金沢観光で行きたい!憧れの城下町の歴史的スポット16選

北陸新幹線の開通もあり、一層身近な存在となった金沢!古き良き時代を語る城下町の中に近代文化が息づく、ノスタルジーとモダンが上手く融合した美しい町です。今回は、金沢の歴史を満喫できる、多くの観光スポットの中から16スポットを厳選しました。ぜひ、北陸随一の観光都市、金沢への旅行に行かれる時の参考にしてくださいね。

#1 加賀藩主前田家の栄華を語る定番スポット

加賀藩主前田家の栄華を語る定番スポット

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1583年に加賀藩の藩祖の前田利家が、金沢に入城しました。
ここから現在のような「加賀百万石」と呼ばれる、金沢が誕生しました。
加賀藩の栄華を伝える、定番の観光スポットをご紹介します。

#1 前田利家の居城跡!金沢城公園

前田利家の居城跡!金沢城公園

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前田利家が入城する前には、織田信長の家臣佐久間盛政が築いた城がありました。
犀川と浅野川の間に位置するこの地に城が築かれる前は、大阪本願寺の別院「金沢御堂」が建っており、一向一揆の拠点だったんです。
この金沢御堂を陥落させたのが、佐久間盛政でした。

その3年後に、金沢城に入城したのが、前田利家です。
ここから、本格的な城造りが始まり、加賀百万石の礎が築かれました。
国の史跡に指定されていますが、現在残っているのは、国の重要文化財の石川門や石垣などのみ。
後に復元された、菱櫓や五十間長屋、橋爪門続櫓なども必見です。

また、公園としても整備されており市民の憩いの場となっています。
周辺には観光客が喜ぶ、兼六園や尾山神社、玉泉院丸庭園など観光スポットも点在しています。
2017年4月に城内に和カフェもオープンしているので、一休みにいかがでしょう。

#2 ミシュラン3つ星!日本三名園のひとつ特別名勝兼六園

ミシュラン3つ星!日本三名園のひとつ特別名勝兼六園

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金沢観光で行かない人はいないほど、有名な観光スポットです。
冬の風物詩の雪吊りや霞ヶ池に立っている「ことじ灯籠」は、特に有名ですよね。
約11万平方メートルの敷地には、「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望」の6つの景観(六勝)を兼ね備え、ここから兼六園との名前が付けられています。

兼六園の始まりは、1676年に5代目藩主の綱紀が別荘を建て、周囲に庭園を造ったことからです。
11代治脩が1774年に翠滝と夕顔亭、翌年には内橋亭を造営するなど、当主の好みによって造りかえられ、180年に亘り紆余曲折を繰り返し、現在の美しい形になりました。
江戸時代の回遊林泉式庭園で造られており、栄螺山や花見橋、瓢池や翠滝など見どころもたくさんあります。
13代斉泰がお手植えした根上松も必見です。

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桂坂口からすぐにある、13代斉泰が母へ送った御殿、成巽閣も合わせて観光するのもおすすめです。

#3 金沢最大の寺院!天徳院

金沢最大の寺院!天徳院

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三代藩主前田利常の妻珠姫の菩提寺です。
天徳院は、徳川将軍家から3歳で金沢入りし、14歳で結婚しました。
その後、7人の子供を儲けるも、24歳で亡くなったという、悲運の持ち主です。

夫の利常が妻のために1623年に創建しました。
多くが消失するも、1769年に再建され、現在は金沢城下最大の寺院となっています。

#4 利家とまつを祀る尾山神社

利家とまつを祀る尾山神社

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五彩の色鮮やかなギヤマンがとっても有名な、和の欄干や洋風のアーチなど、和漢洋が融合した造りの神門が特徴です。
国の重要文化財に指定されており、夜のライトアップも見る価値があります。

二代藩主利長が、卯辰山に祀ったものを1873年に旧藩氏族が、藩主別邸跡だった現在の場所に移しました。
境内には、城にあった金谷御殿の庭園の一部もあります。
池に浮かぶ島や橋には雅楽の名前が付けられ、「楽器の庭」と呼ばれています。
桃山文化を今に伝える東神門もぜひ。

#5 前田家歴代藩主が眠る、野田山

前田家歴代藩主が眠る、野田山

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金沢城の南に位置する、城下全体を見渡せる、風光明媚な観光スポットです。
利家とまつを始め、前田家の歴代藩主のお墓があります。
4代藩主光高の時代に野田山での遊山・放牧・殺生が禁止され、前田家の聖地となりました。
この墓地には、金沢三大文豪の一人、室生犀星の墓や戦没者の共同墓地もあります。

#2 武家屋敷や芸の雅を今に伝える街並み

武家屋敷や芸の雅を今に伝える街並み

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江戸時代にタイムトリップしたような藩政時代に武士たちが屋敷を構えた界隈や、加賀百万石の雅を今に伝える茶屋街など、独特の歴史と文化が彩る街並みを散策しませんか?

#6 前田家藩士の暮らしぶりを今に伝える長町武家屋敷跡

前田家藩士の暮らしぶりを今に伝える長町武家屋敷跡

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香林坊の繁華街の先にある、上流から中流藩士が住んだエリアです。
大野用水沿いには土塀と石畳が連なっています。
冬の風物詩の「こも掛け」も見ることができ、城下町の風情を今に残しています。

加賀八家と呼ばれる重臣だった、村井家と長家の屋敷だった場所が北側にあり、現在は玉川公園や玉川図書館になっています。
「旧加賀藩士高田家跡」や「金沢市足軽資料館」では、藩政期の武士の生活ぶりを紹介しています。

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武家屋敷跡野村家では、ミシュランガイド2つ星を獲得した名園を見ることができます。
ここは野村伝兵衛信貞の屋敷跡で、現在の建物は豪商の屋敷を一部移築したものです。
武家屋敷の庭園美をゆっくり金沢で味わってくださいね。

#7 趣ある武家屋敷をゆったり鑑賞!寺島蔵人邸跡

趣ある武家屋敷をゆったり鑑賞!寺島蔵人邸跡

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中級武士の居住地だった場所にある寺島蔵人邸です。
彼は武士であり画家だった人物で、ここでは中級武家屋敷を見られます。
庭園ではドウダンツツジを始め、四季折々の樹木や草花を見ることができます。

#8 インスタ映えする雅な観光スポット!ひがし茶屋街

インスタ映えする雅な観光スポット!ひがし茶屋街

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金沢では老若男女を問わず、人気の観光地ですね。
1820年に加賀藩が、近辺に点在していたお茶屋を集めて整備したのが、ひがし茶屋街の始まりです。
浅野川のほとりにあり、入口の柳の木が格好のフォトスポットになっています。
石畳の路地の両側には伝統的な建造物が立ち並んでいます。

江戸時代のお茶屋文化を体感したい方は、国の重要文化財の志摩は必見です。
無料のガイドさんに案内をしてもらっても、着物をレンタルしてそぞろ歩きし、町屋カフェで休憩するのも醍醐味ですよ。

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浅野川の梅の橋を渡って、暗がり坂やあかり坂がある主計町茶屋街まで足を延ばすのもおすすめです。

#9 素朴な金沢散策に、にし茶屋街

素朴な金沢散策に、にし茶屋街

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観光地化された華やかなひがし茶屋街とは打って変わって、格子戸と石畳が続き、昔からの趣が残る小ぢんまりとしたにし茶屋街。
運が良ければ、約100mの目抜き通りを歩く、芸子さんの姿を見ることができます。
犀川や寺町からも近くにあり、妙立寺や室生犀星ゆかりの施設を巡るのもおすすめです。

#3 城下町建設のために集められた寺町

城下町建設のために集められた寺町

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金沢城下の寺院は、町が造られた時に、3ヶ所に集められました。
そこで、寺町ができたのです。
これには、一向一揆を防ぐという意味があったとか。
3つの寺町を巡って、お寺の特徴や趣を比べてみるのもおすすめです。

#10 金沢寺町最大を誇る、寺町寺院群

金沢寺町最大を誇る、寺町寺院群

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「残したい日本の音風景100選」にも選ばれている、寺町寺院群。
約70の寺社が集まっており、金沢の寺町群の中でも最大の大きさを誇っています。
ここには、忍者寺として有名な「妙立寺」や天然記念物の大きな桜がある「松月寺」など、古い歴史を持つ由緒ある寺院が軒を連ねており、散策するだけでも寺町の魅力を体感できます。

#11 前田家ゆかりの大きな寺院が点在、小立野寺院群

前田家ゆかりの大きな寺院が点在、小立野寺院群

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起伏に富んだ地形が特徴の寺町です。
先ほどご紹介した天徳院や宝円寺など、前田家ゆかりの寺社仏閣が点在しています。
馬坂や八坂,嫁坂など風情を感じる坂が多く、しっぽりと歩くのにピッタリですよ。

#12 史跡や文学の歴史を散策!卯辰山山麓寺院群

史跡や文学の歴史を散策!卯辰山山麓寺院群

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浅野川と隣接する卯辰山の麓に広がる寺院群です。
約50の寺院が点在し、曲がりくねった道の先にあるお寺や、まっすぐ山門に延びる長い階段の寺院など、素朴なお寺の雰囲気を味わえます。

金沢城から見て鬼門にあたる卯辰山に、寺院を集めて厄除けにしたとの説もあります。
1599年には前田利家を祀る宇多須神社、1601年には豊臣秀吉を主祭神とする豊国神社が建てられました。
金沢の歴史に彩を添えた人々の墓碑も多くあり、歴史好きの方にはたまらない観光スポットです。

#4 金沢の商業を語る歴史的スポット

金沢の商業を語る歴史的スポット

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北国街道沿いの、経済の中心として栄えた金沢は、商業でも栄えています。
尾張町界隈には今でも、昔の銀行の建物を利用した町民文化館など、古い建物や老舗が残っており、往時を彷彿とさせています。
他にも色々な歴史的な商業施設があるのでご紹介します。

#13 活気に溢れる庶民の台所!近江町市場

活気に溢れる庶民の台所!近江町市場

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金沢市民の台所であり、国内屈指のスケールを誇る、近江町市場。
金沢には、魚屋町市場と袋町市場という、2つの市場がありました。
1690年に袋町市場が、1721年に魚屋町市場が、近江町に移り合併して、現在の近江町市場になったと言われています。

創業から約300年の歴史を誇り、「おみちょ」と呼ばれ愛される市場には、地元客やプロの料理人はもちろん、観光スポットとしても人気を博しています。
金沢一活気と人情に溢れる、食都金沢のグルメ探索に出かけてみませんか?

#14 往時の薬屋の暮らしぶりを語る!金沢市老舗記念館

往時の薬屋の暮らしぶりを語る!金沢市老舗記念館

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藩政時代からの薬種商だった「中屋薬舗」を、現在の場所に移築して平成4年から伝統的町民文化の展示施設として開館しました。
元々中屋家は1579年に始まった薬屋さんで、5代藩主綱紀から御殿薬の処方を依頼されるほど格式の高い家柄のようです。

建物は、1878年に明治天皇行幸の御在所として建てられており、1919年に改築されています。
当時の薬屋さんの店先や、茶室、書院などを再現し、老舗に伝わる生活諸道具や町民文化に関する資料も展示されています。
ミシュラン1つ星を獲得しています。

#5 金沢の文化を語る!歴史的観光スポット

金沢の文化を語る!歴史的観光スポット

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古くは加賀藩の文化振興策により、早くから文化が広く認められていました。
明治以降は金沢三文豪と呼ばれる作家を輩出し、多くの文化墨客が金沢に訪れました。
文化を語る歴史的スポットが、数多く作られています。

#15 金沢が誇る近代文学作家を学ぶ!三文豪の記念館

金沢が誇る近代文学作家を学ぶ!三文豪の記念館

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金沢には三文豪と呼ばれる、近代文学史に名を刻む作家がいます。
3つの記念館では、この地で生まれ育った、彼らが描いた作品や、生い立ちに触れることができます。
記念館の側には、茶屋街があるので、茶屋街観光のついでに巡ってみてはいかがでしょう。

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主計茶屋街近くにある、泉鏡花記念館。
高野聖など日本でも有名ですが、アメリカやヨーロッパにもファンがたくさんいる、人気の作家です。
「鏡花ワールド」を、存分に体感できる施設となっています。

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ひがし茶屋街の近くには、徳田秋聲記念館があります。
川端康成も絶賛の作家で、自然主義文学の担い手となった彼の3000点にも及ぶ収蔵品の中から選ばれた、自筆原稿や初版本などを見ることができます。

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室生犀星記念館があるのが、にし茶屋街です。
執筆していた机や火鉢など、骨董好きだった彼の愛用品を見ることができます。
2階の展示コーナーでは、犀星本人が朗読して作品を紹介してくれるユニークな展示もあります。

#16 日本中のエリート教育の場、石川四高記念文化交流館

日本中のエリート教育の場、石川四高記念文化交流館

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レトロなムードの赤レンガの建物が魅力の、旧制四高の元校舎です。
当時は全国からエリートが集まる第四高等学校でした。
井上靖、中野重治、森山啓が学んだ場所で、三文豪を始めとする金沢ゆかりの作家の資料を展示しています。
ここを巣立った文化人たちが、青年期を過ごした金沢のまちが登場する企画も見物です。

加賀百万石の城下町の風情を味わいに、金沢へ出かけてみませんか?

金沢の観光ってちょっと独特って思いませんか?だからこそ魅力的と言えるのではないでしょうか?日本情緒を味わえる、お城や兼六園、茶屋街や寺町、武家屋敷から、21世紀美術館などモダンな観光地や独特のグルメスポットなど、魅力的な観光スポットがたくさんあります。
金沢に訪れて、アクティブな観光を楽しんでくださいね。
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