世界時間の基準を示すグリニッジ天文台を見た後は、イギリスの古きよき歴史を体感しよう

トラベルパートナー: Sugar

出身地は大阪。得意なエリアは関西。 歴史的建築物や美術館巡りが好き。観光地に一緒に行くのは主に家族や友達。 美術館には一人で行くことが多いです。 旅行前に頭に入れておくとよりそのスポットが好きになれるような情報を発信していければと思います。

グリニッジといえば、やはり思い浮かべるのが世界時間の基準を示す天文台です。しかし、せっかくグリニッジにきて子午線0度を体験するだけで終わってしまってはもったいない!実は、ここにはイギリスの歴史や伝統を体感できる施設が多く並んでいるのです。この記事では、そんなグリニッジの街を何倍も楽むことのできるコースをご紹介していきます。

グリニッジの魅力

グリニッジ天文台で有名な街・グリニッジは、「マリタイム・グリニッジ」の名でユネスコ世界遺産に登録されています。世界時間の基準(Greenwich Mean Time)となる旧王立天文台です。

2012年にはロンドン五輪の馬術競技の会場になったことで、さらに知名度をあげました。美しく洗練された街並みのグリニッジ。是非ゆっくり散策してみてください。

グリニッジの見どころ

グリニッジと聞いてまず思い浮かべるのが天文台です。しかし、それだけではなくカティサークや旧王立海軍大学などイギリスの歴史を感じられるスポットが多くあります。

グリニッジ旧王立天文台

グリニッジに到着したら、まずはグリニッジ標準時(子午線0度)基点の地・王立天文台(Royal Observatory)に向かいましょう。

天文台は海事博物館の裏側の丘を上がったところにあり、見晴らしの良い場所です。天気がよければテムズ川をはじめ、対岸の新金融街であるカナリーワーフまで見渡せる人気の撮影スポットでもあります。

天気次第ではセントポール大聖堂のドームまで見えることもあるので、期待が膨らみます。

グリニッジ天文台は、かつての英国王・チャールズ2世の命によって建設されました。

天文台の名物は、子午線と屋根の先にある報時球です。報時球の役割は毎日午後1時を知らせること。12時45分になると赤い球体が上にあがり、午後1時になるとストンと落ち、その役割を果たします。1833年に設置されたこの報時球は現在も稼働しているというので驚きです。

天文台の中は博物館になっています。博物館には天体観測に使われていた、望遠鏡、時計といった道具が展示されています。

子午線は建物の内外にあるため、子午線をまたぐだけなら天文台に入場せずにできます。スケジュールにあわせて楽しんでいってください。

住所| Blackheath Ave, London SE10 8XJ
営業時間|10:00~17:00
定休日|12/24~26
電話|44(0)2083126565
公式サイトはこちら

カティサーク

カティサーク(Cutty Sark)は、世界遺産グリニッジの文化財のひとつとされる帆船です。アジアから紅茶をインドへと運んだティークリッパーの一隻として、当時大活躍しました。かつてイギリスでは、中国から一番茶を届けるため各船が競い合っていました。そんな時代を象徴する船です。

この船は20世紀まで唯一残った船で、1957年からグリニッジのテムズ川岸のドックで一般に保存公開されていました。

しかし、野外展示だったため、劣化が進んだことで、2006年より大規模な修理と整備を行っていました。そんな中、2007年には火災が起こり船体が破損してしまいます。多くの部分が焼失してしまいますが、多額の寄付を集めたことで2012年に無事復元しました。

入場料を払って中に入ると、船内・甲板の見学に加え、船底の下に行くことができ、下からその船体を見ることができます。

住所| Cutty Sark Clipper Ship, King William Walk, Greenwich, London SE10 9HT
営業時間|10:00–17:00(最終入場は16:30)
定休日|10:00–17:00(最終入場は16:30)
電話|020 8312 6608
公式サイトはこちら

旧王立海軍大学

旧王立海軍大学 (The Old Royal Naval College)は、 イギリスが海運王国・大英帝国と呼ばれ栄えた時代を彩った場所です。

もともとは病院として建設されましたが、1869年に王立海軍大学の校舎へと転用されることに。その後、1998年まで使用されていました。

構内には、セント・ポール大聖堂を手掛けたことで有名な、クリストファー・レンによってつくられた丸いドームが特徴的な二つの塔が立っています。

大広間であるペインテッド・ルーム(Painted Room)に加え、セント・ピーター(St. Peters)とセント・ポール(St. Pauls)の2つの礼拝堂を周ることができます。

国立海洋博物館

国立海洋博物館は、パッラーディオ様式のファサードを持つ美しい建物です。この施設も、1703年に建設されて以来1998年まで国立海軍学校として使われていました。

現在は、ネルソン提督の指揮したトラファルガー海戦の様子や、キャプテン・クックに関する資料などがはば広く展示されています。

施設内にはキッズスペースが完備。床一面に描かれた巨大な世界地図の上を海軍気分で走りまわれ、航海気分を楽しむことができます。また、子供たちに人気なのが、船舶操縦体験が楽しめる「ザ・ブリッジ」というシミュレーター。親子で是非楽しんでいってください。

住所| Park Row, Greenwich, London SE10 9NF
営業時間|10:00-17:00
定休日|12/24~26
電話| 44‐20‐8312‐6565
公式サイトはこちら

グリニッジ公園

公園には国立海事博物館(National Maritime Museum)とクイーンズ・ハウスが並んで建っており、園内はなだらかな丘になっています。全体は74ヘクタールと広大で、ロンドン五輪の際には、国立海事博物館裏手に馬術競技用の施設が作られました。

海事博物館正面から裏手出入口に向かい抜けるルートは王立天文台への近道としても利用されています。

住所| Greenwich Park Office, Blackheath Gate, Charlton Way, Greenwich, London. SE10 8QY
営業時間|<11~2月>6:00-18:00、<3月、10月>6:00-19:00、<4月、9月>6:00-20:00、<5月、8月>6:00-21:00、<6月、7月>6:00-21:30
定休日|なし
電話|020 8858 2608
公式サイトはこちら

Queen’s House

View this post on Instagram

Ever seen a ghost in the Queen's House? Me neither… Maybe.. Imagine a ghost close to the ray of light you can see in my photo above.. Apparently a picture close to that image exists.. Marketing strategy? A drink too many? The Queen's House worth a visit anyway. The sweeping Tulip stairs you can see in my shot above was the first geometric self supporting spiral stairs in Britain (built in 1639). Did you know is the 400th anniversary of the Queen's House, considered Inigo Jobe's architectural masterpiece? Works of art depecting life at court, other subjects related to history of the House and many royal portraits are filling 22 rooms.. Furthermore, a work in gold leaf by Turner's Prize Richard Wright adds charm to the great ceiling. Enjoy!

A post shared by Corinna (@corinna_linzas) on

クイーンズ・ハウスは、1638年にジェームズ1世の妻のクイーン・アン・オブ・デンマークのために建設されました。王族所有の家として使用されていましたが、チャールズ三世が船員たちの孤児のために孤児院として貸出しを行い、今では国立海洋博物館の一部とされています。

内部には、ゲインズバラ、レノルズ、ターナー、ホガースといったイギリスを代表する画家の絵が数多く所蔵。また、美しい螺旋階段は名物として知られ、中心に柱のない螺旋階段の手すり部分はチューリップをモチーフとし、見ごたえのある美しさです。

住所| Romney Road, Greenwich, London SE10 9NF
営業時間|10:00-17:00
定休日|
電話|44 20 8858 4422
公式サイトはこちら

グリニッジ・マーケット

View this post on Instagram

Greenwich Market.

A post shared by Tomas Zaleckis (@aellt) on

グリニッジ・マーケットは「南のポートベロー・マーケット」、「スピタルフィールド・マーケット」などとしばし形容されている、テムズ川南部にあるマーケットです。

イギリス料理だけではなく各国の名物料理がそろっており、お得な値段で食事ができる常設市場となっています。市場は水曜日から日曜日まで。お出かけの曜日を確認してから立ち寄ってください。

住所| Greenwich High Road, London SE10 9HZ
営業時間|10:00-17:30
定休日|月曜日、火曜日
電話|020 8269 5096
公式サイトはこちら

グリニッジを快適にまわるには?

グリニッジ地区をまわるには、まず案内施設へ向かうことをおすすめします。行く先を聞いても良いですが、お土産やカフェなども楽しむことができるのです。

ディスカバリー・グリニッジ

グリニッジ地区をスムーズに楽しみたい方は、ディスカバリー・グリニッジ(Discovery Greenwich)を是非利用してみてください。ここは世界遺産の河港都市グリニッジを総合的に紹介している便利なビジターセンターです。

観光案内はもとより、お土産ショップ、自家製ビールを出すカフェなどもあるので、ここに立ち寄り一息つきながら周りたいところの計画を練り直すのも吉。

住所| Old Royal Naval College (ORNC), Greenwich SE10 9NN
営業時間|10:00 - 17:00
定休日|12/24-26
電話|020 8269 4799
公式サイトはこちら

共通チケット

両施設を見学できるお得なコンボ・チケットもあるので是非チェックしてみてください。

グリニッジへのアクセス

電車での行き方

ナショナルレール(Southeastern:国鉄)を利用する場合はチャリングクロス駅(Charing Cross)よりルイシャム駅(Lewisham)行き終点ルイシャルム駅で下車してください。

DLR Station(ドックランド・ライト・レールウェイ)に乗っても行けます。このルートならルイシャルム駅よりカティ・サーク・マリタイム・グリニッジ駅(Cutty Sark for Maritime Greenwich)で下車をしてください。

ボートでの行き方

ボートでも行けるルートが確保されています。

ロンドン・アイ(London Eye)、エンバンクメント(Embankment)、ブラックフライアーズ(Blackfriars)ロンドン橋(London Bridge)この4つのどれかのボートに乗車し、グリニッジ埠頭(GREENWICH PIER)で下船すればたどり着けます。

バスでの行き方


バスで向かう場合はラッセル・スクエア駅(Russell Square Station)より「188番」バスに乗車、 National Maritime Museum(国立海洋博物館)で下車してください。

住所| Greenwich, London
営業時間|記載なし
定休日|記載なし
電話|記載なし
公式サイトはこちら

まとめ


ユネスコ世界遺産に登録されている「マリタイム・グリニッジ」。世界時間の基準となる旧王立天文台のある町として世界的に知られるこの地には、天文台以外にもたくさんの魅力あふれる施設が立ち並んでいます。

海洋博物館をはじめとする海運関連施設など、イギリスの古きよき歴史を多く知ることのできる貴重な場所。時代ごとの美しい建造物なども見どころ満載です。美しい景色も楽しめるこの街を思う存分お楽しみください。