上野原縄文遺跡は見学だけじゃなく体験もできる遺跡。縄文時代の歴史を体感しに行こう

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トラベルパートナー: taka

出身は鹿児島です。得意なエリアは主に九州、その他訪れたことがあるスポットです。神社や公園などの写真、景観のある風景写真を撮るのが得意です。 スポット巡りは近場では1人で行くこともあり、1日に数カ所巡ることもあります。

かごっまん山奥の上野原縄文遺跡に来てくれてあいがとなー

鹿児島県霧島市の山奥で、古代の土器や遺跡が見つかりました。その名も上野原(うえのはら)縄文遺跡です。上野原縄文遺跡を訪れて、古代に生きた縄文人の生活に思いを馳せてみてはいかがでしょう?

上野原縄文遺跡とにかく広いんです!

上野原縄文遺跡は、鹿児島県霧島市国分の上野原で発見されました。縄文時代早期から近世までの複数の遺跡が見つかっています。20世紀に発見された縄文人たちの足跡をご紹介します。

上野原縄文遺跡

1986年上野原テクノパークの造成中に、9層にもまたがる遺跡を発見。1996年にかけて本格的な発掘調査が行われました。とくに最下層には、大規模な定住集落の跡が見られ1998年に発掘された土器が重要文化財に。1999年には、遺跡の一部分が国の史跡に指定されました。

上野原縄文遺跡の案内図

上野原縄文の森の園地面積は、約36ヘクタール(東京ドームの約8倍)。園内は、おもに見学エリアと体験エリアに分かれています。休日はもちろんのこと平日も多くの観光客や地元の人などで賑わっています。季節ごとに考古学講座、体験イベント、企画展など開催され訪れた観光客は1日中縄文の雰囲気を満喫できます。とにかく広大な敷地にある施設なので、ベンチなどで休憩しながらゆっくり見学することをおすすめします。

実際の出土品を見てみよう!

多くの出土品が発見された上野原縄文遺跡。ここからは、展示室の様子をご案内します。

出土品がすぐそこに

見学エリアの上野原縄文遺跡の入り口には、縄文の森展示館があります。上野原縄文の森への入園、および埋蔵文化財センター見学は無料。ただし、縄文の森展示館の常設展示、シアターと企画展の観覧のみ若干料金がかかります。1階には、上野原縄文の世界(重要文化財)を中心に縄文シアター、縄文時代の生活(ジオラマ)などを展示。2階には休憩所があり、3階には縄文の森全体を見渡すことができる展望所が設けられています。ソラの間と名付けられた竪穴住居をモチーフにしたエレベーターがとてもユニークです。

常設展示室

1階には、国の重要文化財に指定された出土品をメインに鹿児島県内で見つかった土器や石器も常設展示されています。上野原遺跡では、縄文早期の約7,500年前の土器が多数出土しました。その中には深鉢型土器、鉢形土器、壺形土器、小型土器などがありますが特に壺型土器が、考古学的に注目されました。7,500年前の遺跡で発見された壺形土器が、約5,000年も後代の弥生時代に使用された壺形土器の形によく似ていたのです。

このことは縄文文化が西日本ではあまり発展していなかったという通説を覆すものとして大きな話題に。1階の常設展示ではこれらの縄文早期の貴重な土器を鑑賞することができます。

また、出土品以外にも火山灰でできた地層や縄文時代のくらしや文化にも触れることができます。縄文時代では何を着てどんなものを食べ、どのような住居に住んでいたのか。 縄文の生活、文化に興味があり縄文人のくらしを身近に感じたい方は、ぜひ立ち寄ってみましょう。

見学エリアへ行こう!

上野原縄文遺跡の見学エリアは、まるで縄文時代にタイムスリップしたような気分になります。

国指定史跡

上野原縄文の森の見学エリアは、約9,500年前のクリ、クヌギ、ヤマザクラなどの落葉広葉樹の森を再現したもの。上野原遺跡の最下層(第9層)には、縄文時代早期の竪穴式住居52棟、石蒸調理のための集石遺構39基、炉の跡である連穴土坑19基をはじめ、定住集落の痕跡が15,000平方メートルにわたって展開していました。この遺跡を再現したのが見学エリアの復元集落です。

竪穴式住居へ潜入

約9,500年前の村を再現した復元集落。住居を再現したことにより当時の暮らしぶりがより一層身近に感じられます。竪穴住居には自由に出入りすることができ、夏は涼しく冬は暖かかった当時の様子が想像できます。住居の内部は、狭く暗い空間ですが束の間の縄文人気分を味わってみてはいかがでしょうか。

実際の地層を観察できる

見学エリア地層観察館では、全15層に及ぶ地層を通じて、縄文時代から今日までの歴史を垣間見ることができます。最下層は約24,000年前の姶良(あいら)カルデラ。住居跡の見つかった9,500年前、土偶、土器などが出土した7,500年前の地層も含まれています。少しでも地層の形が崩れないように、室内の温度と湿度は一定に保たれています。ベンチに座りながら実際の地層を眺めていると、縄文時代への思いが広がります。

発見されたそのままの遺跡

遺跡保存館は、国指定の史跡の真上に建てられた半地下のドーム型の建物です。発見された集石跡の一部を発見当時のままの姿で保存して展示。上野原縄文遺跡の一番の見どころといっていいでしょう。なにしろ発見されたままの遺跡なので縄文人の暮らしぶりや調理方法などがよりリアルに感じられます。竪穴式住居跡、蒸し焼き料理をしていたと思われる集石遺構を、眼の前にしながら音声案内でより詳しい解説を聞くことができます。

体験エリアへ行こう!

上野原縄文遺跡の体験エリアには、タブノキ、シイノキ、ヤマモモなどの照葉樹を植栽し7,500年前の森を再現。その見どころをご案内します。

縄文人を体験する

体験学習館では、縄文時代をはじめとした昔の人々の暮らしについて学ぶことができます。勾玉(まがたま)作り、火起こし、土器作りなどを体験可能。体験学習館のイベントは、天候次第では中止になることもあります。また、縄文料理体験には予約が必要です。参加する前に一度確認の連絡をしましょう。

出土品の研究や発掘成果を見られる

体験エリアの入口には、鹿児島県立埋蔵文化財センターがあります。ここでは、埋蔵文化財の保存や発掘調査による成果を発掘調査報告書にまとめています。出土品の整理作業の様子や、収集庫などを自由に閲覧することにより出土した遺物の調査、分析、研究の成果を知ることが可能です。

アスレチックで遊ぼう

体験エリアにはターザンロープ、丸太渡り、シーソー、縄うんていなど、計8種類のアスレチックが設置されています。広い敷地内で子どもも大人も十分楽しめるアスレチック場です。天気がいい日には、お弁当持参でピクニックのついでにアスレチックにも挑戦してみましょう。ゴミは必ず持ち帰ってくださいね。

展望の丘で写真を撮ろう

展望の丘は、360°絶景が見渡せるビュースポット。南に錦江湾と桜島、北に霧島連山を眺めることができインスタ映え間違いなしの絶景ポイントです!

イベントや企画展もありますよ!

上野原縄文の森では、5月に春祭り10月に秋祭り夏休みには復元集落で宿泊体験などのイベントを行っており、春祭り、秋祭りでは縄文料理を作ってみるなどの楽しい「一日縄文人体験」ができます。地元の高校生の吹奏楽部の演奏やアニメ、ヒーローなどのステージショーも行われています。また年3回、考古学講座などの企画展も開催。イベントに合わせて多くの家族連れが縄文の森を訪れています。

上野原縄文の森へのアクセス

車での移動

  • 鹿児島空港から、車で約40分
  • JR国分駅から、車で約20分
  • 駐車場の収容台数:450台
住所|〒899-4318 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森1番1号
営業時間|AM9:00-PM5:00
定休日|毎週月曜日
電話|0995-48-5704
公式サイトはこちら

まとめ

上野原遺跡は、鹿児島県霧島市で発見された縄文時代から近世にかけての複合遺跡です。上野原縄文の森の園地面積は約36ヘクタール。園内では実際の出土品、遺跡、地層などを鑑賞することができます。また、体験学習館やイベントでは気分は縄文人になりきっていろいろな体験が楽しめます。縄文の森は、山間部にあるので空港や主要駅から車でおでかけください!

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