村上水軍の面影を残す伯方島で絶景スポットをめぐる

トラベルパートナー: Sawako

出身地は広島。得意なエリアは近畿・中四国・九州。一人旅で瀬戸内海の美しい島々や桜の名所、古いお寺や神社を巡るのが大好きです。日本にはまだまだ知られていない絶景や面白いスポットがたくさんあります。みなさんに訪れてほしいステキなスポットをたくさんご紹介したいです。

伯方島は自転車で周ってつかぁさい

内海でありながら、潮の激しさを感じさせる瀬戸内海。歴史を振り返れば、この海は村上水軍の活躍の場でした。そんな自然と歴史を楽しめる他、グルメスポットも充実の伯方島。パワースポットも数ある島を、自転車で巡るのがもっともおすすめの楽しみ方。どのコースを取るか参考になるように伯方島の訪れるべきスポットを紹介していきます。

伯方島とは


なかなかの難読な地名である伯方島(はかたじま)。しまなみ海道のルート上にある島で、愛媛県今治ICから2番目に降りられる、道路で本州、四国と陸続きになっています。

特産品は柑橘類とくにみかんが代表格。かつては製塩業が盛んで、伯方の塩の発祥地です。ただ現在は塩田が廃止され、クルマエビの養殖場となり、新たな特産品となっています。小さな島なので、瀬戸内海を眺めながら、自転車でゆっくり巡るのがおすすめ。道の駅伯方S・Cパークは、レンタサイクルターミナルにもなっています。

伯方島に架かる2つの橋

伯方島には大三島橋と大島大橋が架かっています。この二つの橋にはそれぞれ魅力があります。

1979年に開通した大三島橋

伯方島と大三島の間、鼻栗瀬戸に架かる全長328メートルのアーチ橋が大三島橋本州四国連絡橋の中で最初に開通した橋です。開通した1979年当時は、日本最長の橋でした。伯方島と大三島の間の海峡は約300メートルですが、激しい潮流が渦巻く船の難所。

村上水軍ゆかりの島に架かる伯方・大島大橋

伯方島と大島間の宮窪瀬戸には、2つの違うタイプの橋が連なっています。伯方島と見近橋に架かる桁橋は伯方橋、見近橋と大島に架かるのは吊り橋で、大島大橋です。見近橋はかつて、南北朝時代から戦国時代に瀬戸内海で水軍として活躍した、能島村上氏の物流基地だった島。自転車歩行者通路から島へ降りることも可能で、間近に橋を見上げることができます。

おすすめ絶景スポット

伯方島で見ることができる美しい景色。おすすめは桜の名所である開山公園、360°ぐるりと美しい景色が見れる宝股山、迫力のある潮流が見られる船折り瀬戸、そしてトロンボ現象を見ることができる大角島です。

桜が咲き誇る開山公園

伯方島の北西部にある標高149メートルの開山(ひらきやま)。その山頂にあるのが開山公園です。桜の名所として知られ、春には約1000本のソメイヨシノを代表とした5種類の桜が見られます。昼間は、大三島橋、伯方、大島大橋、多々羅大橋が一望できる見晴らしの良さ。36メートルのすべり台やジャングルジムもあり、子供たちがはしゃぐ声が聞こえることでしょう。

伯方島の最高峰・宝股山

島のほぼ中央に位置する伯方島の最高峰 宝股山(ほこさん)。鉾山と呼ばれることもあります。標高は304メートルと高さはないものの、ピラミッド型の美しい山です。山頂には、山信仰の名残のような巨石が鎮座し。360度のパノラマの絶景は、朝日、夕日を見ることができ、知る人ぞ知るパワースポットといわれるのも納得の場所です。

激しい潮流の船折瀬戸

船折(ふなおり)瀬戸は、伯方島と鵜島の間にある幅約300メートルの瀬戸。その名が示す通り、船が折れるほどの激しい潮流で、昔から難所といわれてきました。瀬戸内海の潮の渦といえば鳴門のうずしおが有名ですが、ここでも潮の干満が生み出す潮流を見ることができます。

トンボロ現象が見られる大角豆島

大角豆島(ささげしま)は、伯方島西部の瀬戸浜沖合100メートルほどに浮かぶ小島です。潮が引くと陸地が現れ、四万まで歩いて渡れるトンボロ現象が見られます。これだけでも自然の神秘ですが、朝日や夕暮れ時は景色も幻想的で雰囲気が増します。カップルにはおすすめのパワースポットです。

歴史にふれるスポット

伯方ふるさと歴史公園や喜多浦八幡大神神社など、伯方島の歴史を感じることができるスポットを紹介します。

伯方ふるさと歴史公園

燧灘(ひうちなだ)と造船所が建ち並ぶ伯方港周辺を望む高台にあるのが、伯方ふるさと歴史公園。平安時代後期、かつてこの地に存在したといわれる木浦城(きのうらじょう)の居館が復元され、資料館として利用されています。

館内には、島内の移籍から出土した土器や石器、製塩土器が展示され、製塩や海運で栄えた島の歴史が伝わってくるようです。1989年には、山頂で岩ケ峰古墳が発見。より歴史の深さを感じられる公園として整備されました。

住所|〒794-2305 愛媛県今治市伯方町木浦甲546
営業時間|9:00~17:00
定休日|毎週月曜日(祝日の場合は翌日)12月29日~1月3日
電話|0897-72-2374
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縁結びのパワースポット 喜多浦八幡大神神社

674年に創建されたと伝わる喜多浦八幡大神(きたうらはちまんおおかみ)神社。福岡県博多の筥崎宮(はこさきぐう)から分霊されたことから、島の名の呼び方が同じとなったと言われています。また鳥居の横には、島の若い人たちの出会いの場となったという謂れがある縁結びの亀 愛染どんすが鎮座。亀の形をした石に触ると、恋愛成就だけでなく長寿の御利益も得られるパワースポットとして話題に上がっています。

住所|〒794-2304 愛媛県今治市伯方町北浦甲1463
営業時間|境内自由
定休日|年中無休
電話|0897-73-0634
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村上水軍の菩提寺 禅興寺

1430年に能島村上水軍の祖、村上雅房が創建した曹洞宗禅興寺。村上水軍の中でも有名な武将村上武吉を出した、能島村上水軍の菩提寺でもあります。寺から100メートルほどの場所には、創建した村上雅房夫妻の墓があります。樹齢650年を超えると言われる大楠が、墓所を見守るように立っています。

住所|〒794-2305 愛媛県今治市伯方町木浦甲3645
営業時間|境内自由
定休日|年中無休
電話|0897-72-0126
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おすすめレジャースポット

伯方島には、レジャースポットもあります。海水浴ができる道の駅伯方S・Cパークや、イルカと一緒に泳ぐことができるドルフィンファームしまなみ。また、ドルフィンファームしまなみでは海辺でキャンプもすることができるなど、アウトドアスポットでもあります。

伯方島観光の拠点・道の駅伯方S・Cパーク

国道317号線沿いにある道の駅伯方S・Cパークマリンオアシスはかたとも呼ばれています。目の前には伯方ビーチが広がり、夏は海水浴客でにぎわいを見せています。レストランやお土産物店の他、レンタサイクリングターミナルがあり、伯方島の観光、レジャーの拠点にもなっている便利なスポットです。

住所|〒794-2302 愛媛県今治市伯方町叶浦甲1668-1
営業時間|9:00~17:00 10:00~15:00(レストラン)
定休日|年中無休
電話|0897-72-3300
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イルカとふれあえるドルフィンファームしまなみ

道の駅伯方S・Cパークに隣接するイルカと触れ合える日本最大の施設がドルフィンファームしまなみ。見学コース、ふれあいコース、スイムコースと3つのプログラムがあります。とくに人気なのはスイムコース。海に入りイルカの背びれにつかまり一緒に泳ぐことができます。

おしゃれなキャンプ場も併設

ドルフィンファームしまなみの敷地内には、オートキャンプ場もあります。通常のテントサイトの他、グランピングサイトやキャピンコテージ、トレーラーを利用したコテージと施設は多彩。海水浴だけでなく、海やイルカを眺めながらバーベキューと楽しさの広がる海辺のスポットです。

住所|〒794-2302 愛媛県今治市伯方町叶浦甲1673
営業時間|9:00~17:00
定休日|悪天候時
電話|0897-72-8787
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伯方島へのアクセス

車での行き方

伯方島へのアクセスは車が便利。しまなみ海道を利用すれば、JR今治駅から約30分、松山空港からは約1時間30分です。尾道側からなら、しまなみ海道を走り、約45分でアクセスできます。

住所| 愛媛県今治市伯方町
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0898-22-0909(今治地方観光協会)
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まとめ

今治と尾道をつなぐ しまなみ海道で陸続きになっている伯方島。自然豊かなのはもちろんのこと、伯方の塩や海の幸を利用したグルメスポット、歴史の深さから神秘性をもたらせたパワースポットなど見どころがたくさん。小さな島だけに、レンタサイクルで健康的に巡るのがおすすめです。