キンデルダイクでオランダを代表する風車のある景色を楽しむ

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出身地は大阪。得意なエリアは関西。 歴史的建築物や美術館巡りが好き。観光地に一緒に行くのは主に家族や友達。 美術館には一人で行くことが多いです。 旅行前に頭に入れておくとよりそのスポットが好きになれるような情報を発信していければと思います。

風車群が織り成す風景は絶景!

オランダといえば風車のある景色を思い浮かべる人も多いはず。まさにそのイメージの場所がキンデルダイクにあります。200年以上もの歴史をもつ美しい景色に広がる壮大な風車を見に、キンデルダイクを訪れてみませんか。

オランダ最大の風車群を訪ねよう

オランダのイメージとして思い浮かべられることが多い風車。そもそも、なぜオランダに風車はつくられたのでしょうか。

風車の町キンデルダイク

アムステルダムから近い場所だとザーンセ・スカンス(Zaanse Schans)で風車を見ることができますが、オランダの中で風車の町として最も有名なのはキンデルダイクといっても過言ではありません。

キンデルダイクはレク川とノールト川に挟まれた地区で、ロッテルダムから南東約13キロメートルの場所に位置。キンデルダイクの風車網はオランダ国内で最大規模であり、まさに思い描いているオランダの風車の風景を見ることができます。

風車は干ばつ事業の要

国土の1/4 程度が海面よりも低いオランダで、排水システムは非常に重要な問題。まず大規模な運河(運河はオランダ語で、”watergang”)をつくり排水を試みました。しかし、運河ではあまり効果がないことがわかり、さまざまな試行錯誤の末、1740年代にキンデルダイクのアルブラセルワールト干拓地に排水を行うための19台の風車が建設されました。

排水や干ばつに大活躍

こうして、干拓地の排水に風車のポンプが利用され、水面の維持をはかることができるようになったのです。また逆に、干ばつ時にはポンプによって川に排水された水を再利用することが可能となりました。風車にはさまざまな役割があったのです。

ユネスコの世界遺産にも登録

17世紀には海運国として世界の海に君臨したオランダ。それも、製材用風車が造船業の発展に寄与したおかげです。また、キンデルダイクの運河沿いに建ち並ぶ19基の風車群は、オランダを世界有数の酪農・園芸国に押し上げたシンボルでもあります。

1997年には、キンデルダイク=エルスハウトの風車網としてユネスコの世界遺産に登録されました。今では、大切な観光資源ともなっています。

キンデルダイクの見どころ

19基もの風車を見ることができるのはキンデルダイクだけ。オランダらしいすばらしい風景を見ることができます。

圧巻!まずは風車群を眺めよう

最も多い時期には10,000基もの風車が稼働していたというオランダ。風車が衰退してしまった今、19基もの風車を見ることができるのはキンデルダイクだけです。世界遺産であるにもかかわらず、自由に見学をすることができるのも魅力のスポット。また、見晴らし台もあるので思う存分風車を眺めることができます。

真下から見上げるとその迫力にびっくり

風車に近づいてみると、その大きさに驚かされることでしょう。風車が回る音も大きく迫力があります。その当時、風車は水の流れの調整だけでなく、風車の羽根の静止角度を変えることによって、近隣に祝い事や弔事などを知らせる伝言板の役目も果たしていたそうです。

風車の内部見学もできる

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キンデルダイクには小さな博物館となっている風車があり、住居として使われていた風車の内部を見学することができます。1950年代に使われていた家具が展示されており、当時ここで生活していた人々の様子をうかがいい知ることができます。現在もキンデルダイクの風車には、風車の管理を兼ねて暮らしている人々がいるというのには驚きですね。

牧歌的な雰囲気を味わう

青い草原が広がる自然豊かな場所にあるキンデルダイクの風車。ヤギや牛が放牧されている中に、カモや野ウサギがちょこんと姿をあわらしたりと、牧歌的な雰囲気の中を過ごすことができます。あくせくせずに、空気を胸いっぱいに吸い込みたい場所です。

訪れるべき時期や時間をチェック

季節によってさまざまな楽しみがあるキンデルダイク。4〜10月は内部見学ができ、風車の仕組みや部屋の様子を見ることができます。9月初めには夜間ライトアップが行われ、美しい景色が広がります。冬にはなんと凍った運河で人々がスケートを楽しむ光景が楽しめるでしょう。世界遺産の中でスケートなんて、なんとも贅沢です。

時間帯により見せる顔が変わる

一日の中でも異なった姿を見せてくれるキンデルダイクの風車。朝には朝靄にけむる風車群を見ることができ、夕方には夕焼けに照らされる風車群を見ることができます。どの姿も息を飲む美しさです。キンデルダイクには日陰がないので、真夏に見学をする場合は、帽子や水を持参するようにしてください。風車が立つ場所は風が非常に強いので、冬は防寒対策をしっかり。

風車群の景色を快適に楽しむコツ

なかなかの広さがあるキンデルダイクの風車群。せっかく訪れたなら存分に楽しみたいもの。端から端まで快適に見学する方法をご紹介します。

美しい景色と広大な土地

入口にはビジターセンターがあり、キンデルダイクについての映像が上映されています。ここでキンデルダイクについての基本をマスターしましょう!見学コースの入り口には小さな売店があります。お土産が買えるショップもあるので、帰りに何を買おうかチェックしておくのもおすすめ。

貸し自転車はオランダ人サイズ

徒歩で散策してももちろんOKなのですが、効率よくまわりたい人は、入口にあるビジターセンターで貸し自転車を借りるのがおすすめです。ただし、貸自転車は大柄のオランダ人に合わせられているのか、サドルが高いです。

小柄な人は注意してください。歩くにしても自転車で散策するにしても、入口の売店以外にはお店はありません。ここで水などの最低限必要なものは用意しましょう。

自転車専用道路が充実

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オランダといえば自転車大国としても有名ですが、ここキンデルダイクも決して例外ではありません。田舎道ですが、歩行者用と自転車用道路がきちんと分けられています。自転車を乗る方も歩く方も安心して散策できます。

運河からのぞむ風車も趣きがある

自転車や徒歩では疲れるという人や、運河側から風車を見たいという人には、運河クルーズでの見学がおすすめです。運河を30分かけて行き来します。時間があれば、陸側からと運河側の両方から風車を見てみると違った風景を楽しむことができます。

ちょっと足を延ばしてゴーダへ

4月から8月にキンデルダイクを訪れるなら、ゴーダにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。チーズ市を楽しむことができますよ。

ゴーダのチーズ市へ

ゴーダでは、昔ながらのチーズ市が4月から8月までの毎週木曜日の朝に開催されています。なんと1395年から続く歴史あるチーズ市です。オランダのチーズの60%はゴーダ産。チーズ市で本場のチーズを手に入れてみてはいかがでしょうか。

チーズホイールが売られている

チーズホイールが市役所の前で伝統的な方法で売買されています。手をたたく音が聞こえたら、酪農家や商人たちが売れたことを確認している合図。昔から続く市の様子を間近で見られるなんて、なかなかできない体験です。

チーズの試食はハイ・チーズで

美術館庭園内にあるハイ・チーズではチーズの試食をすることができます。また、ゴーダはストロープワッフルの発祥の地としても有名。チーズマーケットの周りにある屋台で売られています。ぜひ焼きたてを味わってみてください。

ゴーダへのアクセス方法

アムステルダム中央駅からオランダ鉄道の直通列車(またはユトレヒト経由)で約1時間かかります。

住所| Markt 1, 2801 JG Gouda
営業時間|0〜13時 (4月5日〜8月30日、毎週木曜日)
定休日|木曜日のみ開かれる
電話|なし
公式サイト|なし

キンデルダイクへのアクセス

ロッテルダムからのアクセス

メトロ利用の場合は、メトロ Zuidplein 駅から90系統バス(ユトレヒト中央駅行き)でMolenkade バス停下車します。移動時間は約40分です。定期観光船利用の場合は1日に1 – 2本と運行が少ないためタイミングを逃さないよう注意が必要です。定期観光船のキンデルダイク滞在時間は1時間程度。

ユトレヒトからのアクセス

ユトレヒト中央駅から90系統バス(ロッテルダム Zuidplein 行き)で約1時間20分。1時間に1本運行されています。

アムステルダムからのアクセス

アムステルダム中央駅から列車で約75分、ロンバルダイン駅まで行き、そこからバスで約40分、モレンカーデで下車します。

または、アムステルダムから国鉄に乗ってロッテルダム駅へ。トラムに乗って水上バス乗り場まで行き、そこから1時間弱乗船。ロッテルダムを出航後、Ridderkerkで小さい船に乗り換えます。水上バスは地元の人たちの通勤、通学の足となっており、自転車も一緒に乗船可能です。

住所| Nederwaard 1, 2961 AS Kinderdijk, The Netherlands
営業時間|10:00 - 16:00(受付時間)眺めるだけなら24H可
定休日|なし
電話|+31 78 691 2830
公式サイトはこちら

まとめ

オランダならではの風車の景色を見たいなら、迷わずキンデルダイクへ!牧歌的な風景の中に佇む19基の風車は圧巻です。目と耳で楽しめるキンデルダイクの風車は、世界遺産好きな方にとっても外せない場所に違いありません。アムステルダムやロッテルダムからもがんばれば日帰り可能。その壮大な姿を拝みに訪れてみてください。