マルス信州蒸溜所本坊酒造は大自然に囲まれたウイスキーの蒸溜所

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トラベルパートナー: Momo

出身地は長野県。得意なエリアは長野県の中南信です。趣味はショッピングをしたり、美味しいグルメを堪能したり、絶景を観に行く事。愛車に乗り、カメラを片手によくお出かけしています。旅行も好きなので、たまに県外に出没する事も。

ウイスキーの熟成までがコンパクトで分かりやすい蒸溜所なんだに~

長野県中央アルプスの駒ケ岳山麓にある、マルス信州蒸溜所本坊酒造。小規模ではありますが、地ウイスキーとして人気のマルスウイスキーの蒸溜所です。風味豊かなウイスキーの製造工程や試飲も楽しめる、工場見学についてご案内します。

駒ケ岳山麓に位置するマルス信州蒸溜所本坊酒造

大自然の中にある小さなウイスキー蒸溜所。予約不要で工場見学もできます。

清潔感のある外観

中央アルプス駒ケ岳山麓の標高798mにあるマルス信州蒸溜所本坊酒造。日本のウイスキー蒸溜所では最も標高が高い、鹿児島県の焼酎蔵元・本坊酒造が開設した小さなウイスキー蒸溜所です。

豊かな森と寒冷な気候、良質な天然水が湧き出るウイスキー作りに最適な環境にあり、ここで作られるマルスウイスキーは地ウイスキーとしてウイスキー愛好家から高い評価を受けています。

工場見学案内マップ

工場見学はまず受付で見学の申し込みをして、パスと案内図を受け取ります。ガイドはいないので各自で回る形です。樽庫から糖化室・発酵室・蒸留室の順に自分のペースでじっくり見学できます。工場の稼動期間は10月から6月某日まで。その期間以外はウイスキー製造作業は行われていません。

ウイスキーの香り漂う!マルス信州蒸溜所本坊酒造の樽庫

工場見学のスタートはウイスキー好きにはたまらない場所といわれる樽庫。まずは樽庫の紹介です。

原酒が貯蔵されている樽庫

まずは原酒が貯蔵されている樽庫に向かいます。樽庫の扉を開けると、ふわっと広がる芳醇なウイスキーの香りや果物、木の香りが漂っています。

静かな空間

樽庫内にはたくさんの木の樽が積みあがっています。ウイスキーの熟成期間は最低3年。美味しく、琥珀色に熟成されるのを待ちます。

マルスウイスキーについての説明書きとベンチがあるので、座ってゆっくりと過ごすこともできます。静けさの中に流れるひんやりした空気、ずっといたくなるような空間です。

マルス信州蒸溜所本坊酒造の糖化室と発酵室

ウイスキー醸造における糖化と発酵の役目とは。

糖化室と発酵室

樽庫から道を挟んで向かいの建物には製造工程順に糖化室、発酵室、蒸溜室があります。写真は糖化室。糖化とはいわゆる仕込みのことです。

仕込みの後に行うのが発酵で、発酵によってウイスキーの香味が作られます。団体の場合はスタッフが説明してくれます。

マルス信州蒸溜所本坊酒造の蒸溜室

蒸溜室に置かれた2基のポットスティル。蒸溜作業の日程は公式フェイスブックで確認しておきましょう。

ポットスティル

蒸溜室にはマルスウイスキーの生みの親、故岩井喜一郎氏の設計をもとに作られた2基のポットスティルがあります。ポットスティルはウイスキーの特性を作る重要な役割を担う蒸溜釜。

蒸溜作業は通常2回行われ、初溜・再溜といわれます。稼動期間中も再溜釜は2日に1日の稼動となるので、事前に公式Facebookでチェックすることをおすすめします。

蒸溜作業については音声ガイドで説明が受けられます。通路の反対側には岩井喜一郎氏とマルスウイスキーの歴史を解説した案内板があります。

マルス信州蒸溜所本坊酒造のビール醸造所

敷地内には南信州ビール駒ヶ根醸造所が併設され、工場見学もできます。

ビール醸造所

マルス信州蒸溜所内に併設されている南信州ビール駒ヶ根醸造所では南信州ビールの製造見学や歴史などが学べます。南信州ビールはリッチな香りのエール系ビール。試飲コーナーでは、ビールの試飲も可能です。

マルス信州蒸溜所本坊酒造の試飲コーナー

有料と無料がある試飲コーナー。チェックしたい裏メニューもあり。

無料試飲

清潔で広々とした試飲コーナーには、無料試飲と有料試飲があります。ウイスキーは香りも楽しめるようトワイスアップで提供。ここで造られたビールやワイン、梅酒なども試飲可能です。

日によって銘柄が変わるので、行く度に違うものが試飲できます。無料試飲は、受付時に渡されるプラスチックのカップで行う事ができますよ。

有料試飲はスピリッツグラスで

有料試飲はスピリッツグラスでいただきます。試飲のサイズは大と小の2種類があり、思う存分に香りと味を試すことができます。

有料試飲のメニュー

有料試飲はマルスのブレンディットウイスキー・ツインアルプスといった定番銘柄をはじめ、オフィシャルスタンダードなどお手頃なものから高価なものまで幅広く選ぶことができます。

ちなみに、メニューの裏には貴重なモルトの銘柄も。気になるかたはそちらも必ずチェックしてみてください。

マルス信州蒸溜所本坊酒造の売店

蒸溜所ならではのセレクションもある、お土産品の数々。

売店

売店には蒸溜所限定ウイスキーを始め、長野県限定のウイスキー、ここでしか入手できない樽番号が記載されたものもあったりと興味深いウイスキーが並んでいます。

この蒸溜所で製造された信州ワインや梅酒、テイスティンググラスやお酒を飲むときのアイテム、信州特産のお土産品やりんごジュースなどもあります。スタッフはとても親切で、ウイスキーの飲み方について丁寧に説明してくれます。

マルス信州蒸溜所本坊酒造へのアクセス

マルス信州蒸留所本坊酒造へは、車と電車で行くことができます。車の場合は駐車場も完備されており、電車の場合駅から徒歩圏内と、それぞれメリットがあります。

車でのアクセス/行き方

  • 名古屋から中央道駒ヶ根インターまで約1時間45分
  • 新宿から中央道駒ヶ根インターまで約4時間10分
  • 中央道駒ヶ根インターから約5分
  • 駐車場(約20台)有り

電車でのアクセス/行き方

  • JR東海道飯田線駒ヶ根駅からタクシーで約10分
  • JR東海道飯田線宮田駅からタクシーで約10分

バスでのアクセス/行き方

JR駒ヶ根駅から中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ行きのバスで菅の台バスセンター下車。近くのこまくさ橋(吊り橋)を渡って徒歩約15分。敷地内のMarsの杜ガーデンなど、自然散策しながら工場に向かうのもオススメ。

住所|〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31
営業時間|AM9:00~PM4:00
定休日|12月29日~1月3日
電話|0265-85-0017
公式サイトはこちら

まとめ

こじんまりしている蒸溜所ですが、作業風景やポットスティル、樽を間近に見ることができたり、ウイスキーの誕生から熟成までをコンパクトに、自分のペースで見学できるのもマルスならではの良さを実感できます。