川原毛地獄で感じる非日常。日本三大霊地の古の霊場と温泉

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昔の人々の心さ触れるべ

美しくも不気味でもある光景が、地獄のような景色といわれる川原毛地獄。秋田県湯沢市では川原毛地獄とあわせて野湯・川原毛大湯滝も人気です。何度も訪れたくなる不思議な魅力の川原毛地獄と、周辺スポットについてまとめました。

突然現れる真っ白な地獄の景色

秋田県湯沢市にある川原毛地獄は、火山ガスが噴出し硫黄の臭いが立ちこめる殺伐とした様子が地獄のようだといわれています。日本三大霊地の1つで霊場としても知られていますが、自然の中で滝の温泉も楽しめるという一面も持っています。

著名な霊場となった川原毛地獄の荒涼な風景

恐山・立山と並び日本三大霊地の1つとして数えられる川原毛地獄は、秋田県湯沢市にあります。現在は小さなお堂がある程度の場所ですが、霊場としては月窓和尚が807年に霊通山前湯寺を建立したのがはじまりです。

緑豊かな森の中を進んでいくと、突如一部分だけが白くなっている箇所が現れます。その白くなった部分が川原毛地獄で、酸性の熱水により岩石が白化し、今でも噴出している火山ガスの影響で草木が生えていません。

江戸時代の紀行家 菅江真澄も訪れた

川原毛地獄には江戸時代の紀行家として知られる、菅江真澄の紀行文が残っています。秋田県立博物館には、1814年に菅江真澄が川原毛地獄を訪れた際に書いた紀行文と絵、関連資料が展示されています。

紀行文中にある「噴気が高く上がるさまと、硫黄が燃える音でまさに地獄の様相だ」という記述からも不気味な様子を感じ取ることができるでしょう。

川原毛地獄の賽の河原

賽の河原は川原毛地獄にある池の名前です。山肌には草木が生えないため、土地は白いのですが、エメラルドグリーンの池の水とのコントラストがきれいで不思議な雰囲気を漂わせています。駐車場から見える場所にある賽の河原は、かつての硫黄鉱山の跡地です。

現在も噴出する有毒ガスに注意

川原毛地獄は未だにいたるところから火山ガスが噴出しており、大変危険な場所でもあります。

地獄と名付けられた場所が無数にあるのですが、有毒ガスの影響で立ち入れない場所が多いので、安全のためにも標識の案内には必ず従ってください。

山肌で煙をあげる黄色い岩は硫黄の結晶

川原毛地獄では1623年に硫黄の採掘が始まり1966年に閉山されるまでの間、採掘された硫黄は火薬や火を取り出すための付木に使われていました。また、現在山肌で煙をあげる黄色い岩は硫黄の結晶が付着してできたものです。

川原毛地蔵菩薩

川原毛地獄で採掘されていた硫黄ですが、それらは火薬の原料にもなるため硫黄鉱山時代は事故も多発しました。川原毛菩薩は悲惨な事故で命を落とした人を弔う目的で、川原毛大湯滝の駐車場に建立されました。

川原毛大湯滝で地獄から極楽へ

ただならぬ雰囲気が漂う川原毛地獄ですが、野湯を楽しめる川原毛大湯滝も人気です。豪快な滝を見ながら自然の温泉に浸かることができ、訪れた人を地獄から極楽へと誘います。

温泉の蒸気を感じる山道

川原毛大湯滝の駐車場から徒歩で20分ほど下っていくと、川原毛大湯滝があります。温泉好きや野湯の愛好家からは特に評価の高い、自然そのままのワイルドな湯滝です。温泉までの道中は渓流からも温泉の匂いが漂い、蒸気が出ているところもあるので期待が膨らみます。

コンクリートで整備されている場所もありますが、足元の悪い未舗装路も通らなければならないため、汚れてもいい服装や歩きやすい靴で行くのが良いでしょう。

急坂を下ると滝の音とともに川原毛大湯滝が出現

急な坂をジグザグに下っていくと豪快な滝の音が聞こえてきて、まもなくして川原毛大湯滝の登場です。

川原毛大湯滝は混浴で、夏季のみ男女別の脱衣所が建てられ水着を着用して入ります。高さ20mの温泉の滝と3つの滝壺があり、大自然そのもののパワーを感じながら迫力満点の入浴を楽しめます。お湯は強酸性でPH1.41と、草津温泉よりも酸性度が高いのが特徴です。

滝の直下で豪快に水しぶきをあげながら打たせ湯を体験することも可能ですが、強酸性の水しぶきが目に入ると染みる場合があります。

滝壺から少し下ったところでは入浴ができ、皮膚炎や外傷に効くとされています。自然の中の温泉では、その景色を写真に残したくなるものですが、山奥でケータイを落とすとそのあとの経路検索等で大変な思いをするので水没には充分注意が必要です。

川原毛地獄を訪れるのにおすすめの時期

自然の温泉なので温度調整はできず気候や気温に左右されます。基本的に夏以外は湯温が低いので、川原毛大湯滝での入浴は7月から9月あたりが適温で楽しめるとされています。河川の水量や天気によっても大きく変わるので、晴れの日が続いている頃を狙っていくのがおすすめです。

山奥にあるおすすめスポット

川原毛地獄周辺にはほかにも訪れたいスポットがあります。せっかく山奥まで来たのなら周辺スポットにも足を伸ばしたいところ。1200年前に開湯した泥湯温泉では旅の疲れを癒やすことができ、川原毛地獄入口に架かる三途川橋からは絶景を眺めることができます。

1200年前に開湯した泥湯温泉

野湯の川原毛大湯滝を楽しんだあとは、泥湯温泉で再びリフレッシュするのがおすすめです。野湯の温泉ではシャンプー等を使うことができないので、旅館等の日帰り入浴できれいに汗を流すと良いでしょう。

泥湯温泉には小椋旅館と奥山旅館の2軒の旅館があります。小涼旅館の露天風呂は混浴ですが、2軒の宿それぞれに内湯と露天風呂がありどちらも日帰り入浴が可能です。それぞれの旅館で源泉も異なるため、違った雰囲気を楽しむことができます。

住所|〒019-0404 秋田県湯沢市高松字泥湯沢
営業時間|8:00〜18:00
定休日|なし
電話|0183-79-3021(奥山旅館)/0183-79-3035(小涼旅館)
公式サイトはこちら

川原毛地獄の三途川橋

川原毛地獄の入口には三途川橋が架かっています。三途川橋は深い谷を渡る橋で、三途川渓谷を眺めるのに良い場所です。

紅葉の時期には美しい景色が広がります。夜間に通るといっそう車通りは減り、人気のない道でライトアップされたお地蔵さんが突然現れるのでびっくりします。

住所|〒019-0404 秋田県湯沢市高松
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0183-73-2111(湯沢市役所)
公式サイトはこちら

川原毛地獄へのアクセス

車でのアクセス

川原毛地獄へは、湯沢横手道路 須川I.Cより30分ほど走行すると到着します。また、東北自動車道・長者原SAスマートI.Cからは2時間40分ほどかかります。

往復80分の散策を楽しむのであれば、川原毛地獄の駐車場がおすすめで、なるべく歩きたくないのであれば、川原毛大湯滝の駐車場がおすすめです。目的にあわせて駐車場の場所を決めておくとスムーズです。

公共交通機関でのアクセス

JR湯沢駅から羽後交通バスに乗り換え、横堀駅前から須川まで約20分乗車します。そこから湯沢市予約制乗合タクシー泥湯温泉行きに乗り換え、約40分乗ったあと終点で下車します。最後は1時間ほど歩いて向かいます。

住所|〒019-0404 秋田県湯沢市高松
営業時間|なし
定休日|冬季休業
電話|0183-73-2111(湯沢市役所)
公式サイトはこちら

まとめ

秋田県湯沢市にある川原毛地獄は、火山活動の余勢が残る迫力いっぱいの観光スポットです。地獄というだけあって不気味かつ異世界のような雰囲気を味わえます。現在も噴出する有毒ガスや足もとには充分注意し、安全に気をつけながら歩くことが必要です。滝湯が楽しめる野湯の温泉も人気で、自然を感じたいアウトドア派の人には絶好のスポットとなっています。

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