松江城は国宝五城のひとつ。美しい名城と城下町の街並みを見に行こう

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トラベルパートナー: Takeshi

出身地は京都。得意なエリアは関西近郊です。 日本全国様々な町を野に咲く花のように風に吹かれながら旅をしています。 そんな旅先で出会った人達とのふれあいや素晴らしい風景を写真で皆様にお届けしたいと思っています。 グルメ好きで特におむすびが好きなので、地元グルメも紹介したいと思っています。よろしくお願いします。

国宝松江城へごだっしゃい

島根県の三大名所といえば、出雲大社と石見銀山、そして名城松江城です。中でも立ち寄りやすい松江城はちょっとした知識で何倍も楽しくお城めぐりができちゃいます。今日は国宝松江城の楽しみかたとお城下散歩をご紹介いたします。

国宝五城の一つ、名城松江城

国宝五城とは、天守が国宝に指定された城のことで、現存している犬山城、彦根城、姫路城、松本城、松江城のことを指しています。名城と呼ばれている松江城はどのようなものなのでしょうか。

現存する数少ない国宝松江城

松江城は、堀尾家、京極家、松平家と脈々と受け継がれてきましたが、明治時代の廃城令により危うく廃城されそうになった経緯がありました。しかし城は地元の有志達により買い戻され、幸いにも取り壊されず現在に至った名城です。日本陸上競技連盟公認の、国宝松江城マラソンのスタート地点としてもおなじみで、フルマラソンでは松江城がゴール地点となっています。

松江の礎を作った堀尾吉晴銅像

松江の町づくりを作ったのは尾張国出身の堀尾吉晴(1542年~1611年)です。豊臣、徳川家に仕えていた豊臣家三中老の一人とされ、松江城の建築にも携わりました。しかし堀尾家は孫の忠晴に跡継ぎが生まれず3代で家系が絶えてしまったため、その後は京極家、徳川家が松江藩を受け継いだといわれています。

強固な作りの大手門石垣

大手門の石垣は、近江の穴太衆(滋賀県・坂本穴太)という石垣作りの達人たちによって作られました。自然石をそのまま使用する野面積み工法と、石を加工して隙間を減らす打ち込み接工法などの技法が要所要所に用いられていて、その緻密な計算と作りにはつくづく感心させられます。そして、石垣には築城に携わった家臣たちが刻んだといわれる刻印もあちこちにありますので、楽しみながら探してみるのもいいでしょう。

コンクリートブロックよりも強度があるという穴太衆の石垣作りの技術は現代建築にも応用され、新名神高速道路甲南~水口間の東海道自然歩道などでもその技術が使われています。

125年ぶりに復刻した太鼓櫓

太鼓櫓とは二の丸にあった登城の時刻を知らせた太鼓のことで、時刻以外に非常事態などの知らせにも使われていたものです。残念なことに太鼓は明治8年に陸軍により取り壊されてしまいましたが、地元の有志達により2001年、まさに125年ぶりに復元設置されました。

二ノ丸の櫓は南櫓、中櫓、太鼓櫓の順に並んでおり、太鼓櫓は二の丸に三棟並ぶいちばん北側の建物にあります。いつもは倉庫代わりに使われている二の丸も「松江水燈路」開催の時だけは、遊べる光のミュージアムとして幻想的なスポットに変身。たくさんの人々で賑わいます。

昭和に復刻された一ノ門

一の門はいわば松江城の入り口です。凹形の形状で侵入者を左右、前方から攻撃できるよう計算された作りになっていたようです。現在の一ノ門は昭和になってから復元された新しい建造物で、一ノ門までは無料で入れますが、門をくぐると料金所がありますよ。

壮大な姿の天守

天守地下一階に井戸が現存している城は、日本でただひとつ松江城だけ。一階は資料館になっていますが、二階には石落としと呼ばれる敵の攻撃用の穴(窓)が見られます。最上階の5階に至る階段は、腐敗に強い桐の木を使用しています。天守前城山公園は日本さくら名所100選都市景観100選に選ばれていて、天守閣からの眺めも格別ですよ。

別に保存されている松江城天守閣鯱

松江城の天守閣にあるしゃちほこは、雄と雌の対になっていて、鱗が荒いのが雄なんです。これらは万が一のことを考えて、解体工事の際に地上階に移送されました。しゃちほこの大きさは六尺八寸五分、約1メートル92センチある大きなものです。現在の天守屋根に取り付けられているしゃちほこは、昭和の修復工事の際に作られたものですが、これだってなかなか見ごたえがありますよ。どっちが雄かじっくり観察してみてはいかがでしょう。

松江城天守閣最上階からの景色

天守閣からは宍道湖や松江の街並みが一望でき、吹き抜ける風が爽快です。天守最上階は周囲が360度見渡せる作りになっていて、当時はここが作戦指令塔の役割をしていたと言われます。ここでは松江城周辺をライトアップする松江水燈路の時のみ夜間特別茶席が設けられ、とても素敵です。最上階までは急な階段のみで、エレベーターなどがないため足腰がつらい方はご注意くださいね。

城内にある松江神社

明治10年に創建された、松平直政を御祭神とする神社です。この神社のいわれについては諸説あり、松江城にまつわる人柱伝説やギリギリ井戸などという忌まわしい伝説の呪いを鎮めるために、この松江神社が建造されたのではないかと、まことしやかにささやかれていますが真相はさだかではありません。ここには田無市指定有形文化財の板絵三十六歌仙図額(絵画)や、歌合カルタせい楽院筆(工芸品)をはじめ、貴重な資料も残されています。

新たに復元された松江城南櫓

二ノ丸の櫓が並んでいた南櫓です。太鼓が復元される前は猿や鳥が飼育されていました。

殿様気分が味わえる松江城千鳥橋

島根県庁の北側、松江城から南側にある橋が千鳥橋です。昔は城の中心部とお屋敷のあった三ノ丸(現在は島根県庁)を結ぶ橋でした。江戸時代には御前廊下橋と呼ばれ、屋根付きの瀟洒な橋でした。現在の橋は屋根がない木橋で、平成6年に架けられたものです。

古き良き松江城下町

松江城の城下町は小京都とも呼ばれ、お城の周辺に集まっています。武家屋敷があるのは少し離れた塩見縄手という場所です。武家屋敷には松江の名物をいただける飲食店や小泉八雲記念館などがあり、散策にもおすすめです。お城と小泉八雲記念館などがセットになったお得なチケットもあるので、どちらも予定に入っている場合は利用してみてくださいね。

お堀をぐるっと回れる遊覧船

年中無休の堀川遊覧船は、夏は風鈴、冬はこたつ完備で雪の日も運行する遊覧船で有名です。プロが選ぶ水上観光船30選に選ばれていて、船頭さんが名調子で観光案内をしてくれます。遊覧時間は約50分。15分間隔で発着します(有料)。乗船場は、黒田長のふれあい広場乗船場と殿町の大手前乗船場の2ヶ所があります。しばしの気分転換にもぴったりですよ。

住所|〒690-0876 島根県松江市黒田町507-1
営業時間|AM10:00-PM4:00
定休日|なし
電話|0852-27-0417
公式サイトはこちら

幻想的な水燈路

松江城では季節に応じたイベントが数多く開催されていますが、中でも最も人気なのが松江水燈路です。松江観光協会の主催で主に9月、10月の秋に行われるイベントで、松江城最大のイベントとしても全国的に有名です。その期間はお城に水燈路500個、行燈2000個が美しくお城を彩るほか、お茶席や屋台、写真展などさまざまな催しが行われます。

住所|〒690-0887 島根県松江市殿町1-5
営業時間|9:00 ~ 17:00
定休日|土日祝日、年末年始定休
電話|0852-27-5843(松江観光協会)
公式サイトはこちら

松江城へのアクセス

電車での行き方

・JR山陰本線松江駅よりバスで10分、松江城大手前下車
・一畑電鉄 松江しんじ湖温泉駅より徒歩20分

その他、市内を循環している定期バスもあるので利用するとよいでしょう。

車での行き方

・山陰道松江西ICより約10分

駐車場は城山西、松江城大手前、島根県民会館、タイムス一畑殿町、など有料ながらたくさんありますので調べてみてくださいね。松江の冬期は雪や路面凍結が多いのでチェーンなどを装備するなど、運転にはくれぐれも注意してください。

住所|〒690-0887 島根県松江市殿町1-5
営業時間|午前8時30分~午後6時30分(4/1~9/30)、午前8時30分~午後5時(10/1~3/31)
定休日|なし
電話|0852-21-4030
公式サイトはこちら

まとめ

いかがでしたか。国宝の松江城、いろんな見所があって、歴史に思いを馳せながらゆっくり静かに大満足のひとときを過ごせます。松江女子の間で人気なのは、自然にできたハート形の石垣探し。見つけると幸せになれると話題です。ヒントは駐車場に入ってすぐの本坂付近。今度行ったら探してみてくださいね。

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