雲洞庵は直江兼続が幼少期を過ごした越後市のお寺。立ち並ぶ観音様に圧倒される

公開日:2018/11/29 更新日:2019/10/30

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雲洞庵は、ばっかいいパワースポットだすけ、一度は見に来てくんなせやー!

越後一の寺として名高い雲洞庵(うんとうあん)は、1300年もの長い歴史を誇ります。戦国武将 直江兼続が幼少期を過ごしたお寺としても知られ、大河ドラマ「天地人」にも登場したお寺です。紅葉シーズンの美しさ、周辺地域のグルメ情報など、見どころや魅力をたっぷり紹介します。

魚沼の自然に抱かれたパワースポット

雲洞庵(うんとうあん)は、コシヒカリで有名な新潟県南魚沼市にある、禅宗(曹洞宗)の寺院です。もともとは、奈良時代の養老元年(西暦717年)に律宗の尼僧院として建立されたもので、1300年もの長い歴史を持つ由緒あるお寺です。その後、室町時代からは大禅道場となり、越後一の寺と呼ばれ長年信仰を集めてきました。

参道を踏むとご利益があるという言い伝えから、越後の修行僧たちの間では「雲洞庵の土踏んだか」という言葉が有名です。杉の木が立ち並ぶ石畳の長い参道や、歴史を思わせる立派な建物は圧巻で、県外からも多くの観光客が訪れます。

歴史好きにもおすすめのスポット

長い歴史がある雲洞庵は、聖地巡りとしても広く知られています。当時の様子を伺える雲洞庵で、タイムトリップしてみてはいかがでしょうか。

大河ドラマ「天地人」で有名に

近年では、NHKの大河ドラマ「天地人」に登場したことで有名になりました。雲洞庵は、武将 直江兼続が幼少期を過ごしたお寺としても知られています。天地人ゆかりの地を巡る聖地巡礼の目的で訪れる観光客も多く、歴史好きにも人気が高い場所なのです。

武将たちが勉強した部屋を見学しよう

雲洞庵は、十三世和尚が幼少期の上杉景勝と直江兼続を引き取って教育したお寺として有名。二人が子供の頃に勉強したと言われている部屋を、見学することができます。上杉景勝公と直江兼続公は四書五経をはじめ中国古典もよく学び、教養が深かったと言われています。

歴史を感じさせる壮麗な建物を見学しよう

雲洞庵は、歴史的見地だけでなく、建物自体も非常に趣のあるものです。本堂の中や観音堂や庭園についてもすみずみまで見学してみてください。

本堂内部を見学できる

お寺の中も、見学することができます。様子を紹介していきましょう。本堂では、お寺の由緒についての説明音声が流れており、お寺について理解を深めながら見学できます。本堂は室町時代に上杉憲実によって建立され、その後、江戸時代の宝永4年(西暦1707年)に新潟県出雲崎の小黒甚内を棟梁とする大工たちによって再建されたものです。近世寺院建築の最も優れたものとして評価が高く、新潟県の文化財にも指定されています。

観音堂は圧巻

さすが越後一の寺と呼ばれる雲洞庵、お寺の内部はとても広いです。観音堂、宝物殿、座禅堂など、さまざまな場所を丁寧に見てまわると、あっと言う間に2時間くらいは掛かります。観音堂には、徳川家康や上杉謙信の位牌をはじめ、歴代住職の位牌が安置されています。ここは本堂の中でも特に厳かな雰囲気が漂っており、ずらりと並ぶ観音様は圧巻です。

窓から見える庭園が美しい

雲洞庵は、細部の作り込みに至るまで美しい建築が特長。例えば窓の形も、単なる四角ではなく、上の写真のように、おしゃれな形になっています。窓からは庭園が見えて、紅葉の時期は特に美しい景色が見られます。また、境内を散策するのも楽しみの一つ。庭園の大池ごしに本堂を眺めると、まるで鏡のような大池の水面に綺麗に写る本堂を見ることができます。

ありがたいご利益がいっぱい

雲洞庵は、女性守護として知られていますが、この他にも万福多幸や健康長寿など、ご利益がたくさんあります。

参道を踏むと幸せになれる

雲洞庵の参道の下の石には、一文字ずつ法華経が書かれています。このことから、雲洞庵の参道を踏みしめてお参りすると、罪業消滅、万福多幸のご利益があるとも言われています。雲洞庵のご利益は昔から日本全国で有名で、雲洞庵の土踏んだかという言葉が生まれるほどだったのです。



女性を助けてくれるパワースポット

もともと雲洞庵は、奈良時代から尼僧院として栄え、女人救済の庵寺として信仰を集めてきました。そのため、現在も女性参拝客から人気があります。歴史を紐解けば、717年に藤原房前が母親を弔うために薬師如来を設置したことに基づいているとされています。女性守護として今も昔も多くの人々から注目されています。

長生きの水を飲んで健康長寿を祈願しよう

本堂の入口には、長生きの水と呼ばれる水があります。この長生きの水は、雲洞庵を建立した藤原房前の母が見つけたものと言われています。現在は安全のため水道水となっていますが、記念に一口飲んでみるのがおすすめです。

参拝の後は御朱印とお守りをいただこう

御朱印に書かれた達筆な字からもパワーをもらえそうな感じがします。お守りも購入することができるため、セットで購入されてみてはいかがでしょうか。

御朱印と限定の御朱印帳

雲洞庵では、御朱印がいただけます。御朱印も、雲洞庵の土踏んだかと書かれ、力強いパワーが御朱印は紙(御朱印紙)のみで対応されています。また、雲洞庵限定の御朱印帳もあります。

お守り 愛

直江兼続の兜にちなんで、愛の文字が書かれたお守りが販売されています。学業成就や健康などのお守りの他に、雲洞庵の記念品も販売されています。

近隣のグルメスポットで一休み

雲洞庵でパワーをもらった後は、周辺のグルメスポットで休憩してはいかがですか。地元グルメが食べられるお店やお洒落で可愛らしいスイーツを食べることができます。

牧之通りのOHGIYAカフェでワッフルを食べよう

近隣の観光地である牧之通り(ぼくしどおり)は、宿場町の趣がある美しい街並みです。牧之通りは江戸時代、江戸と越後を結ぶ三国街道沿いの宿場町として栄えていました。当時の街並みが再現され、歴史風情の漂う街道。そんな牧之通りの中ほどに、OHGIYAカフェというおしゃれなカフェがあり、ここのワッフルが人気です。

住所|新潟県南魚沼市塩沢181-1
営業時間|10:30 am – 5:30 pm
定休日|水曜
電話|025-775-7701
公式サイトはこちら

魚沼の里で地元グルメを堪能しよう

近隣の観光施設である魚沼の里は、せっかく魚沼エリアを訪れたならばぜひ立ち寄りたいスポット。魚沼の里には、酒造、ビール醸造所、ベーカリー、菓子店、一般に開放されている社員食堂など、合わせて14の施設が立ち並んでいます。魚沼の食の様々な魅力を堪能できる場所なのです。

特に、そば屋の長森の江戸前そばは全国的にも有名です。長森の古民家風な店内の装いも人気で、天井の太い梁、囲炉裏のある板の間など、懐かしさを感じさせる落ち着いた雰囲気の中で美味しいそばを頂くことができます。

住所|新潟県南魚沼市長森343-9
営業時間|施設によって異なります
定休日|なし(元旦のみ)
電話|025-775-3866
公式サイトはこちら

四季折々の雲洞庵を楽しもう

運動庵では、それぞれの季節の魅力を感じることができます。その中でも特に秋の紅葉や大みそかに厳かに響く除夜の鐘は心に訴えかけるものがあります。



紅葉の時期には庭園が鮮やかに色づく

さて、もう一度、雲洞庵の紹介に戻りましょう。紅葉の時期は、特に観光客が多く訪れるシーズン。庭園のモミジの紅葉やイチョウの黄葉が大変美しくなります。本堂そばの大桂の木も、鮮やかな黄葉となります。紅葉・黄葉を楽しむなら、離れの客間の2階が、特におすすめです。上の写真のように、イチョウの黄葉がとても綺麗に見えます。

除夜の鐘を打つことができる

大晦日の夜は、雲洞庵の歴史ある鐘突堂で、除夜の鐘を打つことができます。北国の夜のピーンとした空気の中で響く鐘の音は、しみじみと心に残るものです。年越しの時間帯から新年にかけて、多くの参拝客が訪れ、初詣スポットとしても人気があります。元旦は、拝観料が無料です。さすがに冬の夜は非常に寒いので、しっかり防寒対策も用意して出かけましょう。

雲洞庵へのアクセス

車での行き方

徒歩圏内にバス停や駅がないので、自家用車かレンタカーでのアクセスがおすすめです。豪雪地帯なので、冬はタイヤチェーンの準備などもお忘れなく。上越新幹線の越後湯沢駅から、車で約30分ほど。関越自動車道の塩沢石打ICから15分ほど。

電車での行き方

JR塩沢駅が最寄駅。駅からはタクシーに乗るのがおすすめ。(雲洞庵まで15分ほど)

住所|新潟県南魚沼市雲洞660
営業時間|9:00 am – 5:00 pm(冬季は10:00 am – 3:30 pm)※見学受付は終了30分前まで
定休日|水曜(祝日、正月除く)
電話|025-782-0520
公式サイトはこちら

まとめ

米どころとして、あるいは酒造で有名な魚沼地方ですが、雲洞庵を訪れて歴史に触れてみると、魚沼の魅力をまたひとしお感じられることでしょう。厳寒深雪の越後路の雪景色のみならず、春、夏、そして秋も美しい魚沼を、ぜひ旅してみてください。