報国寺は千本の竹が織りなす優美な鎌倉寺院

この記事の情報提供者

トラベルパートナー: Nana

北海道出身・東京在住で、歴史を感じられる観光名所が大好き。本州をメインに一人旅をする事と、城や寺院など建築物を見る事が好きなので各名所の見どころや魅力を多くの方々にお届けできればと思っています。

報国寺でお抹茶を頂きながら、ゆっくり竹林を眺めてみませんか

長い歴史がある報国寺は、鎌倉駅から徒歩でも行ける場所にあります。お茶を楽しめる場所もありますので、素晴らしい空間の中で一息ついてみるのも良いでしょう。きっと、何かを感じるはずです。

竹林が美しい鎌倉の報国寺

報国寺は足利家時が開基した寺院

鎌倉の報国寺の歴史は古く、鎌倉時代中期の鎌倉幕府の御家人 足利家時が建武元年(1334年)年に開基し、仏乗禅師が開山したお寺です。仏乗禅師は、ここに休耕庵を建てて修業したと言われています。ちなみに、お寺の創設には上杉重兼も関わっています。美しく立派な竹林もとても有名で、報国寺の竹林は日本人はもちろん、外国人からも注目されているスポット。

報国寺は足利公方終焉の地でもある

誰もが知っている足利氏は、鎌倉で四代九十年間栄えていました。ところが、報国寺が造営されてからおよそ100年後に永享の乱が起こります。

永享の乱とは室町時代の永享10年(1438年)に関東地方で発生した戦乱。鎌倉公方の足利持氏と関東管領の上杉憲実が対立し、6代将軍 足利義教が足利持氏討伐を命じた事件のこと。報国寺は公方足利持氏の子供である長子と義久が自害した場所であります。そして、足利公方終焉の地でもあります。

ちなみに、鎌倉公方とは、京都に住む室町幕府の将軍が関東十か国を統治するために設置した鎌倉府の長官のこと。一方、関東管領は鎌倉公方の補佐役のこと。関東管領は鎌倉公方の下部組織でありながら、任免権等は将軍にあり、それだけ将軍家との密接な関係がうかがわれます。

報国寺の竹林は別世界への入口

まっすぐに伸びる竹。その様子は凛としていて、ブレない潔さも感じさせてくれます。報国寺開山が静かな生涯を過ごしたとされる御堂跡。いつの頃からかそこに美しい竹が生い茂るようになりました。その様子は口コミによって広く伝わっていき、現在は海外の観光客にも人気です。竹林に入るとまるで別世界に入ったような気持ちになります。

美しい景観に恵まれた報国寺の魅力

樹木に囲まれた報国寺の山門

報国寺は素晴らしい景観を楽しめるのも魅力です。神奈川県の文化財に指定されている本堂、枯山水庭園もじっくり鑑賞しましょう。秋の鐘楼は、銀杏の木とのコントラストが格別です。

落ち着いた雰囲気でありつつもしっかりとした存在感がある山門。そこをくぐって中に入ると、別世界を思わせるような美しい日本庭園が広がっています。園内は数多くの木々に囲まれているので、季節によって様々な雰囲気を楽しむことができます。中でも紅葉の時期は素晴らしく、見事な風景を楽しむことができます。

山門をくぐった先に広がる枯山水庭園

門をくぐると、参道沿いに綺麗な枯山水庭園があります。ここは、かつて作家 川端康成がよく散歩を楽しんでいたとされる所。苔の濃淡も絶妙で、色彩のコントラストを楽しむことができます。おだやかでほっとできる素晴らしい場所です。

南北朝時代に造られた県指定文化財の本堂

南北朝時代に造られたとされる本堂も素晴らしいです。こちらの本堂は神奈川県の文化財に指定されているもので、釈迦如来坐像が祀られています。建築には東寺の十二天像を描いたことで有名な宅間法眼が携わりました。

茅葺屋根の美しい鐘楼

報国寺の鐘楼も、独特の雰囲気を醸し出す素敵なスポットです。特にオススメなのは、秋。紅葉の季節に足を運べば、鐘楼と紅葉のコントラストも美しいですし、すぐ後ろにある銀杏の木との彩も素敵です。

もう一つの広大な美しい枯山水庭園

観光客に人気のある竹林。その竹林に入る手前に、広大で美しい枯山水があります。波が描かれている白砂。そして、苔の緑が生み出すコントラストが何とも言えない空間を感じさせます。記念写真を撮る人の姿もよく目にします。ぜひ記念に一枚どうぞ。

竹林に一歩踏み入れたら別世界へ

背が高く存在感がある竹、竹、竹。別名 竹寺と呼ばれる理由もよく分ります。孟宗竹の高さは、平均で10メートル。竹の数は、約1000本。まさに竹の世界です。こちらはミシュラン・グリーンガイドで、3つ星を獲得した竹林でもあります。

周辺スポットも盛りだくさん

休耕庵でゆっくりお茶を楽しむ

報国寺の楽しみ方は、ほかにも色々あります。竹林を楽しみながら美味しいお茶を味わうこともできますし、日曜座禅会に参加することも可能。また、境内にある杉本寺もオススメです。時間をかけて、ゆっくりと楽しんでみてください。心が洗われるような気持になれます。

竹林の中にあずまやのような造りの茶屋があります。名前は、休耕庵。これは、報国寺開山が修業した場の名前から来ているのだそうです。竹林の穏やかな空間で味わう抹茶とお菓子は格別です。落ち着いた気持ちで味わえば、より美味しさを感じるでしょう。

日曜座禅会に参加して精神統一

日曜日に報国寺に行く方は、早めに足を運んで毎週日曜日の朝7時に始まる日曜坐禅会に参加してみてはいかがでしょうか。一般の方でも坐禅会に参加できますが、厳しい内容になっていますので多少の覚悟は必要です。座禅に参加してから、観光を楽しむのもオススメです。

鎌倉最古の寺、杉本寺

境内に入ると、たくさんの白い奉納旗が目立つ杉本寺。杉本寺は鎌倉最古のお寺で、本尊は三体の十一面観音。荘厳な雰囲気が漂っています。報国寺から徒歩で行くこともできますので、ぜひ足を運んでみてください。

住所|〒248-0002 鎌倉市二階堂903 
営業時間|なし
定休日|無休
電話|0467-22-3463 
公式サイトはこちら

境内にレストランがある浄妙寺

国の指定史跡である浄妙寺の特徴は、なんと境内で食事が楽しめること。境内に、石窯ガーデンテラスと名前が付いたレストランがありますので、試してみてはいかがでしょうか。テラスではパンやコーヒーなどを楽しむことができますし、喜泉庵では抹茶を味わえます。

住所|〒248-0003 神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-31
営業時間|9:00~16:30
定休日|無休
電話| 0467-22-2818
公式サイトはこちら

報国寺へのアクセス

バスでの行き方

鎌倉駅からバスを利用する場合は、京浜急行バス鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景行きか、ハイランド行きを利用してください。どちらも、12分で行くことができます。駅からそれほど遠くありませんので、歩いて行くのも良いでしょう。車で行く場合は、駐車場に限りがあるので、有料駐車場がオススメです。

住所|〒248-0003 鎌倉市浄明寺2丁目7番4号
営業時間|9:00~16:00
定休日|年末年始:12/29~1/3
電話|0467-22-0762
公式サイトはこちら

まとめ

報国寺の竹林にはリフレッシュ効果が期待できそうです。ミシュラン・グリーンガイドで3つ星を獲得したそのすばらしさを、ぜひ自分の目と肌で感じてみましょう。日本の良さをしみじみ感じることでしょう。