加藤神社は戦国武将の加藤清正を祀った神社。修繕中の熊本城をどこよりも近くで見られる

公開日:2018/12/17 更新日:2019/3/29

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出身地は長崎。よく行くエリア九州で、友達と予定が合えば海外や日本各地へ出掛けます。 一人旅も好きで、時間があれば神社巡り・自然の絶景巡りなど、気の赴くままに大好きな旅へ!おすすめの観光スポットや、その土地の周辺グルメをご紹介します。最近ミラーレスカメラを購入したので、旅先の素敵な写真を撮る事にはまっています。
熊本の英雄「清正公」はすごかとばい!

熊本地震から立ち入り禁止となった熊本城。その様子を間近で見られるスポットがあることをご存じですか。加藤神社は戦国武将の加藤清正が祀られている神社で、境内からは修繕工事中の熊本城をどこよりも近くで見ることができます。地震を耐え抜いた奇跡の石垣や復元されたシャチホコなど、熊本城のいまを肌で感じることができ、いま多くの人がこの神社を訪れてます。



熊本城のお膝元

加藤神社は熊本市のシンボルである熊本城の敷地内にあり、お正月の三が日には多くの初詣参拝客で賑わう神社です。2016年の熊本地震によって加藤神社も多くの被害を受けましたが、歩行通路が開通されるなど徐々に復興してきています。境内からは熊本城の修繕工事の様子を見ることができ、いま多くの観光客が訪れるスポットになっています。

戦国武将 加藤清正公を祀る

加藤神社には、戦国武将の加藤清正公が祀られています。加藤清正(1562‐1611)は、日本三名城で三堅城の一つである熊本城を築いた偉人で、土木・治水工事や学問・文化の発展など、現在の熊本市内の発展に大きな貢献を果たしました。拝殿の前には、仰清正公と掲げられています。

肌で感じる熊本城のいま

加藤神社は熊本城の敷地内にあるので、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城のお堀や石垣の修繕工事の様子を見ることができます。実際に崩れた石垣などを間近で目にすると、改めて大変な地震だったことに気付かされます。ほかにも熊本城の敷地内には、熊本城稲荷神社や熊本県護国神社があるので、併せてお参りするのもおすすめです。

熊本城が一番近くで見られる

立て直しが行われている熊本城。震災後の復興に向かう力強さや、完成した城だけでなく、少しづつ完成していく様子を見ることができ、これまでとはまた違う城の見方ができます。

新たに置かれたシャチホコも見える

大規模な工事中で、要塞のような姿に変化した熊本城です。加藤神社の境内は、熊本地震後に立ち入り禁止となった熊本城を、現在一番近くから見られる場所となっています。天守閣から崩落し、新たに設置されたシャチホコの姿も見ることができます。

熊本城全体の修繕には20年もの歳月がかかるといわれています。工事で足場が組まれている分、近未来な建物に見えてかっこいいという声もありますが、やはり一日でも早く完成してほしいもの。境内には、くまモンの復興募金箱が設置されており、多くの人々が募金しています。

崩れた石垣から出てきた観音様

震災で崩れた石垣の中からでてきた観音菩薩像。熊本の震災に差した一筋の光として、SNSを通じて多くの人に知られました。

偶然発見された観音菩薩像

熊本地震によって加藤神社は灯籠が倒れたりさまざまな被害が出たのですが、境内に散乱した石垣から観音菩薩像が出てきました。発見されたのは、阿弥陀三尊来迎図の右側部分のみです。約400年前に石工によって刻まれたとみられていますが、どのような理由で彫られたのかは不明だそうです。

観音菩薩像は約40cm程。観音菩薩の右側は割れてしまっていますが、その表情は穏やかなものであり、発見した湯田宮司がSNSに画像を投稿していました。だれが何のために彫ったのかはわかりませんが、震災によって暗くなった気持ちに光が差してくるような、希望を持つことができる観音様です。

境内の見どころ

加藤神社の境内では、太鼓橋や大手水鉢といった見どころがあります。加藤神社に訪れたらぜひ見てください。

文禄の役から持ち帰った太鼓橋(出世橋)

拝殿の前には太鼓橋があります。この橋は、加藤清正が文禄の役の記念に持ち帰った橋であり、訪れる人々から出世橋と呼ばれています。川や池の上に架けられているわけではなく、土の上に橋だけが置かれています。

清正公の重臣が使用していた大手水鉢

出世橋のすぐ近くにあるのが、大手水鉢。案内書きによると、清正公の重臣大木邸で使用されていたもので熊本三手水鉢と呼ばれ、中には水が溜まっています。

加藤神社のご利益は

加藤神社には、学業成就をはじめとしてさまざまなご利益があります。一体どんなご利益があるのでしょうか。

加藤清正公に関する多くのご利益

加藤神社のご利益は、祀られている加藤清正公の功績でもある必勝祈願、学業成就、商売繁盛、病気平癒だそうです。境内には4つの末社があり、道開きの神様、学業の神様、福徳円満の神様、商売繁盛の神様がお祀りされています。結婚式や七五三参りなど、人生の節目節目で熊本市民から親しまれてきた神社です。

境内はとても広々としており、幹の途中から枝分かれした珍しい御神木があります。太くずっしりとした幹が大きく枝を広げた御神木もあり、この地に宿った自然の力を感じることができます。

御朱印とお守り

加藤神社でもらえる御朱印には、達筆な文字で仰清正公と大きく書かれており、見た目にも清々しいものです。また、お守りは種類が豊富なため、自分にあったお守りを選びましょう。

仰清正公の墨書きが美しい御朱印

加藤神社では御朱印をいただくことができます。仰清正公の墨書きが正統派でかっこいい御朱印です。ほかにも、熊本城と加藤清正公の被り物が刺繍された加藤神社オリジナル御朱印帳も販売されているので、ぜひチェックしてみてください。



必勝お守りがたくさん

授与所ではお守りも取り揃えられていますが、加藤清正のご神徳にあやかって必勝お守りの種類が豊富です。

熊本城の見どころ 奇跡の一本石垣

震災の際、熊本城は甚大な被害を受けましたが、飯田丸五階櫓は一本石垣がけなげに支え破損することなく残っています。

飯田丸五階櫓を崩壊から救った奇跡の石垣

震災で石垣が崩れた中で、飯田丸五階櫓は一本石垣に支えられてその姿が綺麗に残されていました。その飯田丸五階櫓の姿も見ることができます。一本石垣は震災後すぐに応急処置が行われ、細心の注意を払いながら無事に工事が完了しました。地震や大雨を耐え抜き、奇跡としかいいようがないバランスで飯田丸五階櫓を支えきった石垣は、見る人の心に希望を与えてくれます。

もう一つの一本石垣

戌亥櫓(いぬいやぐら)は今も手付かずの状態ですが、この場所からだとさらに近くで奇跡の一本石垣を見ることができます。こちらの石垣はほとんど崩れていたことから見ても、一本石垣が建てられた当時の建築技術の高さを感じることができます。

加藤神社へのアクセス

電車での行き方

熊本駅から路面電車に乗って熊本城市役所前で下車して徒歩約9分です。

車での行き方

熊本ICで下車して約30分。境内には駐車場があり、多い場合は熊本城内駐車場または周辺駐車場が利用できます。

Address 〒860-0002 熊本県熊本市中央区本丸2−1
Hours なし
Closed なし
Tel 096-352-7316
Web http://www.kato-jinja.or.jp/

まとめ

熊本県の加藤神社は、熊本城を建てた加藤清正が祀られた地元で親しまれている神社です。境内からは、地震による修繕工事中の熊本城を一番間近で見ることができ、現在の様子を肌で感じることができます。飯田丸五階櫓を崩壊から救った奇跡の一本石垣は必見。ぜひ、熊本の今を感じに訪れてみてください。