久高島は神が降り立った琉球の聖地。アクセスも良い離島の神秘にふれてみよう

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久高島へめんそーれ!美ら海と自然が織りなす魅力

アマミキヨという琉球開闢(かいびゃく)の祖をご存知でしょうか。その昔、アマミキヨが空から舞い降りて久高島に降り立ち、国づくりを始めたといわれています。そんな琉球の聖地である久高島は沖縄県の中でも比較的移動時間のかからない位置にある離島。この記事ではそんな久高島の魅力と楽しみ方を徹底解説していきます。

神の島といわれる久高島

久高島は沖縄の神話にも登場するほどの聖地です。厳格なルールによって守られた美しい島の風景を楽しめます。

沖縄本島から近い久高島

久高島(くだかじま)は沖縄本島東南端にある知念岬の東海上5.3キロメートルにある離島です。南城市に属しており、島の人口は260人程、周囲は7.75キロメートルの小さな島。離島であるものの沖縄本島の安座真港から船で約20分程で行けること、一日で回りきることのできる広さから、日帰りで離島を楽しみたいという観光客から人気を集めています。フェリーと高速船が出る安座真港へのアクセスは車の利用がおすすめ。

神話聖地の島

久高島は琉球の創世神であるアマミキヨが天から降臨し、この島から国づくりを始めたといわれる琉球神話の聖地の島です。琉球王朝時代には久高島はとても大切にされ、国王が耳得大君を伴って久高島で礼拝をしていたほど。琉球王国時代には祝女制度が作られ、その制度はその後も長く継承。12年に1度午年に行われる秘祭イザイホーを頂点とした祭事は近年まで続いていましたが人手不足で1978年以降中止されている状態です。

久高島は海の彼方の桃源郷、ニライカナイに繋がる聖地とされており、沖縄県民にとって観光地的な場所としていくところではないと考えられています。そのため他の離島と比べ観光地的なものは少ないともいえます。それだけとても特別な場所といえるのです。

島のルール

そんな沖縄の人たちの特別な場所・久高島。神聖な場所ゆえ島に上陸する際には約束事がいくつかあります。

  1. 拝所をはじめとする聖地はその伝統を守るため島の人間でさえ気軽に入れない場所も多くあるためよく確認すること
  2. 自然との共生をめざすため島の石や植物、動物は珍しいものがあったとしても、一切持ち帰ってはならない
  3. 特別な行事・神事の日は神人以外、集落より北には立ち入ってはならない
  4. 持ち込んだごみになるものは必ず持ち帰る
  5. キャンプは指定の場所以外では決してしないこと
  6. この島が自分の故郷だという思いで、島を美しくすることを心がけ、ゆっくり休憩し気持ちよく帰る

島に上陸する前に上記のことを頭に入れ、島で暮らす人や沖縄の人々の聖なる島への想いを踏みにじらないよう細心の注意を。

久高島の魅力いっぱい

久高島の特徴は周囲8キロメートルと島が広すぎないことです。そのため徒歩や自転車でも回れます。島へのアクセスも良いため日帰りでも楽しめるのです。

日帰りで行ける

それでは改めて久高島の人気の理由に迫っていきましょう。久高島にくる人々の多くは、そのアクセスのよさに注目しています。他の離島と違い、久高島は日帰りすることができます。そのため、沖縄に短期で旅行にきた人々も訪れることができるのです。

久高島へは船でしか行くことができません。片道、フェリーなら20分、高速船なら15分で到着できます。これなら時間のない観光客でも気負わずいけます。

沖縄ならではの風景を見れる

そして観光客が多く訪れる久高島ですが、聖なるこの島はほぼ観光地化されていません。集落には今も石垣で囲まれた民家があり、昔ながらの沖縄の風景がたくさん残っています。

この島では土地は神様からの借り物という考えが根付いているため、島の土地は個人の所有地ではなく字(あざ)の所有地であるのも特徴です。集落を抜けた場所には、自動販売機や売店といったものは設置されていないため、あらかじめ飲み物などは購入しておきましょう。

自転車か徒歩で廻れる

久高島は周囲8キロメートル程の広さなので、ゆっくりと歩いて周っても、島内を十分楽しむことができます。そのため車で周る必要はなく、島にはレンタカーはありません。自転車に乗って島内を一周することができるため、レンタサイクルがあります。

大きな離島だと、島内での移動に時間もかかってしまいますが、久高島は小さな島なため、目的場所への移動も楽々。レンタサイクル店では自転車を借りる際に島の地図をもらえるので、これを頼りに目的地を決めてもいいかもしれません。離島でゆったり気ままに過ごしたい人、自然を満喫したい人、フォトジェニックな景色を撮りたいカメラが好きな人にも大変おすすめです。

島の恵みをいただく

島には休憩のできる東屋も。とくじんではなんと島の伝統料理であるウミヘビを使ったイラブ-汁を味わうことができます。このイラブ-汁は500年以上続く手法で作られており、年に2回食べると風邪をひかないといわれています。他にも沖縄料理を楽しむことができます。

とくじんの他にもパーラーサバニ、けいという飲食店があるので、島の食材を使った料理を選んで食べてみては。島内には4件の商店がありますが、不定休なため事前の注意が必要です。

宿泊して離島を満喫

日帰りもできますが、もちろん泊まることだってできます。時間が限られているとできない体験などもあるのでじっくり楽しみたい人は宿泊していくことをおすすめします。

民宿に泊まってみよう

離島にせっかくきたのだから、宿泊してゆっくり過ごしたいという人のために、島には三軒の民宿と久高島宿泊交流館があります。さらには、驚くことに久高島簡易郵便局に泊まることも可能。こちらでの宿泊を希望する場合は直接お問い合わせください。

宿泊者だけが体験できる特別な体験

日帰り旅ではなく、宿泊者だけが楽しめること、それはやはり一日の変化が最も出る、空の動きではないでしょうか。美しい夕日が沈む姿に、都会では見れない満天の星空、眩しい朝日を満喫し、朝一で島の綺麗な空気を吸い込めば日々のストレスをリセットできること間違いなしです。

ファインダーに収めたくなる美しい風景

久高島は被写体になる景色に溢れています。海や道端の花や自然など、どこを切り取っても美しいです。

数々の美ら海を臨む

久高島からのぞむ海も、他の沖縄の離島同様にサンゴに囲まれており、それは息をのむほどの美しさです。島には、ピザ浜、タチ浜、イシキ浜、ウーパ浜、ウディ浜、シマ―シ浜、メーギ浜と名付けられた数々が浜辺が。泳いてみたいのであれば潮の満ち引きに関係されずいつでも泳ぐことができるメーギ浜がおすすめです。

島に自生したカラフルな花を愛でる

島には自生したハイビスカスやブーケンビリアなどの本州ではあまり見られないような美しい花たちが至るところに生えています。そんな中でもハイビスカスはほぼ一年を通して楽しむことのできる花。南国・沖縄らしく、元気をもらえるカラフルな花がそこかしこで見ることができます。

マイナスイオンたっぷりの緑

今でもほぼ手付かずで残る久高島の自然。その自然を残すためにも、立ち入り禁止の場所がいくつかあります。地元の人たちが大切に残し守ってきた場所なので、特に注意が必要です。立ち入り禁止の看板がある場所はもちろんですが、立ち入るべきではない雰囲気の場所にはむやみに入らぬようマナーを守って観光しましょう。

映画のような風景

島から海に続く白い一本道。この道は神の道といわれるカベール岬へと続いています。一本道の両脇にある植物群落は沖縄県の天然記念物にも指定されています。カベール岬は琉球の創生神であるアマミキヨが降臨した場所といわれており、島内一の人気のおすすめスポット。そんな神聖な空気に向かい、自転車で風を切って走る爽快感!心も体もリフレッシュできることでしょう。

久高島へのアクセス

船での行き方

船南城市の知念安座にある安座真港から久高島の徳仁港へ向かいます。フェリーもしくは高速船で行く二通りの行き方があります。フェリーと高速船は交互に出航。3往復ずつ、1日6便運航しています。

フェリーくだかⅢなら20分、高速船ニューくだかⅢなら15分ほどで到着します。別途料金はかかりますが、フェリーの方なら車も乗船可能です。天候により、船が揺れることも。特に、台風の前などは激しくなりますので、乗り物酔いをする人はあらかじめ酔い止めなどで対策をしておきましょう。

車での行き方

那覇空港から車で行く場合は安座真港を目指してください。所要時間は約1時間・距離は25キロメートル。まず空港南口交差点を左折し、県道231号線に乗ります。次に安次嶺交差点右折、瀬長交差点左折したあと国道331号線に向かい、約9.5キロメートル程走り左折してください。カーナビ利用の際はあさまサンサンビーチと入力をするとたどり着けます。

バスでの行き方


バスで向かう場合2つのルートがあります。一つは那覇バスターミナルにて、東陽バス3838番系統志喜屋線を利用するルート。もう1つはあさまサンサンビーチ入り口停留所にて下車。そこから5分歩くコースです。バスは1時間に1~2本なので事前に時刻表などで確認しておきましょう。

住所|〒901-1501 沖縄県南城市知念字久高
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0988358919
公式サイトはこちら

まとめ

観光地として人気の沖縄県。その中でもなかなか足を運ぶ機会の少ない離島の中で好アクセスを誇る久高島。神が降り立ち、琉球の国づくりがはじまった神聖な土地として沖縄の人たちからも大切にされている場所です。歴史と伝統、自然が残る聖なるその土地で、普段感じることのできない特別な空気を感じてみてください。