にみるその景色はさらに美しいので、ぜひ足を運んでください。

川沿いに建つ山居倉庫

川に面した場所に設けられた船着場は、最上川舟運の拠点のひとつでした。米をここに運んでいた当時は、雨風にさらされぬよう船着場と荷揚げ河戸に屋根があり、廊下でつながれていました。ここで働いていた人の中には、1人で5俵(約300キログラム)の重さの米を担ぐ人もいたそうです。過酷な仕事が行われていた場所でもあったんですね。

米の輸送で大活躍した小鵜飼船

小鵜飼船(こうがいふね)は、川幅が狭い場所や急な流れが多い最上川に耐えられるよう設計されました。大量の米を輸送するのに大活躍したこの船。幅約2メートル・長さが約15メートルほどの大きさで、運搬船としては小さめのものです。現在も復元されたものが展示されているのでぜひみていってください。

三居稲荷神社でお参り

三居稲荷神社(さんきょいなりじんじゃ)は、山居倉庫が作られた当時からその敷地内に鎮座しています。お稲荷様は穀物・商業を司り、山居倉庫を守ってきました。御祭神は稲倉魂命(うかのみたまのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、太田命(おおたのみこと)、大宮姫命(おおみやひめのみこと)、保食命(うけもちのみこと)と、多くの神様が祭られているので、お参りをしてみるのも吉。

庄内米歴史資料館で米の勉強

現在残っている12棟のうち、米蔵としていまも使われているのは9棟です。残り3棟のうちの1棟である1号棟。ここは現在、庄内米歴史資料館として使用されています。資料館の中には米に関する農具や資料が保存され展示されています。資料館の中を歩いていると、ドラマおしんの像が立っているのでそちらもぜひ注目を。

Address 〒998-0838 山形県酒田市山居町1丁目1−8
Hours AM9:00~PM5:00(12月はPM4:30閉館)
Closed 12月29日から2月末日まで休館
Tel 0234-23-7470
Web http://www.city.sakata.lg.jp/bunka/bunkazai/bunkazaishisetsu/syounaimai_siryoukan.html

華の館で酒田市の歴史を学ぼう

11号棟の華の館では、酒田の歴史と文化を学ぶことができます。ミュージアムも併設されており、季節に合わせた様々な展示が催されています。また、民芸品や工芸品も見学でき、気になるものがあれば購入することもできます。地方への発送も行っているため、繊細な商品や重くかさばるもの、大量のお土産などはここでまとめて購入するのもおすすめです。

幸の館では山形グルメやお酒を

幸の館ではグルメが豊富で、食事だけではなくお酒の試飲なんかも楽しめます。観光の拠点としての役割もあるので、訪れて損はありません。

幸の館には幸せになれるお土産がいっぱい

主に地酒・銘菓・食品を取り扱う、12号館の幸の館。ここでは日本酒や山形産ワインの試飲をすることができます。お酒の他にも、お土産に喜ばれそうな山形の名産お菓子や食品がずらりと並び、目を楽しませてくれます。お食事処・芳香亭やファストフードのコーナーもあるので、休息はこちらでとることもできます。また、観光インフォメーションが奥に併設されているので、わからないことはここで確認していってください。



山居倉庫オリジナルの日本酒

特におすすめなのが、地元庄内で作られたお米を100%使用した地酒 山居倉庫純米大吟醸、純米吟醸、純米、本醸造の4種類に分かれており、更に味は38種類もあるこだわり様。ファストフードコーナーでは、ワンショット(50ミリリットル)の地酒を格安で試飲することもできます。よく味わって、お土産に最適な一品をみつけてください。

おすすめ絶品ソフトクリーム

山居倉庫にきたら食べてほしいのが、このつや姫ソフトクリーム山形のブランド米・つや姫が使用されており、夢の倶楽オリジナルの名物のため、山居倉庫でしか食べることができません。ソフトクリームの他に、ジェラートも販売。お米でできているアイス自体めずらしいので、どちらも一度食べてみたい一品です。

お食事処 芳香亭で美味しい山形料理を

芳香亭は日本料理を取り揃え、ランチ・ディナー共に営業しています。おいしく、地のものを使った日本料理の数々に加え、山形の地酒を豊富に取り揃えているので飲み比べも楽しめます。酒田市にある有名老舗料亭 香梅咲の姉妹店というのも魅力の1つです。

絶品の海鮮丼

芳香亭のランチで人気なのが海鮮丼です。海鮮料理には特に力が入っているので味には定評があります。しかしお手頃価格。山居倉庫を訪れた際は味わっていってみては。

Address 〒998-0838 山形県酒田市山居町1-1-20
Hours 11:00~21:30
ランチタイム 11:00~14:30 ラストオーダー14:00
ディナータイム 17:30~21:30 ラストオーダー21:00
Closed 1月1日
Tel 0234-21-1036
Web http://www.sakata-kamezaki.jp/houkoutei_index.html

山居倉庫へのアクセス

車での行き方


車で行く場合JR酒田駅を目指し、そこから約5分あれば到着できます。または日本海東北自動車道を利用し酒田ICを降りて15分ほど。駐車場は普通車27台、大型車3台収容できるようになっています。

バスでの行き方


バスで行く場合はまず、JR酒田駅を目指してください。るんるんバスの酒田駅大学線に乗って山居倉庫前を下車で到着。およそ8分の道のりです。

Address 〒998-0838 山形県酒田市山居町1-1-20
Hours 9:00~18:00(12月~2月は17:00まで)
Closed 酒田夢の倶楽は1月1日
Tel 0234-21-2233
Web http://www.sakata-kankou.com/spot/165

まとめ



山形県の歴史と文化が残る山居倉庫。米作りの街・酒田の古きよき街並みが楽しめるスポットです。ケヤキの木がみせる四季折々の表情と倉庫のコントラストは何度足を運んでも感動もの。夜のライトアップも美しく、いくつもの顔をもつ飽きない場所です。特に、紅葉の見ごろである10月下旬がおすすめ。

最上川をのぞみながら当時ここで働いていた人を思い浮かべ、その人たちの苦労と、いまもおいしくお米が食べられること、その文化を今もなお守り伝える地元の人たちに想いをはせてみるのもいいかもしれません。お米の恵みもたくさん味わうこともできますので、すみずみまで楽しんでいってください。