小坂鉄道レールパークでディーゼル機関車の運転や寝台車を体験しよう

トラベルパートナー: ryo

横浜市に生まれその後札幌市に引っ越し現在は都内在住。気に行った風景を探し、温泉と旨い肴と酒を求め一人で思いつきで旅しています。国内は北海道、東北を旅することが多いです。旅に出た時ぐらい昼からも飲みたいので、車を使わず回り切れないことも時には……。またMLB観戦が好きなので、できる限り多くのアメリカのボールパークを訪ねてみたいです。

こんだ、小坂さでも遊びに来てけれ!

かつて鉱産額全国1位の鉱山の町として栄えた小坂町にある小坂鉄道レールパークを紹介します。ディーゼル機関車の運転や寝台車の宿泊体験などができ、老若男女問わず楽しめる施設です。

小坂鉄道レールパークとは

秋田県の小坂町はかつて鉱産額全国1位の鉱山の町として栄えていました。当時この場所には小坂駅がつくられ、鉱石の輸送や住民の運搬を目的に小坂鉄道が開通。しかし、2009年に貨物輸送の廃止のよって廃線となり、2014年にこの小坂駅が小坂鉄道レールパークとして生まれ変わりました。

従来の鉄道系博物館とは違い、古い車両や資料の展示だけではなく、ディーゼル機関車の運転や寝台車の宿泊体験などが可能。受付になっている駅舎は登録有形文化財に登録され、1909年の開業当時の姿を残し、構内には腕木式信号も残るなど、昭和の地方の駅のような懐かしい雰囲気が漂います。

目玉はディーゼル機関車の運転体験

100メートルのお試しコース

現在国内でディーゼル機関車の運転体験ができるのはここだけ。運転士OBの説明後に同乗してもらい構内100mをディーゼル機関車で往復できます。運転体験は有料で、18歳以上(高校生不可)体験可能、普通免許も必要ありません。事前予約は公式HPで確認した上で行ってください。空いていれば当日参加も可能です。

上級者コースもあり

View this post on Instagram

#小坂鉄道 #体験運転 今日は三重連運行です^_^

A post shared by i-wa sun! (@syuuichiiwasawa) on

100mの運転ではものたりない人は運転士の道コースを受講しましょう。このコースは座学を受けた後、500mを2往復でき、駅員の格好をしたスタッフが誘導してくれるなど本格的な雰囲気を楽しめます。規定の回数を受けると、ディーゼル機関車を連結して走る重連や貨車を牽引できるコースを受講できます。

寝台車宿泊体験

寝台特急あけぼの号を再現

小坂鉄道レールパークでは宿泊ブルートレインあけぼのも人気です。このあけぼの号は1970年から上野から秋田・青森を走っていた寝台特急で、新幹線網が整備されたことにより2014年に引退。現在、その車両を使って金・土・祝前日と夏休みを中心に列車ホテルとして営業しています。宿泊個室車両の他に、フリースペースとして利用可能なかつての開放型寝台車を連結しています。

車内にはトイレ洗面所は残っているものの使用できません。トイレやシャワー室は駅舎事務所にあるのでそちらを使用します。駅舎事務所には休憩スペースもあり、飲食はここで可能。なお、施設には食事処が無いため、徒歩5分ほどのコンビニで買うか、小坂町の中心地で食べることになります。宿泊者特典がある店もいくつか有り、貸自転車も無料で用意。ただし、門限は22時となっているため注意が必要です。

このあけぼのは昼間は車両展示スペースに場所を移すために実際に走ります。運行する時間は宿泊日当日16時30分頃と宿泊日翌日の9時頃で、宿泊者に限り乗車が可能。夜のあけぼのは今にも上野に向けて出発しそうな雰囲気が漂います。なお、営業日や宿泊については公式HPを確認してください。

二人利用も可能な個室A寝台

https://www.instagram.com/p/BY5NAd6AbCQ/

個室寝台車には2パターンの部屋があります。個室A寝台は大人2人で利用が可能で、ソファの上に上段ベッドが収納され、さらに、下段はソファを引き出すことでベッドになります。ベッドは子供との添い寝が可能な広さで、寝巻類もセルフサービス。部屋売りのため1人利用も可能です。

一人用個室B寝台

個室B寝台は上段・下段を組み合わせた1人用の個室です。1人分のベッドで部屋が埋まり、立ち上がると天井に頭をぶつけてしまうくらい狭さ。これは、限られた空間をいかすために2階立て構造にしているためで、設計者の苦労を感じます。なお、個室が空いていれば上段・下段の指定ができます。

朝食は鶏めし弁当

朝食は、現役時代に上野から旅立つ乗客に好評だった大館駅の鶏めし弁当を2日前までの予約で味わうことができます。鶏めし弁当は厳選した鶏肉を砂糖や醤油で甘辛煮にし炊き込んだご飯の上にのせた逸品で、鶏肉のうまみがご飯に適度に染み込みんでいます。

朝食後の9時になると列車が展示スペースに移動するため、宿泊客はそのまま体験乗車を楽しめます。なお、宿泊客は宿泊料金に2日分の入園料が含まれているためチェックアウト後もレールパークを見学できます。もちろんチェックイン前に早めに来て遊ぶことも可能。

子供達はレールバイクで構内を走行

小坂鉄道レールパークには足で自転車のように漕いで進むレールバイクや普段とは違った景色が楽しめるトロッコの乗車体験もあり、家族連れや子供たちにおすすめです。なお、開園期でも火曜日と水曜日は乗り物は運行休止となっているため注意が必要です。

鉱山の町の鉄道ならではの珍しい展示物

車両展示スペース

https://www.instagram.com/p/BSc54qAgqIk/

車両展示スペースには鉱山鉄道ならではの珍しい展示物が展示されています。大正15年に製造された釜汽車は小坂線で最後まで運行された蒸気機関車で、客車が貴賓車として使われ、皇室の方々が鉱山の視察に訪れた際にも使用されました。また、雪の多い地域を走ったラッセル車も動態保存されていて、イベント等で動くこともあります。

歴史展示室

https://www.instagram.com/p/BKiX6OphG9c/

さらに、機関車庫の一角にある歴史展示室では、小坂町と鉄道の関わりを知れます。鉱山鉄道ならではの展示物や昔の鉄道関係者が使用していた懐かしい道具を目にすることができます。改札鋏などを見ると、自動改札機があって当たり前の都会育ちの子供たちは、少し前まで駅員がはさみを使っていたことを理解できるか思わず考えてしまうかもしれません。

小坂町の他の見どころ

康楽館

レールパーク以外の小坂町の見どころを紹介します。レールパークから徒歩3分ほどの康楽館は有名歌舞伎役者の公演も行われる芝居小屋です。1910年に鉱山労働者の厚生施設として建てられ、鉱山町の都市基盤整備を語る上で貴重な遺構であることから、国の重要文化財に指定。和洋折衷の造りが特徴で、施設内は見学も可能です。

住所|〒017-0202 秋田県鹿角郡小坂町 小坂鉱山字松ノ下2番地
営業時間|9:00〜17:00
定休日|12月29日〜1月3日
電話|0186-29-3732
公式サイトはこちら

小坂鉱山事務所

康楽館から徒歩5分ほどの場所にある小坂鉱山事務所は、1905年に建設されたものを移築したもので国の重要文化財にも指定。ハイカラな洋館は当時の繁栄ぶりを象徴します。手頃な価格でドレスの貸出もあり、女性に人気。付近は明治100年通りとして遊歩道の整備がされ、特に6月のアカシアの咲く時期は美しい景色を楽しめます。

住所|〒017-0202 秋田県鹿角郡小坂町 小坂鉱山字古館48-2
営業時間|9:00~17:00
定休日|12月29日〜1月3日
電話|0186-29-5522
公式サイトはこちら

廃線跡と桜並木

明治100年通りに沿うように小坂鉄道の廃線跡が残り、周囲は桜並木が美しく整備。整えられた景観からも、町全体が観光で町おこしをしようと力を入れていることが分かります。なお、この廃線跡はレールパークから続いていて、イベント時にはトロッコ列車が快走します。

小坂のB級グルメカツラーメン

観光を楽しんだ後は小坂のB級グルメ、カツラーメンを味わってみてはいかがでしょうか。カツラーメンは、カツ丼のカツ煮部分がラーメンに乗ったもので、力仕事の鉱山労働者がガッツリメニューを好んだことで町に広まりました。小坂町の中心地にある奈良岡屋が発祥の地と言われ、同店では列車ホテルあけぼの号の宿泊者向け特典を受けられます。

住所|〒017-0202 小坂町小坂鉱山字栗平19-5
営業時間|11:00~22:00
定休日|日曜日
電話|0186-29-2040
公式サイトはこちら

小坂鉄道レールパークへのアクセス

公共交通機関利用での行き方

  • JR盛岡駅前から高速バス、あすなろ号青森行きを利用する場合:小坂高校前停留所(約90分)で降車、さらにそこから徒歩(約20分)もしくは豊口タクシー(3分)で小坂鉄道レールパークに到着。
  • JR盛岡駅前から高速バス、みちのく号大館行きを利用する場合:鹿角花輪駅(約90分)で降車、さらにそこから秋北バス小坂行きに乗車し、小坂小学校前停留所で降車(約45分)。そこから徒歩(約2分)で小坂鉄道レールパークに到着です。
  • JR盛岡駅から花輪線大館行きを利用する場合:十和田南駅(約120分)で降車し、そこから秋北バス小坂行きに乗車、小坂小学校前停留所(約25分)で降車し、そこから徒歩(約2分)で小坂鉄道レールパークに到着です。
  • JR大館駅から秋北バス小坂行きを利用する場合:小坂小学校前停留所(約60分)で降車し、そこから徒歩(約2分)で小坂鉄道レールパークに到着です。

車利用の場合

  • 盛岡市内から行く場合、東北道を経由して約1時間15分、小坂ICで下車し、そこから約3分で小坂鉄道レールパークに到着です。
  • 大館市内から行く場合は、県道21号線を経由して約35分で到着します。
住所|〒017-0202 秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-9
営業時間|9:00~17:00(入場は16:30)
定休日|12月~3月(列車ホテルの営業 乗り物の運行は別途公式確認)
電話|0186-25-8890
公式サイトはこちら

まとめ

かつて鉱産額全国1位の鉱山の町として栄え小坂町にある小坂鉄道レールパークは、ディーゼル機関車の運転や寝台車の宿泊体験などが楽しめる施設です。近くには有名観光地もあり、その方面に行く際には、ぜひ一緒に寄って欲しい場所です。

格安航空券を今すぐ検索!/

出発地:

到着地:

行き:

帰り:

大人 子供 幼児

TRAVELIST by CROOZ