来運神社は道東最強のパワースポット。来運湧水を飲んで幸運を呼び寄せよう

公開日:2019/1/18 更新日:2019/11/20

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Kitako
生まれも育ちも北海道で観光案内員の経験あり。デジタルマップよりも紙の地図を持って旅行するのが大好きなアナログトラベラーです。北海道定番の観光スポットから穴場グルメや裏話など、どさんこKitakoが北海道の隅から隅までご紹介します!
来運神社の湧水はなまらしゃっこくて美味しいいよ~!

北海道の東部に位置する斜里町にある、道東有数のパワースポットと言われる来運神社。来運神社やそこから湧き出る水には、どんな歴史や謂れがあるのでしょうか。参拝時にはいくつか注意して欲しい点もあるので、体の中から開運したいあなたは、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

道東最強と噂の来運神社

北海道の斜里町にある来運神社。佇まいはひっそりとしているものの、超有名な道東最強のパワースポットと言われています。そんな来運神社の秘密に迫ってみましょう。

木々に囲まれたパワースポット

近年、パワースポットブームで整備されたところが増えましたが、来運神社は鬱蒼とした木々が生い茂り、参道は少し山道になっていることもあり第一鳥居からは拝殿の様子は見えません。鳥居も古い木を組んだだけの素朴なもので、苔むして人の手がしばらく加わっていない感じがパワースポットらしさを感じさせます。

神社と湧水がある いずみの森来運公園

来運神社や来運湧水のある いずみの森来運公園は、春には桜の花を目当てに多くの人でにぎわいます。お花見スポットとしてはそれほど規模が大きいわけではありませんが、ひっそりとした雰囲気の中に、鮮やかなピンクが映え見応えはじゅうぶん。

一帯を管轄するオホーツク総合振興局は、いずみの森来運公園を地域の良好な景観資源に指定し大切に保護しています。

来運の名前の由来

元々はアイヌ語でライクルナイ=死者の沢と呼ばれていたこの地は、少々ホラーな感じがしますが決してそのようなことはありません。アイヌ民族にとって、死者は残った者に知恵や恩恵を授け、恵みを与えてくれる存在とされています。

このような背景があることから、開拓が本格化した1899年頃からはアイヌ語の発音に漢字を当てはめた来運という地名が使われるようになり、神社にも来運の名が付けられました。

御拝殿までの道のり

さっそく、来運神社や来運湧水への道のりを見て行きましょう。自然が豊富なこの場所は、歩いているだけでもパワーがもらえるような神聖な雰囲気に包まれています。

第一鳥居をくぐる

いずみの森来運公園に入ると、来運神社の第一鳥居が厳かに佇んでいます。ほぼ加工のされていない木を組んだような作りで、一般的な神社と比べるといびつで素朴な印象を受けるかもしれません。しかし、不思議と陳腐な感じは一切なく、神聖な雰囲気を醸し出しています。

公園付近は、ヒグマが確認されることもあり、出没したフンが発見されたりすると、鳥居の近くにヒグマ確認情報と注意を促す立て看板が出されるので、入る前にはしっかりチェックしてください。

湧水地を過ぎる

第一鳥居をくぐると、段下には水汲み場があり、その近くには沢水が貯まった池があります。転落防止のためか柵が設置されていますが、遠目からでも水が透き通っているのがよく分かり、青く澄んだ水面は清々しく見ているだけで気持ちが洗われるでしょう。

池の柵などの安全対策や、水場の管理は地元の自治体が行っており、参拝は無料ですが、水場付近には管理資金を募る募金箱が設置されています。

古めかしい運水橋と第二鳥居

湧水地のすぐそばには第二鳥居があり、第一鳥居と同様にかなり古めかしい姿をしています。小さな沢を渡る橋には運水橋と書かれており、秘境のパワースポットといった雰囲気。第二鳥居から拝殿までは5分程度歩く距離ですが、山道のようになっていて登りは若干キツく感じます。

参道は未舗装ですし、特に雪解けの頃や大雨の後はぬかるんで歩きにくいため、前日の天候次第では汚れても良い靴を選んで出かけた方が良いでしょう。



小さな拝殿に到着

拝殿は鳥居などに比べると新しく簡素な造りですが、初詣には地元住民や遠方からも運を授かりに訪れる参拝者でとてもにぎわいます。生い茂る木を使って作られているような雰囲気なので、参拝していても木々が風で揺れる音しか聞こえません。その静けさが神聖な空気を高めてくれます。

社務所などはなく少し寂しい感じもしますし、暗くなると怖いと感じる方もいるような場所なので、日中の明るいうちに出かけるのをおすすめします。人気の神社は賑わっている反面、どこか慌ただしく参拝するイメージですが、ここでは自分とじっくり向き合い、現実とは離れた世界で時を過ごせるような感覚になれます。

湧水地の水は来運の水

来運神社に行ったら、ぜひ湧水を飲んで体の中からパワーをいただきましょう。神社の湧水である来運の水について見てみましょう。

来運の水の源は斜里岳

来運湧水は、近くにそびえる斜里岳に降り積もった雪が解けて地中に染み込み、長い年月をかけて湧き出しています。土が自然の濾過フィルターの役割を果たし、地中の栄養分も取り込んで何十年もかけて湧いているので、水が柔らかくまろやか

日本百名山にも選ばれている斜里岳は標高1545mで、アイヌの人たちからはオンネヌプリと呼ばれ、尊敬や信仰の対象だった山です。そこから流れ出る湧き水と聞くと、ご利益がありそうな気がしてきますね。

豊富な水量と冷たい水

来運の水は、毎分5トンという豊富な水量で、地元の住民や飲食店関係者がポリタンクを持参して汲みに来ます。水温は、夏でも6℃前後で非常に冷たく、冬も地中を通って湧き出すために凍ることはほとんどありません。

来運の水が湧く斜里町の一大温泉地ウトロでは、ホテルロビーで来運湧水が味わえる施設もあり、地元でも愛されている湧水であるのが伺えます。

パワーのお持ち帰り

水汲み場は、小さい飲み口にも注ぎやすいようになっているので、大きなタンクを持参できない場合は、手持ちのペットボトルを空にして持っていってもOK。神聖な空気の中で汲んだ湧水の味は格別で、来運神社のパワーをお手軽にお持ち帰りできます。

来運神社に行く前に道の駅しゃりへ

来運神社に行くなら、先に道の駅しゃりへ寄ってみましょう。神社をより楽しめるものが購入できます。その他にも道の駅しゃりの楽しみ方はたくさんあるので、いくつか見どころをご紹介します。

開運ボトルが買える

来運神社には売店等はなく、水を飲むための紙コップや持ち帰り用のペットボトルは事前に準備して持参しなくてはいけません。そこで立ち寄ってほしいのが道の駅しゃりです。来運神社とは車で20分ほどの距離にあり、来運神社に出向く人のためのペットボトルセットが販売されています。

金色に赤い鳥居を描いたオリジナルパッケージの空のボトルや、御縁銭、斜里町のマスコットキャラクターのステッカーがまとめて購入できる運気上昇セットも人気。ちなみに、ボトルには赤い鳥居が描かれていますが、来運神社には赤い鳥居はどこにも見当たらないので、そのイメージを持っていくと裏切られるかもしれません。

来運水のミニボトル守り

来運神社は社務所がないので、お守りの木札や絵馬は道の駅しゃりで販売されています。来運神社の絵馬掛所は拝殿の横にあるので、現地で掛けてくるのもいいのですが、道の駅に郵送すると職員の方が代わりに絵馬掛所にかけてくれる仕組みになっています。ですから、家族や友人の分の絵馬を購入し、書いたものを道の駅に郵送すればいいということですね。

来運神社の掛所では、郵送したとみられる切手が貼られた絵馬を見かけることがありますが、それが職員の方がかけてくれたものでしょう。



クリオネに会える

斜里町は冬になると、オホーツク海を埋め尽くす流氷とともにクリオネもやって来ます。クリオネは体全体が半透明で、羽のような翼足を動かして泳いでいる姿から流氷の天使と呼ばれ、近年飼育する人が増加している巻貝の仲間です。

道の駅では水槽でクリオネの展示もしているので、小さくて可愛らしい様子を間近で観察することができます。

姉妹都市弘前市のねぷた

道の駅では、毎年夏に町内で開催される斜里ねぷた祭りの山車の一部を展示しています。北海道がまだ蝦夷地と呼ばれていた時代、現在の斜里町を含む一帯には、北方沿岸警備のために東北の藩士たちが入地していました。

冬のオホーツクは交通路が閉ざされ、暖房設備や食料確保の方法も乏しかったことから、寒さと栄養失調で多くの犠牲者を出した歴史があります。斜里町は、町の礎となった津軽藩士たちに敬意と慰霊の念を込めた慰霊碑を建立し、藩士たちの故郷である弘前の伝統行事のねぷた祭りを毎年開催しているのです。

Address 〒099-4113 北海道斜里郡斜里町本町37番地
Hours 9:00~19:00
Closed 12月31日~1月5日
Tel 0152-26-8888
Web http://www.sharimichi.jp

来運神社へのアクセス

来運神社は最寄りのバス停・鉄道駅まで5~10kmの距離があり、徒歩では1時間半近くかかります。神社に訪れる際はマイカーがベストです。

車での行き方

道の駅しゃりからは車で約20分(11km)、網走市街地からは約1時間(46km)、斜里町ウトロから約1時間(46km)ほどです。

Address 〒099-4135 北海道斜里郡斜里町来運117
Hours なし
Closed なし
Tel 0152-22-2125(斜里町観光協会)
Web なし

まとめ

来運神社の歴史や名称のいわれなどをたどると、由緒正しい神聖な神社であることが分かります。神社だけでもパワースポットですが、そこから湧き出る水は、体の中から開運させてくれるようなパワーをもらえます。道の駅で参拝する準備をして、ぜひ知る人ぞ知る穴場スポットへ出かけてみましょう。