神の子池は幻想的な風景が楽しめる穴場スポット。

公開日:2019/1/29 更新日:2019/3/14

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Kitako
生まれも育ちも北海道で観光案内員の経験あり。デジタルマップよりも紙の地図を持って旅行するのが大好きなアナログトラベラーです。北海道定番の観光スポットから穴場グルメや裏話など、どさんこKitakoが北海道の隅から隅までご紹介します!
神の子池の水はなまら澄んでて底まで見えるよ~!

北海道の山中にある神の子池は、神秘的なビジュアルで人気のスポット。人の手がほとんど入っていない山中にあるため訪れにくいですが、それゆえに足を運ぶ価値があります。名所ではあるもののほかの観光地に比べて人が少ないのも嬉しいポイント。ここでは、神の子池の魅力や周辺のおすすめスポット、アクセス方法などをまとめてみました。

神の子池は神様からの贈りもの

小さな池ですが、一日に12000tもの水が湧き出ています。外部から完全に閉ざされた場所に佇むブルーの池は、なんとも言えない神秘的な雰囲気をかもし出しています。

透き通る神の子池ブルー

水深は約5m、周囲は220mと決して大きな池ではありません。摩周湖が源となり、地下からの伏流水が溜まることによって形成されています。

アイヌ語だと摩周湖はカムイトーとなり、神の湖という意味を持ちます。そのため、摩周湖の伏流水でできたこの池を神の子池と呼ぶようになりました。

12000tもの水が一日に湧き上がっており、札弦川に繋がる注ぎ口ではかなりの勢いで水が流れています。

冬の神の子池

真冬でも池の水がほとんど凍ることがなく、それがまた神秘さをさらに高めています。池の水温は年間平均8℃前後のため、ほとんど凍らないのです。

池の周辺は一面銀世界が広がるほど雪でおおわれており、池までのルートも除雪はしていません。

完全に外部とシャットアウトされた場所で佇む青い池は、とても幻想的な風景です。

ほぼ未開発の神の子池

神の子池周辺は人の手がほとんど入っておらず、未開発のままです。細い林道を歩いているときには自然のマイナスイオンも感じられるでしょう。

細い林道を走る

神の子池に繋がる林道は約2kmほどですが、舗装されていません。駐車場の先も未舗装となっており、池の周囲の木道以外は足場がよくないため注意が必要です。

鬱蒼とした林の中はマイナスイオンを感じられ、木々の枝が揺れる音、葉がこすれる音のみが聞こえてきます。まさにパワースポットといった雰囲気を感じられるでしょう。

神の子池から流れ出す大量の水

木道を歩いていくと、水がたくさん流れ出ている場所にたどり着きます。もともと神の子池は摩周湖の伏流水が溜まることで誕生しました。一日に12000tもの水が湧き上がり、それが札弦川の源流となっているのです。

池のまわりの木道を歩く

雄大な自然の中を散策できるので、池の周りの木道を使って散策も楽しみましょう。最近では犬を連れて訪れる方も少なくありません。

池の周りを囲むようにして木道が設置されているため、写真が撮りやすいのも嬉しいポイント。

神の子池の楽しみかたのススメ

神秘的な雰囲気をかもし出す神の子池は、SNS映えする写真を撮りやすいです。池にたどり着くまでの道のりを、スノーシューで雪かきしながら進むのも楽しいですよ。

SNS映えを狙う!

深い森の中に佇む神の子池は、時間帯やその日の天気、季節などによって光の入り方が変化します。タイミングによってまったく異なる雰囲気の写真が撮影できるため、カメラ好きな方にとっては堪らないでしょう。

深みのある青い水面や池に沈む流木など、加工せずともSNS映えする写真が撮れます。ブログやInstagramにアップされている神の子池の写真は、どれも異なる表情を見せています。



スノーシューで雪をこいで行く!

冬の時期になると、道道から2kmにおよぶ林道は通行止めとなります。除雪なども行われないため、この時期に神の子池を訪れるのならかんじきを履いて向かうしかありません。

知床ツーリストでは東北海道でのアウトドア体験をサポートしており、神の子池に向かうスノーシューツアーも行っています。

神の子池や周辺の森に熟知したスタッフがガイドしてくれるので、安全かつ楽しみながらアクセスできるでしょう。道具のレンタルもしているので初めての方でも安心です。

Address 〒099-4403 北海道斜里郡清里町向陽282
Hours 9:00~19:30
Closed なし
Tel 0152-25-2642
Web http://shiretoko-t.com

神の子池で出会う生き物たち

神の子池やその周辺ではさまざま生き物に出会えます。オショロコマやエゾシカなどはこの地域を代表する生き物と言えるでしょう。ヒグマも出没すると言われているので注意してください。

澄んだ池に住むオショロコマ

オショロコマはイワナの一種です。青く澄んだ池をのぞき込むと、その中を優雅に泳ぐ魚の姿を目にしますが、それがオショロコマです。

体長20~30cmで赤い斑点と縦縞模様が特徴。北海道の北部や東部にのみ生息していると言われ、北海道より南のエリアでは生息していません。

できれば遭遇したくないヒグマ

ヒグマ出没注意の看板もあり、実際に足跡や糞も確認されています。林道でヒグマが発見されたときには、それを伝える貼り紙が貼られるので、もし見たらそれ以上は近づかないほうがよいでしょう。

ヒグマが冬ごもりする前の秋、または春に遭遇する可能性が高いです。夕方は避けてなるべく明るい時間帯を選びましょう。

飛び出し注意のエゾシカ

多くのエゾシカがこの周辺に生息しており、林道や一般道でもよく目撃されます。人を襲うことはほとんどないものの、繁殖期に入る秋のオス鹿はナーバスになっているので要注意。

体重が100kgを超える個体もおり、2m近く跳躍することもあるため時に危険を伴います。エゾシカと車の接触事故も起きているので、特に運転中には注意したほうがよいでしょう。

周辺のみどころ

神の子池の周辺には、景勝地として人気のさくらの滝があります。穴場的なスポットとして知られる裏摩周展望台、お土産も買える道の駅パパスランドさっつるにも足を運んでみましょう。

景勝地さくらの滝

さくらの滝は一般公募で名前がつけられた景勝地です。神の子池から車で約45分ほどの場所にある小さな滝で、春には美しく咲き乱れる桜とのコラボレーションが楽しめるでしょう。

7月から8月にかけてはピンク色の見た目が特徴的なサクラマスの遡上も見られ、タイミング次第では力強くジャンプして滝を超えようとするサクラマスも見られます。

Address 〒099-4524 北海道斜里郡清里町青葉
Hours なし
Closed なし
Tel なし
Web https://www.kiyosatokankou.com/sakuranotaki.html

摩周湖観光の穴場スポット裏摩周展望台

摩周湖には3つの展望台があり、第一展望台や第三展望台には多くの人が訪れます。第一展望台の真反対にある裏摩周展望台は、一般の観光客や大型バスなどもほとんど訪れないため、穴場的なスポットになっているのです。落ち着いて景色を堪能したいという方にピッタリ。

Address 〒099-4526 北海道斜里郡清里町清泉
Hours なし
Closed 積雪期はゲートが閉まります
Tel なし
Web https://www.town.kiyosato.hokkaido.jp/kankou/uramasyuu.html


お土産を買うなら道の駅パパスランドさっつる

清里町の特産品を扱う売店やレストラン、天然温泉などが入る道の駅パパスランドさっつる。

神の子池にちなんだお土産も販売しているので、訪れた証にお土産もゲットしておきましょう。

本格焼酎神の子池や、青の水面をパッケージデザインにしたクッキーなどが人気です。

また、道の駅内には同町の出身で、オリンピック銅メダリストの岡崎朋美さんにまつわるグッズを展示するコーナーも設けられています。

Address 〒099-4522 北海道斜里郡清里町字神威1071
Hours 9:00~21:00
Closed なし
Tel 0152-26-2288
Web https://papasland-satturu.com

神の子池へのアクセス

車で訪れる

国道1115号と林道との分岐点には木製の看板が掲げられています。これが唯一の目印となるため、見逃さないようにしましょう。清里町の市街地からだと距離にして約26km、所要時間は約50分となります。弟子屈町市街地からだと距離にして47km、時間で1時間20分ほどです。

Address 〒099-4526 北海道斜里郡清里町清泉
Hours なし
Closed なし
Tel 0152-25-4111
Web https://www.kiyosatokankou.com/kaminokoike.html

まとめ

訪れるには少々不便な場所にありますが、それゆえに希少価値があります。人もそこまで多くないので、神秘的で美しい風景を独り占めすることも夢ではありません。苦労してたどり着いたときには、なんとも言えない充実感と満足感も味わえるでしょう。