眼鏡橋で四季折々の風情を楽しむ。筑前の小京都である秋月を散策しよう

公開日:2018/12/11 更新日:2019/11/5

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桜を見ながら眼鏡橋で食べるカレーパンは美味しか~

美しい自然に囲まれる秋月城下町。往時の面影を色濃く残していることで町全体が重要伝統的建造物群保存地区に指定されているユニークな城下町です。秋月の入口にある眼鏡橋はその美しいデザインと四季折々豊かな表情を見せてくれることで観光客にも人気です。しっとりとした秋月を散策してみましょう。

御影石のオランダ風アーチ橋

日本で唯一、御影石で作られた眼鏡橋はオランダ風アーチ型。別名長崎橋とも呼ばれています。

石造秋月の眼鏡橋

福岡県朝倉市秋月の国道322号線そばにある眼鏡橋。文化7年(1810年)、5年の歳月を経て完成したオランダ風アーチ橋です。高級な御影石で造られた日本で唯一の橋でもあります。

当時は大雨の度に川の氾濫で橋が流されていたため、秋月藩八代藩主の黒田長舒(くろだながのぶ)が、長崎で見た眼鏡橋と同様の頑強な石橋を架けようと、現地から石工を招いて造らせました。そのため別名長崎橋とも呼ばれています。眼鏡橋は福岡県の指定有形文化財に指定されています。

四季折々の眼鏡橋の魅力

桜、ホタル、紅葉、雪景色。眼鏡橋が織りなす四季折々の表情はどれも美しく、一年中観光客が訪れています。

春は桜で楽しむ

春の桜のシーズンは眼鏡橋から秋月の城下町を散策するコースが人気です。河原には菜の花も咲いて、春爛漫な景色となります。以前は車の通行もできましたが現在は禁止になっています。

桜見物には手前にある人気のパン屋さん、月の峠で、天然酵母のカレーパンを購入するのも定番。眼鏡橋の河原で食べるのが気持ち良くて美味しさも増します。

夏場の穴場

夏場は水遊びを楽しむことができ、川を駆け上がって遊ぶ子供たちの姿も目にします。水がきれいな野鳥川は隠れたホタルの名所。シーズンともなると眼鏡橋近辺には蛍が乱舞する光景が見られます。

秋の紅葉は最強のシーズン

秋は眼鏡橋の最も風情ある景色を堪能できるシーズンです。艶やかな紅葉が幻想的なその見ごろは毎年11月下旬から12月上旬。秋月を訪れる観光客が最も多いシーズンです。

冬の眼鏡橋

あまり雪が降ることはありませんが、チャンスがあれば見たい景色。ちなみに2018年の冬には20センチメートルの積雪を記録しています。眼鏡橋は古処山(こしょさん)のふもとにありますが、国道沿いでアクセスしやすい場所にあります。九州でこんな美しい雪景色を見るのも一興です。

筑前の小京都 秋月

筑前の小京都といわれる秋月はその美しさから町全体が重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。秋月を代表する人気の観光ポイントをご紹介します。

眼鏡橋は秋月城下町の入口

秋月は秋月藩黒田氏の城下町です。その美しさから筑前の小京都と言われ、眼鏡橋は秋月城下町の入口にあります。町は秋月千軒と称され賑わいを誇った往時の面影が今も色濃く残され、町全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているのも秋月の特徴。福岡の桜と紅葉の名所としても人気です。



桜のトンネル、杉の馬場通り

秋月のメイン通り。桜の名所として人気のスポットです。通りの両脇には約200本のソメイヨシノが並び、春には約500メートルの美しい桜のトンネルができます。夜はライトアップされ、幻想的な夜桜が楽しめます。ここはかつての杉の大木が立ち並ぶ秋月城への登城道で、武士たちの馬術の稽古にも使われたため、杉の馬場と呼ばれました。

毎年4月の第1日曜日には、秋月春まつりが開催され、多くの観光客で賑わいます。茶店なども出て風情ある眺めを楽しむことが出来ます。

昔の趣きがそのまま残った長屋門

長屋門は秋月城跡の梅園の入口にあり、建てられた当初の位置に残る唯一の史跡です。かつては側室や家族の住む屋敷があり、この門はその通用門でした。門の両側に門番などが住む長屋が続いているのがこの門の特徴です。

黒門から見る紅葉はロマンチック

垂裕神社(すいようじんじや)の参道に建つ黒門。鎌倉時代に古処山城の城門として造られましたが、江戸時代初めに秋月城の大手門(正門)として移されました。11月下旬からは黒門周辺にある20本のモミジが紅葉。紅葉と黒門のコントラストが特に美しいと、撮影ポイントとしても人気です。早朝は空気が冷たく透明感があるので紅葉がより美しく映えます。

伝統文化に触れる秋月博物館

2017年秋にオープンした朝倉市秋月博物館は杉の馬場通りにあります。朝倉市の歴史や文化に関する展示のほか、横山大観やルノワールらの絵画なども鑑賞することができます。一瞬、入口の冠木門(かぶきもん)は時代劇に出てくる関所、と思わせる雰囲気があり、ビックリするかも。

Address 〒838-0011 福岡県朝倉市秋月野鳥532
Hours AM9:30~PM16:30
Closed 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
Tel 0946-25-0405
Web http://www.city.asakura.lg.jp/www/contents/1398210163709/index.html

武家屋敷 久野邸

秋月藩初代当主である黒田長興(くろだ ながおき)に仕えた上級武士の屋敷です。秋月の中でも、武家屋敷の様相を残している数少ない家屋のひとつで見学できます。座敷から見える、背後の山々と見事に調和して造られた庭園は見応えあり。瓦葺屋根の蔵は資料館になっています。

Address 〒838-0001 福岡県朝倉市秋月83-2
Hours AM10:00~PM17:00
Closed 毎週月曜日、年末年始、12月下旬~2月末日
Tel 0946-25-0697
Web https://www.facebook.com/bukeyashikihisanotei/

休憩は周辺グルメ

美味しいパンの月の峠、老舗の葛もちなど、観光途中に寄りたい評判のグルメが近くにあります。美しい景色の中でいただきましょう。

行列のできるパン屋 月の峠

眼鏡橋の横、行列ができる天然酵母パンの店です。福岡県朝倉のブランド鶏である古処鶏(こしょどり)を使って丁寧に作り上げたカレーパンが大人気。秋月観光をしている人は皆ここの黄色い袋を下げていると言っても過言ではないほど。購入したパンは眼鏡橋の河原で食べたり、もしくは駐車場奥のベンチが利用できます。ぶどうパンも美味しいと好評です。

Address 〒838-0001 福岡県朝倉市秋月380
Hours AM11:00~PM17:00
Closed 年中無休(年末年始のみ休業)
Tel 0946-25-1115
Web http://www.e-akizuki.com/tenpoannai.htm


一子相伝の伝統 廣久葛本舗

廣久葛本舗(ひろきゅうくずほんぽ)は創業文政2年(1819年)開業の天然純国産本葛(くず粉)を製造する店。原料は全て九州の山に自生する寒根葛の根だけを使用し、江戸時代から継承されている伝統的製法で作られています。

秋月の自然、水、気候もくず粉作りには適しているそうで、お店でいただく、ぷるぷるの葛きりや葛もちは最高に美味しいです。店も江戸時代中期に建てられた秋月の商家で歴史を感じる風情があります。

Address 〒838-0001 福岡県朝倉市秋月532
Hours AM8:00~PM17:00
Closed 年中無休
Tel 0946-25-0215
Web http://www.kyusuke.co.jp/

眼鏡橋へのアクセス

電車・バスでのアクセス

西鉄(西日本鉄道)福岡駅から小郡駅まで30分。甘木鉄道に乗り換えて甘木駅まで20分です。甘木鉄道甘木駅の場合は、甘木観光バス(秋月線、秋月野鳥行き)で20分、眼鏡橋下車です。

車でのアクセス

福岡・太宰府I.Cから九州自動車道で鳥栖JCTまで20分。そこから大分自動車道で甘木I.Cまで10分、さらに国道322号線を秋月方面へ車で15分。福岡市内から一般道利用で約70分のドライブになります。

眼鏡橋を少し通り過ぎたところに、秋月公営駐車場や私営の有料駐車場あり。春先の国道322号線沿いは河原の菜の花がとても綺麗です。

Address 〒838-0011 福岡県朝倉市秋月野鳥
Hours なし
Closed なし
Tel 0946-28-7341
Web http://www.city.asakura.lg.jp/www/contents/1297672452661/

まとめ

眼鏡橋は秋月城下町の入口。眼鏡橋からスタートして、昔ながらの佇まいを色濃く残す秋月城下町散策してみましょう。桜、紅葉など四季折々の豊かな自然と歴史が融合した美しい風景が満喫できます。