一度は降りてみたい絶景の無人駅「下灘駅」で 美しさとおもてなしに触れるデトックス旅

伊予灘に浮かぶ美しい夕陽が望める下灘駅。
かつては「日本一海に近い駅」として知られ、現在でも、青春18きっぷのポスターやドラマのロケ地として有名です。
特別なものはないですが、ホームに降り立ち感じるその美しさに、誰もが魅了されます。

今回はそんな下灘駅の素晴らしさを、地元を愛するフォトライターの私だからこそお届けできるよう、たくさんの写真とともにご紹介します。ぜひ楽しんでくださいね。

誰もが魅了される駅「下灘駅」へ!

101698:誰もが魅了される駅「下灘駅」へ!

撮影/高橋陽子

こんにちは。
愛媛在住のフォトライターの高橋陽子です。

今回ご紹介するのは、私も大好きな絶景スポット「下灘駅」。

地元から近く、実は何度も下灘駅に来ている私は、今回も愛車でビューンとやって来ましたが、旅人の皆さんが愛媛の中心地松山方面から向かう場合は、JR松山駅から伊予大洲行の予讃線に乗り込みます。

「ガタンゴトン。
ガタンゴトン」と揺れる車窓に流れる自然美は、見ごたえたっぷりですよ。

ホームに降りれば目の前は絶景の伊予灘

101699:ホームに降りれば目の前は絶景の伊予灘

撮影/高橋陽子

そんな車窓からの景色も楽しみつつ、電車に揺られること45分。
下灘駅に到着です。
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撮影/高橋陽子

電車を降りた瞬間、目の前に広がるのは、海と空の青のコントラスト.
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撮影/高橋陽子

数々の映画やドラマのロケ地としても使われ、「一度は降りてみたい駅」と言われるのもうなずけます。
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撮影/高橋陽子

昭和10年に開業した下灘駅は、この下に国道が開通するまでは「日本で一番海に近い駅」として名を馳せていました。
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撮影/高橋陽子

ローカル線で単線、しかもワンマン列車が走る無人駅でありながら、週末の夕暮れ時には、旅人、恋人たちやカメラを構えた鉄道ファンが大勢押し寄せます。

駅で出会う地元の方のおもてなしにほっこり

101703:駅で出会う地元の方のおもてなしにほっこり

撮影/高橋陽子

そんな旅人たちを温かく迎えてくれるのは、いつ来ても綺麗な駅。
地元の老人会の皆さんが、いつも熱心に花壇の植え替えや水やりを行ってくれているのです。
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撮影/高橋陽子

ホームもこの通り。
地元の人々が植えた花が、彩りを添えてくれています。
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撮影/高橋陽子

駅舎はレトロな木造です。
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撮影/高橋陽子

どこか懐かしさを感じるノスタルジックな佇まい。
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撮影/高橋陽子

こちらは、駅構内にある「落書帳ウッフッフ」。
こちらも地元の老人会の方が設置してくれているもので、観光で来た人が、メッセージや駅の感想を書いて訪問者同士が交流できるノートになっています。

次回に訪れるときを楽しみに、未来の自分へのメッセージを書いてみるのも、面白いかもしれませんね。

「下灘珈琲」を片手に絶景を満喫

真夏のこの日。
ホームや駅舎でのんびり過ごしていると、喉はカラカラに。

そんなときには、ぜひ下灘珈琲へ。

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撮影/高橋陽子

下灘珈琲は、下灘駅舎のすぐ向かい側に2017年4月にオープンしたお店です。
真っ白な車体と青いホイールが可愛い移動式カフェのような雰囲気。
フラッグガーランドが飾られたイートインスペースもあります。
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撮影/高橋陽子

ご機嫌な店主がおいしい珈琲を淹れてくれますよ。
もちろん、珈琲の他にもみかんジュースやビスコッティなど美味しいメニューもあります。
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撮影/高橋陽子

お気に入りのドリンクをゲットしたら、ぜひ駅のホームの青いベンチへ。
珈琲片手にベンチに座り、海を眺めながら過ごす時間は、まさに至福のひとときです。

ちなみに、下灘珈琲の営業日は、土、日曜日・祝日で、平日は不定期営業なので詳しくはfacebookページでチェックしてみてくださいね。

ホームに降り立つ季節や時間帯によって表情を変える下灘駅

101713:ホームに降り立つ季節や時間帯によって表情を変える下灘駅

撮影/高橋陽子

下灘駅は、松山から大洲や八幡浜へと伊予灘の海岸線を走る観光列車「伊予灘ものがたり」の停車駅でもあります。
駅では少しの間ホームに降りたち、記念撮影ができます。
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撮影/高橋陽子

夏限定で走る「夕焼けビールトロッコ列車」が、伊予灘に沈む夕日を横目に下灘駅を通る光景も幻想的です。
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撮影/高橋陽子

そんなふうに、ホームに降り立つ季節や時間帯によって表情が変わるのも、この駅の魅力の一つ。
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撮影/高橋陽子

特に人気なのは夕暮れ時。
沈みゆく夕陽にグラデーションがかかり、あっという間に真っ赤に染まっていく時間帯のホームには、大勢の人が集まります。
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撮影/高橋陽子

ちなみに、私のオススメは、夏の晴れた日中。
空と海の境目のない青のコントラストの光景は、圧巻です。

「双海シーサイド公園」に寄り道して帰ろう

101718:「双海シーサイド公園」に寄り道して帰ろう

撮影/高橋陽子

下灘駅を堪能した帰りはぜひ、「沈む夕日が立ち止まる町」をキャッチフレーズに夕日をテーマに整備された道の駅「ふたみシーサイド公園」へ。
下灘駅から1駅、「伊予上灘駅」から徒歩3分のところにあります。

特産品コーナーやレストランも完備されていて、カップルのデートスポットとしても、海岸沿いをドライブするライダーたちの立ち寄りスポットしても人気です。

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撮影/高橋陽子

2008年には恋人の聖地に認定されました。
建物の屋上の柵にかけられた鍵は、カップルが愛を誓った証です。
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撮影/高橋陽子

夏は、穏やかで透き通るほどに美しい伊予灘の海で海水浴を楽しもうと、大勢の親子連れや若者が訪れます。

揚げたてが食べられる「じゃこ天」は見逃せない

101721:揚げたてが食べられる「じゃこ天」は見逃せない

撮影/高橋陽子

ここに来たら絶対に食べたいのが「じゃこ天(1枚130円)」です。
地元で水揚げされた小魚を上灘漁協女性部がその場で丹誠込めて手作りしています。
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撮影/高橋陽子

私が「写真いいですか?」と尋ねると、「かまんよ」とにっこり返してくれた女性部の皆さん。
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撮影/高橋陽子

「揚げよるとこも撮っていく? こっちからおまわり」と優しく歓迎してくれました。
感激!
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撮影/高橋陽子

海を見ながら食べる揚げたてのじゃこ天の味は格別です。

日本の夕陽百選に選ばれた絶景スポットで沈む夕陽を鑑賞しよう

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撮影/高橋陽子

ふたみシーサイド公園は、日本の夕陽百選に選定された県内随一の夕陽スポット。

砂浜に降りる階段は、夕方になると伊予灘に沈む夕陽を鑑賞するための「夕陽の観覧席」になります。

この旅のスケジュールを組む際は、下灘駅で日中を、双海シーサイド公園で夕暮れをゆっくり楽しめるよう工夫し、空と海が織りなす青のコントラスト、赤のグラデーションを、ぜひ満喫してみてくださいね。

心のデトックスをする旅を、あなたもぜひ

101717:心のデトックスをする旅を、あなたもぜひ

撮影/高橋陽子

一度は降りてみたい駅「下灘駅」をメインとした今回の旅。

レトロなホームに、瀬戸内特有の凪いだ海、ゆっくりと静かに沈みゆく夕陽。

この地に降り立った瞬間、きっと誰もが、久しぶりに田舎に帰省したような郷愁を憶えることでしょう。
特別なものはなくとも、ただそこに座り海を眺めているだけで、なぜか心洗われます。

絵画のような美しさと地元の人のおもてなしに触れ、心のデトックスをする旅をあなたもぜひ。