白鳥神社は日本武尊ゆかりの古社。絶対に負けられない戦いがあるときにはお参りしよう

公開日:2019/1/21 更新日:2019/11/21

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徳島県出身。徳島県を中心に、四国と住んだことがある大阪府、愛知県の記事を書いています。旅行は夫か母、友人などとの二人旅がメインです。神社仏閣や歴史が好きなので、そのスポットにまつわる豆知識をふまえて見どころをご紹介します。
境内にずらっと並ぶ灯籠と日本一低い山、松原もあって見どころいっぱいやけん!

香川県東かがわ市に鎮座する白鳥神社はヤマトタケルノミコトの魂が白鳥になって降り立ったといわれ、脈々と多くの藩主や要人に大切にされてきた歴史ある神社です。春、夏、秋と盛大な大祭を行う白鳥神社、今日はその歴史とご利益、そして、ユニークな見所をご紹介します。

神話の時代からの歴史を持つ古社

時空を超えた魅力の白鳥神社

白鳥神社の創建はなんと神話の時代までさかのぼります。能褒野(のぼの、現在の三重県亀山市)で戦死した日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が白い鳥に姿を変えて奈良や河内に向かい、最後に飛んできたのがこの地といわれ、ここで日本武尊の子供である武鼓王(たけかいこおう)が廟を建て、白鳥を葬ったのが神社の始まりです。

一時は衰退したものの、1664年に初代高松藩主 松平頼重公が手厚く保護して再興し、現在も瀬戸内海国定公園の一部4万坪の松原を持つ大変広大な神社として有名です。拝殿は1880年に作られたものですが、重厚な雰囲気があり多くの参拝客が訪れます。

日本武尊の霊がとまったご神木

白鳥神社の境内には10本の楠の大木が見られます。駐車場にある大きな御神木は樹齢800年以上で香川県の保存木に指定され、この木に白鳥に変化した日本武尊の霊がとまったといわれています。幹の周りは7.6メートル、高さ30メートル、枝は東西30メートルにわたって伸びていて全景を写真に収めるのは難しいほど巨大です。そっと眺めてその悠久のパワーをいただいてくださいね。

歴代藩主からの崇敬も厚い

松平頼重公寄進の御鶴門

拝殿手前にある古い随神門は1664年に初代藩主 松平頼重公から寄進されたものが現存しています。この随神門は御鶴門(おつるもん)と呼ばれ、中には白鳥神社の名にちなんで大きな鶴の像があります。355年前の建造物を直接見られる貴重な機会となることでしょう。

境内には灯篭がズラリ

白鳥神社は参道にも拝殿前にもたくさんの大きな灯篭が並んでいます。中には歴代の高松藩主が寄進したものも多く見られます。灯籠には奉納された日付と奉納者の名前が記されてあり、明治時代や大正時代のものなど、この白鳥神社が長年に渡って人々に崇敬されてきたことがわかります。

白鳥神社の御利益

特に勝負事に強い必勝御利益あり

日本武尊は大和朝廷を築くために数多くの戦を勝ち抜いてきたことから勝負事の御利益があることで有名です。そのため、受験前や就職試験の前などは、受験合格、必勝祈願に訪れる参拝客が後を絶ちません。また、香川県では開運厄除の神社としても知られています。武運長久の御利益があることから、境内には弓道場もあり、正月には奉納弓道大会も開催されています。

源義経も戦勝祈願をした

源平合戦で屋島へ向かう道中、源義経も白鳥神社の神に戦勝祈願をし、兵士の数で劣勢だったにもかかわらず、源氏は見事勝利をおさめています。これらのことも、白鳥神社の開運や勝負運の御利益の由来のひとつと言われます。

広大な白鳥の松原に日本一低い山



方向感覚を失う場所

拝殿の裏には白鳥の松原へ続く裏参道があります。案内通りに進むと、そこには日本一低い山といわれる御山(みやま)があります。松原はかなり広大なので、どこを見ても似たような光景が広がり、どこにいるのか方向がわからなくなる人も多く、方位磁石や方位磁石アプリを使っている人も見かけるほどです。遭難することはないでしょうが、御山を歩くときには十分に注意をしてくださいね。

御山 それはいつの間にか登っている山

御山は標高3.6メートルの山で、まったく山という感じがないのが特徴です。堂々と「日本一低い山」と書かれた石碑がたっています。周囲と比べても高さの違いがわからないほどの微妙な盛り上がりがある程度で、気づいたら頂上だったということもしばしば。山と認識できない山ではありますが、昔からこの地域では山として古地図にも残っています。海が近く、足元が砂浜のようにさらっとした感触だったことが印象に残ります。

記念の登山証明書がもらえる

白鳥神社の社務所で御山の登山証明書がもらえるのでぜひ記念にいただきましょう。日付やシリアルナンバー入りなので旅の記念になりますよ。また、証明印は白鳥神社近くの和菓子屋 みなとやでも押してもらえます。お店では白鳥名物ぶどう餅の試食もいただけますよ。

境内には思わず写真に撮りたくなるものが

表情豊かな狛犬

白鳥神社の狛犬はずんぐりむっくりとした珍しいタイプです。怒りながら笑っているようにも見える、そんな表情がユニークですね。他の神社ではなかなかお目にかかれないので、ぜひじっくり観察してくださいね。参道にはいくつか鳥居があり、狛犬もたくさんいるので探す楽しみもありますよ。

にこやかで御利益たっぷりな えべっさん像

白鳥神社はさぬき七福神の恵比須神でもあり、境内には釣竿と鯛を持ち、にこやかな笑顔の恵比寿像があります。この像は、頭をなでると頭がよくなり、福耳をなでると商売繁盛、鼻は健康増進、顔は福相、腹は心が清らかになると言われます。また、釣り竿をなでると恋愛成就、鯛をなでれば家内安全だそうですよ。さあ、どこを撫でてあげましょうか。地元の人からは愛嬌をもって、えべっさんと呼ばれています。

異世界の入り口のような青山稲荷神社

白鳥神社には青山稲荷神社という境内社があります。千本鳥居のような朱塗りの鳥居が並んでおり、底知れぬ迫力があります。昼間でも薄暗く、拝殿までは距離があるため奥が見えず少々不気味で、異世界の入り口のような風情です。



かわいい狛狐さんがお出迎え

青山稲荷神社の鳥居をくぐって拝殿に向かう途中と拝殿前には歴史を感じるかわいい狛狐がいます。途中にいる狛狐は足がやたら長くて不思議なデザイン、吽形の狐は口に巻物のようなものをくわえています。この青山稲荷神社も1664年江戸時代初代藩主によって再建されたものです。

御朱印は旅の記念にぴったり

白鳥神社の御朱印

白鳥神社では拝殿の前に社務所があり、ここで御朱印がいただけます。通常の御朱印はとてもシンプルでさぬき十五社第一番と白鳥神社の印、日付の墨書きのみですが、凛とした美しさがありますよ。ご詠歌には「能褒野より天翔けり来てここにます 大内あがたの 白鳥の宮」とあります。

年に3回限定御朱印も

白鳥神社では年に3回だけ限定御朱印をいただけます。お正月には干支入り、5月の春祭りや8月の夏祭りの時期にもそれぞれに白鳥神社の禰宜さん手彫りのかわいいスタンプが押されます。いつもと違うカラフルな御朱印ぜひ手に入れてくださいね。

オリジナル御朱印帳もいい感じ

白鳥神社には神社の境内が描かれた古い地図がデザインされたオリジナルの御朱印帳もあります。11センチ×16センチの少し小さめサイズでシックな感じです。これに御朱印をいただけば、勝負運をぐんと後押ししてくれるかもしれません。

白鳥神社へのアクセス

車での行き方

高松自動車道 白鳥大内インターから車で10分程度で到着します。国道11号線沿いに神社の看板があるのでわかりやすいですよ。駐車場は境内にあり、50台くらい停められます。

電車での行き方

電車の最寄り駅はJR高徳線讃岐白鳥駅です。駅からは200メートル、徒歩5分ほどで到着します。電車でのアクセスはとても便利なのでおすすめです。

Address 〒769-2702 香川県東かがわ市松原69
Hours 8:00-17:00(社務所受付時間)
Closed なし
Tel 0879-25-3922
Web http://www.shirotori-jinja.jp/index.html

まとめ

いかがでしたか、ヤマトタケルノミコトの伝説に彩られた白鳥神社の旅。御利益は必勝、受験合格、勝負運のほかにも縁結びや愛情運、難関突破などさまざまな御利益をいただけます。また、病気克服、病気平癒の御利益もあり、多くの参拝客が訪れることでも有名です。東かがわ市へ行くならぜひこの白鳥神社に足を運んでみてくださいね。