金戒光明寺は新撰組発祥の地。話題のあのアフロ大仏にも会える

公開日:2019/1/16 更新日:2019/11/20

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Nana
北海道出身・東京在住で、歴史を感じられる観光名所が大好き。本州をメインに一人旅をする事と、城や寺院など建築物を見る事が好きなので各名所の見どころや魅力を多くの方々にお届けできればと思っています。
話題のアフロ大仏や重要文化財もある金戒光明寺においでやす!

浄土宗の最初の寺院が京都の街にあるのはご存知でしょうか。新撰組発祥の地とも言われ、近年話題にもなったアフロ大仏もある金戒光明寺。話題に事欠かないこのお寺には魅力がいっぱいで、京都寺院巡りで外せないお寺の一つです。

深い歴史をもつ金戒光明寺とは

その歴史は800年以上も前に遡る金戒光明寺。長い歴史をもつこのお寺は、歴史上欠かせない舞台にもなっています。

金戒光明寺は浄土宗最初の寺院

金戒光明寺は、京都市左京区黒谷町にある浄土宗の寺院です。比叡山の黒谷で修行をしていた法然が、承安5年(1175年)43歳のときに念仏を広めるために、この地に小さな家であるを小庵を建てました。これが最初の浄土宗寺院の誕生となり、現在の金戒光明寺に。現在ではくろ谷さんと呼ばれています。

徳川家康にも注目された金戒光明寺

金戒光明寺は京都の重要地点への移動がしやすい位置にあり、さらに、三方を山に囲まれた盆地である京都の中でも見晴らしが良い地にあることから、徳川家康から注目されました。江戸時代初期には、軍隊を配置できるように、同じ浄土宗の知恩院とともに城郭構造に改められました。

幕末には京都守護会津藩の本陣に

1862年、十四代将軍徳川家茂から会津藩主 松平容保が京都守護職に任ぜられると、金戒光明寺は松平容保が率いた藩兵1000人が常駐する京都守護会津藩の本陣となります。また、金戒光明寺は、新撰組発祥の地でもあり、新選組の隊士らも京の治安維持に奔走し出入りしていました。

金戒光明寺は学業成就のパワースポット

金戒光明寺には、運慶作といわれる文殊菩薩があります。文殊菩薩は、三人よれば文殊の知恵ということわざもあるように知恵の神様として有名な菩薩様です。そのため、金戒光明寺は学業成就のパワースポットとしても人気。

金戒光明寺の重要文化財や見どころを紹介

重要文化財や府指定文化財にも登録されている必見ポイントが目白押し。見てまわるのが非常に楽しいお寺です。

三重の塔・文殊の塔は重要文化財

金戒光明寺にある三重の塔である文殊の塔は、寛永10年(1633年)に徳川二代目将軍・秀忠の菩提を弔うために豊永宗如により建立されました。高さは約22メートル。現在は御影堂に遷座されていますが、以前はここに運慶の作といわれる本尊の文殊菩薩と仏の左右に侍している脇侍が安置されていました。

金戒光明寺で最も古い建物・阿弥陀堂

金戒光明寺内で最も古い建物である阿弥陀堂は、1605年に豊臣秀吉の子・秀頼により方広寺大仏殿を再建した時の余材で再建されました。迫力ある天井に描かれている天龍は必見です。阿弥陀堂は、府指定文化財に指定されています。



応仁の乱で焼失して再建された山門

1467年~1477年の応仁の乱で焼失し、1860年に再建された山門は一階が和風、二階が中国風に造られている二階二重門のつくりとなっています。楼上正面には後小松天皇による勅額・浄土真宗最初門が掲げられているので、見てみてください。

禅宗の正門を意味する山門が、浄土宗の寺院の門となっているのは非常に珍しいとされています。府指定文化財です。

法然上人の御影を安置している御影堂

大殿とも呼ばれている御影(みえい)堂には、内陣正面に法然上人の御影が安置されています。この御影堂は、1934年に火災によって焼失した後、1944年に再建されたものです。また、御影の他、以前は文殊塔に安置されていた運慶作といわれる文殊菩薩と脇侍も現在この御影堂に遷座されています。

美しい枯山水式庭園もある大方丈

1934年火災で焼失、1944年に再建された大方丈には、謁見の間、虎の間、松の間などがあります。虎の間には日本画家 久保田金僊筆・虎図が、松の間には今尾景祥筆・松図が飾られており、それぞれ必見です。また、枯山水式庭園・紫雲の庭も見事で、この庭は法然上人の生涯を表現したものとなっています。

話題のアフロ大仏から御朱印まで魅力たっぷり

話題になったアフロ大仏やそれがデザインされた御朱印や御朱印帳など、このお寺ならではの魅力がいっぱいです。

直実鎧掛けの松は京都市指定保存樹

京都市指定保存樹となっている直実鎧掛けの松は、武士の熊谷直実が鎧を洗って掛け、後に出家したことがその名の由来となっています。熊谷直実は、人を殺めても念仏を唱えれば極楽浄土で往生できるという教えに深く心を打たれ、出家したとされています。初代と2代目の松は枯れてしまっており、現在の松は3代目です。

4月上旬に見ごろを迎える桜は圧巻の美しさ

金戒光明寺は、ソメイヨシノやシダレザクラなど約100本の桜が咲く名所。4月上旬の見頃の時期には、花見をしに多くの観光客が訪れます。また、紅葉の名所でもあり、紅葉の季節にも多くの観光客で賑わいます。

ネットで話題になったアフロ仏像は必見

金戒光明寺には、ネットでも話題になった頭部が非常に個性的な通称アフロ仏像が。思わず二度見をしてしまうインパクトです。正式には五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)という名前の仏像で、非常に長い期間修行をし続けた姿が表現されているそうです。



御朱印もアフロ大仏のデザイン

金戒光明寺でも御朱印をいただくことができます。御朱印が欲しい場合は、本堂である御影堂に行きましょう。御朱印はアフロ大仏がデザインされ、すぐに金戒光明寺でいただいたことがわかります。また、御朱印帳にもアフロ大仏がデザインされています。欲しい方は、こちらで忘れずに購入しましょう。

金戒光明寺へのアクセス

京都駅から市バス 岡崎道下車(32・100・203・204系統)徒歩10分。車を利用の場合は、30代駐車可能の有料駐車場があります。

Address 〒606-8331 京都府京都市左京区黒谷町121
Hours 9:00~16:00
Closed 無休
Tel 075-771-2204
Web https://www.kurodani.jp/

まとめ

さまざまな日本の重要な歴史の移ろいの中、時を過ごしてきた金戒光明寺。新撰組発祥の地でもあり、近年ではアフロ大仏で注目を集めたりと話題にも事欠かないお寺です。四季折々の美しい姿を見ながら、この魅力あふれるお寺をゆったりと散策してみませんか。