ペリーロードには開国時の町並みが残っている。ペリー来航についても学ぼう

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トラベルパートナー: HARUKI

私は広島県出身ですが、会社の転勤を繰り返し、いろんな地域で暮らしてきました。 赴任先を起点に各地の観光スポットを巡って絶景や思い出になる写真を撮っています。 最近は一人旅が多いですね。 紹介記事は西日本中心になります。 みなさんに一味違った旅の魅力をご紹介出来たら幸いです。

レトロな街並みの散策を楽しもうじゃー!

日本史の授業で習ったペリー提督といえば浦賀のイメージが強いですが、ここ下田もペリー提督ゆかりの地と知られています。函館とともに、江戸時代、アメリカに対して最初に開かれた港です。いわば、西洋からの玄関口として栄えた町といえます。そんな下田の町の魅力をダイジェストでご紹介いたします。

歴史・文化を通して新しい発見

かつて鎖国が行われていた日本は、ペリーの来航によって開国しました。その後の文化の発展は目覚ましいものでした。日本の歴史を大きく変えたペリーについて、ここペリーロードで知ることができます。

黒船で来日したペリー提督

ペリー提督こと、マシュー・ペリーは、江戸時代末期にサスケハナ号をはじめとした艦隊を率いて、鎖国をしていた日本へ来航し、開国への交渉を要求。結果、3代将軍徳川家光から200年以上続いた鎖国が終わりました。この時結ばれた日米和親条約によって開かれた港が下田と函館です。ちなみに、記念碑横の錨はアメリカ海軍により寄贈されたものです。

アンティークでおしゃれなペリーロード

ペリー艦隊来航記念碑が建つ下田港。この港を降りたペリー一行が了仙寺へと向かい歩いた道がペリーロードで、平滑川(ひらなめがわ)沿いに700メートルほど続いています。その道沿いには、アンティークショップやカフェなどが軒を連ねています。歩いても楽しい街並みに心おどることでしょう。

枝垂れ柳の並木と石畳が美しい小径

この一角は明治、大正時代に作られた石造りの洋館や古民家が数多く残っていて、どこか異国情緒あふれるレトロな雰囲気を醸し出しています。昔は、遊郭や料亭が建ち並んでいて、華やいだ雰囲気で花街として栄えていました。

歴史を学ぼう

了仙寺をはじめとして、MoBs黒船ミュージアムや下田開国博物館ではペリーの来航後、日本とアメリカの交流について学ぶことができます。数々のエピソードについても触れることができるため、一度は訪れたいスポットです。

日米和親条約が結ばれた了仙寺

アメリカを受け入れるにあたって日本の港を開くことになりましたが、その細かい交渉は了仙寺で行われました。宝物館には幕末の資料が約3000点が保管されていて、日本とアメリカの交流の歴史を学ぶことができます。

この了仙寺は、別名ジャスミン寺とも呼ばれていて、境内から参道にかけて1000株ものアメリカジャスミンが香りを振りまいています。了仙寺では、毎年5月に黒船祭を行っていて、日米和親条約調印式の再現が境内で行われることでも有名です。

MoBs黒船ミュージアム

MoBs黒船ミュージアムには、日本で最大のペリーと黒船のコレクションがあります。ここには開国した際の黒船に纏わる歴史書やペリーが書いた公文書、当時の黒船がやってきた時の絵など、当時の貴重な関連資料が多数。さらに、映像で過去をさかのぼることができるので、あまり知識がなくても楽しむことができます。

下田開国博物館

下田開国博物館は、幕末の開港に伴う資料や遺品など約1000点を展示している博物館です。ここは、ミシュランガイド2つ星にも認定されています。開国当時の資料や遺品が数多く展示してあって、ここで下田のことを学んでおけば下田散策が楽しくなること間違いなしです。

史跡安直楼

下田市指定の歴史的重要建造物である安直楼は、格子模様のなまこ壁(黒地に漆喰で固めた白い碁盤目が斜めに交差した模様の壁)が特徴。この安直楼は安政末期に建てられ、その主は、下田一の芸者で数奇な運命をたどった唐人お吉。もともとは彼女が営んでいた料亭でした。2階には当時の客間やお吉の遺品など展示されています。

周辺にあるおすすめグルメスポット

ペリーロード周辺にはお洒落なグルメスポットも数多くあります。下田ののどかな雰囲気とともに美味しい食べものを堪能してください。

ギャラリーアンドカフェ 草画房(そうがぼう)

草画房は、ペリーロードの東の入口に位置する大正3年に建てられた古民家風カフェ。天気が良いと川沿いの席は風が心地良いです。ここは、カフェとしてはもちろんのこと、墨作品の展示、ひとつひとつ染め付けした器や手描きのハガキ、メッセージカード、本などを販売しています。抹茶カプチーノや庭の梅の木から作った自家製梅ジュースもおすすめ。

風待工房(かざまちこうぼう)

風待工房は、ペリーロードに流れる川沿いにたたずむ日本家屋の骨董品屋兼喫茶店。骨董、古陶磁と、地元南伊豆の作家の作品を扱っています。とてもフォトジェニックなので、写真を撮らないわけにはいかない場所です。

風待工房では、明治、大正、そして昭和時代の骨董品を眺めながらゆるりとお茶を飲むのが最高です。優雅な音楽が流れる店内では時の重みを感じられるでしょう。散歩に疲れたときは、アイスクリームなどの甘いものが合います。

パスタと雑貨ページワン

イタリアンを食べるのならペリーロードの中央に位置するパスタと雑貨のお店ページワンがおすすめです。南伊豆で収穫された菜の花と4種のチーズを使用したショートパスタはもちろんのこと、イタリアのパルマ産の生ハムがたっぷりのピッツァも最高です。

ピッツァやパスタに用いられているトマトにもこだわっています。甘味たっぷりのトマトは農家から直接仕入れというこだわりの逸品。

ペリーさんの隠れ家

ペリーさんの隠れ家には、店内の天井に立派な梁がありますが、バーカウンターにオープンキッチン、椅子やテーブル、ソファといった家具は洋風で、いわゆる和モダンカフェといった雰囲気。お店の1階の奥には、テラス席が用意されていて、そちらの席ではペットも同伴可能です。

下田でオススメのお土産

下田と言えば干物。日持ちもするので長旅でのお土産としても最適です。

小木曽商店本店の干物

小木曽(おぎそ)商店は、創業明治32年の老舗の干物専門店です。厳選された脂ののった新鮮な素材を使っています。種類も豊富に取り揃えていて、その身は厚くふっくらとしています。この脂ののった干物は、厳選された素材はもちろん天日塩を使ってじっくりと旨みが引き出されています。

住所|〒415-0022 静岡県下田市二丁目9-30
営業時間|8:30~17:00
定休日|水曜日
電話|0558-22-0154
公式サイト|なし

ロロ黒船のお菓子

ロロ黒船は、下田にちなんだお菓子を数多くそろえ、地元の人たちに愛されているお店です。素材にこだわり、創作的なお菓子を数多く扱っています。皮がモチモチとした食感の餅どらサスケハナ、ペリーが日本で広めたといわれているりんごを使ったお菓子 ペリーさんの林檎、可愛い黒船の形をした黒船来航最中などがおすすめ。

住所|〒415-0022 静岡県下田市2−2−37
営業時間|9:00 - 18:00
定休日|なし
電話|0558-22-5609
公式サイトはこちら

寝姿山(ねすがたやま)から下田港が一望

寝姿山は、絶景と縁結びの名所。西側から見た稜線がご婦人の寝ている姿に似ているので名付けられたなだらかな山です。ロープウェイにて山頂まで約3分、山頂からは須崎半島越しに伊豆七島の眺めが広がり、まさに絶景です。この寝姿山森林公園は花と緑に囲まれ、春には桜がとても美しく、芝生広場も整備されています。

住所|〒415-0016 静岡県下田市東本郷1丁目3−2
営業時間|9:00~17:00
定休日|なし
電話|0558-22-1211
公式サイトはこちら

ペリーロードへのアクセス

電車でのアクセス

熱海駅より行く場合は、伊豆急下田駅までJR伊東線と伊豆急行で約1時間30分。東京駅からは、JR特急踊り子、スーパービュー踊り子で約2時間40~50分です。

住所|〒415-0023 静岡県下田市三丁目14
営業時間|なし
定休日|なし
電話|なし
公式サイトはこちら

まとめ

どこかハイカラな空気があふれ、異国情緒あふれる街並みが残る下田。今でこそ私たちは西洋の文化を当たり前に受け入れていますが、江戸時代の人々には驚きの連続だったのでしょうね。そんな当時の面影を求めて旅に出てみませんか。