鷲子山上神社は2つの県をまたぐ珍しい神社。ふくろう(不苦労)をお祈りしよう

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境内にはパワースポットがいっぱいあっていがっぺよ!

鷲子山上神社大鳥居の中央を境に2つの県をまたぐ珍しい関東屈指の金運パワースポットです。栃木県と茨木県、あなたはどちら側の入口からお参りしますか。

ひとつなのに2つの神社

栃木県那珂川町と茨城県常陸大宮市の県境に位置する霊峰 鷲子山(とりのこさん)。その標高470mの山頂にあるのが鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)です。主祭神の天日鷲命(あめのひわしのみこと)のほか、大国主命の異称とされる大巳貴命(おおなむちのみこと)、小彦名命(すくなびこなのみこと)の三柱の大神様が祀られています。

1つの神社ながら宗教法人としては栃木県と茨城県、2つの神社として数えられている珍しい神社。宮司さんも両県に1人ずつ、合わせて2人いて、社務所も鳥居を挟んで栃木側と茨城側の2ヶ所にあります。

金運アップに御利益ありの不苦労(ふくろう)神社

鷲子山の御祭神である天日鷲命が鳥の神さまであることから、古くからふくろうが、神様の御使いや幸福を呼ぶ神鳥として敬われています。日本一の大ふくろうをご紹介します。

日本一の大ふくろうが金運を運ぶ

大鳥居の手前、栃木県側にある本宮に鎮座するのは7メートルの大きさを誇る黄金のふくろう像。愛らしい姿と、由緒ある神社境内の風情とがミスマッチで何とも面白く、強烈な印象です。大ふくろうのある本宮は、昔、鷲子山上神社が本宮の場所にあったことから、現在の鷲子山上神社と区別して本宮神社と呼ばれています。近年ではふくろう像がふくろう大仏、ふくろうだるまなどと呼ばれて親しまれています。

ふくろう像の台座には青竜・白虎・朱雀・玄武の、四神の御柱が立てられています。それぞれの柱に右手と左手を押し当てて願いを込めると、頭上の大神様の御使いである大ふくろうが大神様に願いを届けてくれると言われています。また、四神の御柱に囲まれた台座の中央には木製の不苦労御柱があり、備え付けられたこん棒で願いを唱えながら不苦労御柱を叩くと、ふくろうが苦労を取り去って幸運を運んでくれるそうです。

福ふくろうロードでたくさんの福をいただく

福ふくろうロードは全長約350m・遊歩道のような趣の山道。約100体のふくろう像が並ぶ楽しい道で、ふくろう像を拝観しながら歩けば、多くの福に恵まれると人気です。初夏には霊峰あじさい、冬には寒椿が咲き乱れる花の道となるので、それぞれの季節に訪れる人も多いようです。

家内安全・良縁・合格・商売繁盛・就職成就・身体健全・音楽芸術上達など、様々なご利益を願うためのふくろうが並びます。それぞれのふくろうが、願い事に合わせた色々な姿や表情を見せてくれるので、願掛けをしなくても遊歩道としてのんびりと散策できます。

本物のふくろうに会えることも

山の中にある神社境内には本物のふくろうも生息しています。運が良ければ、神社境内でふくろうを見ることができるかもしれません。自然豊かな境内や福ふくろうロードは、森林浴効果も期待できるまさにパワースポットなのです。

大鳥居から御本殿へ2県をまたぐ参拝コース

鷲子山の扁額が掲示された大鳥居。ここからの参拝コースをご紹介します。

鷲子山の扁額も美しい大鳥居

県境はこの大鳥居の中央を通っています。江戸時代までは黄門様(徳川光圀)で知られる水戸藩の領地でしたが、明治の廃藩置県によって県境が神社の真ん中に定められました。参道を進むと、楼門の前の石畳に福亀と呼ばれる亀の形をした石が隠れています。福亀は「鶴は千年、亀は万年」ということわざから、参拝者の健康長寿を願って配されたもので、なかなか見つけづらいと言われる福亀を探しながら参拝する人も多いようです。

二階造りの重厚な楼門

安養閣または随神門とも呼ばれる楼門は1815年(文化12年)に建立されました。門には、楼門建立の90年以上前に作られた仁王像(1721年作)と、江戸の仏師である原田左京作の右大臣・左大臣の像がそれぞれ安置されています。

楼門の左側には鷲子山十景七奇の碑が立っていて、鷲子山のすぐれた十の風景と七つの不思議が記されています。これは徳川光圀公が、鷲子山上神社を参拝した際に定め、徳川斉昭が命じて碑文にしたもの。

幸福を招くふくろうの石段

ふくろうの石段は、社務所から拝殿前まで96段あり、往復すると不苦労(2つの苦労の語呂合わせ)となり、幸福になれると言われているのです。階段は苦労と感じるほどの辛さはないものの、巾が狭くやや上りにくいため、特に年配の方はゆっくりと注意深く上ることをおすすめします。天気が良い日は、石段途中の踊り場から富士山を眺めることができます。

装飾豊かな御本殿

もともと本殿は、現在の本宮の場所に祀られていましたが、火災によって1552年(天文21年)に現在の場所へと移され、1788年(天明8年)には今の御本殿に建て替えられました。銅板の瓦を持った三間社流造と言われる建築様式です。

向拝(社殿の屋根の中央が前に張り出した部分)の下には、日光東照宮の流れをくむ宮大工たちが彫った見事な彫り物が並び、栃木県と茨城県の両県から文化財に指定されています。御本殿に向かって左奥には、ご神木の千年杉が立っているおり、こちらも忘れずにチェックしておきたいポイントです。

見逃せない3つのお祭り

鷲子山上神社で行われるお祭りは3つあります。どれも開催する時期は決まっているので、見てみたいという方は事前に調べてから行きましょう。

開山以来の伝統が息づく夜祭り

毎年11月の第3土曜日に行われる開山以来の伝統の夜祭り。お祭りの際、栃木県側の頭人(とうにん)と呼ばれる地域の有力者だけが昇殿参拝を許されます。本宮祭から始まり、三本杉祭から御本社祭へと連なる3つの祭礼に分かれて執り行われるのが特徴で、いずれもお供え物とともに秋の実りへの感謝をささげ、人々の幸福を祈るものです。

御本社祭では御神前に、氏子の作った籠物、旗3本、白酒、小粒餅、茹で小豆をお供えしますが、そのうち白酒、小粒餅、茹で小豆を頭人が食し、大神様と同じものを食べることで、大神様のパワーをいただけると言われています。近年では式典後、一般の参拝者にも福たまご(ゆでたまご)が配られます

木霊たちの息吹に包まれる みたま祭り

毎年8月15日、山ゆりが咲く時期に行われるのが、みたま祭りです。願い事を書いた竹筒を石段に並べ、その中の蝋燭に火が灯されると祭りが始まります。幽玄な雰囲気のなか、白い衣に身を包んだ舞い手により御霊慰めの舞いが奉納され、こちらも来場者には福たまごが配られます。

鷲子山上神社へのアクセス

自動車の場合

東北自動車道矢板インターから約70分のところにあります。国道293号線に鷲子山上神社 入口などの看板があるのでそれを目印にしてください。栃木県側からと茨城県側からの2つの入り口があるが、栃木側は道路が狭くすれ違いも難しいため、茨城側がおすすめです。土日などの混雑期は、栃木県側は出口専用となるため注意してください。

駐車場は無料。神社に最も近い駐車場は10台程度ですが100台ほど駐車できる大駐車場もあります。参拝客が多い時期は渋滞するため注意してください。

電車の場合


まず、JR烏山線烏山駅下車してください。駅からはタクシーで約12kmあります。10分~15分ほどで到着です。

駅からバスを利用する場合、那須烏山市営バス烏山高部線に乗って塙バス停下車してください。時間は18分ほどです。ただし本数が少なく、神社まではバス停からは徒歩で上りで約60分・下りは約50分ほどかかるため注意しましょう。

住所|〒324-0607 栃木県那須郡那珂川町矢又1948
営業時間|なし(社務所での御朱印やお守りの授与等は9:00AM〜5:00PMころ)
定休日|なし
電話|0287-92-2571
公式サイトはこちら

まとめ

鷲子山上神社は金運アップでおなじみの神社。参拝コースが2県にまたがるのはちょっと珍しいですよね。不苦労(ふくろう)なだけにご利益十分の神社を参拝し、ぜひ運気アップを目指しましょう。