奈良国立博物館は建築好きも美術好きも楽しめる名スポット

トラベルパートナー: midori

静岡県出身、歴史好きが高じて奈良県に移住しました。奈良県の記事をメインで書いています。旅行は家族で出かけることが多いです。神社仏閣の紹介が得意です。散歩や食べ歩きが趣味で、カメラを片手に日々新たな撮影スポットやおいしいお店を探しています。

奈良国立博物館は正倉院展のとき以外も素通り厳禁やで!

国立博物館は古い建物のイメージを持っている人は多いかもしれませんが、リニューアルオープンして現代を感じながらも、建物の構造も楽しむことができ、展示物が圧倒的に充実している奈良国立博物館は、見どころがたくさんです。今回はその見どころと博物館の魅力をご紹介します。

奈良国立博物館とは

明治27年に奈良に初めて本格的洋風建築として建てられたのが奈良国立博物館で、東京国立博物館の次に古い国立の博物館です。

文化財の保管収集や研究展示の普及のために建てられ、2016年になら仏像館としてリニューアルオープン。見た目も現代的に生まれ変わりました。

リニューアル後、新館では特別展を、旧本館のなら仏像館では、常設展が開かれていて、日本屈指の仏像が展示され、仏像の種類も圧倒的で見ごたえ十分の博物館です。

毎年秋頃になると、正倉院展が開催されることが有名で毎年約20万人もの人が訪れ、長蛇の列を作ります。

見どころは常設のなら仏像館

奈良国立博物館の旧本館は重要文化財に指定されています。常設展では、100体を超える展示物は見ものです。奈良国立博物館の魅力を見ていきましょう。

旧本館はなんと重要文化財!

明治時代に洋風建築の代表的な建築として、赤坂離宮を設計した片山東熊によって設計されました。建物の外観は、フレンチルネサンス様式の装飾が施され、建設者の巧みの技を感じられる造りになっています。

館内はシックな雰囲気で、天井や窓、ドアから西洋を感じられ、仏像などの展示物だけでなく美しい建物の造りも楽しめる空間になっています。

また、博物館の入り口にあるなら仏像館の文字は三宝絵断簡という、東大寺切と雑集から集めて文字にしたもので作られました。

常設展の見どころは?

常設展では、100体以上もの展示物を一度にじっくり鑑賞することができ、その数と種類は他の博物館と比べると圧倒的な数です。

また、常設展では数多くの展示物があるので、年に4回程度展示替えが行われます。訪れた際に、お目当ての展示物が展示されていないということもあるので、訪れる前に奈良国立博物館公式HPの「今日見られる国宝」で展示物をチェックしてみましょう。

ジャンルごとに仏像がまとめられて展示されているので、見比べやすく見やすい展覧会になっています。国宝である千手観音像や誕生仏像、絵画や工芸などが展示されていて、大型の仏像はガラスケースに入っていないので、仏像の質感などを感じながら360度じっくり鑑賞することができます。

なら仏像館と中国古代青銅器館では、写真撮影は禁止されていますが、どちらの展示館でも名品展に限り、スケッチは可能で黒色鉛筆でB4判程度の大きさの用紙であればスケッチすることができます。

常設展はどんな仏像がみられる?

View this post on Instagram

2017/3/7奈良のお寺巡り。(番外編) 六ヶ所目(最後)はお寺ではないですがなら仏像館。 仏像好きな皆さんにはお馴染みの場所ですね( *´艸`) 何度も来ている場所ですが、来る度見えるものが違って毎回楽しいです。 私はだいたい辰神(室生寺の十二神将)の前にまっしぐら。 快慶展の時、仏像館の展示はどうなるのかな〜?と楽しみにしています😊 #奈良#なら#nara#奈良国立博物館#国立博物館#奈良博#ナラハク#なら仏像館#仏像館#仏像#仏像好き#見仏#見仏好き この日、それぞれの場所で時間を気にすることなくのんびりして更にランチもゆっくり、なんなら途中カフェでお茶したぐらい。それでも五ヶ寺プラス仏像館を巡ることが出来ました😊 これもひとえに早起きして朝早くから奈良まで来てくださった#@link567890さんのお陰です(´∀`*)ありがとうございました😊 移動は全てバスでしたが#奈良バスなび というアプリを駆使してバスを待つことなくスムーズに移動出来ました😊

A post shared by mitsuyo (@akion_84) on

常設展では、平安時代9世紀に手首や螺髪を除いた全てが木造で造られている国宝の薬師如来坐像を見ることができます。

渡来仏の数々も展示されていて、日本の彫刻史を代表する仏像と、その源流ともなる中国・朝鮮半島の作品を一緒に鑑賞することができます。

常設展では、1日2回ボランティアガイドによる解説ツアーというものが行われています。解説付きで展示物を鑑賞できるので、展示物への理解がぐっと深まります。このツアーは先着順で定員があるので、参加を考えている人は早めに申し込みましょう。

新館の見どころは?

西洋の雰囲気が漂う旧館も魅力的ですが、現代建築の新館外観にも注目です。

新館の建物は鉄筋コンクリートで造られていて、日本の伝統とモダニズム建築を合わせた設計は吉村順三によるものです。

新館は西新館と東新館がつながっていて、一つの建物に見えるようになっています。とくに西新館は、平成10年に全国の公共建築100選に選ばれた建物で、正倉院宝庫をイメージして建築されている名建築の一つ。一階の壁面はガラス張りになっていて、周囲に自然と溶け込むような綺麗な造りです。

新館の建物の前には池と芝生、ベンチがあり、休憩できるスペースが設けられていて、鹿も多く集まるような和やかな場所です。テイクアウトできる軽食店や土日になると移動販売車も来ているので、休憩の際はぜひ利用してみましょう。

新館では毎年正倉院展が行われる

View this post on Instagram

招待券を頂いていたので、 正倉院展へ行ってきました。 正直、歴史の勉強をしてこなかった僕にとっては何がなんやら価値が分からなかったですが、 ボロボロの展示品を見ながら"これ全部1,000年以上前の物なんや。今も存在してるの凄いな"とか単純なことを思ってました。 展示品説明は一つ一つ真剣に読みましたw きっかけは何であれ、こうやって触れる事が出来るのは有難いですな。 来てるのは年配の方が多いかと思っていたら意外に若い方も多かったですね。 毎年開催されてるようですが 同じ物は10年以上は展示をされないみたいです。 貴重ですね。 #奈良国立博物館 #正倉院展 #歴史 #宝物 #日本 #奈良 #鹿

A post shared by Katsutoshi Tanaka (@katsutorius) on

新館では毎年秋頃になると、正倉院展と題して東大寺正倉院の宝物が一部公開されます。この特別展は毎年20万人以上の人が訪れるほど大人気。一度展示されたものの多くは10年近く展示されることがないので、毎年訪れる人も多く特別感の強い展覧会です。

毎年展示される宝物はどれも貴重なものばかりで、1000年以上前の宝物でも保管状態が良いことに驚くでしょう。

会場は毎年とても混雑するので、音声ガイドを有料で借り、解説を読まなくても展示物を集中して鑑賞することもできます。

他にも見どころたくさん!地下回廊にある館内施設

奈良国立博物館の見どころはこれだけにとどまりません。ミュージアムショップはもちろん、食事ができるカフェもあります。訪れた際にチェックしておきたい館内施設を見ていきましょう。

連絡通路の仏像解説は分かりやすい

View this post on Instagram

仏像の手 説法印 #仏像の手  #仏像 #手

A post shared by mami (@mayuequus) on

なら仏像館と東新館、西新館をつなぐ地下回路の連絡通路に、学習スペースとして仏像の模型が置かれています。仏像の法印や仏像の作り方の解説が模型と一緒にあるので、とても分かりやすく面白いです。

ミュージアムショップは書籍とオリジナルグッズが豊富

地下回路の連絡通路にあるのがミュージアムショップで、奈良国立博物館の展示会目録や研究紀要鹿園雜集などの専門的な本が置かれています。

ショップの売り場の半分が、奈良や仏像に関する書籍で占められるほど書籍の種類が豊富で面白いものばかりです。立ち読みをすることもできるので、気に入ったものを探してみるのもおすすめ。

書籍だけではなく、一般美術品の他、奈良国立博物館限定のオリジナルグッズも販売されていて、ハンカチや手ぬぐい、クリアファイルやメモ帳など、日常でも使うことができるアイテムが、手軽に使えるデザインになっています。

カフェ泰風泰夢(ハーフタイム)でまったり休憩

奈良国立博物館の新館・旧館の連絡通路のミュージアムショップ前に、カフェ葉風泰夢があります。広々としたオープンカフェは、一面ガラス張りで景色がとてもよく、休憩にぴったり。

メニューはオムライスや生パスタ、ビーフカレーなどの洋食がメインで、軽食やランチメニュー、スイーツも充実していて、アルコールも取り扱っています。

カフェメニューも充実

カフェで人気なのがふんわり生地に生クリームがたくさん乗ったフレンチパンケーキです。夏になると葉風泰夢オリジナルのかき氷が限定発売され、こちらも人気商品になっています。

住所| 奈良県奈良市登大路50番地 奈良国立博物館B1
営業時間|AM10:00〜PM17:00(ラストオーダー16:30)
定休日|月曜日(休日の場合はその翌日、連休の場合は終了後の翌日)
電話|0742-22-1673
公式サイトはこちら

ライトアップも見逃せない!

毎年夏になると数か月間、奈良の観光スポットが一斉にライトアップされるイベント「ライトアップ・プロムナードなら」が開催されています。

この期間になると奈良国立博物館の建物もライトアップされ、新館はもちろん、建物の前の池の水面にも光が当たり、とてもきれいに反射した光景を見ることができます。

8月になると「燈花会」、2月になると「なら瑠璃絵」が開催され、奈良国立博物館の敷地内にろうそくやLEDがたくさん置かれます。

他にも東大寺大仏殿や浮見堂、興福寺五重塔などもライトアップされ、どこも見ごたえがあるので、夏の夜に奈良のライトアップされた観光スポット巡りをするのもおすすめです。

奈良国立博物館周辺の見どころ

博物館周辺のおすすめの観光スポットも確認しておきましょう。文化と自然を感じて、ゆったりとした時間を過ごせそうです。

和洋折衷の目を引く建築・仏教美術資料研究センター

奈良国立博物館の周辺には、仏教美術資料研究センターという仏教を中心とした調査研究資料を作成、整理、保管したり、関係する図書や写真などの公開する施設があります。

仏教美術史両研究センターは毎週水・金曜日が公開日で、利用手続きを行えば一般の人でも資料を閲覧することができるようになっています。

春は桜の名所として撮影スポットとなり、たくさんの人が訪れる場所となっています。先ほどご紹介した「ライトアップ・プロムナードなら」の期間中はこの場所もライトアップされ、モダンな造りの建物に光が照られ幻想的でしょう。

仏教美術資料研究センターは、奈良国立博物館の一施設で博物館の裏手の春日神社の参賛同沿いにあります。

住所|〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50
営業時間|AM9:30~PM4:30
定休日|毎週水・金曜日(ただし、祝日・休日、12月26日から翌年1月4日までは休館)
電話|050-5542-8600
公式サイトはこちら

春日大社参道沿いの不思議な木・ムクロジ

View this post on Instagram

2018.11.25 . 久しぶりのお休みは 奈良公園へムクロジ探し。 . 実は台風の影響で落ちてしまったらしくほとんどついていなかった、残念。。 . ランドリーナッツともいわれるムクロジ。 果肉で泡泡実験したかったんだけど来年のお楽しみになりました〜 もう少し早い季節に行った方がいいのかなぁ。 10月かなぁ。 . でも恋い焦がれていたムクロジのしかも大木に会えて嬉しかったなぁ。 木の真ん中から竹が生えているなんとも不思議な大きなムクロジ。 また会いに行こう。 . #自然育児サークルskog #ムクロジ #ランドリーナッツ . .

A post shared by mie nishida (@miecoma) on

奈良国立博物館の裏手にある春日大社参道には、樹高15.5mにもおよぶ奈良県で一番大きいとされているムクロジの巨木があります。

木の空洞になっているところから竹が生えているとても珍しい木。ムクロジの木の目印として、春日大社が設置した案内板があるので一目で見つけることができるでしょう。

奈良国立博物館へのアクセス

徒歩の場合

近鉄奈良駅から登大路を東へ徒歩約15分。または、近鉄奈良駅から市内循環バスにて奈良国立博物館前下車後すぐ着きます。

車の場合

専用駐車場はないので周辺の有料駐車場を利用しましょう。

住所|〒630-8213 奈良市登大路町50
営業時間|AM9:30~PM5:00
定休日|毎週月曜(祝日の場合は火曜)
電話|0742-26-7218
公式サイトはこちら

まとめ

数多くの仏像などの展示物を鑑賞することのできる、なら仏像館には、たくさんの見どころがあることが伝わったでしょうか。展示物の鑑賞だけでなく、食事や買い物も一緒に楽しむことのできる施設になっています。建物の造りなどにも注目しながら、有意義な1日を過ごすことができるでしょう。