武田神社は山梨の人々が誇る武田信玄公を祀っている

この記事の情報提供者

トラベルパートナー: Nana

北海道出身・東京在住で、歴史を感じられる観光名所が大好き。本州をメインに一人旅をする事と、城や寺院など建築物を見る事が好きなので各名所の見どころや魅力を多くの方々にお届けできればと思っています。

甲斐の虎と呼ばれた武田信玄公に人々は想いを寄せる

自然ゆたかな甲斐国、山梨県の中心に鎮座する武田神社。動乱の戦国時代に大きく名前をとどろかせた武田信玄公が祀られているこの神社には、どんな歴史やご利益があるのでしょうか。

自然ゆたかな甲斐国の中心に鎮座

甲斐国(山梨県)が誇る戦国武将、武田信玄。武田信玄を祀った武田神社をご紹介します。郷土が崇敬した英雄は、きっと訪れる人々にも無限の力を授けてくれるでしょう。

武田信玄公を今に伝える神社

全国の武将が天下統一をめざした動乱の戦国時代。その中で甲斐国を拠点に各地で連戦連勝を重ね、日本の歴史に大きく名前をとどろかせた武田信玄公。その強さとリーダーシップから甲斐の虎とも呼ばれ、のちに天下をおさめる織田信長や徳川家康にも恐れられた戦国武将です。この武田信玄公と武田軍が本拠地としていたのが甲府市に今も残る躑躅ヶ崎館跡、敷地内には信玄公をおまつりする武田神社があります。

武田氏の住居と甲斐国の中枢

躑躅ヶ崎館は武田信虎公・武田信玄公・武田勝頼公の親子三代が60年余りにわたって居住していた建物です。お城と同じ役割を果たすこの場所には武田氏の家族が住んでいた居館の他に、信玄公に仕えていた家臣たちの住居も多く存在しており、ひとつの城下町を形成していました。1938年に武田氏館跡として国の史跡に指定されています。

現代社会の人々が祈願する勝運のご利益

織田信長や徳川家康など、戦国時代を代表する武将に対して一歩も引かない強さをみせた武田信玄公。武田神社は信玄公の勝負強さから勝運のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。そのご利益は受験・就活・スポーツ・選挙などの勝負事だけでなく、自分自身に勝つことで人生を切り開くという意味もこめられているのです。

心を落ち着けた後は神社を歩いて楽しもう

お参りをして武田信玄公の勝負強さである勝運のご利益をお願いしたあとは神社の中を歩いてみましょう。武田神社内には武田氏の面影がいたるところに残っています。宝物殿は有名な風林火山の文字が描かれた武田軍の旗や甲冑や太刀・扇などが展示されている歴史ファンは見逃せません。

正面玄関は色あざやかな橋と堀そして石垣

1919年に創建された武田神社。その南側には朱色もあざやかな神橋があり、ここが甲府駅から神社へつづく道の正門にあたります。しかし創建当時はまだここに入口がなかったため、東側の大手門から出入りしていました。橋の下には水堀が広がり、たくさんのコイがゆったりと泳いでいます。

拝殿のいたる所に武田氏の面影が

神橋から境内に入り参道をまっすぐに進むと、やがて立派な姿の拝殿が人々を迎えます。日本の伝統的な軒唐破風(のきからはふ)と呼ばれる造りの茅ぶき屋根とそれを引き立たせる鬼瓦に賽銭箱など、建物のあちこちに武田氏の家紋である武田菱が刻まれています。

宝物殿は歴史ファン必見

拝殿の右奥には宝物殿があります。ここには信玄公に仕えた主要な武将の名が連なる武田二十四将図や、有名な風林火山の文字が描かれた武田軍の旗、さらには武田家に伝わる甲冑や太刀・扇などが展示されています。中でも武田氏にゆかりのある幕末の政治家で、のちに総理大臣をつとめる三条実美が寄進した吉岡一文字という太刀は、必見の重要文化財です。

来館者を出迎える黄金色の信玄公

宝物殿に入ってすぐの場所では、黄金色に輝く武田信玄公像が迎えてくれます。大きな鎧兜に身を固めて軍配をかざし、どっしり構えるその姿は歴史ファンにはたまらない魅力となるでしょう。宝物殿内は基本撮影禁止ですがこの信玄公像だけは撮影OK、ぜひ記念の一枚をどうぞ。

御朱印にも信玄公が登場

武田神社は御朱印にも信玄公が描かれています。1万点以上の作品を世に出した切り絵作家の百鬼丸(ひゃっきまる)さんによる作品で、大きな岩のようにどっかりと腰をおろした姿と、立っている姿の2種類があります。何があっても負けずに強く生きる力を信玄公がくださるような御朱印ですね。

さまざまなご利益を得られるパワースポット

神社にはまだまだ見どころがたくさんあります。勝運以外にも武田信玄公のさまざまなご利益や、明日からのエネルギーを得られる有名パワースポット、さらには日本国民であることのルーツを物語るスポットにも、参拝後にはぜひ足を運んでみたいですね。

信玄公をしのぶ松から舞い降りる黄金色の葉

武田神社鳥居の横には三葉の松と呼ばれる松の木が見られます。説によれば信玄公が亡くなった時、生前信仰していた高野山の人々が、信玄公をしのんでここに松の種をまいたと伝えられています。細くとがった松の葉はふつう2つですが、ここには珍しい3つの葉がみられ、晩秋には黄金色になって落葉することから、持ち帰れば金運や延命長寿のご利益が授けられます。

国歌にも登場する有名な石

神社本殿すぐそばには、独特の雰囲気をもつ大きな石が置かれています。この石は日本の国歌にも歌われている さざれ石で、神社総代の数野三郎氏が2019年4月の武田神社御創建100年記念を前に奉納しました。その形が亀に似ていることから亀石とも呼ばれ、長寿の御利益があるとされています。

名水をいただき無病息災で長生きを

拝殿のすぐ左脇には姫の井戸があります。信玄公の娘である姫君が誕生した際に産湯として使用されたと伝えられており、その水は躑躅ヶ崎館の生活用水にもされていました。もちろん飲むこともでき、とても冷たくて美味しく万病退散や延命長寿のご利益があります。特製ペットボトルも販売されているので武田神社参拝記念のおみやげにもいいでしょう。

耳をすませば心いっぱいに広がる音色が

姫の井戸のすぐ近くには武田水琴窟があります。底に小さな穴をあけた瓶を土中に埋め、そこに少量の水を流すと水滴となって落ち瓶の中で反響します。手前の竹筒に耳をあてればその音はまるで琴のように広がって聞こえ、心がなごまされるでしょう。

武田神社へのアクセス

バスでの行き方

JR甲府駅北口2番のりばから、山梨交通バスの武田神社行きまたは積翠寺行きに乗車し約8分、武田神社バス停で下車。ただし観光シーズンは道路が混みあうため余分に時間がかかる場合があります。

車での行き方

中央自動車道の甲府昭和インターチェンジから約30分。大型無料駐車場を利用できますが、甲府市立相川小学校に隣接しているため、現地に設置されている案内看板の諸注意事項にしたがい、交通安全や騒音防止に配慮しましょう。

住所|〒400-0014 山梨県甲府市古府中町2611
営業時間|なし
定休日|なし
電話|055-252-2609
公式サイトはこちら

まとめ

戦に強いだけではなく、治水工事や農業・商業の振興などさまざまな政策を実行し、甲斐の国を発展させた武田信玄公。度量の大きさとリーダーシップそして家臣や民衆を想う温かい心で、今もなお多くの人々から尊敬されています。山梨県のまさに中心部に位置する武田神社にお参りして、信玄公の強さと大きさを自身のパワーに変えてみませんか。