前橋公園は前橋市中心にある市民の憩いの場

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トラベルパートナー: Yoshino

出身地は富山県。在住経験のある北陸・北関東の記事がメインです。読書が趣味なので、好きな作家に縁のある土地や小説の舞台となった場所を旅しています。

桜の季節はてんで綺麗さ

群馬県の県庁所在地である前橋市は、中核都市でもありながら豊かな自然に恵まれた地域ともなっています。そんな前橋市民の憩いの場となっている前橋公園には、春の桜を始めとして見て欲しいスポットがいくつもあります。ゆったりのんびり楽しめる前橋公園を今回は徹底解説したいと思います。

前橋に初めてできた公園

群馬県前橋市のほぼ中央にある前橋公園は、明治38年に日露戦役の記念を兼ねて前橋城の跡に建設された市内で最初の公園です。群馬県庁の北川にあり、多目的型屋内施設であるグリーンドーム前橋にも隣接する好立地。さらに緑や川に囲まれた自然豊かな公園であることから、前橋市民をはじめ近隣の住民にとっては憩いのスポットになっています。

公園の敷地面積は18.5ヘクタール。落ち着いた雰囲気の日本庭園や臨江閣(りんこうかく)、広くて心地よい芝生広場にみどりの散策エリア、さちの池に親水・水上ステージゾーンなどに分かれており、ゆっくり散歩して回ると1時間半ほどかかる広さです。ただし子供向けの遊具はないので、この点は注意してください。

みどりの散策エリア

駐車場から一番近く、公園の北川にあるのが、みどりの散策エリアです。名前の通りゆっくり散策するにはピッタリの場所で、犬を連れて散歩する人やエリアの周りをジョギングする人も見かけます。休日は親子連れでにぎわうため、静かにゆっくりと散策するのであれば平日がおすすめです。

野外ステージではイベントが催される

みどりの散策エリアの南側には木造の野外ステージ(有料)があります。この野外ステージがあることから、散策エリアでは、土日を中心にいろんなイベントが行われています。例えば前橋シティマラソンの開催時には、みどりの散策エリアに本部や屋台が設置され大勢の参加者や関係者でにぎわいます。

前橋公園管理センター

散策エリアの南東、公園全体の中央にあるのが前橋公園管理センターです。ここで公園内外の諸手続きなどを受け付けています。併設しているトイレは新しく、いつもきれいに保たれているのがうれしいですね。なお年末年始(12月29日 – 1月3日)はお休み、業務時間は8時30分から17時15分までとなっています。

日本庭園からは臨江閣がのぞめる

散策エリアの東にあるのは日本庭園(入園無料)です。他のエリアとは異なる和の趣きにあふれており、こちらを散策しても癒しの時間を過ごせるはずです。なお、自転車などでは入れませんのでご注意ください。

日本庭園にはいくつもの池が作られており、一年を通じて季節ごとの異なる趣を味わうことができます。庭園の奥に控える臨江閣のたたずまいは、思わず写真に収めたくなるのではないでしょうか。

重要指定文化財 臨江閣

1884年(明治17年)9月に建設された臨江閣は、近代和風の落ち着いた木造建築で来客などをもてなす迎賓館として使われてきました。

県令によって建設された

本館とともに茶室と別館とが2020年に国指定の重要文化財となっています。臨江閣は当時の県令だった楫取素彦が前橋市に住む有志とともに建設したものです。長州藩の出身である楫取の最初の妻は吉田松陰の妹である寿だったことから、NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」では大沢たかおが楫取素彦を演じています。

木造2階建て

茶室が作られたのは1884年(明治17年)11月、別館は1910年(明治43年)に建てられています。本館・別館共に木造2階建ての入母屋造りで、明治期の地方における迎賓施設を理解できる貴重な建物でもあります。別館の1階には売店があるので、お菓子や前橋関連のグッズを買うこともできます。イベント開催時には入館制限や一部観覧場所の制限が行われることもあるのでご注意ください。

ライトアップは2色の組み合わせ

改修工事を経て2017年9月にリニューアルオープンして以降に行われているのが、臨江閣のライトアップです。5月から9月は午後6時30分から午後11時まで、それ以外の時期は午後5時30分から午後11時まで新橋色と茄子紺、若竹色と薄曙色に照らされます。2つの色の組み合わせは臨江閣が建てられたころに流行したもの。

住所| 群馬県前橋市大手町
営業時間|9:00 am - 5:00 pm
定休日|毎週月曜日(祝日の場合は開館して直近の平日が休館になる)、12月29日 - 1月31日
電話|027-231-5792
公式サイトはこちら

さちの池

散策エリアから駐車場や道路を挟んで南側にあるのが、さちの池です。1959年に当時の皇太子であられる徳仁親王殿下のご成婚を記念して造られたもので、2004年に現在の形に改修しています。池の輪郭が鶴が羽ばたく様子をかたどった具合になったのは、群馬県自体が、鶴が舞う形と呼ばれることにちなんだものです。

水路沿いを中心として公園内に約200本もの桜が植えられていることから、桜が開花する時季には大勢の花見客でにぎわいます。さちの池の周りには綿菓子やクレープ、たこ焼き、アメリカンドッグなど、さまざまな露店が軒をつらねるため、いい匂いがアチコチからただよってきます。

芝生広場

さちの池の東側にある寒暖を上がると芝生広場に出ます。地元民おすすめの場所ともなっている芝生広場の高台からは、眼下のさちの池はもちろんのこと、遠くに利根川、榛名山、妙義山まで見渡せます。初めて上った時は感動した景色を皆さんにも見て欲しいです。

親水・水上ステージゾーン

水上ステージゾーンは、前橋公園のなかでも特に注目してほしいポイント。その見どころをご紹介します。

トンネルを抜けて親水・水上ステージゾーンへ

さちの池の西側にある親水・水上ステージゾーンへは、水路の上にかかっている橋を渡り道路の下のトンネルを抜ける必要があります。水路をまたぐ源流の橋や雲の橋からは、翡翠色の鮮やかな水面が見えます。

高さ30メートルも吹き上がる噴水

親水・水上ステージゾーンの南には、30メートルもの高さに吹き上がる噴水があります。公園の上を走る道路からでも吹き上がる光景をよくみることができるくらいで、その迫力は大勢の人を楽しませてくれます。数分ごとに放水パターンが変わるほか、夜間にはライトアップされることもあります。

利根川が眼前に広がる

親水・水上ステージゾーンから利根川のそばにも降りていくことができます。砂浜のようなさらさらした砂とゆるやかに打ち寄せる水はまるで海辺を思わせます。水辺で遊ぶにはちょうどいいのですが、小さな子供の場合はすぐに砂まみれ泥まみれとなってしまうので、タオルや靴下の替えなど、それなりに用意をした方がいいでしょう。

前橋公園へのアクセス

自動車での行き方

関越自動車道の前橋インターチェンジから約20分。国道17号線を使うと便利です。公園内には約220台が止められる駐車場(無料)もあるのですが、グリーンドーム前橋や遊園地るなぱあくの利用客も使用するので週末などは混雑しがちです。

電車での行き方

最寄りの駅はJR東日本両毛線の前橋駅です。そこから歩くと約30分。駅から群馬中央バス、日本中央バス、関越交通バスに乗った場合は前橋公園バス停で降りてください。そこから歩いて約3分です。

コミュニティバスでの行き方

前橋市で運行しているコミュニティバス マイバスに乗った場合は北循環10・臨江閣前で降りてください。そこから歩いて約1分です。

住所| 群馬県前橋市大手町
営業時間|公園は常時開放
定休日|年中無休
電話|027-231-0002
公式サイトはこちら

まとめ

ドラマやアニメにもなった漫画「お前はまだグンマを知らない」で面白おかしく描かれている群馬県ですが、実はとても素敵な場所なんです。県庁所在地にあり市民の憩いの場となっている前橋公園では、のんびりゆったり過ごすことができます。次のお休みは前橋公園でリフレッシュしてみませんか。