森戸神社は源頼朝が創設した葉山の総鎮守!

公開日:2019/1/8 更新日:2019/11/13

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北海道出身・東京在住で、歴史を感じられる観光名所が大好き。本州をメインに一人旅をする事と、城や寺院など建築物を見る事が好きなので各名所の見どころや魅力を多くの方々にお届けできればと思っています。
周囲の景観も美しい森戸神社、夕暮れ時は最高にロマンティック!

宮中の厄払い行事であった水辺で行う七瀬祓(ななせのはらえ)。その習わしに沿って、鎌倉でも選ばれた七つの水辺のひとつ葉山。そんな聖地に源頼朝が建立したのが「森戸神社(森戸大明神)」です。現在も葉山の総鎮守であり、海沿いに建つことから景観の美しさももつ、森戸神社の魅力をご紹介していきます。

森戸神社はどんな神社なの?

平治の乱で敗れた源頼朝が伊豆に流された際信仰した三嶋明神。1180年に平家を滅ぼし武家の棟梁となった頼朝は、三嶋明神の御加護のお陰とし、分霊を本拠地鎌倉に近い七瀬祓の地、葉山に祀り建立したのが森戸神社です。

葉山にある森戸神社は源頼朝が創設!


平家に敗れ、命は救われたものの伊豆に流された源頼朝。そんな不遇の時代を支えたのは三嶋明神であり、源氏再興の祈願を続けていたといいます。それが叶い平家を滅亡させると三嶋明神から御分霊を移し、森戸神社を建立します。

森戸神社の古くから有名なご利益は子授!

「まいられよ 子宝の福 さづかりに」という歌が刻まれた石碑のある水天宮。古くから子宝、安産にご利益があると伝わる境内社です。御祭神は、幕末頃から水天宮に祀られるようになった天之御中神。

その宮の左右にある丸い子宝の石を手で撫でると、子を授かると古くから伝わっています。鳥居をくぐり右手奥、社務所の向かい側が水天宮です。

森戸神社の恋の祈りは貝に込めて

恋愛成就の御利益があると口コミで広がった森戸神社の「貝合わせ恋守り」。本殿の後ろはすぐ海、右手には海水浴場という場所に鎮座する森戸神社。お守りも浜で獲れる本物の貝が使われています。一対の貝殻が重なる姿が、良縁を表しています。この恋守りの評判を聞き、遠方から訪れる人もいるほど人気の高いお守りです。

またお守りではないですが、森戸神社で求める人が多いのは「森戸の清め塩」。客を招き、福を招くともいわれる盛り塩として使えるほか、清めたい場所にまく、お風呂へ入れて禊をすることにも利用できる、森戸神社の神聖なお塩です。

森戸神社のパワーは個性的な末寺と聖地からも

古くから聖地とされた葉山の森戸神社には、まだまだそれを伝える末寺やパワースポットがあります。珍しいご利益のある末寺も含め紹介していきましょう。

海辺へ通じる赤い橋 みそぎ橋

罪や穢れを払い、身を清める神事。最近あまりいいことがないという人は、まず気持ちから変えるのが大事。鳥居をくぐり、すぐ右手にある赤い橋がみそぎ橋。お参り前に手を清めてみてはいかがでしょう。

水天宮の例祭は安産祈願の参拝者で賑わう

先ほども触れたように、安産祈願の御利益が口コミで広がり全国から多くの参拝客が訪れる水天宮。とくに毎年5月4日10時より「子授、安産祈願祭」が行われ、子供を授かりたい御夫婦、安産を願う妊婦、無事に生まれた子供が健康に育つよう願う家族たちがお参りに訪れ、祭り当日はかなりの賑わいです。

喉をつかう人は必見!おせき稲荷社


声を仕事とする人たちがお参りに訪れるおせき稲荷社。古来より咳が止まらない、喉を使う仕事の人々から強い信仰を集めていました。身体健全や病気平癒の他、技芸上達の御利益もあることから、アナウンサーや声優、歌手など、声を使う仕事を夢としている人にもおすすめの神社。4月上旬には例祭が行われています。



本殿は葉山の重要文化財に指定


源頼朝により鎌倉時代に創建されてから、400年以上の歴史を誇る森戸神社の本殿。頼朝創建の現在も残る数少ない神社で、葉山町の重要文化財に指定されています。本殿の後ろはすぐ海、参拝の際にも潮風や波音を聴くことができます。

森戸神社では、神前結婚式も受け付けています。本殿の裏手からは富士山、江ノ島も見ることができる、自然の中で日本の情緒と伝統が感じられる結婚式。巫女舞や雅楽の生演奏で、より古式ゆかしい和の雰囲気を盛り上げることも可能です。

かながわの名木100選に入るご神木 飛柏槇

源頼朝が森戸神社参拝の際、三嶋明神から飛来し発芽したという伝説を持つ、樹齢800年のご神木「飛柏槇(ひびゃくしん)」。海上に乗り出している古木は珍しいことから、葉山町の天然記念物に指定されています。場所は本殿の裏、みそぎ橋か神社裏手の階段を昇ると見ることができます。

境内以外にもある森戸神社の魅力とは?

三浦半島のほぼ先端に建つ森戸神社の周辺には、海にゆかりのある魅力的なスポットが目白押し。景観も含めて楽しめます。

赤い鳥居が立つ島 名島は絶景!


森戸神社裏手の磯辺から、沖合い700メートルに浮かぶ小さな無人島、名島(菜島)。そこに建つ赤い鳥居は葉山のシンボルともなっています。かつては陸続きで源頼朝が何度も訪れたという伝えられる名島。龍神が祀られ、「頼朝の泉水」という井戸が残されています。地元のマリンツアーでは名島に上陸するコースもあります。

石原裕次郎記念碑は裕次郎ファンの聖地


海をこよなく愛した昭和の映画スター故石原裕次郎の記念碑が、神社裏手の海岸入口にあります。葉山は日本ヨット発祥の地であり、クルージングを楽しんでいた裕次郎もこの地に愛着を持っていたそうです。石碑には裕次郎のブロンズ像と、兄慎太郎の自筆の詞が刻まれ、多くの裕次郎ファンが訪れる聖地となっています。

海に佇む裕次郎灯台を眺めてみよう

もうひとつ裕次郎ファンがここを聖地とする理由が、裕次郎灯台があるということ。森戸神社から富士山を眺めると目に入ってきます。兄慎太郎が1億円の基金を集めて、3回忌の際に建てたものです。

灯台のプレートには「海の男 裕次郎に捧ぐ 葉山灯台」と刻まれています。海を愛した裕次郎は没後も海の安全を祈り、葉山の海を見つめ続けています。

多くのカメラマンが訪れる富士山撮影スポット

相模湾に面した森戸神社は絶景スポットでもあります。気象条件に恵まれれば、4月と9月にはダイヤモンド富士を見ることができます。葉山の象徴でもある名島の鳥居、裕次郎灯台の向こうに見える富士山。全国各地からプロアマ問わず、多くのカメラマンが訪れるフォトスポットです。



森戸神社に来たら必ず見たい森戸の夕照


かながわ景勝50選に選ばれている森戸の夕照。神社裏手の海岸入口から、富士山を包み込むような夕日が幻想的に広がりうっとりする美しさです。晴れた日の夕方に訪れた際には、目に焼き付けたい絶景です。

森戸神社へのアクセス

車での行き方

横浜横須賀道路逗子ICより逗葉新道経由で鎌倉方面へ向かいます。渚橋交差点を左折し、もりと橋渡りを約100メートル直進後右折すると鳥居が見えてきます。鳥居をくぐり参道左手が駐車場です。

駐車場は普通車約100台収容可能。有料ですが御祈願、ご参拝の場合は無料となります。営業時間は9時から16時まで。駐車場の休業、日によって料金の違いなどがあるため、森戸神社公式ホームページでご確認ください。

電車での行き方

JR横須賀線、逗子駅下車。東口3番バス乗り場から、京浜急行電鉄利用の場合は、終点新逗子駅下車、南口京浜急行2番バス乗り場で、逗12・葉山一色行き(海岸回り)に乗車。森戸神社下車徒歩1分。どちらの駅からもタクシーであれば約10分です。

Address 〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内1025
Hours (電話受付)午前9時~午後4時
Closed 無休
Tel 046-875-2681
Web http://www.moritojinja.jp/index.html

歴史深い森戸神社は美しい景観も楽しもう!

鎌倉幕府を開いた源頼朝が創建した森戸神社。頼朝が建立した現存する数少ない神社です。その歴史やご利益がからも有名ですが、神社を取り囲む周囲の景色の良さも人気の理由。かながわ景勝50選にも選ばれた、夕照、相模湾の向こうに見える世界遺産富士山といった景観も、参拝の後にお楽しみください。