元離宮二条城はかつて徳川家が京都滞在で過ごした場所。豪華すぎる御殿や障壁画は必見

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トラベルパートナー: Khloe

静岡県出身。オーストラリア、東京に住んでいました。歴史が好きなので、歴史を感じる場所を、気ままにふらっとひとりで旅をするのが好き。

徳川江戸幕府の象徴、元離宮二条城は見る価値ありですえ

京都府京都市中京区にある二条城は多くの重要文化財のあるお城。1994年には清水寺と共に世界文化遺産に登録されています。城の周囲は1.8キロメートルもあり、京都御所から移築された本丸御殿や3つの庭園などで構成されています。歴史に興味がある人はもちろんですが、そうでない人が訪れても満足できるスポットを見て行きましょう。

日本が誇る江戸時代の世界遺産 元離宮二条城

歴史ある元離宮二条城は世界遺産にも登録された由緒正しい城郭です。

元離宮二条城とは

1601年、徳川家康が二条城の築城を指示し、2年後の1603年に完成したお城です。家康本人が上洛時の宿所として、さらに京都御所の守護を目的に建てたお城と言われています。城全体が世界文化遺産かつ、日本の国宝でもあります。京都の城郭で世界遺産に登録されているのは二条城だけです。

城だけでなく、本丸や二の丸、さらには場内の壁紙絵などまでが重要文化財に指定されている貴重な名城であり、徳川慶喜による大政奉還が行われた場所としても有名です。

徳川江戸幕府との関わり

築城のきっかけは徳川家第一将軍の家康です。三代目家光まで、将軍就任披露を二条城で執り行っていました。家光は30万と言われる大軍を率いて入城したと伝えられています。かの有名な大阪冬の陣では家康の拠点とされ、徳川江戸幕府の終わりには大政奉還が行われた場所です。

元離宮二条城のみどころ

元離宮二条城はすべてが見どころと言ってもいいくらいなので、抜粋しても数多くの見どころが存在します。

二の丸御殿

内部は、部屋数が33室、約800畳とい広さを誇る国宝に指定されている御殿であり、江戸時代の代表的な武家風書院造りの御殿です。内装は、安土桃山時代の華やかさを取り入れていることから、思わず撮影したくなりますが、二の丸御殿の内部は写真撮影禁止となっていますので注意。

二の丸御殿の唐門

二の丸御殿への正門に位置するもので、唐破風内の彫刻が中心で、扉には装飾はありません。こちらも国の重要文化財に指定されています。後水尾天皇の行幸のために建築されたと考えられています。

隠された葵の紋

唐門に豪華絢爛に装飾されていますが、菊の紋の下には徳川家の葵の紋が。明治維新後、天皇から京都市に譲渡されるうちに、葵の紋を覆うように菊の紋を重ねたと考えられています。しかし、すべての葵の紋を隠したわけではなく、少し残っている部分もあるので、探してみるのも楽しそうです。

うぐいす張りの廊下

場内の廊下は歩くたびに床がきしみ、うぐいすが鳴いているかのような音が響くうぐいす張りの廊下があります。ここで実際に歩けるので、当時の感覚が体験できます。

うぐいす張りの廊下の役割は、場内への侵入者を見つけやすくするためのものとされています。敵の侵入にいち早く気が付くためにあるもので、常に緊張感の中にいたことが分かります。

狩野派による豪華な壁画

元離宮二条城にある壁画は3000を超えています。壁画を制作したのは、狩野探幽率いる狩野派絵師集団です。製作当時、狩野探幽はまだ20代という若さ。

現在は主にレプリカで、本物は展示収蔵館内に保管されています。期間限定で本物の公開日があります。この機会は本物を直接目にできるチャンスなので見逃さないようにしましょう。

国の特別名勝の二の丸庭園

二の丸御殿に繋がる庭園で、国の特別名勝に指定されています。二条城の建設当初より作られたということもあり、二条城と言えば二の丸庭園は外せません。二の丸御殿の大広間、黒書院、行幸御殿(現存していません)の3方向から鑑賞できるように建設されました。こちらの庭園は、御殿内のどこから見ても美しく見えるように作られている点も見逃せないポイントです。

美しい庭でありながら、池の周りには大小さまざまな石が配置されており、変化に富んだ景色が見られます。徳川3代目将軍家光の後、14代目将軍家茂までの200年間、1人として将軍が二条城に入城しなかったため、15代目将軍慶喜が入城した時には湖の水は干上がっていました。明治維新後に作り直されたと言われています。

桂宮邸から移築された本丸御殿

本丸御殿は将軍の住居として作られたものです。当初は二の丸御殿と同規模でしたが、落雷や大火などによって焼失してしまいました。現在の本丸御殿は、京都御苑にあった旧桂宮邸を移築したもの。天守閣も焼失してしまいましたが、天守閣からは比叡山まで見えるほどの眺望の良さだったとも言われています。

和洋折衷の新しい庭園形式の本丸庭園

1896年に造園された芝庭風築山式庭園。和と洋を織り交ぜた、今までにない庭園に仕上がっています。ヨーロッパの庭の雰囲気もあり、庭園散策は二条城散策のひとつの楽しみと言えるでしょう。

国の重要文化財 障壁画

国の重要文化財に指定されているということもあり、これらの障壁画はかなり貴重。

威圧感のある竹林群虎図

虎と豹が描かれた有名な障壁画は竹林群虎図と呼ばれます。迫力があり威圧感を感じてしまうほど。虎を描くことで、大名たちに徳川の権力を示していたとされています。遠侍は二条城へ参上してきた大名たちが待つ部屋のこと。当時は、豹は、虎の雌だと考えられていたとか。

教科書で見たことがある、松鷹図

大広間は、二の丸御殿内での公式な対面の部屋のこと。松鷹図は二条城の障壁画で1番有名だと言われている壁画です。大きな松、渓流に勇敢な鷹が描かれているさまが、将軍にふさわしいと考えられていました。

穏やかで優雅な桜花雉子図

小広間は、親しい大名たちとの対面だけに使用していた部屋。ほかの部屋とは全く趣きが違い、権威を表したり威圧するような壁画ではなく、花と鳥など和む障壁画が描かれています。代表的な作品は桜花雉子図。将軍が心を許した相手だけが入室できたということが分かります。

二条城で行われているイベント

二条城と言えば桜。二条城と桜は実際に見るとその美しさに圧巻です。

二条城桜まつり

毎年桜の季節に桜まつりを実施しています。敷地内には約50種、300本の桜の木があり、豪華絢爛な二条城と桜の融合は見る価値があります。夜間はライトアップもしているので特におすすめ。幻想的な風景を見ることができます。

二条城ウェディング

毎年先着順で組数限定でウェディングを挙げることができます。一般公開していない清流園、香雲亭で挙げるので、参列者にとっても忘れられない式になること間違いなしです。清流園は、日本の優れた庭園ランキングで常に上位の品のある庭園として知られています。もちろん、和婚のみなので要注意。

元離宮二条城へのアクセス

元離宮二条城というだけあって、京都市内でも北側に位置します。京都は環境に配慮する街なので、できれば公共交通機関で訪れるのが良さそうです。

市バスでのアクセス

市バス9、12、50、101系統に乗車し、二条城前で下車すると、目の前が二条城です。

電車でのアクセス

地下鉄東西線に乗車し、二条城前駅で下車すると、目の前が二条城です。バスでも電車でもアクセスしやすいので、観光しやすいですね。

自家用車での行き方

名神高速道路、京都東IC、京都南ICから、それぞれ約30分です。第1駐車場(収容120台)と第3駐車場(収容20台)を利用(有料)しましょう。

住所|〒604-8301 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
営業時間|AM8:45-PM4:00
定休日|なし
電話|075-841-0096
公式サイトはこちら

まとめ

二条城は江戸時代に作られた城であり、世界遺産にも登録されています。国内外問わず観光客が多いことで知られていますが、その理由は二条城にある御殿や障壁画など見どころが多いため。

特に障壁画の美しさは圧巻ですがその中でも黒書院 桜花雉子図は、常に緊張感のある日々を送っていた家康が気を許したときを過ごすのに適したことが分かる画となっており、見ているとほっこりとした気分になります。

二条城桜まつりの時期は観光客が多いのですが、この時期ならではの景色を見ることができるのでおすすめです。