本州最南端を結ぶ紀伊大島。壮大な太平洋を眺めつつトルコとのつながりを学ぼう

トラベルパートナー: MIYA

出身は山口県で得意なエリアは関西と中国地方、沖縄。その土地ならではの絶景や、町並みを写真に収めるのが好きです。その地に根差した食べ物とお酒を嗜むのも旅の醍醐味と思っています。あとダイビングが好きなので暖かい地域、海辺のスポットが得意です。一人旅・ドライブも好きだけど、最近はもっぱら子連れ家族旅が多いです。

せっかく串本来たなら紀伊大島も来てくらんしよ~

紀伊山地を背に、有名な潮岬から沖に突き出した本州最南端の紀伊大島。トルコの異文化交流と世界屈指のダイビングスポット、そしてジオパークに認定された場所が多いことでも有名です。今日は南紀串本、紀伊大島の絶景ポイントと絶品グルメをご紹介します。

本州最南端、紀伊大島はワンダーランド

紀伊大島は、和歌山県東牟婁郡串本町の沖約1.8kmの海に浮かぶ和歌山県下最大の島です。

紀伊大島は本州最南端、和歌山県串本町潮岬の沖合に浮かぶ周囲約28kmという和歌山県最大の島。潮岬から島へは、くしもと大橋を通じて行くことが可能です。この島には異国との歴史、絶景スポット、グルメ、アクティビティと本州最南端ならではの見どころが凝縮されています。

トルコと深い絆をもつ紀伊大島

1980年、紀伊大島の樫野埼海上で遭難したトルコ軍艦の救難活動に尽力した島民との絆が生まれ交流が始まりました。

トルコ記念館に行ってみよう

1890年、トルコ軍艦「エルトゥールル号」が紀伊大島の樫野埼海上で遭難し500名以上の犠牲者が出る事件がありました。しかし、この時に島民の献身的な救難活動によって69名の命が救われることに。以降、トルコ共和国と串本町の友好関係が結ばれ、友好の証としてトルコ記念館が建設されました。

記念館には遭難事故当時の様子がわかる写真や模型、トルコ軍の遺品などが展示されています。また、2015年には日本とトルコの友好125周年を記念してエルトゥールル号遭難事故を題材にした映画「海難1890」が制作されました。

トルコ雑貨店も充実

トルコ記念館の前にあるエルトゥールル通りにはトルコの民芸品などを販売するお店が何件か並んでいます。トルコの魔除けやお守りとして有名なナザールボンジュウのほか、キュタフヤ陶器、キリムポーチ、トルコタイルといったカラフルでエキゾチックな輸入雑貨が充実しています。どの店も記念館から徒歩数分圏内にあるのでぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。

トルコアイスを食べながら周辺を散策

エルトゥールル通りにあるOttoman Konak(オスマンコナック)は、伸びるアイスでお馴染みのトルコアイスの人気店です。注文するとトルコ人による本場のパフォーマンスでアイスを楽しめますよ。かわいいトルコ雑貨店も併設されていてこちらも見逃せません。

樫野崎灯台まで足を延ばしてみよう

トルコ記念館からエルトゥールル通りを歩いて5分の場所に日本最古の洋式石造灯台があります。青空に映える真っ白な灯台は異国情緒たっぷり。残念ながら灯台の内部は非公開ですが、らせん階段を登って最上階へ上ることができます。

灯台は崖の上にあるため、そこから眺める雄大な太平洋の眺めはまさに絶景です。また、12~1月には周辺に植えられたスイセンが一斉に開花の時期を迎え、灯台周辺はほんのりと甘い香りに包まれて素敵ですよ。このスイセンはかつてこの灯台に常駐していたイギリス人技師が故郷を想い植えたといわれています。

住所| 和歌山県東牟婁郡串本町樫野1025-25
営業時間|9:00~17:00
定休日|年中無休
電話|0735-65-0628
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日本ジオパークに認定された秘境の絶景スポット

海金剛(うみこんごう)は切り立った海岸と海ぎわに連なる岩々が勇壮な絶景地です。

海金剛では太平洋の荒波が目の前に

海面から切り立った岩々が突き出して、砕け散る波音も勇ましい景勝地です。岩は大きいもので高さが約50mもあるそうですよ。太平洋の荒波が岩にぶつかる荒涼とした風景は迫力満点です。紀伊大島は日本の地質遺産の保全と活用を目指す南紀熊野ジオパークのエリアに位置していて、海金剛はジオサイトの見どころのひとつです。

住所| 和歌山県東牟婁郡串本町樫野
営業時間|年中無休
定休日|なし
電話|0735-62-3171
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地元の人のみぞ知る秘境中の秘境

ジオサイトのひとつに、地獄の釜という場所があります。ここは滅多に観光客が来ない秘境で、森の中にある巨大な岩の真ん中にぽっかりと穴が開いているスポットです。岩の大きさは直径約40m、穴の深さは約40m。穴の底は海に繋がっています。

かつて六十六カ国の霊場にお経を納めて廻る行者が武士に追いかけられ、斬り殺されてこの穴の底に転落したという伝説が残っているそうです。森を歩くと突然大きな穴が出現し、おどろおどろしい迫力に満ちています。しかし現地には柵がないので、見に行く場合は事故がないようくれぐれも注意が必要です。

住所| 和歌山県東牟婁郡串本町須江
営業時間|年中無休
定休日|なし
電話|073-441-2690
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黒潮の恵みを釣って楽しむならココ

樫野釣り公園センターは黒潮育ちの魚や定置網で獲れた魚を放流したスケール感たっぷりの釣り堀です。

樫野釣り公園センターで気軽に海釣り体験

ここは一般的な釣り堀と違い、定置網で採れた黒潮の魚を放流しているのが特徴です。水深7~8m、広さ800坪とスケールの大きい釣り堀で、魚は季節によって異なりますが、タイ、アジ、イサキ、ハマチなどが釣れて海釣り気分を堪能できますよ。

釣り竿のレンタルやエサの販売もしているので、手ぶらで行っても子どもから大人まで気軽に釣りを楽しめます。もちろん釣った魚は無料で持ち帰れますよ。

コスパ最強の伊勢海老天丼を堪能

釣り堀に併設された釣公園レストランでは、伊勢海老やアワビ、ブリなど、樫野で獲れた新鮮な海鮮料理をリーズナブルな値段でいただけます。定番メニューはイカ御膳や海鮮丼、お造り盛り合わせなど旬の海の幸をたっぷり楽しめます。

なかでも話題になっているのが、10月~1月末までの限定メニュー、伊勢海老がまるごと1匹乗っかった豪華な伊勢海老天丼です。付け合わせの味噌汁にも半身の伊勢海老が贅沢に使われていて、伊勢海老好きにはたまらない逸品です。

住所| 和歌山県東牟婁郡串本町樫野1021-13
営業時間|(釣り堀)8:00~16:00(レストラン)10:00~16:00
定休日|(釣り堀)年中無休(レストラン)毎週木曜日
電話|0735-65-0002
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ダイビングで串本ブルーを体感しよう

串本町は世界唯一の、非サンゴ礁海域に存在するサンゴ礁がある日本屈指のダイビングスポットでも有名です。

温帯と熱帯が入り交ざる海の世界へ

紀伊大島のある串本町ダイビングスポットとしても有名です。紀伊大島を境に東側の海は温帯、西側は熱帯の海の生き物たちが生息していて、その生態系でも非常に興味深い海域になっています。海の透明度が高く、サンゴ礁の上を舞うトロピカルな魚たちや、一度は食べたことある魚に遭遇することができますよ。運が良ければ、悠々と泳ぐウミガメに遭えることもあるそうですよ。

紀伊大島の南側にある須江は有名なダイビングポイントです。アジの群れと、それを狙いに来たハマチなど、迫力のある海の光景が見られます。世界的に珍しい魚も多く生息しているため、カメラ好きの上級ダイバーも多く集まる場所になっています。

須江ダイビングセンターでダイビングの予約を

串本に来たならぜひダイビングを体験してみましょう。白野ビーチなら1年を通して穏やかなダイビングが楽しめます。中でも須恵ダイビングセンターには未経験者でもOKの体験ダイビングがあり、初めてでもインストラクターと一緒に素晴らしい海中散策が楽しめますよ。日程が決まったら事前にダイビングショップに予約を入れておきましょう。

住所| 和歌山県東牟婁郡串本町須江545
営業時間|8:30〜17:30
定休日|不定休
電話|0735-65-8080
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紀伊大島へのアクセス

串本駅からのバスは本数が少ないので、車かレンタカーがおすすめです。

車でのアクセス

大阪方面からは、近畿自動車道和歌山線を南下し、紀勢自動車道の終点・すさみ南ICから国道42号線へ出て南下、約40分で到着します。

名古屋方面からは、東名阪自動車道から伊勢自動車道を南下し尾鷲市へ、国道42号線へ出て南下するルートで約2時間10分で到着です。

電車・バスでのアクセス

JR串本駅で下車して、串本コミュニティバスに乗ります。ただし、バスの便数が限られているため少々不便です。串本駅からレンタカーを利用する方が効率的でおすすめです。

住所| 和歌山県東牟婁郡串本町大島
営業時間|年中無休
定休日|なし
電話|0735-62-3171
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まとめ

ターキッシュな雑貨やグルメも楽しめて、何より太平洋の壮大な眺めを陸からも海中からも満喫できる紀伊大島。他にも海水浴場や海中公園など子ども連れでも楽しめる海のスポットが満載です。和歌山に来たらぜひ、この本州最南端の島にも足を伸ばしてみてくださいね。