佐賀城は日本名城100選に選出された一度は訪れたい名城

公開日:2018/11/29 更新日:2019/10/30

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佐賀城はよいとこばい!あさんも来んや~

日本赤十字社の創始者・佐野常民など、幕末から明治にかけて日本を大きく動かした人物を多く輩出した佐賀。佐賀城を訪れるとそんな江戸時代・幕末・明治の歴史ロマンの香りが強く感じられます。歴史好きなら一度は行きたい佐賀城の注目ポイントを、どうぞご覧ください。

佐賀城で幕末の佐賀の歴史を学ぼう!

幕末という激動の時代を佐賀城では学ぶことができます。本丸御殿は詳細に至るまでリアルに復元されています。

江戸時代に焼失した本丸御殿を復元

佐賀城は佐賀県佐賀市の中心部に位置しています。佐賀市の中心部である官公庁街へ行くと、まず目に入るのが佐賀城のお堀。江戸時代に城下町であった名残りを、今も色濃く感じることができます。

佐賀城の本丸御殿は享保11年に火災で焼失。10代藩主であった鍋島直正が天保9年に再建しましたが、のち明治4年に廃城となりました。今ある本丸御殿は、直正が再建した御殿の一部が忠実に復元されているもので、2004年に完成しました。木造の復元建物としては日本最大級の規模を誇ります。

佐賀藩の歴史を今に伝えている

復元された佐賀城は佐賀城本丸歴史館として、幕末~明治の佐賀藩の歴史を伝える施設としても活躍しています。佐賀県は明治維新の原動力となった四藩である薩長土肥の一角であり、歴史好きな人たちが幕末・明治ロマンを求めて訪れる場所でもあります。

廊下や広間なども忠実に再現されており、当時の様子を伺うことができます。内部には御座の間など現存する文化財もあり、歴史好きの人は必見。

しかも、ここへの入場はなんと無料なのです。維持管理のための募金箱が設置されており、訪れる人の中には募金をする人も多く見られます。佐賀城は日本100名城にも選ばれています。日本100名城スタンプは本丸歴史館の受付で押すことができます。

城主は佐賀藩主の鍋島氏

城主は佐賀藩主であった大名・鍋島氏。本丸御殿を再建した10代藩主鍋島直正は、財政改革や西洋技術の活用により藩政を立て直したことで知られます。佐賀城跡には直正の銅像も建てられており、佐賀城を訪れた際は欠かせない写真スポットです。

重要文化財 鯱の門

青銅製の鯱は珍しいもの。国の重要文化財にも指定されており、一見の価値があります。

お城の入り口には鯱の門が建つ

現存している佐賀城の遺構のひとつ、鯱の門。続櫓と共に国の重要文化財に指定されています。屋根の上に2匹の鯱が飾られていることから、鯱の門と呼ばれます。

お城といえば全国各地、鯱鉾(しゃちほこ)や鬼瓦などそれぞれ名物があるものですが、この佐賀城の鯱は青銅製なのです。写真だとその金属独特の質感が伝わりにくいかもしれませんが、ぜひ実際に訪れた際は実物を注意深く観てください。

門には佐賀の乱の銃弾跡が生々しく残っている

門には明治7年に起きた佐賀の乱の銃弾跡がそのまま残っています。佐賀の乱は、江藤新平・島義勇などが起こした明治政府への反乱でした。

この反乱の際、佐賀城に籠城した江藤新平・島義勇らの軍と明治政府からの鎮圧軍が激しく衝突したのです。その戦闘によって佐賀城はかなりの部分を損失してしまったのでした。

本丸御殿に現存する御座の間にも注目

御座の間には直正公のお姿が。リアルなその姿に一瞬ぎょっとしてしまうかもしれません。当時の様子を想像させてくれる工夫がされています。

城主の居室だった御座の間

佐賀城を訪れた際に注目のポイントといえば御座の間。ここは城主の居室として使われていた部屋です。レプリカの直正公と一緒に記念撮影もできるので、人気の写真スポットでもあります。

この御座の間は解体されず保存され、本丸御殿が復元されたときに移築されたもの。天保年間の時代の瓦や柱がそのまま使用されており、1838年当時の姿を残している貴重な空間なのです。佐賀市の重要文化財にも指定されています。

佐賀城の天守台と石垣

当時のままの姿の天守台と石垣は、風雨にさらされながらもきちんとした姿で現存しています。また、この石垣にハート型の石が紛れ込んでいます。



天守台は当時の姿を留めている

外へ出ると目を惹くのは天守台。佐賀城の天守閣は享保11年に焼失しましたが、天守台のみ現存しているのです。高さ約9m・広さは約31m×27mの広々とした天守台へと上がってみましょう。

天守台に上がってみると

天守台には誰でも自由に上がることができます。この天守台の上にあった天守閣は、九州でも最大級だったと考えられています。天守台に立つと当時の堂々たる威風が偲ばれます。

石垣にも歴史の風情が

実際に間近に立つとその大きさに圧倒される石垣。この石垣も現存する遺構のひとつです。現代のようなクレーンなど何も無かった時代、どうやって人力だけでこんな石垣を精巧に築けたのか。江戸時代に積まれた石垣からは、当時の建築技術の凄さと歴史の風情が伝わってきます。

佐賀城のお堀

城を守っていたお堀もそのままの形で残されています。大きなお堀は、当時城を守るのに大活躍していたに違いありません。いまではのどかな風景として楽しむことができます。

お城の周りは立派なお堀で囲まれている

城の周りのお堀も当時のまま現存しています。平らな地形の場所にある佐賀城は、一説にはお堀に茂る木々の中にお城が沈んで見えなくなることから、沈み城とも呼ばれます。

また、周辺には現在も高さ30mを超える巨木がいくつも存在しています。佐賀県といえば県内各地のクスノキの巨木が有名ですが、ここ佐賀城にも佐嘉城阯の楠群として県の天然記念物に指定されている大楠があります。その大楠もお堀沿いに立っています。

お堀の内側は佐賀城公園として整備

現在ではお堀の内側全体が、佐賀城公園として整備されています。佐賀城跡、佐賀城本丸歴史館があるほか、県庁や博物館・美術館・図書館などが敷地内に揃っており、県民の憩いの場となっています。

佐賀城見学のランチなら麺処 いっけいがオススメ!

佐賀城公園内にあるうどん&そば屋、麺処 いっけい。佐賀城見学のあと立ち寄るのにもぴったりです。肉うどん・肉そばや、秋冬限定の豚汁うどん、春夏限定の冷やし梅おろしうどんなどが人気メニュー。

うどんは佐賀県産小麦を使用されています。温暖で平地の多い北部九州の田園地帯では、稲の収穫を終えた冬の田んぼで麦を育てられることも多く、小麦の生産量も豊富なのです。

住所|佐賀県佐賀市城内2-12-9
営業時間|11:00~14:45(L.O)・17:00~20;45(L.O)
定休日|火曜日
電話|0952-23-4525
公式サイトはこちら

佐賀城周辺のおすすめイベントも紹介!

佐賀城のお堀やその周辺には、歴史を感じさせながらも訪れる人々を楽しませるイベントが開催されています。水鏡プロジェクトやひな祭り、城内に隠されたハート探しといったものがあります。

水鏡プロジェクト

佐賀城のお堀にたくさんの灯籠を浮かべるイベント、水鏡プロジェクト。お堀を大きな鏡に見立てて、美しい景観を創り出すことを狙いとしています。

毎年9月に行われ、2018年で3回目を迎えました。新たな佐賀の風物詩として見物客も多く集まっています。ぜひ闇に浮かぶ幻想的な明かりを求めて、お気に入りのカメラを持って観に行きたいイベントです。



佐賀城下ひなまつり

ひなまつりの季節には華やかな雛人形で賑わう佐賀城下。鍋島家に伝わる由緒あるお雛様をはじめ、様々なお雛様が各所に展示されます。

地元の伝統工芸品として名高い布である佐賀錦をまとったお雛様や、生花で作ったお雛様など、佐賀ならではの珍しいひな人形も登場します。ひなまつりの時期に佐賀城を訪れるのもおすすめです。

城内に隠れたハートを探せ!

お城の石垣といえば苔好きの人が喜ぶところですが、ここ佐賀城では苔好きならずとも誰もが目を見張る注目ポイントが。鯱の門を入って右側に進んむとそこにはハート形に刈り込まれたツタがあり、隠れた人気スポットとなっているのです。

佐賀城跡には他にも、石垣にひそむハート型の石、鯱の門の青銅のハート模様と、計3つのハートが隠れています。ぜひ探してみてください!

佐賀城へのアクセス

電車・バスでの行き方

・JR佐賀駅南口から徒歩で約25分

・JR佐賀駅から佐賀市営バス利用「博物館前」「佐賀城跡」下車(約10分)

車での行き方

長崎自動車道を佐賀大和ICで降り、車で約20分

住所|佐賀県佐賀市城内2-18-1
営業時間|9:00~21:00(佐賀城本丸歴史館は9:30〜18:00)
定休日|年中無休(佐賀城本丸歴史館は12月29日〜31日)
電話|0952-41-7550
公式サイトはこちら