インド旅行で行きたい、定番&歴史的観光スポット13選

インドは、日本の9倍もの敷地面積を誇る広大な国です。「神々と信仰の国」と呼ばれており、5000年の歴史が生んだ遺産が、たくさんあります。味わい深い文化と歴史が共存する、大きな国だけに必見スポットって、気になりませんか?インド旅行のハイライトの北インドをはじめ、4つのエリアに分けて、おすすめの歴史的観光スポットをご紹介します。少しだけお付き合いくださいね。

#1 北インド

北インド

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北にヒマラヤ山脈、西にタール砂漠、南はビンディヤ山脈に囲まれた広大な地です。
ムガル帝国の繁栄や、イギリスの植民地時代の本拠地となった地で、インド全体の政治の中心として、数々の歴史を持っています。
デリーやアーグラー、ガンジス河流域が見どころです。
イギリスに占領され繁栄したシムラーも面白い歴史的観光地となっています。

#1 世界一美しい白亜の霊廟!タージ・ マハル

世界一美しい白亜の霊廟!タージ・ マハル

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ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、若くして亡くなった愛妃のために、帝国を揺るがすほどの費用と22年もの歳月をかけて建設した、イスラム建築の傑作と称される霊廟です。
正面には細長い池と噴水を作り、イスラム風の4つに分かれた庭園が広がっています。

左右対称の白大理石で造られており、装飾美術の粋を結集した美しいお墓です。
夫婦が仲良く眠っている霊廟を訪れると、皇帝がどれだけ妃を愛していたかを感じることができます。
使われている建材は、1000頭もの象を使って運んだもの。
翡翠や水晶は中国から他にも、サファイヤやトルコ石、カンラン石、ダイヤモンド、サンゴや真珠貝まで28種類もの宝石が散りばめられています。

#2 タージ・マハルのお手本となった霊廟フマユーン廟

タージ・マハルのお手本となった霊廟フマユーン廟

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ムガル朝の第2代皇帝であるフマユーンの霊廟で、こちらは夫のために妃が、1565年に建てました。
ペルシアとインド建築が融合した、霊廟スタイルの走りとなり、この美しい霊廟は、100年後に建てられたタージ・マハルのお手本になりました。
小さな建物ですが、こちらこそが、真髄のインド・イスラム建築の傑作ですね。
せっかくなら、タージ・マハルと見比べてみるのも、北インド観光の楽しみ方かも。

#3 丘の上に佇む巨大な城!アンベール城

丘の上に佇む巨大な城!アンベール城

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16世紀に、この地を支配したカッチャワ家の王国(アンベール王国)の首都、ジャイプルの威信をかけて築城したお城です。
贅の限りを尽くして造られており、特に内部は壮麗で、見ているだけで、うっとりしますよ。
鏡を散りばめた幾何学模様の装飾が見事な勝利の間や、町を見渡せる絶景スポットの謁見の間、室内を水が回るように造られ、涼しさを追求した歓喜の間など、当時のジャイプルがどれだけ栄えていたかを体感できます。
バス停からお城まで、名物のゾウのタクシーで訪れるのも醍醐味のひとつです。

#4 現在もマハラジャが暮らす豪華すぎる宮殿!シティ・パレス

現在もマハラジャが暮らす豪華すぎる宮殿!シティ・パレス

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1726年にジャイプル旧市街地の中心に建てられた、ピンク・シティとの異名を持つ宮殿です。
赤砂岩で作られており、ピンクと白のコントラストが映える美しい装飾が施されています。
かつてはジャイプルの政治の中心であり、200年以上も王族の住居として使われました。
現在も住まいとなっていますが、一部は博物館として一般公開されています。
博物館には、王家が使用した道具を中心に、膨大な武器のコレクションや、象牙、金、ガラス製品などを見ることができます。

特にイギリスの建築家サミュエル・ジェイコブが設計した「ムバラク・マハル」と呼ばれる白亜の迎賓館が見物。
また、ギネスブックにも掲載された、世界最大級の銀製品といわれる銀の壺も必見です。
1902年に王が、エドワード7世の戴冠式のための旅に、カンガーの水を入れてイギリスまで持って行き、毎日沐浴したといわれています。
ラジャスタン様式とムガル様式が融合した、宮殿に足を運んでみませんか?

#5 一生に一度は訪れたい、シーク教徒の総本山!黄金寺院(ハリマンディル・サーヒブ)

一生に一度は訪れたい、シーク教徒の総本山!黄金寺院(ハリマンディル・サーヒブ)

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昔から交易の要衝として栄えた、パキスタンと国境を接するパンジャブ州にある最大の町で、シーク教徒の聖地です。
この地に佇む、シーク教徒の総本山とされる、金色をした黄金寺院。
目の前には四角いプール「不死の池」があり、その池の中央に位置する寺院が映り込む姿は神々しさを感じます。
また、ライトアップされた荘厳な姿も圧巻ですよ。

池を囲む白大理石造りの回廊は、池からの心地よい風と素足にひんやりと感じる冷たさも、ここでしか味わえません。
中央シークの博物館には、スークに関する資料や文献を見ることができます。
イスラム教徒による迫害やイギリスの弾圧を書いたものもあり、この地の歴史を知る上で重要なスポットとなっています。

#6 砦から見下ろす青く美しい街並みは必見!メヘラーンガル砦

砦から見下ろす青く美しい街並みは必見!メヘラーンガル砦

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ジョードプル市街を眼下に見下ろす、岩山の上にある砦です。
ここから見えるブルーシティと呼ばれる、異国情緒たっぷりの青い街並みは、壮麗で見る価値があります。
現在もマハラジャ所有の建物で、かつてはここで暮らしていましたが、現在は博物館となっています。

シンガル・チョウクという広場には、白大理石で造られた玉座が置かれており、建物の中の御輿や武具などのお宝を見ることができます。
マハラジャ一族が暮らした様子を語る、花の宮殿や真珠の宮殿も必見です。

#7 街のシンボルとして大通りに面して佇むハワー・マハル(風の宮殿)

街のシンボルとして大通りに面して佇むハワー・マハル(風の宮殿)

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見ただけで圧倒されるような姿を誇る、ジャイプルのシンボル的な存在の宮殿です。
1799年、この街を治めていたラージプートの王サワーイー・プラタープ・シングによって、かつて、姿を見せることを禁じられていた宮殿で働く女性たちのために建てられました。
女性たちが街を見下ろした、953もあるテラスが、印象的な建物です。

小窓のひとつひとつには、美しい透かし彫りが施されており、風通しが良いことから別名「風の宮殿」と呼ばれています。
この窓から、祭りやパレードなど、町の風景を望んでいた女性たちの様子を思い起こしながら観光してみてはいかがでしょう。

#2 東インド

東インド

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山地の豊かな恵みと大河との戦いにより、独特の文化が生まれた地です。
古くは仏教の故郷とされた地で、コルカタを中心にブッタ所縁の地を巡るのも醍醐味。
世界遺産のコナーラクのスーリヤ寺院、ダージリンやチベット文化も垣間見ることができ、北インドに次いで日本人にも馴染み深いエリアです。

#8 三蔵法師も学んだ世界最古級の大学!ナーランダ大学

三蔵法師も学んだ世界最古級の大学!ナーランダ大学

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427年に建設された世界最古の大学のひとつです。
釈迦ブッダが説教を行った地とされており、皆さんご存知西遊記で知られる玄奘三蔵もここで仏教について学んだとか。
7世紀の最盛期には、約1万人もの学僧が学んでおり、当時世界最大級の大学だったんですよ。

1193年にイスラム教徒による攻撃で、大学は多くの書籍や研究原稿を消失し、建物も被害を受けました。
多くの仏教とも絶命し、大学も終焉しています。
現在は、すっかり廃墟となっていますが、11の僧院跡と14の寺院跡が残っており、当時の仏像やヒンドゥー神像なども見ることができます。
2016年には、ナーランダの街が世界遺産に登録されています。

#9 仏教発祥の地ブッダ・ガヤでひときわ高く聳える!マハーボディー寺院(大菩提寺)

仏教発祥の地ブッダ・ガヤでひときわ高く聳える!マハーボディー寺院(大菩提寺)

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アショーカ王が紀元前3世紀に建造した寺院を起源とする、高さ52mの大塔が有名な寺院です。
現在立っているのは、5~6世紀のもの。
今日の姿になるまでには、幾度となく改修が繰り返されています。
仏教誕生の地ブッダ・ガヤの中心にあり、仏教徒にとっては聖地中の聖地とされる寺院です。

広大な境内には、本殿の他に、ブッダが沐浴した蓮池や奉納された塔があり、各国の僧侶や仏教徒が祈りを捧げています。
また、寺院の裏側にはブッダが悟りを開いた菩提樹があり、多くの人がここで瞑想をしています。
心安らかに瞑想すれば、何らかの悟りを開けるかも。
ぜひ。

#3 西インド

西インド

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インド最大の都市、ムンバイを中心とするアラビア海に面した地です。
多神教の国らしく、ヒンドゥー教をはじめイスラム、ゾロアスター、キリスト教などが混在しています。
また、さまざまな偉人を輩出したエリアでもあり、古代よりさまざまな異民族の侵略を受けています。

#10 ノミと金槌だけで作られた壮大な宗教遺跡!エローラ石窟群

ノミと金槌だけで作られた壮大な宗教遺跡!エローラ石窟群

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古代三大宗教の石窟寺院が一堂に会し、世界でも類を見ないと世界遺産に登録されています。
仏教がインドで衰退しはじめた時期に造られた12窟の仏教遺跡をはじめ、17窟のヒンドゥー教と5窟のジャイナ教の、合わせて34窟を見ることができます。

ヒンドゥー教の第16窟、カイラサナータ寺院は必見。
高さ33mもある石の遺跡で、僧侶がミノとツチだけで、150年かけて作ったものです。
6~10世紀に渡って開窟され、約2kmの崖に寺院や礼拝堂、僧院を掘りあげています。
残念ながら、村から近かったためか、保存状態はあまり良いとはいえませんが、当時の彫刻技術の素晴らしさを目の当たりにできますよ。

#11 千年の時を経て甦ったアジャンター石窟群

千年の時を経て甦ったアジャンター石窟群

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先ほどご紹介したエローラ石窟群と共に訪れると、仏教美術の流れがよく分かるといわれる、7世紀ごろまでに作られたという石窟群です。
溶岩台地を切り裂く緑が美しいワゴーラ渓谷の断崖には、紀元前2~後7世紀にかけて造られた30の石窟があります。

紀元前1世紀までの、上座部仏教期の前期窟と、5~6世紀の大乗仏教期に造られた後期窟に分けられています。
前期は簡素な造りですが、後期には保存状態の良い壁画や彫刻が残されており、見応えがあります。
中でもヴァーカータカ帝国の皇帝、ハリシェーナが開窟した石窟は必見。
豪華さは、まるで宮殿のよう。
優れた絵師たちが描いた壁画は、ハイレベルといわれています。

また、第26窟には、インド最大の涅槃像が横たわっています。

#4 南インド

南インド

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古代よりドラヴィダ文化が受け継がれており、華麗で繊細さを誇るインド文化が息づく地域です。
世界中から観光客が押し寄せる人気の観光エリアとなっています。
世界遺産のマハーバリプラムの海岸寺院を筆頭に、ヒンドゥーの聖地や都市遺跡のハンピなど見どころ満載です。

#12 カラフルなゴープラムに驚愕!ミーナークシ・アンマン寺院

カラフルなゴープラムに驚愕!ミーナークシ・アンマン寺院

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何が何だか分からないくらいゴチャゴチャしたド派手なゴープラム(塔門)が、東西南北にある町のシンボル的な存在の、町の守護神ミーナークシ女神とシヴァ神を祀る寺院。

ヒンドゥー教を祀っており、2つの金色の神殿と、礼拝者が身を浄める黄金のハスのタンクも見る価値ありです。
ゴープラムを彩る3300体もあるといわれる、神々の彫刻も必見ですよ。
とにかく外観も内装も絢爛豪華で、カラフルな寺院を、ぜひご覧ください。

#13 日本人にも大人気の観光地にあるヴィルーパークシャ寺院

日本人にも大人気の観光地にあるヴィルーパークシャ寺院

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インド旅行をした人に、「どこが好き?」と聞くと、ほとんどの人が「ハンピ」と答えるというすてきな町です。
町の中心的な存在で、最古の寺院がヴィルーパークシャ寺院。
ハンピの寺院は、ほぼ遺跡と化していますが、この寺院は、現在も活動しているんですよ。

シヴァの化身とされるヴィルーパークシャ神を祀っており、現在も多くの巡礼者が訪れています。
高さ50mのゴープラムには、彫像と文様の彫刻が施され荘厳です。
本殿には色鮮やかな天井画があり、あまりの美しさに感動すること間違いなし。

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ここに訪れたなら、岩だらけの風景に馴染んだ壁に囲まれた大きな寺院「アチュタラーヤ寺院」や、山車の形をしたユニークな建物のヴィッタラ寺院も見る価値があります。

スピリチュアルな観光を楽しめるインドって、見どころが多い歴史好きにはたまらない国ですね!

13スポットを厳選しましたが、北部のバラナシをはじめ、南部にある古都ゴアやフランス植民地時代のプドゥチェリーなど、まだまだ見どころがたくさんあります。
日本にないものが、たくさんあるインドに訪れて、エキゾチックな魅力に触れてくださいね。
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