大和葛城山は日本300名山にも選ばれた景観スポット

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私の出身地は大阪です。在職中は国内各地を仕事でまわりましたが、今は気のむくままに向かう小さな旅先で出会う風景写真を撮り楽しんでいます。新緑映える山尾根歩きや古人訪ねる歴史探訪の旅が気に入り面白いです。

大和葛城山は大阪と奈良の境にあり5月に開花するツツジが大人気

大和葛城山は山登りの初心者でも一年中登れて四季折々の自然を楽しむことができる魅力がたくさん詰まった山です。広大な高原の山頂は360度見渡せる抜群のパラノマ眺望が自慢です。絶対に見逃せない美味しい人気のグルメスポットもあります。そんな大和葛城山の見どころと楽しみ方をたっぷりとご紹介します。

大和葛城山は日本300名山

日本名山300にはいるヤマト葛城山。山頂から見える景色も美しく、さらに山頂ではゆっくりと過ごすことができます。

見晴らしのよい葛城山の山頂

大和葛城山は、金剛生駒紀泉国定公園内にあり、登山道が整備された標高959.2mの山です。山頂が高原になっていて見晴らしがとても良いのが特徴。そしてなんと日本300名山にも選ばれており、四季を通じて移り変わる自然を楽しめます。5月には真っ赤で美しいツツジが咲き乱れ、夏になるとまばゆい新緑きらめく登山道となり、晩秋には青空に映えるきれいな紅葉を堪能することができます。

山頂のパラグライダースポットと金剛山の山容

葛城高原直下はパラグライダーが飛び立つ滑走スポットになっています。天気の良い青空の日に風向きが良い条件が整えばパラグライダーが大空へ飛び立っていく光景を目の当たりにすることができます。

また葛城高原展望デッキからの眺めで一番に存在感があるのは、大阪で一番高い標高1125mを誇る金剛山。金剛山は独立峰であることから、その山容は際立っていてひと際存在感を放っています。

葛城山の風景

雪をかぶった景色は見ていると心が洗われるような感覚に。遠くの山々まで見える景色は一年を通して楽しむことができます。

ダイヤモンドトレールから見る冬の大和葛城山

金剛山地から和泉山脈へかけての登山道はダイヤモンドトレールと呼ばれています。ここは屯鶴峯から槇尾山までの約50kmに及ぶ縦走路です。 冬季になると葛城山麓の水越峠から金剛山に向かうダイヤモンドトレールの途中から、積雪が残り白く雪化粧をした大和葛城山を見ることができます。

葛城山の展望ウッドデッキ

早朝の静まった登山道はハイカーも少なく、木々に囲まれ空気も澄んでいてとても清々しい気分にさせてくれます。眺望スポットは山頂斜面にある展望ウッドデッキがおすすめです。葛城高原からは、はるか遠くの山影もくっきりと見通すことができます。景観の主役となるのはそびえ立つ背景の金剛山で、風になびくススキの穂はいぶし銀のいい味を出して演じる名脇役です。

春の葛城山

可愛らしいピンクの花を咲かせるツツジ。一面に広がるツツジの海はとても美しく、緑の山々との対比も鮮やかです。

5月のツツジの花と背景の金剛山

春の葛城山の景観の主役はなんといってもツツジ園です。5月の開花時期の山頂に咲き乱れる百万本と云われる満開のツツジはまさに圧巻。青い空に山の緑の木々と赤く燃えるようなツツジのコントラストは最高に映えます。

春に入ると大和葛城山の登山道沿いに咲いた可憐なセンボンヤリにも癒されます。山頂ではツツジの他にもカタクリとショウジョウバカマが人気の花となっています。

葛城高原のパラノマ景観

葛城高原に咲くツツジの背景に見える山影は大峰山、稲村ヶ岳、護摩壇山などの山々。金剛山が見えるツツジスポットの反対側の山頂からは奈良県のマッターホルンともいわれる高見山や薊岳の山影の眺望を楽しむことができます。

晩秋の葛城山

風にゆられるススキの姿は、日本の秋を感じさせます。秋を過ぎると雪景色に変身。ウィンタースポーツも楽しむことができます。

秋はススキが見頃の山頂

眼にまぶしい新緑の夏の時期が終わりを告げると、晩秋の葛城高原には風になびくススキが見られるようになります。大和葛城山は秋に開催される二上山から槇尾山までの約50kmを走破するダイヤモンドトレール縦走大会の通過点の山にもなっています。

早冬の大和葛城山

秋も終わりを告げて紅葉の葉が落ちた早冬になると、木々に囲まれた登山道の風景も色を失い、モノクロ的でひっそりと静まり返ります。耳を澄ますとそこで聞こえてくるのは踏みしめた落ち葉の音だけ。冬時期に降雪があると高原には一面雪が積もり、葛城高原は子供連れ家族がスノーボードで遊べるアクティビティスポットに変身します。

山頂にある白樺食堂

山頂では名物の草団子を食べたり、展望デッキでのんびりと過ごすことができます。

葛城山の焼き団子

山頂の名物といえばとっても美味しい草団子です。ロープウェイ山頂駅を降りて歩いてすぐのところにある白樺食堂の売店で焼いて売られています。

食堂の裏に入るとハイカー用に長椅子の設置された展望デッキがあり、奈良県から三重県の山々が見渡せる絶景スポットとなっています。

白樺食堂の展望デッキ

店の前には自販機が設置されていて缶コーヒーを片手にコーヒーブレイクができます。うどんや昼食ランチなどの食事ができる食堂は山登りで疲れたときに一息できる休憩スポットとして最適です。食堂の裏にある展望デッキは、設備された長椅子に持参弁当を広げて展望を楽しみながら食事もできる一石二鳥の展望スポットです。

かつらぎ高原ロッジ

高原の中には宿泊施設もあります。ロッジの前には美しい夜景が広がり、ロマンチックな気分になれます。

葛城高原の中にあるロッジ

高原ロッジの玄関前の山頂からは大阪平野、六甲山、淡路島、奈良盆地に広がるパノマラ風景といった眺望が楽しめます。高原ロッジに宿泊し、夕暮れの山頂から見る大阪と神戸の街並みにライトの灯が灯るとまるでクリスマスツリーのようなきらびやかで素敵な夜景が眼前に広がります。

高原ロッジ名物のかも鍋

高原ロッジは宿泊をしなくても昼食など食事をすることができます。かも丼やミニかも定食に大和牛カレーなどは食欲を十分に満たしてくれるメニューです。高原ロッジ宿泊の際のお目当てといえば名物晩食のかもスキ焼鍋を堪能することに尽きます。アツアツで美味しいかもスキ焼鍋を食べれば山登りの疲れも一気に吹っ飛ぶこと間違いなしです。

住所|〒639-2312 奈良県御所市櫛羅2569
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0745-62-5083
公式サイトはこちら

葛城山へのアクセスは水越峠を越えて

無料駐車場があるため、料金を気にせずにゆっくりと利用することができます。

水越峠の無料駐車場に停める

国道309号線沿いの水越峠にある2箇所の無料駐車場は満杯になりやすいので土曜日・日曜日の駐車は早朝にするか、もしくは空きやすい午後がおすすめです。冬季は厳寒になる水越峠では積雪の影響でタイヤチェーンが必要な時期があるので事前に確認をするなど十分に注意が必要です。

山頂への登山道はダイヤモンドトレールと他3コース

山頂への登山道は全部で3コース。1つ目は麓東クジラの滝コースで登山口からロープウェイに沿ったコースです。2つ目は北尾根コースでロープウェイ北側からダイヤモンドトレールに至るコースです。最後に、3つ目は麓西水越峠の青崩から登山道天狗谷を登るコースと駐車場からダイヤモンドトレールに合流するコースです。

ロープウェイ利用は楽々ハイキング

観光を兼ねてハイキングをする際は、ロープウェイの利用が便利です。紅葉の季節になると真っ赤に燃える紅葉の上を通るため、紅葉狩りもすることができます。

ロープウェイ車窓は晩秋の紅葉

近鉄御所駅からのバス便を利用するとロープウェイの登山口駅まで20分で運んでくれます。しかしながらこのバス便は本数が少ないのであらかじめ停車時刻を確認しておくなど十分に注意が必要です。森林の豊かな山間の自然に囲まれながら進んでいくロープウェイは車窓を楽しむしばしの空中散歩を楽しみましょう。高低差550mを山頂駅まで約6分間で到着します。

葛城山ロープウェイ登山口

山頂にある葛城高原ロッジに宿泊した場合、宿泊客は葛城山ロープウェイ登山口にある駐車場が無料サービス付きになるのでとってもお得です。標高959mの葛城高原近くにあるロープウェイ山頂駅からは御所の街並みや吉野方面の山々といった展望が見られます。

住所|〒639-2312 奈良県御所市櫛羅2503-1
営業時間|AM9:10~PM17:00
定休日|なし
電話|0745-62-4341
公式サイトはこちら

大和葛城山へのアクセス

車での行き方

・京都方面から
京奈和自動車道橿原北ICを下り、大和高田バイパスに乗り、その後、弁の庄ランプ南側を下ります。国道165号線を進み、太田南交差点を左折。櫛羅交差点に当たったら右折し、県道213号線を道なりに進んでください。
・大阪方面から
西名阪自動車道路柏原ICを下り、国道165号線を直進。そのまま太田南交差点を直進し、県道30号線を進みます。櫛羅交差点で右折し、県道213号線を道なりに進んでください。

駐車場の利用料金は、乗用車で1回あたり1000円です。

電車での行き方

近鉄御所駅で降り、葛城ロープウェイ前行きに乗車。終点の『葛城ロープウェイ前駅』で下車し、『葛城登山口』まで徒歩で行き、ロープウェイ乗車してください。

御所駅前から『葛城登山口』まではタクシーの利用も可能です。

まとめ

大和葛城山は5月のツツジ開花時期や秋の紅葉時期になると多くのハイカーが訪れる景観スポット。整備された登山道では自然を楽しみながら歩く登山者と、にぎやかに登る子供連れファミリーハイカーを見かけます。山登りの後のおいしい絶品グルメもこの山の魅力の一つといえるでしょう。木々に囲まれて澄みきった空気の中での楽しい山歩きに出かけてみてはいかがでしょうか。