大歩危で日本一の激流をラフティング。妖怪のふるさとも覗いてみよう

公開日:2018/12/4 更新日:2019/10/30

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徳島県出身。徳島県を中心に、四国と住んだことがある大阪府、愛知県の記事を書いています。旅行は夫か母、友人などとの二人旅がメインです。神社仏閣や歴史が好きなので、そのスポットにまつわる豆知識をふまえて見どころをご紹介します。
徳島の西の果て、大歩危は山と川と秘境が楽しめるスポットじょ!

徳島県といえば鳴門海峡や阿波踊りですが、雄大な自然が望める秘境の大歩危はご存じですか。比較的アクセスがしやすく四季折々の絶景が見られると人気で、数多くの妖怪伝説発祥の地としても有名です。ほかにも吊り橋、川下りなどのアウトドアも充実していて大自然を全身で体感できる大歩危。その魅力をたっぷりご紹介します。

秘境へようこそ 大歩危峡

大歩危峡(おおぼけきょう)は徳島県三好市山城町にある渓谷で、剣山国定公園の一部です。山城町は徳島県でも最西部にあり、愛媛県と高知県に隣接した見渡す限り四国山地の山に囲まれています。大歩危の語源は諸説ありますが、大股で歩くと危ないということから由来しているといわれ、小股で歩くと危ない小歩危(こぼけ)もあり、セットで大歩危小歩危と呼ばれています。

秘境ビギナーにおすすめ 手軽な秘境

日本三大秘境といわれる祖谷(いや)にも近いですが、大歩危付近は道路も片側1車線あって、秘境のなかでは比較的アクセスしやすいです。大歩危にはJR大歩危駅があり、バスや電車でのアクセスも可能。ただし駅からは徒歩で30分くらいかかります。

ただアクセスしやすいとはいっても、徳島県西部の中心地 池田からは車で40分くらい離れており、カーブが多くアップダウンの激しい山道を通らないと行けないので、やはり運転には注意が必要です。

2億年かけてできた壮大な景色

大歩危の地質は、二億数千年もかけて吉野川の水流で削り取られた岩でできており、2014年には国の天然記念物に指定されました。水は、鮮やかなエメラルドグリーンをしていて透明度は抜群。四国山地を走る1000メートル級の山がいくつも連なり、まさに秘境という名にふさわしい絶景。

ほかにも、自然が作った美しい渓谷を間近で見られる遊覧船のほか、吉野川の激流をダイレクトに楽しめるラフティングが体験できるので、アウトドア派にも人気のスポットです。

日本一の激流で川遊び

なんといってもラフティング

大歩危小歩危はラフティングがさかんで、2017年にはラフティング世界大会も開催されました。大歩危は日本一の激流ともいわれる流れの非常に激しいところで、全長8キロのコースを一日や半日かけて巡るコースが設定されています。

初心者なら3時間半ほどの半日コースがおすすめで、体力に自信がない人でも中学生から60歳までの人なら参加することができます。ベストシーズンは初夏(5月と6月と秋(9月下旬~10月)。なお、ラフティング体験には予約が必要です。

遊覧船でのんびりくだることも

ラフティングと違い、のんびりと船で吉野川をくだれる遊覧船は老若男女問わず人気があります。遊覧船の乗り場は大歩危峡まんなかにあり、遊覧船の乗船時間は往復で30分程度です。遊覧船は一時間に2~3本の運行で、出発時間はとくに決まっていません。遊覧船は冬季も営業しており、なんとこたつ付き。

Address 〒〒779-5451  徳島県三好市山城町西宇1520
Hours 9:00-17:00
Closed なし
Tel 0883-84-1211
Web https://www.mannaka.co.jp/restaurant/excursionship/excursionship.html

季節で表情が変わる大歩危峡

大歩危は紅葉の名所としても有名です。視界に入る山々のすべてが赤く色付いているの様は圧巻の眺めです。大歩危は気温の低い山間部なので、四国のなかでは紅葉が早く、10月下旬から11月上旬に一番の見頃を迎えます。紅葉シーズンはバイクやツーリングにも人気があり、ロードバイクが多いので通行時はご注意を。

春には鯉のぼりが泳ぐ

春には鯉のぼりが大歩危峡を泳ぐ光景が見られます。青空と新緑の山にカラフルな鯉のぼりが映えてとてもきれいです。鯉のぼりは例年3月下旬から始まります。川下りをしながら見られる鯉のぼりは珍しいのではないでしょうか。展望台から見下ろすのもいいですが、遊覧船に乗って川から見上げるのも迫力があっていいですよ。面白い写真が撮れるかもしれません。

雪の大歩危も絶景

大歩危は山間部なので、温暖なイメージの四国でも、冬は雪がかなり積もる場所です。新緑や紅葉もきれいですが、大歩危は雪景色も美しく、冬ならではの真っ白に輝く景色が楽しめます。雪景色は神秘的で美しいのですが、周辺の観光施設は冬季休業が多いので、冬はあまり観光には向いていません。道路の積雪や凍結があるので、冬季は車での観光はくれぐれもご注意ください。

大歩危で妖怪と触れ合ってみる

大歩危がある山城町には妖怪の伝承がとても多く、鳥取県境港市に続いて世界怪遺産にも認定されています。平地がほとんどなく急峻な山に囲まれた山城町は、昔は大人の男性でも明るいうちに家へ帰るのが鉄則で、子供が夜道で危険な目に合わないために妖怪話がたくさんつくられたという説が。妖怪にちなんだ観光スポットもあり、妖怪での町おこしにも取り組んでいます。



道の駅 大歩危には妖怪屋敷

国道32号線にある道の駅 大歩危には、妖怪屋敷なんて施設も。山城町に伝わる妖怪伝説を手作り感あふれる妖怪像がある、やや珍スポット寄りの施設です。大人にとってはゆるい面白スポットですが、子供は怖がって泣く場合もあります。妖怪だけでなく、大歩危の絶景が見られるので眺めを楽しむだけでもいいですね。

Address 〒779-5452  徳島県三好市山城町上名1553-1
Hours 9:00-17:00
Closed なし(12月~2月は火曜休館)
Tel 0883-84-1489
Web https://wx07.wadax.ne.jp/~yamashiro-info-jp/cp-bin/wordpress/

大歩危はこなき爺のふるさと

山城町は、ゲゲゲの鬼太郎でお馴染みのこなき爺伝説発祥の地なんです。道の駅 大歩危から少し山のほうへ行くと妖怪の里があり、こなき爺像が見られます。こなき爺像の台座に書かれた文字は、水木しげる先生直筆で、隣の石碑の説明文は作家の京極夏彦先生による直筆と、かなりスペシャル。

年に一度の妖怪まつり

妖怪の里では毎年妖怪まつりも開かれています。山城町の旧上名小学校では毎年11月に開かれる妖怪まつりでは、20体~30体の妖怪と山伏による妖怪パレードが見モノです。妖怪に扮しているのは地元の小中学生なので、妖怪たちはとてもフレンドリーに写真撮影に応じてくれます。

大歩危峡へのアクセス

バスでの行き方

四国交通が運航する大歩危祖谷定期観光ボンネットバスなら、車がなくても手軽に秘境の観光が楽しむことができます。JR阿波池田駅から出発し、道の駅 大歩危の妖怪屋敷→大歩危川下り→祖谷のかずら橋→小便小僧→平家屋敷など、大歩危~祖谷の主要な観光スポットを巡ります。全体の所要時間は6時間ほど。

Address 〒778-0003  徳島県三好市池田町サラダ1612-27(阿波池田バスターミナル)
Hours 9:00 - 18:00
Closed なし
Tel 0883-72-1231
Web http://yonkoh.co.jp/teikan

車での行き方

車では井川池田インターから約35分、JR阿波池田駅から40分~50分で国道32号線を高知方面へ進むと、左手に小歩危、大歩危の順に絶景の峡谷が現れます。大歩危の観光スポットはどこも大型駐車場があるので、車を停める場所には困らないので安心。

電車での行き方

JR大歩危駅からは徒歩20分~30分と、大歩危峡までのアクセスはあまりよくないです。大歩危周辺の主要駅であるJR阿波池田駅までは徳島駅から特急で1時間半程度。JR阿波池田駅から大歩危駅までは6駅で乗車時間は約20分、一時間に1本~2本の運行です。

Address 〒779-5451 徳島県三好市山城町西宇周辺
Hours なし
Closed なし
Tel 0120-404-344(三好市観光案内所)
Web https://miyoshi-tourism.jp/spot/oobokekyo-kobokekyo/

まとめ

徳島県の大歩危は、剣山国定公園のなかにある秘境で、雄大な自然のなかでラフティングや遊覧船、橋渡りが楽しめるスリリングな絶景スポット。妖怪伝説でも有名で、珍スポットの妖怪屋敷や街の至るところに設置された妖怪像も一見の価値ありです。ぜひ見どころ満載の秘境大歩危へ行ってみてください。