黄金に輝くエカテリーナ宮殿はロシアが誇る世界遺産

公開日:2019/2/13 更新日:2019/4/8

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Alice
神奈川県出身。イギリス・カナダ・オーストラリア等、居住経験ある国の観光スポットをメインに紹介します。 日本以外の国への旅行回数は30回以上、親しい友人たちと一緒に。現地ではそれぞれ目当ての美術館や観光名所に分かれて一人で回ることも。
女帝たちに愛された豪華絢爛な宮殿

ロシアが世界に誇る世界遺産、それがエカテリーナ宮殿。豪華絢爛という言葉がピッタリの宮殿はロシアの女帝たちからこの上なく愛されてきました。現在では人気の観光スポットであり、国内外から多くの人が足を運びます。ここでは、エカテリーナ宮殿の見どころや魅力、アクセスなどについてまとめてみました。

豪華な夏の離宮

300年以上の歴史があるエカテリーナ宮殿はロシア自慢の世界遺産で、豪奢な造りが特徴的。バロック様式とクラシックなデザインが魅力です。

エカテリーナ宮殿とは

サンクトペテルブルク郊外に建つ豪華絢爛な宮殿です。ロシアが誇る世界遺産の一つで、300年以上の歴史があります。水色や白、金色を多用した外観がとても美しく、宮殿内にも贅を尽くした装飾が施されとても豪華。いたるところに惜しげもなく金箔を使用しているのも特徴と言えるでしょう。

プーシキン区はロシアが生んだ詩人、アレクサンドル・プーシキンから名づけられました。宮殿近くの通りにはプーシキンの銅像もあるので、記念に撮影しておくとよいかもしれません。バスを下車して宮殿に向かって歩いている途中で見ることができます。

エカテリーナ宮殿の歴史

ピョートル大帝の妻、エカテリーナ1世のために1717年建設を開始しました。建築に深く携わったのはドイツ出身の建築家です。1742~1743年ころになると、2人の娘であるエリザヴェータがイタリア人建築家を招き、大幅な改築に乗り出します。1756年ころまで工事は続き、バロック様式を採用した全長325mの宮殿に生まれ変わったのでした。

エカテリーナ2世の時代になると、今度はスコットランド出身の建築家が手を加え、クラシックなデザインも加えられることになります。見どころの一つである琥珀の間ができたのも、エカテリーナ2世の時代。第二次世界大戦によってホールや部屋がたくさん破壊されてしまったものの、32室を修復しています。

エカテリーナ宮殿内の見所

見どころがたくさんあるので、現地に行くまでに予習をしておきましょう。必ず見ておきたいポイントをまとめてみました。

琥珀の間

最大の見どころと言っても過言ではないのが琥珀の間。もともとはフリードリヒ・ヴィルヘルム1世がピョートル大帝に贈ったものです。現在のエルミタージュ美術館に設置したのはエリザヴェータで、その後エカテリーナ宮殿に移築しました。

エカテリーナ宮殿の間取りに合うように造り直し、さらに豪華な装飾を加えました。これはエカテリーナの指示によるものだと言われています。完成したのは1770年ですが、実は第二次世界大戦のときにナチスドイツによって琥珀の間は国外に持ち出されています。それ以降どこにあるのかも分からず今にいたっているのです。

今ある琥珀の間は、当時のものを復元したものとなります。2003年のサンクトペテルブルク建都300周年記念のときに披露されました。絶対に写真に撮りたい、と思った方は多いでしょうが、残念なことに写真撮影はできません。琥珀の間だけ撮影不可となっているので我慢してください。

金ピカの大広間

きらびやかで眩い光を放つ大広間は、宮殿の中でもっとも広いスペースを誇ります。鏡と金の装飾を多用しているのが特徴で、窓から光が入ると神秘的な輝きを放ちます。18世紀ころに造られたと伝わっており、公式行事だけでなく舞踏会のようなイベントも開かれていたのだとか。江戸時代にロシアへ漂着した船頭の大黒屋光太夫は、この大広間においてエカテリーナ2世に謁見したと伝わっています。

美しい天井画も注目ポイント。平和と勝利をテーマにした絵で、1752~1754年に描かれたと言われています。その後、別の部屋に移されることになり、この場所には別の天井画が描かれました。第二次世界大戦のときにその天井画が焼失してしまい、オリジナルの天井画を再現して今の天井に戻しているのです。

部屋以外にも目を向けてみよう

部屋だけでなく見どころはほかにもたくさん。真っ白な大階段や東洋の陶磁器、キューピッド像などたくさんの見どころがありますよ。

真っ白な大階段

エントランスと上階を繋ぐ階段で、真っ白な大理石を使って造られているのが特徴。もともとは1750年代に設置された大階段ですが、1860~1863年ころにロココ調へと改築されたようです。手すりはもちろん壁の彫刻も素晴らしいので、ぜひ注目してください。

東洋の陶磁器

宮殿内には素晴らしい彫刻が溢れていますが、装飾品も素敵なので目を向けてみましょう。18~19世紀ころの日本や中国の陶磁器がたくさん飾られています。第二次世界大戦のときに宮殿を火の手が襲いますが、大階段に迫る前にこれらの陶磁器は無事に避難させられたそうです。

2体のキューピッド像

大階段を一番上まで上ると、そこには愛らしい姿をしたキューピッドたちが。一つは西側にある眠れるキューピッド像で、もう一つは東側の目覚めるキューピッド像となります。

寄木細工の床

天井や壁などにばかり目が行きがちですが、足元にも注目してみましょう。床は見事な寄木細工が施されており、思わず見とれてしまいます。部屋や回廊ごとにデザインが異なるので、その違いを見つけるのも楽しいかもしれません。

庭園を散策しよう

木々の緑あふれる素晴らしい庭園は散策するととても気持ちがいいです。庭園にも見どころがたくさんあるので、散策しながら見学してください。

エカテリーナ庭園

エカテリーナ庭園は宮殿の南東に広がる広大な庭園。景観庭園と旧庭園とに分類され、旧庭園はピョートル大帝の時代からありました。景観庭園は1760年よりあとに、英国風の自然を表現する庭園を模倣する形で造られたのです。木々の緑で溢れる中に池もあり、散策にはもってこいのロケーション。

グロット・パビリオン

大きな池の岸に佇んでいる別棟。エリザヴェータの治世に建設がスタートしましたが、完成したのはエカテリーナ2世のころです。1760年代に完成したと伝わるこの建物は白と水色を基調とした外観が特徴で、内部には貝殻を用いた装飾も施されています。

キャメロン・ギャラリー・アンサンブル

エカテリーナ2世に仕えたと言われるスコットランド人建築家、キャメロンが建てたと言われています。庭園の中に古代ギリシアローマ風の建物を建ててほしいという要望を受け、それに沿ったデザインになりました。別名キャメロン・テルマエ。庭と池を見渡せる旧庭園と景観庭園のあいだに位置します。

エカテリーナ宮殿へのアクセス

公共交通機関での行き方

エカテリーナ宮殿へのアクセスは基本的に公共交通機関を利用することになります。サンクトペテルブルク市にあるヴィチェプスク駅から電車に乗り、ツァールスコエ・セロー駅で下車しましょう。所要時間はだいたい30分ほどです。ツァールスコエ・セロー駅前から381番バスに乗り換えて、サドヴァヤ通り、コニュシェンナヤ通りで降りてください。そこから徒歩約10分で着きます。

英語が通じないため、あらかじめロシア語で行先を記した紙などを用意しておくと安心です。夏の観光シーズンは混雑することが多いため、公式ホームページで事前にチケットを購入しておくことをおすすめします。

Address Garden St, 7, Pushkin, Sankt-Peterburg, ロシア
Hours なし
Closed 毎週火曜日
Tel +7-812-466-66-69
Web http://eng.tzar.ru/museums/palaces/c_atherine

まとめ

エカテリーナ宮殿の豪華絢爛な装飾は一見の価値がありますし、美しい庭園もぜひ見てほしいですね。ロシア自慢の世界遺産でもあるため、足を運ぶ価値は十分あるでしょう。ロシア観光における人気スポットなので、ぜひ足を運んでください。あまりものきらびやかさに、誰もが感動してしまいます。