1001体の千手観音像がある三十三間堂の基礎知識。その歴史から外せない見所

公開日:2019/3/19 更新日:2020/3/6

3.三十三間堂の見どころは?

3.三十三間堂の見どころは?

1001体の千手観音像、三十三間もある本堂以外にも、三十三間堂には見どころは随所あります。
その一部を紹介しますので、見逃さず散策してくださいね。

3-1.豊臣家によって作られた、「南大門」

3-1.豊臣家によって作られた、「南大門」

重要文化財に指定されている南大門。
当時は豊臣秀吉によって造られ、秀頼によって再建されたと言われています。
最初は西大門もありましたが、1895年の京都国立博物館の建設の関係で、現在は東寺の南大門として移築され、こちらも重要文化財に指定されています。
南大門は当初は秀吉が建立したと言われていましたが、修復時に秀頼が建立したものだとわかり、現存するのは秀頼が再建したのでは、と言われています。

3-2.建仁寺の風神雷神図屏風のモデル、「風神・雷神と二十八部衆」

3-2.建仁寺の風神雷神図屏風のモデル、「風神・雷神と二十八部衆」

国宝に指定されている風神・雷神と二十八部衆。
風神・雷神は堂内の左右に置かれ、二十八部衆は観音立像の前方と中尊の四方に置かれています。
この風神・雷神は鎌倉時代につくられた日本最古のものとされ、建仁寺の風神雷神図屏風のモデルになっているそうですよ。
二十八部衆は、千手観音の眷属で、千手観音を信仰する者を守護するとされています。

3-3.三十三間堂の不思議

三十三間堂にも不思議がいっぱいあります。
その数は三十三間堂の周辺を含めたらなんと11個。
その中でも三十三間堂には5つありますので、簡単に紹介します。
興味がある方はチェックしてみてくださいね。

(1)頭痛が治る?、「棟木の柳(むなぎのやなぎ)」

頭痛に悩まされていた後白河法皇はが熊野参拝をした際、前世が蓮華坊という修行僧で、蓮華坊の髑髏が岩田川の底に沈んでおり、その髑髏を貫いて柳の木が生えていて風が吹くと柳の木が揺れて髑髏に触れ上皇の頭が痛むのだというお告げがありました。
その後川を調べたところ髑髏が見つかり、髑髏を千手観音像に納め、柳を棟木に使ったところ頭痛が治ったと言われています。
浄瑠璃の話としても残っていますが、実際には棟木には使われていないとか。現在は「楊枝のお加持」という行事が1月に行われています。
ちなみに三十三間堂はこのお話の由来から頭痛山平癒寺とも呼ばれているそうですよ。

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