天川村観光で行くべき観光スポット13選。天然のダンジョンから温泉まで

突然ではありますが、奈良県と聞いて何を思い浮かべますか?たとえば奈良の大仏でしょうか。それとも奈良公園の鹿?平城京や飛鳥などの観光地も知名度が高いですよね。
今回私が紹介するのは、奈良県南部吉野郡に位置する天川村です。隣接する十津川と並んで「県内1、2を争う秘境」と称されるこの地はとても豊かな自然に恵まれており、見どころがいっぱいです。
この記事では、そんな天川村を代表する数々の観光スポットを紹介いたします。申し遅れましたが、案内人はわたくし賀川奈伸雄です。

1.自然が創り出したダンジョンへのいざない「面不動鍾乳洞」

102184:1.自然が創り出したダンジョンへのいざない「面不動鍾乳洞」

撮影/賀川奈 伸雄

天川村の観光スポットの多くは、村東部にある「洞川地区」に集中しています。

村をすべて回るには数日がかかってしまうので、1泊2日プランなどの場合は洞川地区を中心に探索するとよいでしょう。

まず最初にご紹介するのは、関西においてはなかなか珍しい鍾乳洞です。

この天川村には3つ鍾乳洞のスポットがありますが、そのうちのひとつ「面不動鍾乳洞」は昭和8年、付近にある桐川区の住人によって発見されたもの。

200年もの長い年月をかけて作られた洞窟という大変貴重なものなので、奈良県の文化財に指定されています。

この鍾乳洞へ入るにあたっては、徒歩で長い坂を歩いていくか、トロッコに乗っていくかの2通りがあります。

料金は500円かかってしまいますが、ここは雰囲気を味わうためにもトロッコをオススメします。

切り株をイメージした素朴なデザインのトロッコに揺られて山の坂道を行けば、気分は探検隊。

天川村、そして面不動鍾乳洞の旅がより一層楽しくなること請け合いです。

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撮影/賀川奈 伸雄

中は湿気がかなり強く、それでいてひんやり。

鍾乳洞というと、足の踏み場もないほど狭いイメージがありますが、この面不動鍾乳洞はかなり広々としていて歩きやすいです。

とは言え地面が湿気ているので、滑らないような靴を履いてきた方がよいでしょう。

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撮影/賀川奈 伸雄

内部には、200年間継続した水の浸食によって発生した鍾乳石が、そこかしこの天井や地面に発生しています。

その中には、仏像や子どもを抱いた母親、天井にぶらさがるコウモリなど、非常にユニークな見方をできる形状をした珍しいものもたくさんあるのです。

そういった鍾乳石には「ご母堂屈」「こうもり屈」などといった名前がつけられています。

それらを撮影する際はフラッシュ撮影なども禁止されていませんが、周囲の迷惑にならないようにしましょう。

面不動鍾乳洞の見学にかかる時間はだいたい30分ほど。

鍾乳洞のそばには「自然研究路」もあります。
少々アップダウンが激しいですが、天川村の自然を体験するにはうってつけ。

この道を散歩しながら次の目的地を目指してみましょう。

面不動鍾乳洞の住所・アクセスや営業時間など

名称 面不動鍾乳洞
住所 奈良県吉野郡天川村洞川673−89
営業時間・開場時間 9:00−18:00
利用料金や入場料 大人400円 小人200円
参考サイト http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/185/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

2.修験道の創始者によって築かれた聖地「龍泉寺」

102187:2.修験道の創始者によって築かれた聖地「龍泉寺」

撮影/賀川奈 伸雄

続いては「龍泉寺」です。

このお寺が建立されたのは、なんとはるか昔の1300年前。

非常に長い歴史を持っています。
草創者は「役の行者(えんのぎょうじゃ)」という人。

いったいどのような人物なのかというと、山などに籠って厳しい修行を行う「修験道」の始祖とされているのです。

別名「役小角(えんのおづの)」ともされているこの人物が活躍したのは飛鳥時代から奈良時代にかけてのこと。

奈良にある元興寺(がんこうじ)で呪法を学び、金剛山で長年の修行を行った彼は時の権力者であった藤原鎌足の病を治癒するなどして活躍。

また、当時都が置かれていた奈良とその周辺地域を旅し、自身の修行を基とした修験道の教えを全国に広めていきました。

特にこの天川村は、後述する大峯山や蟷螂の岩屋などの存在もあってか修験道が大いに栄え、現在でも関連するスポットが多数遺されています。

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撮影/賀川奈 伸雄

修験道は他の宗教分野と異なる点が多数見られる非常にユニークな思想です。

その歴史や文化に興味のある方は、天川村を訪れてみるとよいでしょう。

きっと得るものがあるはずです。

その際は、この龍泉寺自慢の水行場の眺めも楽しんでいってくださいね。

龍泉寺の住所・アクセスや営業時間など

名称 龍泉寺
住所 奈良県吉野郡天川村洞川494
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.oominesan-ryusenji.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

3.秘境の村にかかる吊り橋「かりがね橋」

102189:3.秘境の村にかかる吊り橋「かりがね橋」

撮影/賀川奈 伸雄

この天川村は山の中に位置しているので、たくさんの橋を見ることができます。

その中でも是非立ち寄っておきたいのが「かりがね橋」。

自然研究路をまっすぐ歩いた先にある、山と山との間に設けられたこの橋は全長約120メートル。

さらに地上とは50メートルも離れています。

それだけの長さと高さがあるので、一歩足を踏み出せばグラグラと揺れが!

周囲に安全ネットが張られているため落ちる心配はありませんが、それでもかなりスリルがあります。

帽子などをかぶっている場合は、落とさないようしっかり頭を押さえながら進むようにしてください。

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撮影/賀川奈 伸雄

そして注目していただきたいのが、このかりがね橋からの眺め!

天川村の街がきれいに一望できてしまうのです。

天川村の面積は約175平方キロメートル。

周囲を山々に囲まれており、その恵みによって人々は生活しています。

このかりがね橋から村を一望すれば、天川村がいかに豊かな自然を有しているか実感することができるでしょう。

ですが、眺めに見とれるあまり長いこと立ち止まってしまうと、後からきた人の迷惑になってしまうので、そこらへんはほどほどに。

都会ではなかなかできない吊り橋体験で、スリルと絶景を楽しみたい方はぜひどうぞ!

かりがね橋の住所・アクセスや営業時間など

名称 かりがね橋
住所 奈良県吉野郡天川村洞川
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/184/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

4.修行の山を見晴らしのよい場所から「大原山展望台から見た大峯山」

102192:4.修行の山を見晴らしのよい場所から「大原山展望台から見た大峯山」

撮影/賀川奈 伸雄

天川村の中でもっとも目立つ絶景スポットが「大峯山」です。

吉野郡熊野国立公園、そしてユネスコ生物圏保護区および世界遺産にも指定されているこの山は、古くから修験道の聖地として多くの人が入山してきた歴史があります。

標高1719メートルという非常に高く険しい山であり、頂上まで登ってまた帰るには丸1日を必要とします。

体力もかなり必要です。

今回は「興味あるけど、自分には登れそうにない」という方のため、大峯山を眺めるための絶好な展望スポットをご紹介。

それが、かりがね橋を渡ってまっすぐ進んだところにある「大原山」です。

この山自体はそれほど大きくないのですが、ここの展望台から大峯山のきれいな眺めを楽しむことができます。

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撮影/賀川奈 伸雄

大峯山の形は非常に特徴的で、まるで力をいれすぎたおにぎりのよう。

あの山で多くの山伏たちが、悟りを開くための厳しい修行をしてきたのです。

大峯山での修行としてもっとも有名なのが、「西の覗き」というもの。

これは山伏が受ける試練の中でも、もっともおそろしいものであると言われています。

どのようなものかというと、絶壁に足から上、すなわちカラダのほとんどの部分を曝け出し「お前は信心しているか!」などといった僧たちの問いかけに大きな声で「はい!」と答え続けるというもの。

幸いカラダには落ちないよう命綱が巻かれ、僧が両足を支えてくれてはいるものの、1000メートル以上の高さにカラダを曝け出す恐怖というのは並大抵のことではなく、修行としての効果も絶大とのことです。

ちなみに、一般人も有料で体験することが可能なので、体力と勇気、度胸のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

ひょっとすると、人生観が変わるかも?

大原山展望台の住所・アクセスや営業時間など

名称 大原山展望台
住所 奈良県吉野郡天川村洞川442
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/183/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

5.あるひとりの実業家が発見した洞窟へ潜入「五代松鍾乳洞」

102194:5.あるひとりの実業家が発見した洞窟へ潜入「五代松鍾乳洞」

撮影/賀川奈 伸雄

天川村洞川地区の南東、ちょうど先述した面不動鍾乳洞とは対照的な位置に存在しているのが、「五代松鍾乳洞(ごよまつしょうにゅうどう)」です。

この鍾乳洞は昭和4年、赤井五代松氏によって発見されたもの。

この場所を採掘するにあたって、赤井一族は大規模な資産と人材、として数十年にも及ぶ年月を投入したと言われています。

あまりにも無謀な計画ゆえ、当時の人々はこぞって氏のことを馬鹿にしたそうですが、それでもあきらめずに事業を続けたのだとか。

その甲斐あって、ここ天川村洞川地区においても必見というべき観光スポットへ成長したのですね。

この鍾乳洞へと続く登山道も、赤井五代松氏によるものです。

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撮影/賀川奈 伸雄

移動には作業用モノレールを使います。

「ドドドドド」という轟音とともに若干不安定ながら力強く急斜面を登っていくその様はあたかも一種のアトラクションのようで、意外とスリリング!

林業などに従事している方は、しばしばこれに搭乗されているのでしょうか?

モノレールなしでも徒歩で入口まで行くことは可能ですが、その場合も確認のため、乗り場にいるガイドさんに声をかける決まりとなっています。

また、鍾乳洞入り口も、近くで待機しているガイドさんに開けてもらわなければなりません。

それだけ、この鍾乳洞は気が抜けないのです。

ちなみにモノレール代は500円。

それとは別に、鍾乳洞への入場料が400円かかります。

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撮影/賀川奈 伸雄

中は先述した面不動鍾乳洞と比べるとかなり狭く険しいです。

その奥行自体は80メートルほどあるのですが、まさに天然の洞窟と言うべきか、非常に起伏が激しい場所となっています。

地面はごつごつとしていて、周りには不規則な形の鍾乳石。

カラダを屈めなければ進むのことのできない場所もいくつか存在しています。

また、ガイドさんの先導で進んでいくこととなるので、あまりゆっくり撮影などを行っている時間はないです。

しかしその分、より自然のままの状態に近い鍾乳洞の様子をかなり間近で見ることができるでしょう。

暗く狭い鍾乳洞の中を必死に進んでいく様は、トレジャーハンターにでもなったかのよう。

洞窟探検の気分は面不動鍾乳洞よりこちらの方が味わえるかも?

荷物は入口前で預かってもらえるので、たくさん所持品のある方はそのようにしましょう。

荷物が重すぎて転倒してしまう、といったことも十分にあり得ます。

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撮影/賀川奈 伸雄

先の面不動鍾乳洞とおなじく、ここにも不思議な形をした鍾乳石が多数存在。

高さ8メートルにもおよぶ「大黄金柱」に、まるで豊臣秀吉の旗印のような「千成瓢箪」、子どもにも大人気(?)の「象の鼻」、逆さまの鷹がこちらを見下ろしているかのような「鷹の大鍾乳石」などなど、ユニークなものがたくさんあります。

いったいいくつあるのか、現地を訪れた際は一度数えてみましょう。

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撮影/賀川奈 伸雄

すぐそばには、日本の水100選にも選ばれた名水「ごろごろ水」を給水できるドライブインがあります。

岩肌のすき間を「ゴロゴロ」という音を立てて流れていることからその名がついたこの湧き水は、あらゆる病気に効果を及ぼす神水として高い知名度を誇ります。

実際、遠隔地から自動車などでこの水を汲みにくる方もいらっしゃるほどです。

そして実はこのごろごろ水、五代松鍾乳洞発見の立役者。

どういうことかと言いますと、赤井五代松が少年であったころ、岩壁の中からごろごろと聞こえる水の音に興味を持ち、「この場所には何があるのだろう」と長年考え、数十年後にその場所を探索したところ、鍾乳洞を発見することができたと伝わっているのです。

鍾乳洞付近の休憩所では、ごろごろ水を使ったコーヒーやお茶を楽しむこともできるので、鍾乳洞探検で疲れた身体を癒すにはもってこいですね。

五代松鍾乳洞の住所・アクセスや営業時間など

名称 五代松鍾乳洞
住所 奈良県吉野郡天川村洞川
営業時間・開場時間 9:30−15:50 水曜定休,冬季休業
利用料金や入場料 大人400円 小人200円 モノレール乗車料:大人500円 小人300円
参考サイト http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/186/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

6.語り継がれる白専女の謎「母公堂」

102198:6.語り継がれる白専女の謎「母公堂」

撮影/賀川奈 伸雄

五代松鍾乳洞から徒歩5分ほど歩くと「母公堂(ははこうどう)」が見えてきます。

このお堂はこの地域における修験道開祖であり、また修行者すべての母である「白専女(しらとうめ)」が祀られているのです。

白専女とはいったいどのような人物かと言うと、日本神話にも登場する素戔男尊(スサノオノミコト)の子どもであり、キツネの化身の化身であるとのこと。

なぜ、修行者の母親的存在がキツネの神なのかについては分かりません。

ひょっとすると、稲荷大明神と関係があるのでしょうか?

また、この白専女に関しては、このような逸話も遺されています。

その話によれば彼女はとある修行者の母であり、ある日谷を越えて息子に会いにいこうとしたところ、1匹の大蛇によって行く手を阻まれるなどして、行くことができませんでした。

このことを人づてに聞いた白専女の息子は、母が危険な道のりを歩まぬよう、谷を越えたところに庵(いおり)を立て、そこに住まわせるようにしました。

それがこの母公堂のはじまりだというのです。
また、大峯山には女人禁制の場所が存在していますが、それは「母が自分の道のりを追って危険な目に遭わないでほしい」という修行者の想いによって設けられた制度だと言われています。

神でもあり、また母でもある白専女、謎めいていますね。

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撮影/賀川奈 伸雄

また、付近には興味深いスポットが存在しています。

それが「蟷螂(とうろう)の岩屋」「こうもりの岩屋」です。

このスポットは元々修験道の修行が行われていた場所であり、先述した修験道の始祖である役の行者が開いたと言われています。

先の龍泉寺が1300年前に建立されたことを考えれば、この場所が開かれたのもかなり昔のことなのでしょうか。

他の観光スポットからもやや離れた場所に位置しているこの岩屋の周辺は厳かな雰囲気が漂っており、気の弱い人は近づくことすら憚られてしまいそうなほど。

ですが、勇気を出して付近の社務所を訪ねてみれば、かつての修行者が行っていた岩屋くぐりにチャレンジすることができます。

岩屋の中は真っ暗。
入る前に社務所より懐中電灯を貸してもらえるのですが、それをオンにしていても暗さを感じてしまうほどです。

おまけに天井が非常に低いので、常時身をかがめていなければなりませんし、場所によっては匍匐前進のような姿勢でなければ進めない場合もあります。

チャレンジするには勇気と体力が必要ですが、「我こそは!」という方、是非挑戦してみてください。

また、付近には見栄えのよい「かじかの滝」もあります。

母公堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 母公堂
住所 奈良県吉野郡天川村洞川
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/168/
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7.秘境の中の温泉をどうぞ「洞川温泉」

102201:7.秘境の中の温泉をどうぞ「洞川温泉」

撮影/賀川奈 伸雄

せっかく天川村を訪れたのなら、温泉には必ず立ち寄っていただきたく思います。

大峯山から流れる名水に恵まれたこの洞川の地は、また温泉脈にも恵まれているのです。

この地域のいわゆる「洞川温泉」は、「金泉」で知られる有馬金泉とは対照的な無味無臭さが特徴で、湯につかるとほのかなやわらかさを感じることができます。

その成分はアルカリ性の単純泉であり、神経痛や関節痛、冷え性などに対して治癒をサポートしてくれるとされています。

その効果を期待して湯治に訪れる方も多いようです。

洞川地区の南西にある「洞川温泉センター」にて私が実際に入浴した感想としては、非常に浸かりやすい湯でした。

温泉によっては刺激が強く、浸かるのに難儀してしまうものもあるのですが、この洞川温泉はしんなりとした感覚が特徴で、肌によくなじみます。

刺激に弱い敏感肌な人ほど、この温泉は気に入るのではないでしょうか。

何十分もずっと入っていたくなってしまうお湯と言えるでしょう。

ただし、湯冷めには注意してください。

天川村の気温はその標高の高さゆえ、周囲の地域と比較して約5度も低いと言われています。
特に朝方は秋でも10℃を下回ることがあるぐらいです。

天川村を訪れるのであれば、防寒対策はばっちり準備していきましょう。

風邪をひいてしまえば、楽しい旅行も台無しになってしまいますからね。

念のため、せき止めの薬なども持っていくことをおすすめします。

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撮影/賀川奈 伸雄

また、温泉の後には洞川の温泉街をめぐってみるとよいでしょう。

素朴な町並みはまさにふるさとといった感じで、のんびり歩いているだけでも心なしか癒されてきます。

特に夕暮れの景色は非常に印象的。

物語の世界にでも迷い込んだかのような錯覚を覚えます。

そのようなところを散歩してみれば、旅情緒も心なしか満点。

もちろん、温泉街の名物と言っても良い食べ歩きなども可能です。

オススメは清らかな水で育った鮎の塩焼き。

かなり香ばしく、食べごたえたっぷりなので、たらふく召し上がってくださいませ。

洞川温泉センターの住所・アクセスや営業時間など

名称 洞川温泉センター
住所 奈良県吉野郡天川村洞川13−1
営業時間・開場時間 11:00−22:00 水曜定休
利用料金や入場料 大人600円 小人200円
参考サイト http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/127/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

8.自然を学び天川を知る「洞川エコミュージアム」

この天川村にはさまざまな歴史や文化、そして自然が根付いています。

そのような同村での取り組みを知りたいならば「洞川エコミュージアム」を訪れるのがよいでしょう。

このセンターのテーマはズバリ「自然」。

この天川村という場所がどのような立地で、いかなる名勝絶景が存在するかということが、非常に分かりやすくまとめられています。

特に、鍾乳洞についてはかなり詳しい展示解説がなされており、実際に鍾乳洞から採取した石灰岩なども見ることができますよ。

先述した修験道の中心地、大峯山についてもしっかり解説。

恐ろしい修行である「西の覗き」を3D映像で疑似体験できたりもします。

「西の覗きってなんだか興味あるけど、大峯山を登るのはしんどいし、何より勇気が出ない……」とお考えの方は、ここで軽く体験してみるのもいいでしょう。

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撮影/賀川奈 伸雄

また、キャンプ場とは目と鼻の先なので、休憩がてら展示を見学するということもできてしまいます。

近くを流れている川は非常に澄んでおり、水中を泳ぐ魚が目視できてしまうほど。

これぞ、天川村が上質な自然に恵まれてた地域であるからこそです。

そのような環境の中で食べるカレーは絶品間違いなし!

天川村のいろいろなことを学びながら、おいしいキャンプを楽しみましょう。

ただし、お帰りの際はゴミを片付けることを忘れないように。

自然を守るため、ご協力お願いします。

洞川エコミュージアムセンターの住所・アクセスや営業時間など

名称 洞川エコミュージアムセンター
住所 奈良県吉野郡天川村洞川784-32
営業時間・開場時間 10:00−18:00 水曜定休 冬季休館
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=2978
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

9.「鬼」にまつわる洞川の歴史を知ろう「山上ヶ岳歴史博物館」

102204:9.「鬼」にまつわる洞川の歴史を知ろう「山上ヶ岳歴史博物館」

撮影/賀川奈 伸雄

天川村のこれまでを知るならば「山上ヶ岳歴史博物館」へ足を運びましょう。

この村がどのような歴史を辿ってきたのか、面白く興味深い展示物によってわかりやすく知ることができます。

特に修験道関連の資料が充実しているので、それらの歴史に興味のある方であれば、なり楽しむことができるのではないでしょうか。

歴史、特に郷土史などが大好きな方であれば、ひょっとすると半日くらいはここで時間をつぶすことができるかもしれません。

ここでしかないような資料もいろいろあるようです。

天川村のこれまでを知るならば「山上ヶ岳歴史博物館」へ足を運びましょう。

この村がどのような歴史を辿ってきたのか、面白く興味深い展示物によってわかりやすく知ることができます。

特に修験道関連の資料が充実しているので、それらの歴史に興味のある方であれば、なり楽しむことができるのではないでしょうか。

歴史、特に郷土史などが大好きな方であれば、ひょっとすると半日くらいはここで時間をつぶすことができるかもしれません。

ここでしかないような資料もいろいろあるようです。

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撮影/賀川奈 伸雄

余談ではありますが、この洞川地区を歩き回っていると、「鬼」という文字をよく目にします。

これはなぜかと言うと、ズバリこのあたりにはかつて鬼が住んでいたから。

その鬼の名は「前鬼(ぜんき)」「後鬼(おに)」と言って、夫婦でした。

彼らはさまざまな悪さを働いていたのですが、あるとき出会った役の行者の説法を受け、それに心打たれて改心。

役の行者の弟子となり、山を訪れる修行者たちの身の回りの世話をするようになったと言われています。

この歴史博物館にも彼らに関する資料があり、それによればどうもこの鬼というのは、いわゆる「まつろわぬ民」的なものであったそうです。

すなわち当時の中央政府に従わない山賊のような人々が、役の行者の影響によってその仏門に入ったということですね。

そして洞川に住む人々は鬼の子孫であり、代々修行者たちの世話役を務めてきたと言われています。

このような知的好奇心そそる歴史的秘話なども、この山上ヶ岳歴史博物館であれば知ることができるのです。

山上ヶ岳歴史博物館の住所・アクセスや営業時間など

名称 山上ヶ岳歴史博物館
住所 奈良県吉野郡天川村洞川492−1
営業時間・開場時間 9:00−16:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/191/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

10.滝の絶景が見応えたっぷり大冒険「みたらい渓谷」

102206:10.滝の絶景が見応えたっぷり大冒険「みたらい渓谷」

撮影/賀川奈 伸雄

せっかく天川村を訪れたのであれば、洞川地区と中央地区を結ぶ7.4キロもの大自然スポット「みたらい渓谷」越えには是非ともチャレンジしていただきたいところです。

この一大景勝地は、徒歩でおよそ4時間。

遊歩道が各所に設けられているためそれほどハードではなく、道に迷う心配もありませんが、なにせかなりの距離があるため、長時間山の中を歩き続けなければなりません。

ですが、苦労する甲斐は十二分にあります。

なぜならこのみたらい渓谷は、奈良有数の絶景スポットなのですから! 

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撮影/賀川奈 伸雄

たとえば渓谷の中腹にある「ひかりの滝」はその名の通り、滝つぼがエメラルドグリーンに光輝いています。

そこへ太陽の光に照らされた水しぶきが流れ落ちていくさまはまばゆく美しく強烈!

誰もが立ち止まり、写真にその絶景を収めたくなってしまうでしょう。

102208:

撮影/賀川奈 伸雄

みたらい渓谷散策のハイライトとも言うべき絶景スポットが、巨大な吊り橋「みたらい橋」から眺める「みたらい滝」でしょう。

ふつう滝というのは地上から見下ろすものですが、この場所では滝のすぐそばを横切るように吊り橋がかけられているので、間近からその迫力たっぷりな絶景を楽しむことができます。

「ドドドドッ」という音が非常に心地よく、自然のすばらしさを実感すること請け合い!

風景を楽しむにあたって注意すべきは、吊り橋の揺れです。

吊り橋はかなりの高さゆえ、グラグラがけっこうきます。

写真を撮る場合は、三脚などを使用しての撮影は難しいかもしれません。

また、橋の道幅はそこまで広くないので、旅行者同士での道の譲り合いを心がけるようにしましょう。

102209:

撮影/賀川奈 伸雄

この他、このみたらい渓谷には「大聖権現社の大トチの木」や「山上川」そして巨岩群など、眼を見張るロケーションが多数存在しています。

まさに絶景の宝庫と言うべきですね。

102210:

撮影/賀川奈 伸雄

最後に、洞川地区からみたらい渓谷遊歩道への行き方について。

洞川温泉センターのすぐそばに遊歩道への入り口があるのですが、少々分かりづらいです。

よく見ると行き先が書かれた看板がありますので、見逃さないようにしましょう。

みたらい渓谷の住所・アクセスや営業時間など

名称 みたらい渓谷
住所 奈良県吉野郡天川村北角
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/04river/04south_area/mitaraikeikoku/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

11.浸かれば空に昇った気持ち、もうひとつの秘湯「天ノ川温泉」

102211:11.浸かれば空に昇った気持ち、もうひとつの秘湯「天ノ川温泉」

撮影/賀川奈 伸雄

洞川地区の洞川温泉とならぶもうひとつの温泉スポットが、中央地区の「天ノ川(てんのかわ)温泉」です。

それについて説明する前に、この中央地区の特色について簡単に説明しましょう。

その名の通り、この地区には天ノ川と呼ばれる非常に大きな川が流れていて、それが居住区を大きく分断しています。

ですので、村を巡る際には各所に設けられた吊り橋をたびたび渡る必要があるのです。

都会ではなかなか見られない生活様式、山間部に位置する天川村ならではですね。

また、すぐそばに森などがあるので、タヌキやシカを目撃する機会も多いそうです。

旅行の際はよくよく周りを見渡してみましょう。

ひょっとすると、珍しい生き物や植物に出会えるかもしれません。

102212:

撮影/賀川奈 伸雄

そしてこの天川村、他の場所にはない特色がもうひとつあります。

それは、信号がたったひとつしかないと言うことです。

今まであえてお伝えはしなかったのですが、実は洞川地区にも信号はありませんでした。

山の中の秘境だけあって交通量が少ないからでしょうか。

信号があるのは、村の直売所すぐそばの交差点のみです。

交差点すべての角に設置されているので正確には4つほどあるのですが、それでも他の町と比べてこの少なさは驚異的。

大変貴重なものですので、ここまで来ることがありましたら是非写真に収めておきましょう。

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撮影/賀川奈 伸雄

温泉に浸かることのできる「天ノ川温泉センター」は区内の南部、後述する天川大弁財天神社より歩いて5分のところにあります。

センターはリニューアル仕立てなのか外観内装とも非常に綺麗。

汚れを気にせずゆったりお湯を楽しめます。

この天ノ川温泉は洞川温泉と異なる炭酸水素塩泉であり、疲労回復や胃腸のケアに効果が期待できるだけでなく、お肌にも効き目があるそうです。

そのことから、「美人の湯」とも呼ばれています。

お肌が気になる女性の方は、優先的に入浴しておきたいところですね。

天ノ川温泉センターの住所・アクセスや営業時間など

名称 天ノ川温泉センター
住所 奈良県吉野郡天川村坪内232
営業時間・開場時間 11:00−20:00 火曜休館
利用料金や入場料 大人600円 小人200円
参考サイト http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/08onsen/01onsen/04south_area/tennokawaonsensenta/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

12.芸能人が多数来訪!「天河大弁財天社」

102214:12.芸能人が多数来訪!「天河大弁財天社」

撮影/賀川奈 伸雄

「天河大弁財天社」(通称天川神社)は中央地区の南部にある神社で、飛鳥時代に創建されたと伝えられています。

弁財天というのは元々インドの神様であり、「サラスヴァティー」という名前であったのが日本に伝えられた際変化し、神道に取り込まれました。

大黒天や恵比寿などと同じ「七福神」の1人であり、正月に飾る縁起物にしばしばその姿が描かれています。

弁財天は「財」という字が意味するようにお金の神様であり、信仰すれば富を得られると言われていますが、またもう1つ異なる側面を持っています。

それは芸術や文化等に関連した才能であり、信仰することによってそれらの活動が順調に進むとされているのです。

これは弁財天の「財」が「才」とも読めることからきているようですね。

この神社はそのような弁財天信仰の代表的な場所であり、山奥という場所でありながら、実は多くの芸能人がお参りに訪れていることで知られています。

代表的な名前を挙げればアイドルグループKinki kidsの堂本剛さん、歌手の長渕剛さんなどです。

特に長渕剛さんは、この神社で結婚式を挙げています。

もし、作曲や絵画などの創作活動をなさっているのであれば、芸能人たちと同様一度この神社へお参りをしてみてはいかがでしょうか。

ひょっとすると、何かインスピレーションを得られるかもしれませんよ?

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撮影/賀川奈 伸雄

もうひとつ、この神社にまつわる不思議な話をしましょう。

この神社へは、本殿に住む神様からの招きがない限り、訪れることができないと言われています。

つまり、神様があなたを招いていなければ、いくら歩いても決して辿り着くことができないのです。

ウソかマコトかは分かりませんが、実際に訪れてみるのがよいのではないでしょうか。

もしこの神社へたどり着けたのであれば、それは神様があなたに何か言いたいことがあるということ。

心を休め、そっとその声に耳を傾けてみましょう。

天河大弁財天社の住所・アクセスや営業時間など

名称 天河大弁財天社
住所 奈良県吉野郡天川村坪内107
営業時間・開場時間 8:00−17:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.tenkawa-jinja.or.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

13.曇りなき自然の夜空を「天川村の夜景」

102216:13.曇りなき自然の夜空を「天川村の夜景」

撮影/賀川奈 伸雄

天川村を訪れた際は、出来る限り最低1泊はホテルや旅館に宿泊されることをおすすめします。

なぜかと言えば、このようなすばらしい夜景を見ることができるからです。

緑に囲まれた天川村の空は排気ガスなどの影響を受けていないため、非常に色鮮やか。

都会とは違って、はっきりと星空を眺めることができるのです。

できれば高い山の展望台に登って夜空を眺めたいところですが、それは危ないので止めておきましょう。

そのようなことをしなくても天川村の夜空は済んでいますから、瞬く星を楽しむことができるはずです。

たとえば、温泉街のすぐそばの川に架かっている橋の上や、洞川温泉センターの前、龍泉寺の付近など。

いろいろなところから、空の上を流れるもうひとつの天の川を見ることができるでしょう。

102217:

撮影/賀川奈 伸雄

星を楽しむ際は、先述した通り気温が低いので、防寒対策を怠りなきよう。

ホテルのベランダや露天風呂等から眺める場合は、熱燗などをキューッとやりながら楽しむというのも乙なものですね。

他ではなかなか味わうことのできない天川村の息飲む夜の絶景、旅の終わりにご堪能あれ。

奈良県の秘境、天川村を堪能しよう

この記事で紹介したスポットは、あくまでも天川村の代表的なスポットです。

175キロ平方メートルもの広さを持つ天川村には、まだまだ見どころのある絶景や文化拠点、ユニークなスポットが多数存在しています。

それらをすべて網羅するためにはかなりの時間が必要ですが、他ではできないすばらしい体験を提供してくれることでしょう。

「自然にあふれた場所へ行きたい」と考えたのなら、是非奈良県天川村へお越しください!