北海道厚岸湖で濃厚な牡蠣三昧グルメ旅

公開日:2018/12/20 更新日:2019/11/6

トラベルパートナー:トラベルパートナー: ryo
横浜市に生まれその後札幌市に引っ越し現在は都内在住。気に行った風景を探し、温泉と旨い肴と酒を求め一人で思いつきで旅しています。国内は北海道、東北を旅することが多いです。旅に出た時ぐらい昼からも飲みたいので、車を使わず回り切れないことも時には……。またMLB観戦が好きなので、できる限り多くのアメリカのボールパークを訪ねてみたいです。
なまら美味い牡蠣食べたいなら厚岸へ行けばいいんでないかい

厚岸町は北海道の南東部に位置しており、グルメ、観光、歴史、イベントなど、旅に必要なものを満たした素晴らしい町です。厚岸といえば牡蠣の養殖が有名なので、牡蠣好きの中では定番のグルメ旅スポットになっています。他にも、自然や歴史を堪能できる場所も多く1日では足りないほど。そんな厚岸町のおすすめスポットをご紹介します。

一年中牡蠣を楽しめる厚岸湖とは

厚岸湖は、厚岸道立自然公園に含まれる周囲25キロの海水を含んだ汽水湖です。名目上厚岸大橋を境に湖と厚岸湾には分かれるものの、湖の部分も塩分濃度が高く、漁業法上は海面に(この写真では橋より右側が厚岸湖)。

古くから牡蠣の一大産地であるこの厚岸湖。湖になる部分は波が穏やかで、外海のプランクトンが豊富な海水と、山や湿原の養分を多く含んだ川の水が混じりあう海域だからです。

本州の牡蠣の旬は秋冬が中心ですが、厚岸は水温が低いので一年中新鮮な牡蠣の収穫が可能。研究者によっては、厚岸とはアイヌ語でアッケケシ(牡蠣のいる所)という説があるほど牡蠣養殖が盛んです。牡蠣に限らず漁業が盛んな地域なので、季節を問わず旬の魚貝類を美味しくいただくことができます。

夏は霧が多く折角の旅行で残念な気分になるかもしれませんが、晴れた日とはまた違った神秘的。また春の桜、夏のあやめや高山植物鑑賞と花好きに人も楽しめる旅ができるので、四季を通じて失敗のない旅ができます。

厚岸味覚ターミナル コンキリエ

コーラルピンクの外観をしたお洒落な建物はなんと道の駅。コンキリエという名前のこちらの道の駅では、新鮮な魚介を食べられることができます。施設から望む景色も美しく、ターミナルでのんびりと過ごす人も多いです。

厚岸駅からもアクセスのよい道の駅

道の駅コンキリエは、JR花咲線厚岸駅から徒歩10分とアクセスのよい道の駅で、名称の由来はイタリア語で貝の形をした食べ物という意味。その名称通り、レストラン「エスカル」、炭焼き「炙屋」、オイスターバー「オイスターバール ピトレスク」と食事場所が豊富。観光案内所もあり、お腹を満たすだけではなく厚岸観光の情報収集にも使える施設です。

他にも、別寒辺牛湿原のカヌーツアー・アザラシウオッチングツアー・厚岸蒸留所見学ツアー等、季節ごとに厚岸の魅力を味わえるツアーも。遊びに行く際は、コンキリエのツアーを調べ、家族やカップルで楽しめるイベントがないかチェックしてください。

施設も充実!厚岸湖の眺望もすばらしい

コンキリエは施設も充実しており、そのひとつに厚岸湖を一望できる展望スペースがあります。また、1階には水族館もあり厚岸湖、厚岸湾に生息する貝類をはじめ、海水魚、淡水魚20種類以上が観察可能。構内にはドッグラン広場もあり、ペット連れの旅をする人たちにとってはありがたい休憩所にもなっています。

レストランエスカル

レストランエスカルの人気メニューはかき飯セット牡蠣御飯・牡蠣フライ・生牡蠣等がセットになっていて、牡蠣を存分に楽しめます。このようなセットメニューから、単品料理、和食、洋食と様々な方法で調理された牡蠣を味わえます。

生牡蠣は苦手、和食は子供が食べないという人でも、たくさんのメニューから選べるのでじゅうぶん満足できます。他にも厚岸周辺で獲れた新鮮な魚介類、北海道の食材を生かした様々なメニューが用意されているので、北海道グルメを堪能したいならぜひ立ち寄ってください。

炭焼き炙屋

炭焼き炙屋(あぶりや)は、隣接する魚介市場からとれたての食材を自分で購入し、セルフでバーベキューが楽しめるコーナー。バケツに入った牡蠣を豪快に食べたり、牡蠣の40分食べ放題のコースもあるので、思う存分プリプリの牡蠣が堪能できます。

肉野菜類も用意されているので、グループ内に牡蠣が苦手な人がいても大丈夫!通常のバーベキューのように、みんなで火を囲んで好きなものを食べまくりましょう。

Address 〒088-1119 厚岸郡厚岸町住の江2丁目2番地
Hours 店舗・施設によって異なるので公式サイトで確認
Closed 月曜日(祝祭日の場合 火曜日)年末年始(年により変動)
Tel 0153-52-4139
Web http://www.conchiglie.net/

厚岸漁業協同組合直売店 エーウロコ

エーウロコは、厚岸大橋の近くにあり厚岸駅から歩いても15分弱のところにある海産物の直売所です。厚岸漁業組合直営店なので、新鮮かつ値段もリーズナブルなのが大きな特徴です。

新鮮な牡蠣、カニ、エビ、あさりなどがお得に購入できるとあって、休日には多くのお客さんが。構内に飲食店はありませんが、イートインコーナーがあるので買ったばかりの魚貝類を、その場で食べることができます。電子レンジなどの調理機器もあるので、蒸し牡蠣にしてもOK。スタッフが牡蠣の剥き方まで教えてくれます。

Address 〒088-1128 北海道厚岸郡厚岸町港町5丁目3番地
Hours 9:00~17:00(1月から4月は9:00~16:30)
Closed 年中無休 なお、年始を除く
Tel 0153-52-0117
Web https://www.a-uroko.or.jp/

年2回の牡蠣まつり

厚岸で開催されるあっけし桜 牡蠣祭りは、5月中旬から下旬、10月初旬から中旬に年2回牡蠣祭りが行わています。会場では牡蠣を始め新鮮な魚介類や、牡蠣弁当やアサリ汁などを販売するお店が並びます。

特に5月は厚岸の桜の時期に当たるので、お花見をしながら牡蠣も楽し、生涯忘れないお花見になるでしょう。場所は子野日公園で厚岸駅よりバスで20分。焼き台やブルーシートはレンタルできるので、旅行者も手ぶらでふらりと立ち寄れるのも嬉しいポイントです。

Address 〒088-1111 厚岸町奔渡6丁目9番
Hours 開催時間は下記ホームページ確認
Closed 開催期間は下記ホームページ確認
Tel 0153-52-3131(厚岸観光協会)
Web https://www.akkeshi-town.jp/kanko/event/

味覚と花と歴史の町厚岸の観光スポット

雄大で美しい自然が広がっている厚岸では、さまざまなな観光スポットがあります。ラムサール条約に登録された湿地の別寒辺牛をはじめとして、夕日の絶景スポットである厚岸大橋など、おすすめのスポットを紹介します。

手つかずの自然が残る別寒辺牛湿原

厚岸湖畔の北側に広がる厚岸湖・別寒辺牛(べっかんべうし)湿原は、以前の淡路湿原などが1993年にラムサール条約の登録湿地として認定。別寒辺牛湿原の中で、最も水鳥が集まりやすい場所の1つに、別寒辺牛川の河口の厚岸水鳥観察館があります。詳しい案内は、コンキリエ内の総合案内所に問い合わせるか、ここで企画されているツアーに参加してみるのもおすすめ。

オオハクチョウは秋ごろから12月をピークに2月末頃まで見られ、丹頂鶴も付近に生息しています。日頃見ることのできない野鳥の美しさやたくましさを生で見てみて、動画やテレビでは得られない体験をしてください。厚岸水鳥観察館は、コンキリエから車で10分程。路線バスは1日1~2本しかないので、タクシー利用がいいでしょう。

Address 〒088-1136  北海道厚岸郡厚岸町サンヌシ66番
Hours 8:45~17:00
Closed 月曜日(祝祭日と重なる場合は開館、翌日火曜日が休館) 祝祭日の翌日・年末年始
Tel 0153-52-5988
Web http://www.akkeshi-bekanbeushi.com/

湖と海の境目厚岸大橋

北海道で最初の海上橋として昭和47年9月に開通した厚岸大橋は、長さ456.5mの橋。この橋を境に、厚岸湖と厚岸湾に名目上は分かれています。昼間も素敵な景色が見られますが、夜はライトアップされてとてもロマンチック。大橋の横の弁天島とともに、厚岸大橋は厚岸湖のシンボル的存在になっています。

Address 〒088-1128 北海道厚岸郡厚岸町港町4丁目付近
Hours 24時間
Closed 無し
Tel 無し
Web 無し


湖に浮かぶ弁天神社

この神社の創建は未だに経緯がはっきりとしていませんが、寛政3年(1791年)の記録には残っており、文政3年(1820年)には、ここで祭典が行われたことが記録されています。現在も、豊漁と漁の安全を守る神様として厚岸町民に親しまれているスポットです。

この神社は、牡蠣が自生している牡蠣島と呼ばる島に建てられたことから、別名牡蠣島弁天神社とも呼ばれています。牡蠣島は、かつて幅約10m、奥行き約70mの島で、料亭や保養所がありましたが戦後からの地盤沈下で現在の姿になりました。青い海に浮かぶ赤い神社は、コントラストがとても素敵で、SNS映え間違いなし。

桜の古刹国泰寺

厚岸町のバサラン峠にひっそりと佇む国泰寺(こくたいじ)は、文化元年(1804年)にロシア人の南下を監視するために、江戸幕府によって建立された官寺山門には徳川家の葵の紋章が付されているので立ち寄ったらチェックしてみてください。国泰寺は桜の名所でもあり、5月中旬から下旬が見ごろで、写真のような日本ならではの景色を堪能できます。

国泰寺へ行くには、厚岸駅からバスで10分程。境内には厚岸郷土館もあり、国泰寺や厚岸町の歴史に関する展示物が展示されています(11月中旬から4月中旬は休業)。

Address 〒088-1114 北海道厚岸郡厚岸町湾月1丁目
Hours 7:00~日没ぐらい
Closed 無し
Tel 0153-52-4040
Web 無し

愛の栄冠を得るとの思いを背負った愛冠岬

愛冠=あいかっぷと聞くと、とてもロマンチックなイメージがありますが、アイ・カップはアイヌ語で矢の上のもの=できない、届かないという意味。困難を乗り越えて愛の栄冠を得るとの思いから、愛冠と名付けられたとされています。岬には平成4年に完成した愛の鐘ベルアーチが設置されており、恋人や旅行者たちに人気のスポット。

岬から見る絶景も見どころで、夏は海霧が発生し幻想的で最果てを感じさせる、何とも言えない表情を見せてくれます。愛冠岬へは厚岸駅から車で20分程で、路線バスはありませんので注意してください。

Address 〒088-1113 北海道厚岸郡厚岸町愛冠5
Hours 24時間
Closed 無し
Tel 無し
Web 無し

幻想的な原生花園あやめケ原

標高100mの位置にあり、広大な原生花園であるあやめヶ原は、一面に咲く約30万株のヒオウギアヤメを見ることができます。あやめの見ごろは6月中旬から7月上旬で、この時期に合わせてあやめ祭りも開催。ヒオウギアヤメのほかにも、海浜・高山植物など約100種類以上の花々が咲き誇り、5月~10月の間は花を楽しむことができます。

花園には馬が放牧されているのですが、あやめを食べることはなく、逆に花の成長を阻害する草を食べており、花と馬が共存しているほのぼのとした姿が。晴れた日は清々しく美しい景色が広がり、海霧が出たときは霧の中で一面に咲く、あやめの幻想的な景色が現れます。霧が出ていてもガッカリせず、あやめヶ原に立ち寄ってみてください。厚岸駅から、車やバスで25分程の場所にあります。

Address 〒088-1105 北海道厚岸郡厚岸町末広321番地
Hours 24時間
Closed 無し
Tel 無し
Web 無し

厚岸の新しい名産厚岸産ウイスキー

厚岸の新しい名産となる、厚岸産ウイスキーを2013年から蒸留している厚岸蒸留所。厚岸の風土がウイスキー製造に適していると考え、2018年厚岸ウイスキーを初出荷し話題に。リリースするたびに香りや味わいが微妙に変化するので、ウイスキーファンはその味の違いも楽しんでいます。また飲むだけではなく、厚岸名産の生牡蠣にウイスキーを垂らして食べるという楽しみ方も。

牡蠣がより一層美味しくなり、通常の食べ方とは違った味を楽しむことができます。コンキリエのオイスターバー オイスターバール・ピトレスクで食べられるので、ぜひ試してみてください。他にも、厚岸蒸留所を見学するツアーも人気で、見学の後は、ウイスキーの試飲もできます。蒸留所見学ツアーはコンキリエで受け付けているので、参加したい日の3日前までに申し込みしましょう。

Address 〒088-1124 北海道厚岸郡厚岸町宮園4丁目109−2
Hours ツアー予約のみ
Closed なし
Tel 0153-52-4139 (コンキリエ)
Web http://akkeshi-distillery.com/

駅弁大会でも人気のなつかしい雰囲気の駅弁「かきめし」

デパートの駅弁大会では早い段階で売り切れる、大人気のかきめし。この駅弁を作っているのは、厚岸駅前で1917年からお弁当作りを手掛けている氏家待合所で、創業100年の老舗です。かきめしは1960年から50年以上販売を続けていて、パッケージも懐かしさを感じるデザイン。駅の構内だけでなく、駅前の店舗でもお弁当が買えますし、店内の食堂で食べていくこともできます。

昼間は厚岸観光に時間を割きたいなら、ここでお弁当を買って厚岸巡りに出かけるのもいいですね。かつては厚岸駅のホームで立ち売りしていた名残で、2時間前まで予約すれば、一つからでも列車まで届けてくれるという徹底したサービスも。残念ながら厚岸を訪ねる時間のない人は、お弁当だけでも楽しんでみたらいかがでしょうか。

Address 〒088-1124 北海道厚岸郡厚岸町宮園1丁目15番地
Hours 8:30~14:30
Closed 毎週木曜日 年始
Tel (0153)-52-3270
Web http://www.kakimeshi.com/

厚岸へのアクセス

列車利用のでの行き方

列車を利用する場合は、JR花咲線厚岸駅が最寄り駅。釧路から50分、根室から1時間30分で到着します。

車での行き方

車の場合は、国道44号線経由釧路から46kmで、約50分の道のりとなります。根室から78kmで、約1時間30分ほど。

まとめ

厚岸は、牡蠣をはじめとする海産物グルメを楽しみたい人にも、建造物や花などの景観を楽しみたい人にも、おすすめできるスポットがたくさんある町です。各施設ではイベントも数多く開催されているので、厚岸町の公式ホームページを事前にチェックして日程を決めてください。

四季を通じて、さまざまなグルメや景色が味わえる厚岸町には、お腹を空かせて行ってくださいね。