近代彫刻が見事な碌山美術館。フォトジェニックな外観も必見

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出身地は長野県。得意なエリアは長野県の中南信です。趣味はショッピングをしたり、美味しいグルメを堪能したり、絶景を観に行く事。愛車に乗り、カメラを片手によくお出かけしています。旅行も好きなので、たまに県外に出没する事も。

空を見上げる椅子では、観覧のあいさに木漏れ日を浴びつつまったり過ごせるよ

明治期の近代彫刻家、荻原碌山。東洋のロダンとも称され日本へ本格的な近代彫刻をもたらした、荻原碌山の作品を保存展示する碌山美術館が長野県穂高にあります。自然豊かな敷地内に、趣のある建物が立ち並び、彼の作品が随所に展示されています。そこで今回はそんな碌山美術館についてご紹介したいと思います。

碌山の作品や資料が展示された碌山美術館

碌山美術館とは

長野県穂高にある碌山美術館は明治期の近代彫刻家である、荻原碌山(おぎわらろくざん)の美術館です。日本近代彫刻の扉を開いた荻原碌山の作品と資料の蒐集、保存・公開をするために、1959年(昭和33年)4月に出身地のここ長野県安曇野市穂高(旧安曇郡穂高村)につくられました。

碌山美術館入口

碌山は1901年(明治34年)にアメリカに渡り、ニューヨークで西洋画を学びました。1904年(明治37年)にフランス パリでオーギュスト・ロダンの作品「考える人」を見て感動し、彫刻家への道を志します。そして、日本に西洋式彫刻を取り入れようとしました。そんな荻原碌山は東洋のロダンとしても知られ、その功績を評価されています。

美術館の入場券

入場券は、入口入って右手にある建物で購入します。こんな感じのかわいらしいデザインです。美術館の入場券はとってノートにはっておくといい思い出になるので、なるべく置いておきましょう。碌山美術館の展示棟は、碌山館・杜江館・第一展示棟・第二展示棟の全4棟で構成され、総勢30万人の協力によって、建てられました。

紅葉時の碌山美術館

開館は隣接していた穂高東中学校の敷地を譲り受け、当時長野県をあげての一大事業として行われました。碌山の作品のほか、別館には碌山と関係の深かった芸術家の高村光太郎や戸張狐雁(とばりこがん)、中原悌二郎(ていじろう)らの作品も合わせて、展示されています。敷地内は自然豊かな空間で、紅葉時の碌山美術館もインスタ映えします。

労働者の像

受付から碌山館に向かって右手にあるのが「労働者」です。1909年(明治42年)の第三回文展に出展された作品。オーギュスト・ロダンの力強い自己主張と似ています。展覧会で発表後に、作品の手足を取り除いたと言われています。

ツタの葉で覆われた碌山館

素敵な外観の碌山館

ツタの葉で覆われた碌山館の建物は、インパクトがあることで知られています。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪化粧と、四季折々に外観の雰囲気が変わるので、それぞれの季節ごとに訪れても楽しめます。碌山美術館で1番の撮影スポットで、パンフレットやホームページでも目を惹く外観です。

教会の様な建物がシンボル

碌山館は、まるでキリスト教の教会堂のような外観です。2009年に国の登録有形文化財に登録されました。ちなみに玄関の扉は、新宿中村屋が提供(制作は信州大学教育学部)しているんだとか。

建築も一見の価値あり

碌山館の設計は、建築家の今井兼次。今井さんのこだわりで、あえて煉瓦が不揃いだったり、黒ずんでいたりしています。そのそろっていないところが手作り感というか人間らしさをかんじるところですね。碌山館では、碌山の彫刻・絵画・書簡などを展示されていますが、館内は撮影禁止です。

絵になる風景の館庭

碌山館のなかでもとくに有名なのが、遺作である「女」です。「女」は、1910年(明治43年)の第四回文展で文部省が買い上げた作品です。詩碑もあり、館庭も落ち着いた雰囲気で見どころとなっています。

入口からの紅葉の風景

館庭にはベンチが置かれていて、鑑賞しながらゆったりとくつろげる空間となっています。入口から撮ると絵になる風景が撮ることができます。紅葉の時期もきれいなのでおすすめです。

絵画が展示されている杜江館

杜江(もりやえ)館は、碌山絵画室になっています。1階には油彩やデッサン、スケッチが展示されています。2階は講演会の会場としても利用される図書資料室として利用されています。荻原碌山は、郷里の先輩でキリスト教精神に基づく私塾「研成義塾」の創設者である井口喜源治に手紙を書きましたが、その手紙のなかで使用した筆名 杜江(もりやえ)から命名されました。

関わりが深い芸術家の作品が並ぶ第一展示棟

第一展示棟

第一展示棟では、碌山と関わりの深い高村光太郎・戸張孤雁・中原悌二郎・柳敬助・斉藤与里などの作品が展示されています。「手」や「乙女の像 中型試作」や詩の原稿などもあります。すぐ横の庭には、高村光太郎の作品「荻原守衛」も展示。作品からも碌山と親しかったことがうかがえます。芸術家同士の交流も垣間見られ人となりが少しわかりますね。

女立像

喜多武四郎(1897~1970年作)の「女立像」も展示されています。碌山より少し若い世代の喜多武四郎も、近代彫刻史に名を残した人物です。女立像の周辺にもベンチが設置してあり、ゆっくり過ごすことができます。

常設展や企画展等が堪能できる第二展覧棟

第二展示棟は、常設展や特別展・企画展の会場となっています。地元の中高生や教員の奉仕作業によって建築されました。杜江館と第一展示棟、第二展示棟は基俊太郎さんの設計です。

グズベリーハウス

レストハウスであるグズベリーハウスは珍しい校倉(あぜくら)造りの石葺屋根です。館内の一角がミュージアムショップになっています。館庭の作品「空を見上げる椅子」に身を任せると、木漏れ日が降り注いで気持ちよいです。

近くのおすすめ蕎麦店

寿々喜そば店は、碌山美術館の向かいにある蕎麦店です。安曇野名産の山葵を乗せて汁を付けていただくスタイルで、ざるそばは3段階(ざるそば・中ざるそば・大ざるそば)から選べます。1番少ないざるそばを選択してもかなりのボリューミーなので、気をつけましょう。

住所|〒399-8303 長野県安曇野市穂高5609-3
営業時間|AM11:00~PM5:00(冬季PM4:00まで)
定休日| 月曜日
電話|0263-82-4024
公式サイトはこちら

碌山美術館へのアクセス

自動車での行き方

新宿から中央道、長野道経由で安曇野ICまで約2時間50分。名古屋から中央道、長野道経由で安曇野ICまで約2時間40分です。長野道安曇野ICを降りてから一般道をおよそ15分で到着です。

電車での行き方

新宿から特急スーパーあずさとローカル線を利用して、約3時間20分。名古屋から特急しなのとローカル線を使って約2時間50分。JR大糸線穂高駅で下車し徒歩でおよそ7分です。

周遊バスでの行き方

期間限定であづみ野周遊バスが運行されており、JR大糸線穂高駅からバスでは約2分の早さで到着します。

住所|〒399-8303 長野県安曇野市穂高5095-1
営業時間|AM9:00~PM5:10(3月~10月)、AM9:00~PM4:10(11月~2月)
定休日|毎週月曜日
電話|0263-82-2094
公式サイトはこちら

まとめ

安曇野アートライン沿線にある彫刻美術館。彫刻好きな方にぜひオススメな美術館です。フォトジェニックな場所が多く、若い方も多く訪れていました。緑が多い環境にあり、ファミリーにもおすすめです。

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