高千穂峡で神々の生んだ絶景を堪能。一年中流しそうめんも楽しめる

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トラベルパートナー: YuKo

東京からオランダ、ベトナムへ。旅はノープランのひとり旅が基本で、カメラを持ってふらふら歩くのが好きでヨーロッパ多めで旅してきましたが、最近すっかりベトナムにハマり中です。

神話のふるさとで神様に会いにいっせ

宮崎と言えば、面白い伝承が数多く残りパワースポットも多く点在するスピリチュアルな県。その中でも高千穂は、芸能人や有名人も多数訪れるほどのパワーを秘めている場所です。一度行くと何度でも行きたくなる高千穂の魅力を一緒に見てみましょう。

天孫降臨の舞台「高千穂」

神様が舞い降りた場所

高千穂は古事記や日本書紀に描かれた天孫降臨(てんそんこうりん)の舞台となった場所。天孫降臨とは、天照大神(あまてらすおおみかみ)の勅命を受けた、孫の邇邇藝命(ににぎのみこと)が、高千穂に天降ったという神話です。

邇邇藝命とともに神々が舞い降りた地として数々のパワースポットがあり、芸能人や有名人も多く訪れています。深い峡谷は夏でも涼しく、神秘的な雰囲気が漂うため、ファミリーやカップル、女子旅として誰でも楽しめるスピリチュアルなスポットです。

高千穂夜神楽の地としても有名

神楽(かぐら)とは天照大神の岩戸隠れの神話を起源とする民俗芸能で、初めて見る人でもその厳粛な雰囲気に圧倒され胸が高まるはずです。高千穂では、町内20の集落がそれぞれの氏神様を迎えて夜通し奉納される夜神楽(よかぐら)も人気でツアーが組まれるほど。

例祭日は、毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、集落ごとに行われていますが、タイミングが合わなければ365日見られる高千穂神楽をお楽しみいただけます。

国の名勝・天然記念物に指定

高千穂峡は太古の昔、阿蘇山の噴火で流れ出た火砕流によって形成された峡谷。80〜100mにもなる柱状節理(ちゅうじょうせつり)の高い断崖絶壁が約7kmも続いており、他にはない景色を見ることができます。1934年、国の名勝・天然記念物に指定されただけあり、圧巻の景色は写真家などにも愛されています。

奇岩と水が織りなす絶景の数々

遊歩道を散策しながら滝と奇岩を観察

高千穂峡はボートのイメージが強いですが、遊歩道が整備されているので、遊歩道に沿って美しい滝と様々な奇岩を自分のペースでじっくり観察できます。御塩井駐車場から大橋駐車場まで、片道20〜30分ほどの散策に高千穂峡の見どころが凝縮。高千穂峡を眼下に眺められる御橋、真名井の滝、鬼八の力石などがあります。

そのひとつひとつに神話や伝説があり、それを確認しながら歩くとさらに面白いでしょう。遊歩道はバリアフリー化されているので、車椅子やベビーカーの方でも滝見台までスムーズに行けます。

高千穂峡のシンボル真名井の滝

真名井の滝(まないのたき)は、日本の滝百選に選ばれた美しい滝です。落差17mで、そこまで大きくはありませんが、黒い岩肌から流れ落ちる繊細な白い水しぶきとのコントラストが美しく、遊歩道内の滝見台からの景色が最高。

神話によれば、天孫降臨の際、水がなかったこの地に天村雲命(あめのむらくものみこと)が移した水種、天真名井(あまのまない)が水源といわれており、ボートでは滝つぼまで近付けるので、滝の迫力を間近で堪能できます。

鬼八の力石は力自慢の巨石

鬼八の力石は、高さ3メートル、重さ200トンの巨大な岩。高千穂神社の祭神・三毛入野命(みけいりのみこと)が、高千穂一帯で悪事を働く鬼八を退治しにきた際、力自慢のために鬼八が投げたという伝説が残っています。岩に掛けられたしめ縄は、毎年暮れに掛け替えられ、高千穂の歳末行事となっています。

自然の造形美が美しい仙人の屏風岩

遊歩道の対岸にそびえ立つ、高さ約70mの岩壁が仙人の屏風岩。神通力を持つ仙人にしか作れないという意味から名づけられました。阿蘇山の噴火で流れた溶岩が長い年月をかけて侵食された、高千穂の柱状節理がはっきりと見えるポイントで、ボートからも間近で見ることができます。不思議な造形と巨大さは迫力があり、火山活動や自然の威力を体感できます。

おのころ池は神々が結婚した場所

おのころ池の中にあるおのころ島は、イザナギノミコトとイザナミノミコトが持つ天沼矛(あめのぬぼこ)から落ちたしずくが、固まってできたと伝えられています。2神はここで結婚式を行なったという伝説があり、それを知ってから池を見ると、なんともロマンチックな雰囲気に見えるので不思議です。

澄んだ池にはチョウザメが泳いでおり、販売されているエサをあげることが可能。この池の水源も、真名井の滝と同じく天真名井(あめのまない)といわれています。

絶景が間近に迫る貸しボートがおすすめ

高千穂峡を巡るならボートに乗るのが定番。そびえ立つ高千穂峡と、上から落ちてくる滝は大迫力でもり、神秘的です。真名井の滝を下から見上げると、降り注ぐ水しぶきや木漏れ日など、上からとはまた違う表情が。柱状節理の岩壁も間近に見ることができ迫力満点。夏は混み合うので、早めの時間帯がおすすめです。

何度でも訪れたい季節ごとの風景

ライトアップされた幻想風景

例年、7月下旬から9月中旬に開催される高千穂峡ライトアップは、近年SNS映えを狙った若者も多く訪れるスポットです。1969年から開催されてきたライトアップは、2018年から最新LEDを駆使した神都高千穂神あかりとして開催されているので、夏の夜の高千穂峡もぜひ見ていただきたいスポット。

真名井の滝が青や紫、ピンクに照らし出され、遊歩道は竹灯籠で幻想的な雰囲気になります。ライトアップは日没から22時までなので、大切な人たちと幻想的な渓谷を楽しんでください。

紅葉が彩る渓谷美

秋には、真名井の滝やおのころ池周辺のモミジやカエデが色づき、夏とは違った情緒ある雰囲気を見ることができます。深いV字渓谷と白い滝に、紅葉が鮮やかな彩りを添える秋ならではの風景を楽しんでください。紅葉時期は、11月上旬〜下旬頃。神話や伝承を学びながら、紅葉の中しっぽりと過ごせます。

苔むす緑の奇岩

夏には、谷の岩々を包む多彩な苔が鮮やかに色づきます。おすすめの期間は、6~7月ごろ。他の季節では見られない趣ある景色を楽しめます。

この季節は、雨だからとガッカリしないでください。雨が降ると苔は水滴を含みキラキラと美しく輝き、晴れの日とは違った表情を見せてくれます。ロマンチックな雰囲気はカップルや女子旅におすすめです。

周辺散策やグルメも忘れずチェック

高千穂峡には、峡谷以外にも外せない見どころがたくさんあります。真名井の滝周辺は、食事処や土産物屋があり賑やかな雰囲気。散策の前後にはお店をのぞいて、旅をさらに楽しんでください。澄んだ水が涼しげで、夏には眺めているだけで気持ちいい時間を過ごせますし、釣り堀では子供から大人まで楽しめます。

高千穂三橋

高千穂三橋は、高千穂峡遊歩道内にある、あららぎ駐車場付近の槍飛橋(やりとびばし)を渡った先に見える3本の橋のことです。1番古いのは戦後間も無く架けられた神橋(しんばし)、2番目は1955年竣工の鉄製アーチ橋、高千穂大橋、3番目は2003年竣工のコンクリート橋、神都高千穂大橋(しんとたかちほおおはし)。

同じ場所に新旧3本の橋が架かるのは全国でも珍しく、橋を通じて歴史の流れを感じることができます。

幸せの黄色いポスト

高千穂神社は縁結びの神様としても知られており、この地にきた人と手紙を受け取った人に、幸せになってもらいたいという願いから、2015年にこの黄色いポストが設置されました。このポストから大切な人に手紙を出すと思いが届くかも。

周辺のお店で切手やハガキが売られているので、旅の記念に贈ってみてはいかがでしょうか。設置されている場所は高千穂峡内、真名井の滝近くにある御橋(みはし)から歩いた釣り堀近くの飲食店前です。目立つのですぐ分かります。

千穂の家 元祖流しそうめん

昭和30年創業、元祖流しそうめんは、店内で一年中流しそうめんが楽しめる珍しいお店。すぐ近くにある玉垂の滝から引かれた水を使い、夏場でもキリッと冷たいのが特徴。そうめんの味をキレイな水がより一層美味しくしてくれます。場所は高千穂峡内、真名井の滝近くにある御橋から歩いた釣り堀の奥にあるので、散策でお腹が空いたら寄ってみましょう。

小腹を満たすグルメも充実

高千穂峡はグルメも充実しているので、散策で小腹が空いたら食事処を覗いてみましょう。渓谷周辺を散策していると、味噌ダレをつけて炭火で焼いた大きめのだんごを食べている人たちと多くすれ違います。これは、渓谷内で人気の焼きだんご。甘辛い味は、年配の人には懐かしく、若い世代には新しい味として人気です。

ソフトクリームは、日向夏や宮崎マンゴーなどのご当地味が楽しめる、夏には南国ならではのスッキリした味が最高に美味く感じられます。炭火でじっくり焼いたヤマメの塩焼きは、水がきれいな高千穂ならではの美味しさ。美しい景色を見ながら食べるヤマメは、最高に美味!高千穂峡内の高千穂町観光協会直営売店や千穂の家 元祖流しそうめんなどで買えます。散策ついでに探してみてください。

高千穂峡へのアクセス

電車での行き方

宮崎から行く場合と鹿児島から行く場合の二通りがあります。宮崎駅からJR特急で延岡駅まで約1時間、そこから路線バスで約1時間30分。鹿児島中央駅から九州新幹線で熊本駅まで約45分、そこから特急バスで約3時間。

車での行き方

宮崎ICからは約2時間、高速で延岡JCTまで1時間、そこから高速と国道で約1時間です。福岡ICから約3時間、高速で松橋ICまで約1時間30分、そこから国道約1時間30分です。駐車場は3ヶ所で、御塩井駐車場(有料)、あららぎ駐車場(有料)、大橋駐車場(無料)です。

住所|〒882-1101 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
営業時間|AM8:30 - PM5:00 (貸しボート営業時間)
定休日|なし
電話|0982-73-1213
公式サイトはこちら

まとめ

高千穂峡は、そこに残る神話や伝説を学びながら散策するのも楽しいですし、何も考えず自然の中に身を置き、のんびりと過ごすのもいいものです。ファミリーでもカップルでも、大人数の仲間と一緒に来ても、それぞれの年齢やグループに合わせた楽しみ方ができます。

宮崎には他にも楽しめる観光地はたくさんありますが、高千穂峡は外せないスポットのひとつ。旅の計画を立てるときは、ぜひ組み込んでください。きっと素敵な思い出になりますよ。

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