東寺で過ごす大人な旅時間。空海作の立体曼荼羅は必見

公開日:2019/1/8 更新日:2019/11/13

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東京出身。住んだことのある北海道や栃木の記事を中心に、ライティングしています。写真が好きで、絶景を求めて日本各地を旅しています。
桜や紅葉のライトアップもきれいやで!

長い歴史のある古都京都。その中で平安時代に建てられ、今なお密教を伝え続けている場所が東寺。国宝級の所蔵品も数多くあり、歴史の重さを感じられる寺院です。そんな東寺の見どころと楽しみ方をたっぷりとご紹介します。

国宝だらけ!東寺は密教のワンダーランド

平安時代に作られた東寺は、長い歴史を持つ真言宗の総本山。東寺は世界遺産であり、国宝級の仏像など、見どころがたくさんあります。

京都駅から徒歩圏内にある東寺は真言宗の総本山で、正しくは教王護国寺といい、世界遺産にも登録されています。平安京の鎮護のために、796年に建立されました。その後、弘法大師空海が嵯峨天皇から託され真言密教を伝える場に。多くの国宝級の仏像を所蔵していて、金堂や講堂、五重塔を見学するには拝観料が必要です。

弘法大師空海の住まいだった御影堂

国宝に指定されている御影堂は大師堂とも呼ばれ、同じく国宝に指定された秘仏不動明王坐像や、弘法大師坐像が安置されています。当時は弘法大師空海が住まいとしていた場所で、今でも生身供と呼ばれる法要が行われ、一の膳、二の膳、お茶が供えられます。法要は毎朝6時からで、誰でも参拝可。

薬師三尊像が配された金堂

重要文化財の薬師三尊像が配置され、国宝に指定されている金堂は見逃せません。荘厳な姿は一見の価値ありです。

金堂は東寺の本堂で、平安京の遷都とともに造られた歴史ある建築物。現在の建物は関ヶ原の合戦後のものですが、建立当時の荘厳な姿を今に伝えています。ここには重要文化財の薬師三尊像が配置され、中央に薬師如来、左右に日光菩薩、月光菩薩を拝むことができます。

立体曼荼羅が配された講堂

素晴らしい密教彫刻を間近で見られる講堂も、重要文化財に指定されています。21体の仏像はいずれも国宝級の大変貴重なものです。

弘法大師空海による曼荼羅を視覚的に表現した立体曼荼羅を見ることができるのが、重要文化財の講堂。東寺の中心、密教の中心的建物として配置されていて、日本で現存最古の密教彫刻を見ることができる場所です。

大日如来を中心に、不動明王、金剛法菩薩、梵天、持国天など、21体の国宝級の仏像が所狭しと並べられています。美術館に展示されれば何時間も並ぶことになるほど貴重な仏像をじっくりと間近で見られるので、東寺を訪ねた際にはぜひ立ち寄りたい場所です。

京都のシンボル的存在の五重塔

東寺のみならず、京都のシンボルでもある国宝の塔です。内部は特別拝観の時期だけ見ることができます。

五重塔は高さは54.8mで、木造建造物としては日本一の高さを誇ります。現在の五重塔は5代目で、徳川家光が再建奉納したもの。通常は非公開ですが、春と秋の特別拝観の時期に初層のみ公開。内部は極彩色に彩られた密教空間になっていて、心柱を囲むように仏像が配置されています。公開時期に合えば、ぜひ訪れたいスポットです。

夜の東寺を楽しめるライトアップイベント

日中の東寺も魅力的ですが、夜も違った趣があります。ライトアップの時期に訪れて、普段見られない姿を堪能しましょう。

夜桜の美しい春のライトアップ

3月中旬から4月中旬の午後6時30分~午後9時30分に開催される夜桜ライトアップは、人気のイベント。東寺の境内にはおよそ200本の桜があり、中でも不二桜と呼ばれる八重枝垂れ桜は高さが13メートル以上あり、ライトアップされた姿はまさに圧巻。五重塔と写真が撮れるフォトスポットとしても人気があります。

紅葉の美しい秋のライトアップ

紅葉の時期には京都の各所でライトアップイベントが開催されますが、東寺でも紅葉と五重塔のライトアップが人気。毎年10月末~12月にかけて開催され、金堂や講堂の夜間拝観も合わせて行われます。

ライトアップされた、五重塔と紅葉が瓢箪池に映り込む風景は、思わず息をのむほどの美しさ。フォトスポットとしても人気で多くの人が写真を撮りに訪れるため、毎年かなり混雑します。少し遅めの時間に行くとゆっくり見られるのでおすすめです。

講堂と金堂の特別拝観

ライトアップの時期には、講堂と金堂も夜間の特別拝観が行われます。昼間の姿とはまた違った、より厳かで神秘的な雰囲気の仏像を見られる貴重な機会。漆黒の夜空の下に光り輝く講堂と金堂を間近で見れば、幻想的な雰囲気に心を洗われるような気分になります。

清々しい境内の散策もおすすめ

境内では四季折々の木々や草花も見ることができます。東寺の建築物と木々が見事に調和した、京都らしい景色が広がります。

手入れの行き届いた清々しい境内

境内はきれいに掃き清められていて、散策するだけでも清々しい気分になります。五重塔の前には池泉回遊式庭園が広がっていて、桜や紅葉、紫陽花やツツジなど季節ごとの花や木々を楽しめます。まさに日本の四季の象徴ともいえる風景が見られる素敵なスポットです。

夏は美しい蓮の花見を

東寺の東門を入ったところにあるお堀は、夏には美しい蓮の花を楽しむことができます。早朝に開花し昼過ぎには閉じてしまう蓮の花は、仏教とも関わりがあります。蓮の花と五重塔のフォトジェニックな風景は訪れる人に人気。無料エリアにあるので気軽に見られます。花が咲くのは夏の暑い時期なので、早朝の涼しい時間帯に行くのがおすすめです。

さくらんぼやランドセルも!選ぶのも楽しい東寺のお守り

東寺では色々な種類のお守りを購入できますが、中でも女性に人気なのは縁結びのお守り。お気に入りのお守りを手に入れましょう。

さくらんぼが可愛いお守り

さくらんぼとハートがかわいい縁結びのお守りは、特に女性に人気があります。幸せな恋が続くようなデザインになっていて、肌身離さず持ち歩きたいほどのキュートなアイテム。スマートフォンのチャームにもおすすめの一品です。



桜の縁結びのお守り

桜のライトアップでも有名な東寺。桜の水引の縁結びお守りは、特に春に人気のお守りです。これ以外にも縁結びのお守りが豊富なので旅の記念に買い求める人も多く、自分用にもお土産用にもおすすめです。

子どもにおすすめ!勉強お守り

ランドセル型のかわいいお守りは「良く学び良く遊べ勉強守」とネーミングもおもしろく、抜群のセンスで子どもにおすすめ。ほかにも指輪型の厄除けお守りや、弘法大師守、ペット守など、バラエティに富んだお守りが販売されているのでじっくり選ぶのも楽しいひと時です。

東寺へのアクセス

東寺へは、車を利用する方法と電車を利用する方法があります。車の場合は専用駐車場を利用でき、電車の場合は周辺の駅から近いのでアクセスが良好です。

車での行き方

名神高速京都南インターチェンジで降りてから国道1号線を北に約3.5キロ、時間にしておよそ10分です。専用駐車場から直接来場が可能です。

電車での行き方

JR京都駅からは徒歩でおよそ15分、近鉄東寺駅で下車の場合は徒歩で10分ほどです。阪急大宮駅からは市バスの18系統、71系統、207系統のいずれかに乗車し東寺東門前で下車、そこから徒歩で1分です。

Address 〒 699-0612 京都府京都市南区九条町1
Hours AM8:00-PM5:00
Closed なし
Tel 075-691-3325
Web http://www.toji.or.jp/

まとめ

弘法大師空海が真言密教を伝えた場である東寺。重要文化財や国宝が所蔵されている貴重な空間です。数々の歴史的建築物は、当時の荘厳な姿を今に伝え続けています。春や秋に行われる境内のライトアップも見事です。京都に来た際には、東寺で密教に触れてみてはいかがでしょうか。