護王神社はいのしし神社!主祭神に注目すれば興味も倍増に

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いのしし年は一層ご利益ありますえ~

京都の護王神社は、足腰の健康を祈願に来る人や子供の成長の御守護で有名な神社です。和気清麻呂公が祀られていることから、いのしし神社としても有名で、狛いのししが出迎えてくれます。足腰の健康や病気の回復を願って参拝する人も多く、京都観光の際にはぜひ訪れたいスポットです。

護王神社の主祭神は清麻呂公と広虫姫

護王神社は、京都市の上京区に鎮座しています。平安京造営にも貢献した和気清麻呂公と姉の和気広虫姫を祀った神社です。いのしし神社という愛称でも親しまれています。

桓武天皇のもとで平安遷都の際に造宮大夫として大きく貢献したことから、和気清麻呂公が祀られるようになった護王神社ですが、もともと京都市右京区の高雄山神護寺の境内にありました。その後、明治天皇の勅命により、1866年に京都御所のすぐ西側である現在の位置に移動しました。

護王神社は足腰の健康や子供の成長の御守護で有名な神社です。清麻呂公は、道鏡事件で大隅国(今の鹿児島県)へ流される時、立てないほどに足を痛めていましたが、いのししの加護により不思議と回復したという伝説があります。

「いのしし神社」という愛称がついたのも、清麻呂公がいのししと不思議な縁があったということが由縁となっています。そのため、神社内では多種多様で多数のいのししを見ることができます。

護王神社は表門だけでもご利益あり?

境内に入る前からいのししの像に目を奪われますが、足腰に関する文字をちらほら見ることができます。大きいのに見落としがちなポイントもあるので目を凝らして観察してみてください。

鳥居の前にも狛いのしし

いのしし神社と呼ばれるだけあって、狛犬ならぬ狛いのししが出迎えてくれます。烏丸通り沿いの狛いのしし「平成の霊猪像」は、比較的新しく大ぶりです。300頭のいのししが清麻呂公を守ったとされることから、護王神社に入る前からたくさんのいのししを目にすることができます。

表門を見上げると大きな御守りが!

表門上部に「大御守り」がぶら下がっていて、この下をくぐって足腰の健康を祈願します。毎月21日の午後3時からは「足腰祭」が行われ、参列者が本殿での祈願祭の後、表門前の御千度車を回し足腰の大御守りの下をくぐって足腰の健康安全を祈願します。

御千度車をまわしてみよう

アスリートやスポーツ選手も訪れることが多い護王神社。足腰の健康や病気の回復を願って、大祓詞が刻まれている御千度車を回転させます。

この大祓詞の御千度車は、回すことで大祓と同様の意味があります。回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされる、チベット仏教のマニ車と同じです。

子どもの力でもくるくると回すことができ、年齢を問わず多くの人が参拝に訪れています。

護王神社内はいのししだらけ!

入る前からいのししがいますが、境内の中にもいたるところにいます。古いものから新しいものまでさまざまないのししの像が鎮座しています。

いのししの手水で清めよう

コレクションとしての展示も含め境内には、いのししがたくさんいます。いのししの口から水が流れる手水舎があるのは、表門を入って右手側。写真のブロンズ像の鼻をなでるとご利益があり、幸せになれるといわれています。逆立ちしたものと、ちょこんと可愛らしく立った2体のいのししがいる手水舎が、境内の2カ所にあります。

表門に続く塀にはお清めの作法が書いてあるので、正しい作法を確認してから身を清めましょう。

霊猪像は参拝者のお目当ての一つ

手水舎から拝殿前へ向かうと、狛いのししが出迎えてくれます。いのししが清麻呂公を災難から護った伝説から、清麻呂公のお社の崇拝者の声によって、狛犬の代わりに狛いのししを建立しました。狛いのししは護王神社のシンボルで「霊猪像」と呼ばれ、雄と雌で一対の石像になっています。

また、狛いのししの後ろの絵馬は、毎年その年の干支にちなんだ巨大絵馬が飾られることでも有名です。いのしし年には、御利益が一層アップしそうですね。

飛翔親子猪のウリボウは何匹?

祈願殿の横には、樹齢300年の桂の根株を使ったいのししの彫刻「飛翔親子猪」があります。チェーンソーアートの世界チャンピオン・城所ケイジさんによって彫刻されたもので、翼の生えた神いのししが子いのししを守る様子が彫られています。

また、両側にも同じく城所さんが北山杉で彫刻した「昇り神猪と降り神猪」も展示されています。

ご利益を楽しく頂ける護王神社

足腰の病気や子育てなどにご利益があるとされる護王神社。座立亥串や碑をさするなど他ではあまり見られない祈願の方法があります。

座立亥串は護王神社独特の祈願法

座立亥串(くらたていぐし)は、願いごとが叶い御利益があると言われている御王神社独特の信仰です。本殿前にある招魂樹(おがたまのき)の根元に、名前と願いごとを記入した紙札を刺し立てて願掛けをします。

2本で1組となっていて、1本は招魂樹の根元へ、もう1本は自宅へ持ち帰ります。くわしい願掛けの方法は授与所で確認しましょう。願掛けいのししの像もそばにあります。

足萎難儀回復の碑

本殿向かって右手にある招魂樹の根元には足萎難儀回復の碑があり、足腰の病気や怪我の回復を願って多くの人が祈願に訪れます。参拝者は足形の石の上に乗ったり、碑をさすったりして祈願します。

和気清麻呂公の伝記はマスト!

写真は、1998年(平成10年)の清麻呂公1200年祭の記念に建立された和気清麻呂公の銅像です。清麻呂公は、当時の法皇である弓削道鏡が主張する、ご神託の嘘を見極め、世の平安に貢献したとされています。

そのことがきっかけで道鏡の怒りをかい、姉の広虫姫とともに流罪に。流罪の地へ向かう道中で、道鏡の刺客に襲われるなど怪我を負いますが、300頭ものいのししに護られて命を救われたという伝説をもちます。

道鏡が失脚した後は都へ呼び戻され、政治の舞台で活躍することとなり平安京建都にも尽力し、現在の京都の礎をつくったとされています。

カリンのご神木にぜん息封じを願おう

表門の手水舎のすぐそばにそびえる樹齢100年を超えるカリンの木は、その実で作ったカリン酒がぜん息に効果があったことからぜん息封じのご神木とされています。京都市の名木百選にも選ばれています。境内には抹茶を提供する休憩所もあり、参拝後にひと休みすることができおすすめです。

護王神社へのアクセス

電車での行き方

地下鉄烏丸線の「丸太町駅」から徒歩約7分で到着します。

バスでの行き方

市バス51系統に乗車し、「烏丸下長者町停留所」で下車してすぐです。

電車でもバスでも非常にアクセスが良いため、観光の途中でも立ち寄りやすい場所にあります。

車での行き方

烏丸丸太町交差点から北上し、3つ目の信号・烏丸下長者町の信号を左手に曲がると到着します。駐車場は、境内の中に、京都思いやり駐車場(車椅子駐車場)が1台あり、敷地内にも無料の駐車場があります。時期によって駐められる台数が変動します。

京都御苑の蛤御門からも徒歩3分ほどと近いので、この近くのパーキングを利用しても良いでしょう。京都御苑近くに駐車場がありますが、公園利用者のための場所です。

住所|〒602-8011 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
営業時間|AM6:00-PM9:00 (参拝時間) AM9:00-PM5:00(ご祈祷・授与所受付時間)
定休日|なし
電話|075-441-5458
公式サイトはこちら

まとめ

いのしし神社として親しまれている護王神社。足腰の健康や子供の成長を願って参拝する人も多い神社です。いのししだらけの境内や、独自の信仰、ご神木など、訪れるだけでもたくさんの御利益を授かれそうです。交通アクセスも良く、ほかの観光地と組み合わせて訪れるにもおすすめです。