関鍛冶伝承館で名刀の魅力や刀の歴史に触れてみよう

岐阜県関市の魅力をご存知でしょうか。関市は刀鍛冶に関する歴史があり、市内のいたるところで刀鍛冶に由来するものを見つけることができます。そんな関市の歴史に触れるには、鍛冶伝承館がおすすめです。関と刀鍛冶の魅力がつまった鍛冶伝承館と、歴史の流れを汲んだ周辺施設についてご紹介します。

700年の伝統を語り継ぐ鍛冶伝承館

うっとりするほど美しい刀たち

岐阜県関市にある鍛冶伝承館は、700年ものあいだ関市で受け継がれている鍛冶の歴史や技を伝える施設です。館内では刀作りの工程が説明されているなど、興味深い内容がたくさん。2階ではさまざまな刀の展示があります。館内は薄暗く、刀をライトアップするように設置されており、うっとりしてしまうほど美しく光り輝く刀の数々です。

隣接する鍛錬場で行われる、古式日本刀の実演も人気が高いです。この鍛錬場国内唯一の民間公開施設として注目を集めています。実演では、鍛錬の様子を槌をふるう音や、飛び散る火花をも確認することができるほどの至近距離で見ることができ、迫力満点ですよ。

刀が登場する作品や商品とのコラボレーション

エヴァンゲリオンとコラボした刀

館内には「エヴァンゲリオン」とのコラボ刀も展示されていたこともあります。ファンにはお馴染みのマゴロクソードは関の刀工であった人物、孫六に由来しており、そこからコラボレーションが実現しました。エヴァンゲリオンコラボはこれにとどまらず、長さ3メートルを超える巨大なロンギヌスの槍の展示も。

スター・ウォーズ 最後のジェダイ

世界的に大人気のスターウォーズとのコラボレーションも実現しています。2017年のシリーズ第8作目「最後のジェダイ」公開を記念し、同年開催の刃物まつりでの展示用として作成されました。ファンにはお馴染みの主人公レイが使うライトセーバーのデザインをモチーフにして作成された、非常に貴重な1本です。

井村屋との異色のコラボ

世界的に人気の映画やアニメ作品にとどまらず、ユニークなコラボもありました。ロングセラーの人気アイスである、井村屋のあずきバーとのコラボは、非常に面白いアイデアで話題に。この奇想天外なアイデアは、あるツイッターの何気ない一言を井村屋が発見したことに始まります。日本刀アイスというアイデアをもとに作られたもので、本物の日本刀サイズのアイスというユニークな1本が誕生したのです。

名刀 和泉守兼定とは

View this post on Instagram

・歌仙兼定 (Kasen Kanesada) ・ ・銘:濃州関住兼定(号 歌仙兼定) signd:nosyuseki ju Kanesada(known as:kasen kanesada) ・作者:和泉守兼定(之定) artist:Izuminokami Kanesada(Nosada) ・所蔵:永青文庫 collection:Eisei Bunko Museum ・種別:刀 tittle:katana ・時代:室町時代(16世紀) date:muromachi period(16th century) ・ 歌仙兼定ブログ・Kasen Kanesada blog https://kougetsudo.info/kasenkanesada/ ・ 号の由来は、肥後熊本藩初代藩主細川忠興(三斎)が、家臣三十六人をこの刀で切ったことから 三十六歌仙に因んで付けられたと伝わる。本刀は、ニ代和泉守兼定(之定)の作で、 姿は鎬造、庵棟、中鋒、小振りの体配である。 地鉄は、板目に杢目。刃文は、湾れ調の直刃。茎は生ぶ。 付帯する拵は「歌仙拵」と称される肥後拵を代表する意匠である ・ 鋼月堂 Web: https://www.kougetsudo.info/ mail:info@kougetsudo.info facebook : facebook.com/kougetsudou/ twitter : twitter.com/kougetsudo instagram : instagram.com/kougetsudo ・ #歌仙兼定 #和泉守兼定 #兼定 #之定 #細川忠興 #室町時代 #歌仙拵 #拵 #永青文庫 #刀剣乱舞 #審神者 #刀 #日本刀 #鋼月堂 #kasenkanesada #IzuminokamiKanesada #kanesada #nosada #hosokawatadaoki #muromachiperiod #koshirae #kasenkoshirae #EiseiBunkoMuseum #toukenranbu #saniwa #katana #nihonto #japanesesword #kougetsudo

A post shared by 日本刀・刀剣買取鋼月堂 (@kougetsudo) on

現在の関市、美濃国関には室町時代に活躍した和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)は日本刀の刀工の名称です。特に2代目の和泉守兼定は、美濃国随一の刀工として知られています。江戸時代の末期には同名の刀工が会津藩で活躍していましたが、これは和泉守兼定の流れを汲んだもので会津兼定と呼ばれます。会津兼定の作品として有名なのではゲームやミュージカルで有名な「刀剣乱舞」にも登場する刀で、土方歳三の愛刀です。

周辺の散策に出かけませんか

能をおさめていた春日神社

伝承館の隣には春日神社があり、かつて刀工たちが建てた神社として知られています。境内には能舞台があり、正月には祭事能が行われていました。そこで使われていた能面は、現在でも刃物まつりのときに公開されています。

住所|岐阜県関市南春日町1番地
営業時間|年中無休(夜間は暗くなるのでお気を付けください)
定休日|年中無休
電話|0575-22-0570
公式サイトはこちら

関の刀鍛冶の祖をまつった千手院

西日吉町にある千手院は、関の刀鍛冶の祖として知られる元重公に縁のあるお寺です。関における刀鍛冶の重要な役割を担った元重公を偲び、現在でも11月に供養祭が行われています。隣には千手院に来たら併せて訪れたい善光寺があり、長野にある寺を3分の1のサイズで再現しています。また、日本で唯一の卍型戒壇巡りという、僧侶の修行のためにつくられた暗闇の道も必見です。

住所|岐阜県関市西日吉町38
営業時間|年中無休
定休日|年中無休
電話|0575-22-3897
公式サイトはこちら

刃物会館

刃物会館では、一般的に売られている価格よりも安く刃物を購入することができます。刀鍛冶で有名な関市を訪れた記念に、お土産を購入する場としてもおすすめです。館内では包丁研ぎの体験もでき、より身近に刃物を感じることができるでしょう。

住所|岐阜県関市平和通4丁目6
営業時間|09:00 am – 05:00 pm
定休日|なし(年末・元旦を除く)
電話|0575-22-4941
公式サイトはこちら

フェザーミュージアム

市内には、刃物をテーマにした博物館も。1階にはカミソリコーナーがあります。歴代のカミソリの変遷を展示した、ユニークで興味深いテーマです。関市にとどまらず世界中の剣や刃など、刃のついた道具や関連する収集品の展示が。アーサー王伝説に登場し、アーサー王が持ったとされた伝説のエクスカリバーも展示してあります。

住所|岐阜県関市日ノ出町1丁目17番地
営業時間|09:30 am – 04:00 pm
定休日|毎週火曜日(夏期休暇・年末年始の社休日、その他臨時休館する場合があります)
電話|0575-22-1923
公式サイトはこちら

濃州関所茶屋

伝承館で関の刀鍛冶文化に触れたあとは、隣接する濃州関所茶屋で休憩しましょう。建物の外観にもこだわりがあり、かつてあった関所の門をイメージした造りに。店内入り口付近には、お土産を販売するコーナーもあり、関に訪れた記念におすすめです。中でも人気なのは刀の形の日本刀アイスというユニークなスイーツです。

住所|岐阜県関市南春日町9番地1
営業時間|09:00 am – 04:30 pm
定休日|毎週火曜日・祝日の翌日(いずれも休日を除く)
電話|0575-23-9922
公式サイトはこちら

関へ来たなら是非ウナギを食べて

関に来たら見逃せないご当地グルメがウナギです。夏の暑い時期に刀工が夏バテをしないように、スタミナがつくウナギ料理屋が増えたことに由来します。また、関は鵜飼いでも有名ですので、ウナギとの縁は非常に深いです。ちなみに、ウナギという名前の語源も、ぬるぬるしたウナギを鵜が捕獲するのに苦戦することを表現した鵜(う)が難儀(なんぎ)するという言葉に由来する説があります。

辻屋

名物ウナギ料理を食べるのにおすすめの料理店1つめは、江戸時代から150年も続く名店 辻屋。創業以来、切ってから焼くというスタイルを貫き、地元の人から親しまれています。現在も衰えぬ人気の高さで、週末や休日のランチタイムには行列ができることも。

住所|岐阜県関市本町5丁目14
営業時間|11:00 am – 02:30 pm 05:00 pm – 08:30 pm
定休日|月曜日
電話|0575-22-0220
公式サイトはこちら

しげ吉

休日には開店前から行列ができるほどの人気店、しげ吉もおすすめのウナギ料理店。肉厚なウナギが特徴で、ふわふわの触感に誰もがとりこになってしまいます。行列に並んで1時間待とうとも食べる価値のある名店です。隣接する店舗はお持ち帰り専門になっているので、店内に入れないときや、家でゆっくり食べたいときにも利用できます。

住所|岐阜県関市山王通1-3-29
営業時間|11:00 am – 02:00 pm 05:00 pm – 08:30 pm
定休日|火曜日 他不定休あり
電話|0575-22-9566
公式サイトはこちら

孫六

孫六もおすすめのウナギ料理店です。伝承館から徒歩でも行ける距離にあるので、観光中のランチタイムにもぴったり。特徴は炭火で一気に焼き上げた香ばしさ。また、焼き物以外にもウナギの創作料理を楽しむことができます。

住所|岐阜県関市平和通4-5-1
営業時間|11:00 am – 02:00 pm 04:30 pm – 08:00 pm
定休日|木曜日(水曜日は昼のみ営業)
電話|0575-22-0639
公式サイトはこちら

秋になったら刃物まつり

関に行くなら、刃物まつり開催中がおすすめです。10月に開催される祭りで、本町通り全体を使った、町を挙げての一大イベント。メタルアートコンテストや、居合切りの実演などは特に見どころです。人気の高い居合切りの実演では、実際の真剣でスパッと藁を切る迫力のあるパフォーマンスが見られます。

はもけんというクイズでは、刃物に関する豆知識を得ることもでき、より刃物への興味が高まること間違いなし。ステージショーも開催され、2018年には関の謎解き観光アプリKUMOAGEHAのキャラクター大嶋雲八などが登場しました。

関鍛冶伝承館へのアクセス

電車でのアクセス

JR東海道線や関西本線から向かう場合、美濃太田で長良川鉄道へ乗り換え刃物会館前駅下車してください。駅から徒歩約5分で到着です。

車でのアクセス

車の場合は2つの行き方があります。東海北陸自動車道に乗って関I.Cで降ります。そこから約10分で到着できます。もう1つは東海環状自動車道を使います。富加関I.Cを降りてから約15分で着けます。

住所|岐阜県関市南春日町9-1
営業時間|09:00 am – 16:30 pm
定休日|火曜日、祝日の翌日(いずれも休日を除く)
電話|0575-23-3825
公式サイトはこちらから

まとめ

関にある鍛冶伝承館は、全国的にも珍しい刀鍛冶に特化した施設です。分かりやすく興味深い展示で、関の歴史を語るうえで欠かせない刀鍛冶の魅力を知ることができます。周辺には、刀鍛冶の歴史に由来する施設がたくさんあり、併せて観光すればさらに楽しめることでしょう。