広島平和記念公園は復興のシンボル。園内の原爆ドームや広島平和記念資料館で平和を願う

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ヒロシマの復興の証じゃけんいっぺん見に来んさい!

広島市中区にある市民公園の広島平和記念公園。その存在は知っていても、実はその詳細を知らない人は多いのではないでしょうか。知れば知るほど、行かずにはいられないと感じる広島平和記念公園について紹介します。

広島平和記念公園は戦争復興の証

太平洋戦下の1945年8月6日に広島に原子爆弾が落とされました。その原子爆弾の爆心地近くに、平和を願い、平和を訴えるために作られた公園が広島平和記念公園です。

草木も生えないと言われた広島。その広島に、広島平和記念公園は戦後約10年で完成しました。そのことから、広島の復興のシンボルとされています。公園内には1996年に世界遺産に登録された原爆ドームや、平和学習ができる広島平和記念資料館などがあります。

公園内の施設の紹介

戦争について思いを巡らさずにはいられない、一度は訪れたい施設があります。それがこの公園内にそろっています。

原爆ドーム

広島駅から路面電車に乗って約20分。原爆ドーム前駅で降りると、目の前に姿を現すのが世界遺産の原爆ドームです。原爆ドームは周囲を柵で囲まれていて、柵の外から見学することになります。原爆が落ちた時のことを想像せずにはいられないでしょう。

原爆ドームの原爆投下当時の名は広島県産業奨励館でした。爆心地から150mの位置にあったにもかかわらず現存している建物です。日本全国はもとより、外国からも観光客が慰霊に訪れ、平日でも人であふれています。不定期ではありますが、土・休日には被爆者による語り部活動が行われていることもあり、被爆体験が現在まで語り継がれています。

原爆ドームの写真撮影は自由ですが、柵を乗り越えて建物内に入るのは禁止です。ここを訪れると、広島に落ちた原爆の悲惨さを感ぜずにはいられないでしょう。

夜間はライトアップされる原爆ドーム。静かに、けれど絶大な存在感をかもし出しています。その姿はまるで、平和のシンボルとして広島の街を見守っているかのようです。ライトアップされた原爆ドームを見ると、また違った感想をもつかもしれません。

毎年原爆が落とされた日にあたる8月6日には、被爆者への鎮魂の意を込めて「ピースメッセージとうろう流し」が行われます。約8000の灯篭が原爆ドーム前の元安川に流されます。

ひとつひとつの灯篭が魂のように流れる様子は、とても美しく見える一方で、悲しみと怒りがないまぜになったような複雑な感情が湧き上がってくるでしょう。平和に暮らせていることへの感謝と、二度と戦争を起こしてはいけないという思いを抱かずにはいられません。

住所|広島県広島市中区大手町
営業時間|年中無休
定休日|なし
電話|082-504-2390
公式サイトはこちら (広島市 都市整備局 緑化推進部 緑政課 企画管理係 )

広島平和記念資料館

原爆の惨劇を後世に伝える目的で1955年に作られたのが広島平和記念資料館です。本館と東館からなり、広島平和記念公園内最南端に位置しています。東館には原爆投下前から原爆投下時、そして現在に至るまでの歴史に関わる展示がされており、広島の歴史や原爆が投下された経緯を映像や年表などで知ることができます。本館には原爆被害にあった方の遺品の現物や被害にあった建物の一部などが展示され、原爆被害を生々しく感じることになるでしょう。

原爆の惨状をリアルに感じずにはいられない資料館となっている広島平和記念資料館。大人はもちろん、平和学習をしたい子どもや、戦争を知らない若者にもおすすめの場所です。

住所|広島県広島市中区中島町1-2
営業時間|【3月-7月】8:30-18:00
【8月】8:30-19:00
(8月5・6日は20:00閉館)
【9月-11月】8:30-18:00
【12月-2月】8:30-17:00
定休日|12月30日及び31日
電話|082-241-4004
公式サイトはこちら

原爆死没者慰霊碑

公園中央に位置する原爆死没者慰霊碑。正式名称は「広島平和都市記念碑」で、1952年に除幕されました。石碑前面には「安らかに眠って下さい 過ちは 繰り返しませぬから」と刻まれています。また、中央にある棺には国内外の原爆死没者全員の名簿が収められています。この記念碑の前に立つと、戦争で亡くなった方に思いを馳せずにはいられません。台座に灯されている火は、1964年から一度も消えることなく燃え続けており、核兵器廃絶の火を消さないという意味が込められています。

画像でも確認できるように、慰霊碑からは原爆ドームを望むことができるようになっています。これは丹下健三氏によって、原爆ドーム、平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑が一直線上に並ぶように設計されているためです。平和を考える資料館・祈りをささげる慰霊碑・原爆の象徴である原爆ドームは繋がっているのだという丹下健三氏の意思が表れているのです。

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#安倍総理 からの#メッセージ 本年もまた#8月6日 を迎え、#広島 を訪れ、#平和記念公園 での式典に参列しました。原子爆弾の投下により犠牲となられた数多くの方々の御霊に謹んで哀悼の誠を捧げるとともに、広島の悲劇を決して繰り返してはならないとの決意を新たにいたしました。 「ネバーギブアップで頑張っていく」 20歳の時、広島で被爆した坪井さんの言葉です。唯一の#戦争被爆国 として、我が国は、核兵器国と非核兵器国双方の橋渡しに粘り強く努めながら、「#核兵器のない世界 」の実現に向けて、一層の努力を積み重ねてまいります。 @shinzoabe #hiroshima #73回目の夏 #広島原爆の日

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毎年8月6日には慰霊碑の前で式典が行われ、世界各地から大勢の参列者が訪れます。テレビでその様子が放映され、新聞などにも載るため、式典が行われていることをなんとなく知っている方も多いのではないでしょうか。広島平和記念公園を訪れた後には、きっとこの式典がとても身近なものに感じられることになると思います。

花の祭典「ひろしまフラワーフェスティバル」

毎年5月3日~5月5日には、広島平和記念公園で「ひろしまフラワーフェスティバル」が開催されます。毎年160万人を動員し、ゴールデンウィーク中の日本のお祭りの中では最大級の催し物。広島県民はもちろん、全国各地からこの花の祭典を目当てに訪れる人で広島平和記念公園があふれます。屋台が出る他、有名人のショーや広島東洋カープの選手のトークショーなども行われます。

ひろしまフラワーフェスティバルの中でも目玉となっているのが「きんさいYOSAKOI」とよばれるよさこいのショー。平和大通りが歩行者天国となり、1.2kmをパレード形式で参加団体が踊る、迫力あふれるパレードです。子どもからお年寄りまで、見るだけでも楽しめることうけあいです。

お腹がすいたら

広島ならではのグルメといえば、広島風お好み焼き。広島平和記念公園からも行きやすい、おすすめのお店を紹介します。

としのや 堺町店

広島といえば広島風お好み焼き。広島平和記念公園から徒歩7分の場所に、がっつり食べたい男性にはもちろん、女性にも人気のお好み焼き屋さん「としのや」があります。

としのやでは、「府中焼き」という広島県府中市で食べられているお好み焼きを食べることができます。府中焼きの特徴は、豚バラ肉ではなく、ミンチを使っていること。ミンチの脂で麺がパリパリに仕上がりなんとも絶妙な美味しさです。パリパリの「黒焼き」と、ふわふわの「白焼き」から選ぶことができるのも楽しいポイントです。

住所|広島県広島市中区堺町1-3-14
営業時間|11:00-14:00 / 17:00-23:00
定休日|元旦のみ
電話|082-231-1048
公式サイトはこちら

広島平和公園へのアクセス

路面電車での行き方

広島駅から路面電車(2・3・6号線)に乗り「原爆ドーム前」で下車。南側に進むと原爆ドームが見えます。

バスでの行き方

広島空港からリムジンバスで広島バスセンター行きに乗車し、終点で下車。徒歩10分。所要時間は50分です。

まとめ

歴史の授業で学んだ広島の原爆投下。広島平和記念公園に行けば、それが机上の話ではなく、実際に起こってしまった悲劇であることを目の当たりにし、平和について考えずにはいられなくなると思います。ぜひ、一度は訪れて欲しい場所です。また、ひろしまフラワーフェスティバルで今の生き生きしている広島も見てください!