王子神社は猫好きの聖地。猫神さんとして親しまれている神社

公開日:2019/1/15 更新日:2019/11/20

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徳島県出身。徳島県を中心に、四国と住んだことがある大阪府、愛知県の記事を書いています。旅行は夫か母、友人などとの二人旅がメインです。神社仏閣や歴史が好きなので、そのスポットにまつわる豆知識をふまえて見どころをご紹介します。
徳島のもうひとつの猫神さん、王子神社は受験の神さまで有名なんじょ

徳島県徳島市八万町にある王子神社。どうして猫神さんと呼ばれているのか、その理由を知りたくありませんか。王子神社に行くとあちこちに招き猫がありますし、生きている本物の猫もいっぱいいます。絵馬もなんと招き猫。可愛い御朱印や御朱印帳もあります。

猫神さんとして親しまれている王子神社

王子神社は、徳島で有名なスポットです。長い歴史があるこの神社でおまつりしているのは、天津日子根命。合格祈願をするために、数多くの人たちが足を運んでいます。また、別名猫神さんと呼ばれ、親しまれています。

王子神社は、徳島市八万町にある文化の森総合公園の中にあります。室町時代に創建されたと言われていて、既に400年以上の歴史があります。昔は應神(おおじん)さんと呼ばれていましたが、今は猫神さんと呼ばれています。

天津日子根命を祀る

王子神社の御祭神は、天津日子根命(アマツヒコネノミコト)。天照大神の第三王子で、風と雨ごいの神さまです。つまり、王子神社の名前は、王子をおまつりしたことが由来になっています。神社がある山に、アマツヒコネノミコトの陵墓があり、山全体がご神体になっています。

拝殿の裏には御陵拝所

神社一般的に、お参りをする拝殿と神さまがいる本殿があります。しかしながら、ここ王子神社は違います。山がご神体になっているのが特徴。拝殿の裏が山なっているのですが、ここに御陵拝所があります。見ると、数多くの絵馬が並んでいることがわかります。

猫神さんの由来

猫神さんという興味深い名前がついた由来は、ふたつあるとされています。ひとつは、ご祭神であるアマツヒコネノミコトに関係する理由。日子根神(ひこねのかみ)から根子神になり、猫神さんとなりました。王子神社に行くと、猫神さんの幟のぼりをたくさん目にします。神社まで続く石段にずらりと並ぶのぼりはインパクト大。

また、ほかにも少し怖い理由があります。阿波の化け猫騒動が、由来とされているからです。

化け猫の祟りを鎮める猫神さん

江戸時代のころ、現在の徳島県阿南市加茂地区である事件が起こりました。無実の罪をかぶせられた夫のために、藩主に直訴して処刑されたお松。その飼い猫が化け猫となり、訴えを退けた奉行や夫を陥れた富豪を祟ったのです。これが、阿波の化け猫騒動です。

この化け猫の祟りを鎮めることを目的に、王子神社にお松と飼い猫の祠が建てられました。阿南市にもお松大権現という神社があり、同じく猫神さんとして親しまれています。

化け猫を祀るおうらまいり

拝殿にはアマツヒコネノミコトがまつられています。お松さんと飼い猫のお玉は、別の場所でおまつりされていますので、拝殿の左手にあるおうらまいりの入り口に進んでください。王子神社は、まず拝殿でアマツヒコネノミコトにおまいり。次に、おうらまいりをします。このように、二重の願掛けをすることで、さらに御利益が期待できます。

おうらまいりには3つの祠が並ぶ

ここには、たくさんの合格祈願の絵馬や、奉納された招き猫があります。3つの祠が並んでいるのですが、右から、お松大明神、お玉大明神、お猫さん供養殿となっています。お猫さん供養殿は、神社で亡くなった猫を供養しています。

心願成就さすり猫さん

おうらまいりには、かわいい黒猫の像がいます。受験や試験などの合格祈願をするときは、頭をさすりながら願いごとしてみてください。安産祈願の場合は、お腹、開運をお願いする場合は、手をさすると、叶えてくれると言われています。さすり猫さんはとても人気で、猫缶やさば缶などがいつもお供えされています。

猫神さんには猫がいっぱい

王子神社は、猫神さんと呼ばれるだけあって、たくさんの猫さんがいます。拝殿の中にも、招き猫がたくさん並んでいますよ。たくさん並んでいる招き猫を見ると、どれだけたくさんのお願い事を叶えてきたのかがよくわかるでしょう。中には、志望校に合格した人からのお礼の言葉が書かれた招き猫もいます。

絵馬も招き猫

王子神社の絵馬は、招き猫のデザインになっています。境内の絵馬を見ると、その多くが合格祈願に関係するもの。毎年受験シーズンになると、合格のお願いをしている受験生の姿がたくさん見られます。奉納される絵馬も、このシーズンはぐんと増えます。



リアル猫神さんもいる

王子神社は猫神さんと呼ばれていますが、招き猫だけでなく、本物の猫の姿もよく目にします。王子神社周辺にはおよそ60匹ほどの猫がいて、この可愛らしい猫を目当てに参拝する人も少なくありません。地域の人たちからも愛されている猫たちです。

かわいいと評判の御朱印

王子神社の御朱印は、猫のデザインが施されていてとても可愛いです。カラフルで見ているだけでも、ほっこりしてきます。せっかくですから、ぜひ御朱印をいただきましょう。御朱印のデザインは、月替わりとなっていて全て可愛いです。

王子神社の印の猫のポーズには、5つのバリエーションがあります。デザインだけでなく印にも注目してみましょう。歩いているポーズやのびをしているポーズなどがあります。宮司さんが御朱印の対応ができない場合も安心。拝殿に書き置きの御朱印が置いてあるものをもらうことができます。この場合は、さい銭箱に御朱印代を納めてください。

オリジナル御朱印帳も

御朱印も可愛いですが、王子神社のオリジナルの御朱印帳もオススメです。11センチ×16センチの小さいサイズになっていて、招き猫がデザインされています。購入したい方は、社務所に行ってください。ただし、人気がありますので、売り切れのこともあります。

王子神社へのアクセス

車での行き方

車を利用する場合、徳島市中心部15分くらいです。駐車場は、大きめで平面駐車場と立体駐車場があります。文化の森総合公園と共通となっていて、無料で利用することができます。駐車場から神社まで、徒歩で5分となっています。

電車・バスでの行き方

JRやバスを利用して行くこともできます。JRの場合、最寄り駅は文化の森駅。駅から、およそ2キロです。徒歩で、25分程度。バスの場合は、徳島駅から、文化の森総合公園行きのバスを利用するのがオススメです。徳島市バス市原方面行きに乗車してください。

Address 〒770-8070 徳島県徳島市八万町向寺山55
Hours なし
Closed なし
Tel 088-668-6915
Web https://oujijinja.com/index.html

まとめ

王子神社は、猫さんがたくさんいる珍しい神社です。室町時代に創建された歴史の長い神社で、おまつりしているのは天津日子根命(アマツヒコネノミコト)です。合格祈願で参拝する人も多く、受験シーズンは受験生の姿がたくさん見られます。