ミツカンミュージアムでオリジナル味ぽんをつくろう。幻の赤酢もここならお目にかかれる

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トラベルパートナー: ERIPPE

埼玉県出身です!現在は愛知県に住んでいるため、愛知県、岐阜県などの東海地方をメインとした記事を執筆しています。食べることが大好きなので、グルメを中心に旅行プランを立てているほか、沖縄などの島々や、子供と楽しめるスポットも周遊しています。

世界に一つだけのマイ味ぽんを作ってお土産にしよう!

1986年酢の博物館として開館した酢の里が、2015年ミツカンミュージアム(MIZUKAN MUSEUM)としてリニューアルオープンした体験型の博物館。歴史や文化、酢の効能といった知識はもちろんのこと、オリジナル味ぽんの作成酢の試飲など遊び心も満点です。そんなミツカンミュージアムの魅力を紹介していきます。

見て体験して学べる博物館

酢といえば、思い浮かぶのがmizkan(ミツカン)。そのグループの過去、現在、そして未来を学べるのがMIM(ミム)の愛称を持つ、ミツカンミュージアム(MIZKAN MUSEUM)です。酢の歴史はそのまま、ミツカンの歴史でもあります。今や健康食としても注目される酢を見て、触って、楽しみながら学べる、酢造りとともに歩んできたミツカングループだからこそできた、体験型の博物館です。

外観も楽しめる

酢の歴史は古く、江戸時代から存在していました。このため、建物の雰囲気や周りも江戸時代を意識して作られています。

横に流れる半田運河

ミツカンミュージアムは、ミツカンの本社の道を挟んで隣、半田運河沿いに建っています。江戸時代、酒や酢を始めいろいろなものが、運河を使い江戸へ運ばれていました。運河沿いに蔵が多いのは、輸送の手間を省くためだったのです。ミツカンミュージアムは、その当時の歴史を建物の位置からも再現。半田運河沿いの黒い建物は、風情があるだけでなく、運搬の歴史を伝えるものなのです。

黒地に映えるミツカンマーク

運河沿いの壁面は黒で統一されています。その壁にひと際目立つのが、ミツカンマーク。このロゴは、1887年にミツカン4代目中埜又左衛門商標登録したもの。

当時の酢屋の多くは、丸の中に勘の文字を用いた丸勘を使用していました。しかし明治に入り独自の商標が義務付けられたとき、ミツカンは申請に一歩遅れ、丸勘を使えなくなってしまいます。そこでモチーフとされたのが、丸に三本線の中埜家(創業当時は中野家)の家紋。三本の線は、味・利き・香りの意味を持ち、丸は易学の天下一円を表しています。この有名なミツカンのマークは、こうして作られ、今に定着したのです。

ミツカンミュージアムのエントランス

正面エントランスは、歴史と近代を融合させた和風モダン。左右の石碑には、ミツカンマークが刻まれ、入口横には青紫の地にミュージアムの愛称であるMIMのロゴが白で抜かれた幕が掛けられています。

遊びながら学べる

伝統的な技術や食文化について学ぶことができるミツカンミュージアムでは、見て楽しめる工夫もたくさんあります。

大きな大きな大地の蔵に圧倒される

ミュージアムはエントランスから、入口を抜け総合受付から左手にある大地の蔵、右手には風の回廊、時の蔵、水のシアター、光の庭の5つから成り立っています。

見学コースは2つあり、全館コース(約90分)、大地の蔵コース(約30分)で、ともに予約制です。大地の蔵コースは、江戸時代の酢造りと現在の醸造の様子を較べてみることができます。公式アプリをダウンロードし、解説ガイドを聞きながら見れば、より詳しく歴史や酢造りの意味を深く知ることができるでしょう。

弁才船

時の蔵には、史実に基づき、船大工が実寸大で再現した約20メートルの弁才船(べざいせん)が展示されています。弁才船は江戸時代を中心に運送の要となっていた木造船。半田運河から江戸へ1週間から2週間かけて、ミツカンの酢は運ばれていました。弁才船は単なる展示物ではなく。実際に甲板へ上がり、大型映像で半田から江戸までの航海を大疑似体験ができるようになっています。

インスタ映えスポットがある

酢にちなんで並べられた大量の寿司のサンプルは見事なものです。また、フォトすポットなる面白いスポットもあるんです。

インスタ映えスポット すし大陸

ミツカンの歴史は、寿司と切っても切れない縁があります。造り酒屋から分家独立した初代中野又左衛門は、早ずしの江戸での流行りを聞きつけます。当時の寿司は高価な米酢を利用していたことから、安価で造れる酒粕による粕酢の製造に商売を切り替えます。これが寿司に合い、江戸前寿司の繁栄とともに、ミツカンは発展していったのです。

見学ゾーンの最後になる光の庭の主役がお寿司なのは、そんなつながりがあるからなのでしょう。光鮮やかな、お寿司のサンプルがずらりと並び、すし大陸と呼ばれています。たとえサンプルとはいえ、寿司の並ぶ姿は圧巻。インスタ映え間違いなしです。すし大陸の側面には、ネタ番付などお寿司の知識が得られる読み物が入っているので、忘れずに見ておきましょう。

仕切りの壁にあるフォトすポット。壁に互い違いの目と眉毛のようなものが描かれていますが、そこに上の写真のように立ち撮ると、「す」の文字が完成。そのためにひらがなの「す」の文字が入ったフォトすポットという名称になっているのです。互い違いのように見えるのは、背の小さなお子様用と大人用。そんな遊び心もこのミュージアムの魅力。ここへ来たなら記念に「す」の文字の一部になって写真を撮り、思い出の一枚にしましょう。

ミュージアム限定商品をお土産に

ミツカンミュージアムでは、オリジナルの味ぽんを作れることや限定商品を購入することができるため、訪れた際はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。

世界に一つしかないマイ味ぽん

世界にひとつだけのマイ味ぽんが作れるのが、味ぽんスタジオ。作り方は、最初に販売機でマイ味ぽん専用の商品を購入。プリクラの要領で、写真撮影をしてラベル作り。ラベルが完成したらビンに張り付け、マイ味ぽんの完成です。MIMのロゴ入りの箱が付きますので、たくさん作ってお土産にするのもいいでしょう。

限定商品 三ツ判山吹

三ツ判山吹は、ミツカン創業当時の伝統製法を守る純酒粕酢。飴色の深い色あいから赤酢と呼ばれ、深い旨味が特徴です。初代中野又左衛門が作り出した山吹は、ミツカンにとって最初のブランド。その商品の中でも上位のものには、さらに、三ツ判の称号が与えられました。江戸前寿司のスタイル確立に一役買った、ミツカン赤酢の最高峰です。コクのある酢なので、マリネなどにもあうでしょう。お土産におすすめの一品です。

限定商品 千夜

ミツカンミュージアムでしか買えない限定商品が千夜。三ツ判山の原酢を熟成させた特別な酢で、約3年、1000日の夜を経て完成することから、千夜という名前が付けられました。大量生産することができない希少価値のある酢です。

さらにこの千夜が優れているのは、飲み口に特別な加工が施され、液だれがほとんどないところ。ラベルを取れば、余計なデザインがないことから、他の用途にも使うことができます。化粧箱も用意されている千夜。大切な人への贈り物にぴったりです。

知多半島の海の幸に舌鼓

ミツカンミュージアムの真向かいにある魚太郎・蔵のまち。伊勢湾と三河湾に挟まれた知多半島自慢の魚介が食せる海鮮屋台食堂と、蔵造り風のオープンカフェを併設した人気店。知多半島4つの漁港のセリ権を持つ魚太郎、自慢の鮮度の良さとボリュームで土日祝日はかなり混みあいます。海鮮屋台食堂のおすすめはランチ。好みのメインにおばんざいが食べ放題です。

カフェのランチも魚屋ならではのメニューがあります。まぐろ漬けどんぶり地魚入りフライプレート、マグロカツプレートにドリンクが付きます。ミニデザートをプラスすることもでき、カフェ自慢のワッフルもしくはミニソフトクリームを選べます。どちらも新鮮な魚料理が食べられるお店、好みに合わせて魚太郎、蔵のまち選んでください。

住所|〒475-0873 愛知県半田市中村町1-33-2
営業時間|11:00〜15:00/17:00〜21:30(食事処)  7:30〜17:00(モーニング:7:30〜10:30)(カフェ:)
定休日|毎週水曜日
電話|0569-89-7800
公式サイトはこちら

ミツカンミュージアムへのアクセス

電車でのアクセス

名鉄河和線 知多半田駅下車、徒歩約13分、JR武豊線 半田駅下車、徒歩約3分です。

車でのアクセス

名古屋市内から高速を利用して約1時間。知多半島有料道路 半田中央ICか半田ICより約15分です。ミュージアムに隣接する第一駐車場は約40台、運河を挟んだ第二駐車場は約100台(バス8台)まで利用可能です。

住所|〒475-8585 愛知県半田市中村町2-6
営業時間|AM9:30-PM17:00
定休日|毎週木曜日(木曜日が祝日の場合は開館、翌金曜日が休館)
電話|0569-24-5111
公式サイトはこちら

まとめ

紹介した以外にも、お酢ドリンクバーでは黒酢やリンゴ酢といったスタンダードなものから、アサイー、はちみつしょうがなど、珍しいお酢を試飲することができます。

また子供に人気なのは、なりきりすし屋さん。紙粘土のしゃりにシリコンのネタを乗せ完成。スタッフが丁寧に教えてくれることで、出来たお寿司は写真に写せば、まるで本物のようです。このような体験型の楽しさとともに、ミツカンが持つ歴史が紹介されているミュージアム。半田の街の歴史もわかると、口コミで人気はさらに高まっています。